2020年11月6日更新

「ハリーポッター」シリーズの意外な事実・トリビア38選!魔法界の裏話をこっそり教えます

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「ハリー・ポッター」の雑学トリビア、あなたはいくつ知ってる?

イギリスの作家J・K・ローリングによるファンタジー小説を原作とした映画シリーズ「ハリー・ポッター」。 2001年に『ハリー・ポッターと賢者の石』が公開されてからというもの、最も有名なファンタジーの冠を欲しいままにしてきたハリーの物語も、2011年の8作目『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』によって幕を閉じました。 この記事では、ファンなら知っておきたい「ハリー・ポッター」シリーズのトリビアを紹介します。

『ハリー・ポッターと賢者の石』の裏話・トリビア

スピルバーグがアニメ映画化を計画していた?!

スティーンブン・スティルバーグは元々「ハリー・ポッター」の最初の映画を撮る可能性がありました。彼はアニメーション映画を思い描き、ハリーの声に『シックス・センス』(1999年)、『A.I』(2001年)に出演した天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメントを起用しようとしていたとか。 スピルバーグはかなりの自信を持っていたようですが、結局クリス・コロンバスが監督に指名され、ご存知のとおり実写映画が制作されました。

アメリカなまりのハリーだったかも?!

当時10歳だった子役リアム・エイケンはクリス・コロンバス監督のお気に入りだったため、ハリー・ポッターとしてオファーを受けていました。しかし製作者はイギリス人俳優を望んでいたため、エイケンがアメリカ人だということを知るとそのオファーが取り消しに。 結局ダニエル・ラドクリフがハリーを演じることとなりました。

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大広間のろうそく、最初はすべて本物だった!

ホグワーツの大広間で浮いているろうそくは、もともとは本物のろうそくを何百本もワイヤーで支え、電動で動かせるようにしたものでした。 しかし第1作目の撮影中に火がワイヤーに燃え移り、ろうそくが長テーブルに落ちるという事故が起こったことから、その後はすべてデジタル処理になったそうです。

「思い出し玉」を手に入れたネビルが忘れていたものは?

本作でネビル・ロングボトムは、忘れたものを思い出すための「思い出し玉」を手に入れます。しかし、彼はこれを見てもなにを忘れたのか思い出せませんでした。 彼が忘れていたものとは、ローブではないかと思われます。このシーンでローブを着ていない生徒はネビルだけだからです。

エンドロールで“あの人”の名前が……

第1作目のエンドロールでは、ヴォルデモートの名前は「名前を呼んではいけないあの人(“He Who Must Not Be Named”)」とクレジットされていました。 本作ではその姿がまだ明らかになっていなかったため、そう表記されたのではないでしょうか。

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の裏話・トリビア

ハリーのギャラが1作目より安くなった?

ダニエル・ラドクリフのハリーポッター第1作目でのギャラは約2500万円でした。 第1作目の世界的ヒットから、第2作目の『ハリーポッターと秘密の部屋』(2002年)でラドクリフのギャラは大きく上がるだろうと考えられていましたが、ワーナー・ブラザーズが彼に提示した額は約1800万円。しかし俳優労働組合が介入し、最終的に約3億円以上が支払われたといいます。

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空飛ぶ車は18台もあった?!

2002年に公開されたシリーズ第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』にハリーとロンがホグワーツ急行に乗り遅れ、空飛ぶ車(フォード・アングリア)で学校へと向かう場面がありますが、そのシーンのために18台の車が用意されていたそうです。

ロンのローブが明らかにお下がり!

大家族のウィーズリー家はお世辞にも裕福とは言えません。そのため、ロンが着ているローブは兄弟の誰かのお下がりのようです。ほかの生徒のローブが真っ黒なのに対し、彼のローブは明るいグレーにまで色あせています。 しかしこの衣装は、実は高級百貨店ハロッズで作られたものなのだとか。なんだか不思議な話ですね。

アラゴグの動力はモーターだった!?

ハグリットが森で飼っている巨大な蜘蛛アラゴグはモーター付きのモデルで再現。ある場面では、およそ100人がかりでアラゴグを動かしていたそうです。

トム・リドル役を演じた俳優は23歳だった!

