「ファンタビ」「ハリー・ポッター」両シリーズの魔法動物一覧!新しいキャラも多数登場
新作「ファンタビ3」でも魔法動物が大活躍!
「ファンタスティック・ビースト」シリーズ第3弾『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が、いよいよ2022年4月8日から公開!新作でもさまざまな魔法動物たちが活躍する様子が、予告映像から確認できます。 ニュートの相棒として定着したボウトラックルのピケットや、キラキラ大好きニフラーのテディといったシリーズお馴染みの魔法動物に加え、新たな魔法動物も登場! 予告編でニュートとテセウスがクネクネしながら操るマンティコア、風船のように膨らむ鳥ワイバーンなど、いまだ詳細不明なものも。 また、1作目で登場した巨大なサイのようなエルンペントや、ダンブルドア家の危機に飛来するという不死鳥も再登場するようです。
「ファンタビ」シリーズに登場する魔法動物
ニフラー
ニフラーはキラキラするものを集める習性があり、お宝を収納する腹袋を持っています。この腹袋は魔法がかけられているため、見た目からは想像できないほどのお宝を収納できます。 原作では、魔法生物飼育学の授業でハグリッドが埋められたレプレコンゴールドを探す課題を出し、生徒たちにニフラーを配りました。 映画シリーズ1作目「魔法使いの旅」では、ニュートのトランクから脱走して大騒動を繰り広げたことも。そんなお騒がせなニフラーでしたが、2作目「黒い魔法使いの誕生」ではグリンデルバルドから重要なペンダントを奪うという大仕事もやってのけました。 ちなみに、ニュートが飼っているニフラーの名前は「テディ」と言います。
ボウトラックル
「ファンタスティック・ビースト」の原作となった『幻の動物とその生息地』によると、ボウトラックルはスカンジナビア地方の森林地帯に生息。成長しても最大8インチ(約20cm)ほどの高さにしかならない植物タイプの魔法生物です。 ニュートは「ピケット」という名のボウトラックルをペットにしていて、ピケットはニュートのポケットの中が定位置となっているようです。 映画の中では、ニュートが「ピケット、笑ってよ」と声をかけるとラズベリーを吹き出すというおちゃめな一面を見せたり、バーでゴブリンに引き渡される場面でニュートにしがみつく様子が可愛かったり!初登場した「魔法使いの旅」ですっかり人気者になりましたね。 ボウトラックルは鍵を開けるのが得意で、得意を生かし、ピンチの場面でニュートを救ったことも。
ナギニ
ナギニは「ファンタビ」シリーズでは人間の姿で登場しますが、「ハリポタ」シリーズでは魔法動物として蛇の姿でヴォルデモートの手下となっていました。 実は元々は人間で、血の呪いで永久的に動物に変化する女性「マレディクタス」であることが「黒い魔法使いの誕生」で明らかに。サーカス団でクリーデンスと友情を育んでいた様子が描かれました。 「ハリポタ」シリーズでは自らが分霊箱となり忠誠を誓ったナギニですが、最期はネビル・ロングボトムに刺されてしまいます。
「ファンタビ1」で登場する魔法動物
スウーピング・イーブル
スウーピング・イーブルは映画版にのみ登場する魔法動物です。 安静時のスウーピング・イーブルはトゲトゲで緑色の繭のような状態ですが、羽根を開くとカラフルな青と緑のヘビとチョウの間のようなとても美しい姿をしています。 彼らは、「イーブル (邪悪)」という名前からも分かるように、人間の脳を捕食する恐ろしいクリーチャー。また、その皮膚は一部の呪文をはね返すことも可能です。 「ファンタビ」1作目では、ニュートがグリンデルバルドを捕らえるときに活躍。 映画終盤では、スウーピング・イーブルの持つ毒を雨で希釈することで、人間たちからグリンデルバルドに関する記憶を消しました。
サンダーバード
