『鬼滅の刃』胡蝶しのぶの名言20選！蟲柱の毒舌セリフをご紹介

『鬼滅の刃』に登場する胡蝶しのぶは、美しくしなやかに剣と毒を扱う蟲柱です。鬼攻略のキーパーソンともなる胡蝶しのぶは、女神のような笑顔で毒舌を吐くというギャップの持ち主でもあります。 この記事ではそんな胡蝶しのぶの名言ランキングTOP20を紹介！名言・名毒舌を通して、彼女の魅力に触れてみてください。 ※この記事は『鬼滅の刃』の重要なネタバレを含みます。

胡蝶しのぶが残した数ある名言・毒舌をランキングTOP20にして紹介します。ランキングの基準は「インパクト」「熱さ」「個性」の3つです。 「インパクト」はセリフから該当シーンを思い出せるかどうか、「熱さ」はそのセリフがどれほど胸を打つか、「個性」は胡蝶しのぶらしさがセリフからどのくらい感じられるかを基準としています。 さっそく次の見出しから、TOP20に選ばれたセリフについて詳しく見ていきましょう！

姉の仇である上弦の弐・童磨を倒した後、死後の世界でしのぶが童磨に放った痛烈な一言です。 童磨はしのぶとの会話のなかでまさかの初恋が芽生え、「一緒に地獄に行かない？」としのぶを口説くのですが、しのぶは美しくも恐ろしい満面の笑みでこう言い放ちました。最大級の憎しみを笑顔に包んで直球でぶつける、実に彼女らしいセリフです。

童磨に自分を喰わせる直前、自らを奮起する際のセリフです。 すでにボロボロなしのぶは、姉・胡蝶カナエとの「鬼を倒そう1体でも多く、2人で」という誓いを思い出しながら、童磨に攻撃していきます。非力で鬼の頸が切れない彼女が、自分の無力を知りながらもやるべきことに向き合っていく姿が熱いシーンです！

那田蜘蛛山で竈門兄妹と初めて対面した際、しのぶが禰豆子を笑顔で殺す宣言をするシーンです。言葉の強さと柔和な笑みのギャップがすごい……。 冨岡義勇や炭治郎の言葉に聞く耳を持たず、断固鬼は殺すという姿勢を貫くしのぶ。アニメだと声の優しさも相まって、余計に「殺してあげましょう」というセリフと表情の落差を味わえます。

しのぶの初戦闘シーンとしても印象的な姉蜘蛛戦。しのぶは蟲の呼吸「蝶ノ舞・戯れ」で姉蜘蛛を瞬殺してから、毒の説明や自己紹介をしますが、当然相手は死んでいます。 姉蜘蛛を殺す前には、笑顔で拷問という名の和解も提案していました。殺し終わってからのこのてへぺろな言動といい、彼女は美人だけど恐ろしいというのを印象付けたエピソードです。

姉を目の前で殺した憎き童磨を前にして、作中で初めてしのぶが本気で感情を顕にしたシーンです。ボリボリ人間を食べながら「なにかつらいことがあったんだね、聞いてあげよう、話してごらん」と姉の仇に言われたら、さすがのしのぶでもキレるのは当然でしょう。 しのぶの過去を思うと、溢れ出る怒りと憎しみが重く胸にのしかかってくるセリフです。

隊員たちを繭に閉じ込めてご満悦の姉蜘蛛に、音もなく背後から近づいたしのぶが声をかけた際のセリフです。 「月が綺麗ですね」は愛の言葉として知られています。それをこれから自分が殺す鬼に対して優しく微笑みかけながら言っているわけです。しのぶの内に秘められた鬼への怒りが感じられる彼女らしい名言ではないでしょうか。

禰豆子を殺すのを止めようとする義勇にチクリと放った毒舌。「鬼とは仲良くできないって言ってたくせに何なんでしょうか」の後に、このセリフを続けました。 「俺は嫌われてない」と義勇が反論すると「嫌われている自覚が無かったんですね。余計なことを言ってしまって申し訳ないです」と、絶妙に嫌な追い討ちをかけていました。

トドメを刺された童磨に魂の世界で再会したしのぶが、開口一番に口にしたセリフです。 自分の身体をまるごと毒にして、あえて童磨に食わせたしのぶ。戦いの途中で彼女は命を落としますが、最後は後進たちがトドメをさしてくれると確信していたからこそいえる言葉でしょう。仇へのざまぁみろといった気持ちも入っていそうな表情がなんともかわいいです！

最後の力を振り絞って童磨に一撃を入れた後の独白のワンシーンです。鬼によって両親を奪われ幸せな日常が壊れ去ったことがよく伝わってきます。さらに彼女は「まだ破壊されていない誰かの幸福を強くなって守りたい」と続けます。 しのぶらしい綺麗な言葉選びも印象的で、いまが幸せな人ほど心に刻んでおきたい名言です。