本作の回想シーンで登場した17歳のトム・リドルを演じたのは、イギリスの俳優クリスチャン・コールソンです。この役を勝ち取ったとき、彼はオーディションの年齢制限17歳を大きく過ぎた23歳でした。しかし彼は童顔だったため問題なく演じることができたのです。 コールソンは『ハリーポッターと謎のプリンス』で再びシリーズに出演することに興味を寄せていましたが、当時30歳だったため、フランク・ディレーンがリドルを演じることとなりました。

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ドビーとロシア大統領の顔が似すぎて訴訟問題に発展?!

2002年に『ハリーポッターと秘密の部屋』が公開されてから、メディアが屋敷しもべ妖精とロシアのプーチン大統領が怖いほど似ていることを取り上げるまで時間はかかりませんでした。 プーチン大統領も実際にそのことを気にしており、2003年ワーナーブラザーズに対して訴訟を起こしています。

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の裏話・トリビア

監督は子役たちと“ある誓い”を立てていた?

第3作目『ハリーポッターとアズカバンの囚人』(2004年)の監督はアルフォンソ・キュアロンです。しかし彼を起用することは疑問が呈されていました。 なぜなら彼は過激なセクシャル描写やヌードシーンなどが満載の『天国の口、終りの楽園。』(2001年)がハリーポッターの前の作品だったからです。 そのため彼は子役たちと過激な会話はしないという宣誓を書かされていました。3作目の出来を考えれば、彼の選択は正しかったことになります。しかし実際に彼が大人な会話を子役たちとしていなかったかどうかは分かりません。

あの有名ミュージシャンが出演していた!

「ハリー・ポッター」には多くの有名ミュージシャンたちが出演しています。 ザ・ストーン・ローゼズのリードヴォーカルであるイアン・ブラウンは『ハリーポッターとアズカバンの囚人』で、”A Brief History of Time”を読む魔法使い役で出演しています。 彼は元々パブのオーナーという大きな役で出演予定でしたがスケジュールの関係でカメオ出演となりました。 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のバンドの演奏シーンにはパルプのジェイヴィス・クッカー、レディオヘッドのメンバー、ジョニー・グリーン・ウッドが出演しています。

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「夜の騎士バス」の秘密とは?

本作に登場する「夜の騎士バス」の高さは約7m。これをを制作するために、3台のダブルデッカーバスが使われました。

「忍びの地図」にニュート・スキャマンダーが登場!

ファンタビ  ファンタスティック・ビースト ニュート
©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.

「忍びの地図」は、ホグワーツの隠し通路や部屋はもちろん、誰がどこでなにをしているかもわかるという魔法のアイテムです。 ハリーがこのアイテムをフレッド&ジョージから譲り受けたとき、なんと地図上にはその後制作されることになる「ファンタスティック・ビースト」シリーズの主人公ニュート・スキャマンダーの名前が! 「忍びの地図」に名前が表示されていたということは、このとき96歳のニュートがホグワーツにいたということなのでしょうか。

シリーズで唯一興行収入800億円を下回った

第3作目『ハリーポッターとアズカバンの囚人』の興行収入はシリーズで唯一800億円を下回り、約796億円とシリーズの中で最も低い作品となりました。 なぜそのような結果となったのか説明することは難しいですが、おそらく前2作よりもシリアスでダークな雰囲気を打ち出したことで、一定のファンが離れたためかもしれません。

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の裏話・トリビア

「炎のゴブレット」で登場した大量のデザートには本物が紛れていた

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年)で大広間のテーブルを埋め尽くしたデザートのほとんどは合成樹脂から作られていました。しかし、いくつかは食べることができる本物で、キャストはデザートをたらふく食べたそうです。

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炎のゴブレットは手彫りだった!?