原作『幻の動物とその生息地』ではまったく紹介されていないにもかかわらず、予告編でかなりの存在感を見せていた魔法動物・サンダーバード。 サンダーバードはアリゾナの乾燥地帯に生息し、人間世界でいうと鷲、魔法界だとヒッポグリフに似た巨大な鳥類です。パワフルな翼によって嵐を巻き起こす能力や危険を察知する能力を兼ね備えていると言われています。 ニュートはエジプトの商人から救い出したサンダーバードにフランクと名付けていました。また、1作目終盤では、人間の記憶を消すために、スウーピング・イーブルの毒が入った雨を街中に降らせます。
デミガイズ
白いサルのような魔法動物「デミガイズ」。性格はとても穏やかで、変幻自在に姿を消す能力を持っています。デミガイズの白い毛は透明マントの材料となるため、とても価値が高いのです。 また彼らは予知能力があるといわれ、捕獲する際は予期できない行動を心がけなければなりません。『幻の動物とその生息地』にはデミガイズを捕獲できるのは「捕獲能力を有した魔法使いのみ」と書かれています。 デミガイズは「魔法使いの旅」で、ニュートのトランクから逃げた魔法動物の中の1匹として登場。デパートのメイシーズに逃げ込んでおり、そこでデミガイズはオカミーの世話をしていました。
オカミー
オカミーは『幻の動物とその生息地』にも登場した巨大な鳥型動物。本によると攻撃的な性格で、特に子どもを守る際はとても危険な存在となります。 オカミーの卵は銀でできているためその価値は高く、多くの魔法使いが卵を狙っているといわれています。 原作のオカミーの翼は最大4.5mまで成長すると書かれていましたが、映画版のオカミーは翼の長さが伸びたり縮んだりします。 デミガイズとメイシーズに隠れていたオカミーは、かなりの大きさになっていました。場所によって体の大きさを変えることができるため、小さくして捕まえようと、ニュートはジェイコブに虫とティーポットを探すよう頼みます。 ジェイコブが見つけたゴキブリをティーポットへ投げると、オカミーはそれを追いかけてティーポットの中へ飛び込んでいきました。ニュートがサッとフタをして、オカミーの捕獲に成功していましたね。
ビリーウィグ
青く小さな昆虫型の生物「ビリーウィグ」は回転しながら飛び、刺されるとめまいや浮遊効果を引き起こすと言われています。 また、ビリーウィグは乾燥させると魔法薬やお菓子の材料として使用できます。 「ファンタビ」1作目冒頭で、ニュートのトランクから逃げ出した魔法動物の一種です。
エルンペント
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で初登場したエルンペントは、アフリカに生息するサイに似た大型の魔法動物です。 エルンペントは大きなツノと長い尾を持ち、その分厚い皮膚はほとんどの呪文をはね返します。こちらから刺激しない限り攻撃してくることはありませんが、彼らから攻撃を受けると大変な結果に。ツノは金属を貫くほどの強さがあり、内部にある毒液を注入されたものは爆発してしまいます。 「ファンタビ」1作目では、逃げ出したエルンペントを捕獲するために、ニュートが求愛ダンスで気を引きました。
マートラップ
They may have nasty bites but Murtlap essence is often used for its healing properties. pic.twitter.com/EiVWC1jZak
— Harry Potter: Hogwarts Mystery (@HogwartsMystery) June 27, 2019
マートラップはイギリス海岸地域に生息する魔法動物で、ネズミのような体をし、背中にイソギンチャクのような触手があるのが特徴です。 普段は甲殻類を捕食するマートラップですが、自分を踏んだ人間の足を食べることも。マートラップに噛まれた人間は具合が悪くなり、最悪の場合、おしりから火を噴き出すこともあるとか。 「ファンタビ」1作目では、人間のジェイコブがマートラップに足を噛まれて気を失ってしまいましたがすぐに発見され、マートラップはトランクの中に戻されました。
ヌンドゥ