このセリフから始まる一連のしのぶの尋問は、表情は穏やかなものの内容はかなりゾッとします。 姉蜘蛛が「5人」と嘘をつけば、丁寧に説明しながら「80人」以上殺していることを指摘し、「人を殺した分だけ私がお姉さんを拷問します」と、目や腹をぐちゃぐちゃにすることを提案。しのぶさんって実はかなり危ない人？と読者にインパクトを与えました。

兄蜘蛛との死闘を終えて息も絶え絶えな我妻善逸のもとに駆けつけた際のセリフです。蝶のようにひらりと降り立つ姿が印象的で、彼女の美しさや儚さが際立っていました。 夜空を背景に、このしのぶの姿を見上げた善逸が羨ましい限り。あまり焦った様子のないところも、彼女が歴戦をくぐりつけた柱なのだと実感させられます。

童磨戦を終えたカナヲに、いまは亡きカナエとしのぶが幻となって声をかけます。現実ではもうこうやってしのぶが誰かを褒めることもないのだと思うと、悲しさが込み上げてきますね。 このあと、しのぶは天国で家族と再会して幸せそうなのですが、1人残されたカナヲは号泣しており、作中屈指の泣けるシーンになっています。

累との戦いを終えて炭治郎ら傷ついた隊士はしのぶの「蝶屋敷」で治療を受けていました。炭治郎の怪我も完治し、最後の診察ではしのぶが「はいあーん」口を覗いて最終チェックをしました。 名言とは少し違いますが、しのぶほどの美人ならこんな一言すら絵になるのか！炭治郎羨ましい！となった読者も多いでしょう。

しのぶの指導上手な一面が窺えるセリフです。蝶屋敷での機能回復訓練を受けていたものの、サボってばかりの伊之助に対し、しのぶはこのセリフで煽りました。 しのぶは短時間で伊之助の扱い方を見抜いていたのです。アニメでは「伊之助くんなら簡単かと思っていたのですが」とセリフが追加されていて、より皮肉が効いています。

こちらも同じシーンで、努力をしたがらない善逸にしのぶがかけた言葉です。伊之助とは違い、善逸は褒めておだてると扱いやすいと看過したしのぶは、誰よりも応援していることを強調して、善逸のやる気スイッチを押しました。 説明下手で後輩指導が上手とは言えない柱が多いなか、人を見る目があり機転もきく彼女は本当に貴重な存在だとわかります。

人を食べることでその人を「救ってあげている」と悪びれる様子もなく言う童磨に、しのぶが青筋を立てながら「頭大丈夫ですか？」と毒を吐きます。穏やかな女神のような表情はそこにはなく、まさに汚らわしいものを見るような目つきです。 童磨戦のしのぶは強気な毒舌のオンパレードなので、彼女の毒舌好きにはたまりません！

童磨への最後の一撃後の独白シーンで、しのぶは炭治郎に向けて語りかけます。炭治郎はしのぶから怒りの匂いを嗅ぎ取っていて、彼女に「怒ってますか？」と質問したことがありました。 しのぶはその質問を思い返しながら、穏やかな笑みの下で鬼への消えぬ怒りを抱き続けた自分の人生を振り返ったのです。

禰豆子の回想シーンで、鬼だった頃の禰豆子に歩み寄ろうとするしのぶの姿が描かれました。鬼への並々ならぬ憎悪はあるものの、他の鬼とは違う禰豆子はしのぶの理想を体現した存在でもあり、憎むべき相手ではない。 そんな葛藤の末、禰豆子を金魚鑑賞に誘ったのでしょう。しのぶのやりきれなさや優しさが伝わってくるジーンとするシーンです。

無限城での最終決戦に挑む前、しのぶはカナヲにこう伝えます。鬼に喰われる前提で、自分の身体を毒化していたしのぶは、最初から相討ちを狙っていました。伝える方も、伝えられる方も、かなりつらい状況です。 カナヲへ向けた切ない表情と、実際にしのぶが死んでしまった事実のWパンチでダメージの大きい名言です。

屋根の上で2人きりで会話した際、しのぶは炭治郎に姉から受け取った自分の夢を託します。言葉の端々から、鬼への憎しみと姉の夢の間で悩み苦しんできたことが伝わってきて切なくなりますね。 「自分の代わりに君が頑張ってくれていると思うと私は安心する 気持ちが楽になる」と零す姿からは、日頃から多くの想いを抱えて彼女が頑張ってきたことが窺えます。

胡蝶しのぶの名言を紹介しました。彼女が放つピリッと皮肉が聞いた毒舌は何度読んでもいいものです。ここで紹介しきれなかった名言も多いので、ぜひ本編を読み直して自分のお気に入りのセリフを探してみてください！