2005年に公開されたシリーズ第4作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』に登場した炎のゴブレットはニレの木から手彫りで制作、高さは約1m50cmにも及びます。

エンドロールには観客を安心させるための文言が

魔法学校対抗試合では、ドラゴンからある物を奪うという課題が出されました。ハリーたち代表選手はそれぞれにドラゴンたちと戦いましたが、エンドロールにはある文言が。 それは「この映画を制作するにあたり、傷つけられたドラゴンはいません」というもの。 動物の登場する映画などでときどき登場する決まり文句をもじった、制作陣の遊び心が見て取れますね。

蛇・ナギニの秘密はその後「ファンタビ」で明かされることに

シリーズ第5作目「不死鳥の騎士団」以降、ヴォルデモートの手下として登場する蛇のナギニ。彼女の初登場は実はこの「炎のゴブレット」です。そして「ファンタスティック・ビースト」シリーズでは、彼女の過去が明らかに。 よく見ると、映画冒頭に登場するワーナー・ブラザースのロゴに、蛇の模様が映り込んでいることがわかります。

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の裏話・トリビア

エマ・ワトソンが役を降りようとしていた

ハリーポッターシリーズ5作目である『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』(2007年)終了後、エマ・ワトソンはこのシリーズから降りることを真剣に考えていました。 しかし彼女は、ほかの女優がハーマイオニー役を演じられていることが耐えられなかったため考え直したそうです。 彼女がそこまで思いつめた理由は女優業と学業の両立が難しいと考えたからだそうですが、制作陣にその件を相談したところ、無理のない撮影スケジュールに変更してくれたのだとか。 その後ワトソンは、アメリカの名門ブラウン大学に進学しています。

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あるシーンで努力が水の泡になっていた!?

本作ではハリーが死喰い人を探しに魔法省へと向かい、予言のオーブを見つける場面があります。 このシーンのために実際15000ものオーブを制作、セットデザイナーによって光が灯されていました。 しかし最終的にデジタル処理でオーブを再現、結局オーブは廃棄されてしまいます。この時制作されたオリジナルオーブは、ハリー・ポッターのスタジオツアーで見ることが出来ます。

意外なものが合成で再現されていた!?

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』などに登場した意地の悪い役人・ドローレス・アンブリッジのオフィスの壁には、いくつもの猫が描かれたプレートかかっています。 プレートの猫は実際に描かれたものではなく、プロデューサーが猫のスナップ写真を撮り、撮影終了後に合成したものです。

アクセスコードにも秘密があった!

本作でハリーはアーサー・ウィズリーに連れられて初めて魔法省に出向きます。そこでアーサーは電話ボックスでダイヤルを回すと、電話ボックスは地下に下がっていきました。 ここで彼が回した魔法省へのアクセスコードは「6-2-4-4-2」。これは「magic」のつづりになっています。ちょっとわかりづらいですが、携帯電話などのキーボードで数字の位置と英字の位置を見比べてみてください。

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マルフォイが出演するのはたった◯分だけ?

シリーズを通して悪役/名脇役として存在感を見せたドラコ・マルフォイですが、本作での出演時間はたったの1分15秒だとか。 さらにシリーズ全8作、合計19時間40分のうち彼が画面に映っているのは31分だけと言われています。それほど短い登場時間でも観客の記憶に残るマルフォイは、やはり魅力的なキャラクターといえるでしょう。

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の裏話・トリビア・伏線

撮影ミスも!毛布が勝手に移動する?

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009年)では、撮影ミスでソファーの横にかかっていたオレンジのブランケットがソファーの後ろに移動する場面があります。

リドルが分霊箱を隠す場所が登場していた?

本作では、ダンブルドアが子供のころのトム・リドルと初めて出会うシーンがあります。 実はこのシーンで、彼の寝室にはある洞窟の写真が飾られていました。これはのちにリドルが分霊箱の1つであるホークラックスを隠すことになる場所です。

同じシーンに登場する7つの石も伏線に!

リドルの寝室のシーンでは、窓際に7つの石が置かれていることもわかります。 これは彼がのちに7つの分霊箱を作ることを示唆しているのです。

「ハリー・ポッターと死の秘宝」の裏話・トリビア

ハリーのスタントマンが大怪我をしていた?

シリーズ中でいくつかの危険なシーンは、ダニエル・ラドクリフの代わりにスタントマンのデイヴィット・ホームズが演じています。 『ハリー・ポッターと死の秘宝Part1』(2010年)ではスタジオ内の壁に衝突し、首を折るという大ケガをしてしまいました。そのときは病院に運ばれ、下半身が麻痺していたといいます。

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スネイプ役のアラン・リックマンは全てを知っていた?