アフリカ東部に生息するヌンドゥはヒョウに似た巨大な魔法動物で、世界で最も危険な動物であるという説があります。 ヌンドゥの吐息は有毒で、村1つを滅ぼすほどの病をもたらします。熟練した魔法使いが100人以上束にならなければ、鎮圧することができないとか。 魔法省の分類では「XXXXX」となっており、魔法使い殺しとして知られるため、訓練することも飼い慣らすこともできません。 以上は『幻の動物とその生息地』での説明ですが、映画ではニュートがトランクのなかでヌンドゥを飼育し、素手でエサを与えるなどしていました。
「ファンタビ2」で登場する魔法動物
ズーウー
シリーズ2作目『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で初登場した魔法動物、ズーウー。中国に生息し、猫に似たその外見や仕草がかわいいとすでに大人気となっています。 ズーウーは5色の毛色とゾウほどの大きさが目を引く大型魔法動物。体にはトラのようなシマ模様とライオンのようなたてがみがあるのも特徴的です。 また、4本の牙と鋭い鉤爪をもつ獰猛なズーウーは、1日に約1600kmを移動する速さと持久力も持っています。 2作目「黒い魔法使いの誕生」ではズーウーとニュートとの出会いや、その後の大活躍が描かれています。
ケルピー
ケルピーは、イギリスやアイルランドの水辺に生息する「水魔」と呼ばれる種類の魔法動物。魔法省分類では「XXXX」と、専門の魔法使いのみが扱い可能な危険な動物とされています。 ヘビやウマなどのような様々な形に変化することができ、旅人を水中に引きずり込み殺して食べるという恐ろしい一面も。しかし、縄かけ呪文で手綱をかけることで従順になります。 「黒い魔法使いの誕生」では、ケルピーはロンドンにあるニュートの家の地下室に住んでいました。トランク以上に収容能力がある地下室にはたくさんの魔法動物が住んでいて、ケルピーのために湖があるほど!ニュートは手綱を使ってケルピーを水中で乗りこなしていました。
オーグリー
小さなハゲタカのような外見のオーグリーはアイルランドの不死鳥で、イギリスやアイルランドをはじめとする北ヨーロッパに生息しています。 緑がかった黒い羽根を持ち、目は悲しげでクチバシは鋭く尖っているのが特徴。 震えているような低い声は、昔は人の死を告げるものと考えられていましたが、実際には雨を告げる天気予報であることがわかっています。 「黒い魔法使いの誕生」では、人間のジェイコブ・コワルスキーがオーグリーに遭遇しています。出演シーンは短いので見逃さないようにチェックしましょう!
マタゴット
マタゴットは南フランスに伝わる伝説上の精霊が動物化した生き物で、外見は大きな目をした黒猫のようです。群れで行動する習性があり、普段は大人しい性格ですが、挑発されると攻撃的になります。 「黒い魔法使いの誕生」では、フランス魔法省で番犬のような役割を担っていて、ニュートとティナに襲いかかってきました。
グラップホーン
グラップホーンは、ヨーロッパの山脈に生息する恐竜に似た魔法動物。ドラゴンにも似ており、複数の角や長くて太い尻尾を持っています。性格は非常に凶暴で、ほとんどの呪文や魔法が効かないようです。 グラップホーンの角は薬の材料として高価で取引されており、解毒剤としても使われています。ニュートはトランクに大人と子どものグラップホーンを入れて飼育していました。
セストラル
セストラルは、馬のような下半身とコウモリのような翼を持つ魔法動物。顔は爬虫類のようで、身体は骨格が見えるほど痩せています。魔法界では危険な生物とされ、見つけることが難しく、死を目撃した者にしか見えないと言われる幻の天馬です。 「黒い魔法使いの誕生」の冒頭シーンで登場したセストラルは、グリンデルバルドを移送するために馬車のように使われていました。
「ハリポタ」シリーズでおなじみの魔法動物
ここからは、「ハリー・ポッター」シリーズで登場した魔法動物たちを紹介。懐かしい顔ぶれが勢ぞろいです!