アラン・リックマンはスネイプ役を獲得した後、ファン達が最終巻を読むまで知る由もなかった驚愕の展開を知らされていました。 特に、原作者のローリングは彼を信頼し、スネイプがハリーの母親リリーを愛していたことや、ハリーに対する感情まで明かしていました。彼女はリックマンにスネイプを完璧に理解したうえで演じてほしかったと語っています。

ここでも撮影ミス!一瞬で背中から右腕へ?

『ハリー・ポッターと死の秘宝Part2』(2011年)で、ホグワーツ特急に乗り込む娘のローズ・ウィズリーと母ハーマイオニーが抱き合う場面。ローズの左手はハーマイオニーの背中を掴んでいましたが、カットが変わると彼女の左手はハーマイオニーの右手を掴んでいます。

あの名シーンでは長年の友情が大きな壁に……

ハーマイオニーとロンのキスシーンの撮影では、お互いに笑いが止まらず撮影が一向に進まなかったそうです。何度やり直しをしても、見つめ合いながら顔を近づけて、いざキスをしようとするとおかしくて笑いだしてしまったんだとか。 シリーズを通して培ってきた友情がラブシーンという意外なところで邪魔になったようです。

ハリーたちは乗り越えてきた敵と戦うことに!

「死の秘宝 PART2」でハリーたちは、トロールや巨大な蜘蛛、ディメンター、人狼と戦います。これは、最初の3作で彼らが戦ったのと同じ敵なのです。

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そのほか「ハリー・ポッター」シリーズの撮影にまつわる裏話・小ネタも!

ヘドウィグは4羽いた?

本シリーズにはたくさんの動物が登場します。そのため動物を扱うチームがあり、彼らを訓練していました。 ハリーのペットであるヘドウィグは、4羽のよく訓練されたフクロウが演じています。ロンのペット・ペテグリューは12匹以上のネズミが、ハーマイオニーが飼っているクルックシャンクスは4匹の猫が、ハグリッドの犬ファングは9頭の犬が、それぞれ演じていました。

ダニエル・ラドクリフは眼鏡アレルギーだった?

本作の主人公、ハリーの必需品の1つといえば、丸い眼鏡。この役を演じるダニエル・ラドクリフは10年もの間、眼鏡をかけつづけていましたが、実は極度の眼鏡アレルギーでした。 金属やプラスチックにアレルギーがある場合、それらの素材を使った眼鏡をかけるとかぶれたりすることがあるそうです。 このことは撮影が始まり、眼鏡をかけるようになった1週間後に判明。特に撮影に使われていた眼鏡との相性は抜群に悪く、目の周りに発疹が出来るほどのアレルギー反応だったそうです。

ホグワーツの動く階段はひとつだけ本物!

ホグワーツの動く階段は、実はひとつしかありません。撮影時に俳優たちは1つの階段のセットに乗り、そのほかのシーンはすべて小さな階段のプラモデルを使用して映像が作られました。

ホグワーツを模型で再現していた?

ホグワーツ城の引きの画を撮影するため、プロダクションデザイナーのスチュワート・クレイグのスケッチを基に、24分の1スケールのホグワーツ城モデルが制作されていました。 本物の砂利、植物を使用して映画に登場する部屋、搭、庭などを再現。塔に明かりが灯るなど、とても精巧なホグワーツ城モデルは、86人のアーティストが数ヵ月をかけて完成させた力作です。

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小道具のために巨大な倉庫が5つも用意されていた!

本シリーズに登場する何万もの小道具を収納するためには、5つの巨大な倉庫が必要でした。 この小道具には、5000個の家具、12000冊もの手作りの本、25000冊の雑誌、40000もの悪戯用品専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」の商品などが含まれています。

トリビア・小ネタを知って「ハリポタ」シリーズをもっと楽しもう!

大人気小説を原作とした「ハリー・ポッター」シリーズは、映画版も大ヒットを記録し、今なお多くの人々に親しまれています。 今回紹介したトリビアや裏話を知ってもう1度シリーズを見直してみると、また新たな発見があるかも知れませんね。