ゴブリン
ゴブリンは小鬼とも呼ばれる優秀な番人です。『ハリー・ポッターと賢者の石』では、グリンゴッツ魔法銀行で働いている姿が描かれています。 『ハリー・ポッターと死の秘宝』では貴金属の扱いに秀でていることと、商習慣として売買を「金を払った者に貸す」と捉えていることが描かれ、これが原因でグリフィンドールの剣を奪って逃走するゴブリン、グリップフックが登場しました。
不死鳥(フォークス)
「ハリー・ポッター」シリーズに登場する不死鳥といえば、ダンブルドアの友人であり守護者である「フォークス」でしょう。フォークスは高い知能を持つオスの不死鳥で、長年ダンブルドアに忠実に仕えてきました。また、ハリーをバジリスクから救ったこともあります。 不死鳥は体が衰え始めると羽が抜け、炎となって燃え上がった後、灰の中から雛として蘇ることができます。これが「不死鳥」と言われる所以です。 「黒い魔法使いの誕生」で不死鳥とダンブルドア家の関係の深さが明らかにされましたが、シリーズ3作目「ダンブルドアの秘密」にも登場するようです。
ディメンター
ディメンターとは、別名「吸魂鬼」と呼ばれる闇の生物。ディメンターは人間の魂を奪うことができ、魂を奪われた人間は永久に昏睡状態に陥ってしまいます。ディメンターへの防衛手段には、守護霊の呪文が有効です。 第二次魔法戦争以前には、魔法省がディメンターをアズカバン牢獄の看守として使っていました。ヴォルデモートが魔法省の実権を握った際は、ディメンターたちがヴォルデモート側についたことも。戦争終結後は魔法省が刷新され、ディメンターを使うことはなくなりました。
屋敷しもべ妖精
屋敷しもべ妖精は魔法使いに生涯仕える魔法生物。基本的には奴隷のような扱いですが、主人から服をもらうと自由の身になれるという掟があります。 中でも特に目立つのがドビー。ハリーが初めて会った屋敷しもべ妖精です。 彼はもともとマルフォイ家の屋敷しもべでしたが、ハリーから靴下をもらって以降は自由の身になり、ハリーを慕っています。「秘密の部屋」の冒頭で壁に頭をぶつけながら「ドビーは悪い子!」と叫ぶ場面は、シリーズファンによく知られていますね。 映画では、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』と『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』に登場しています。
「ハリポタ」シリーズに登場するその他の魔法動物
フラッフィー
フラッフィーは三頭犬です。 1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』に登場し、賢者の石を守っていましたが、音楽を聞くと眠ってしまうという弱点を突かれ、魔法のハープを用いたクィレルに突破されてしまいました。
ケンタウルス
胴体は人間、腰から下は馬という伝説上の動物、ケンタウルス。「ハリー・ポッター」シリーズでは魔法動物として登場します。 『ハリー・ポッターと賢者の石』では禁じられた森の中でケンタウルスのフィレンツェがハリーと出会っており、原作の『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では占い学の教師としてホグワーツの教員となった経緯と、彼らの知性が描かれています。
ピクシー
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に登場したピクシー。ハーマイオニーが「イモビラス」の呪文を使って動きを止めた場面が思い出されます。 同じ授業内でロックハートが唱えた「ペスキピクシペステルノミ」は「ピクシー虫よ去れ」という意味で、対ピクシー専用の呪文のようですが、何の効果もありませんでした。
バジリスク
バジリスクはサラザール・スリザリンの大蛇です。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に登場し、秘密の部屋に潜んでいました。 その牙からは腐食性の猛毒が分泌されており、これはフェニックスの涙でしか中和できません。『ハリー・ポッターと死の秘宝』では、ハーマイオニーがこの毒を用いてハッフルパフのカップを破壊しました。
アクロマンチュラ
アクロマンチュラは「ハリー・ポッター」シリーズに登場する大蜘蛛です。その中でもアラゴグという個体が、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』や『ハリー・ポッターと謎のプリンス』に登場しました。 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では「禁じられた森」で生活しており、ハグリッドが孵したことが語られ、人を食べることがあることがわかります。 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』では老衰で天寿を全うする描写があります。
ヒッポグリフ
ヒッポグリフは伝説上の動物で、「ハリー・ポッター」シリーズでは魔法動物として登場。体の前半分が巨大な鷲、後ろの半分が馬の形をしており、非常に誇り高い動物だといわれています。 その体は巨大で、人を乗せて飛ぶことが出来ます。『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』での飛行シーンが印象的です。
魔法ワールドには不思議で魅力的な動物がいっぱい!
「ファンタビ」および「ハリー・ポッター」シリーズに登場する魔法動物を紹介しました。 特に魔法生物学者であるニュート・スキャマンダーを主人公とした「ファンタビ」シリーズには、ここで紹介しきれなかった魔法動物たちがたくさん!今後も魅力的な魔法動物が登場すると思われます。 「ファンタビ」シリーズは「ハリー・ポッター」より以前の魔法界を舞台に、より大人でダークな物語が展開されています。そこに登場するおそろしい魔法動物や強い魔法動物に熱狂し、かわいい魔法動物に癒されるのもシリーズの楽しみですね。