2017年7月6日更新

『もののけ姫』ヤックルのモデルとなった動物は?

『もののけ姫 』

大自然と舞台に人間と、もののけたちとの共存をテーマに描いた長編アニメ作品『もののけ姫』には、実在しない動物や生き物たちがたくさん登場します。その中でも、主人公アシタカと行動を共にするヤックルとはどんな動物なのでしょうか? 今回はそのモデルとなった動物を探してみたいと思います。

目次

アシタカにとってなくてはならない存在ヤックル

タタリ神から村を救う為の戦いの際に、命と引き換えに呪いをかけられたアシタカ。村を出る際に旅を共に選んだのは、ヤックルと呼ばれる動物でした。体は馬くらいの大きさで、荷物を運ぶこともできます。

特徴は頭に生えた大きな角が二本と、赤茶色の体、しなやかな4本の足。山を駆け巡り、谷を跳び越し、大草原を風のように走るヤックルは鹿に近い生き物のようにも思えます。

馬ではなく、ヤックルを旅に連れて行くアシタカ

『もののけ姫』

『もののけ姫』の劇中で馬が登場するのは、タタラ場が侍たちの襲撃にあってしまうシーンです。侍たちは皆、馬を使ってタタラ場にやって来ます。これは、『もののけ姫』の世界では馬に乗る人が多いということを示しています。

ヤックルは馬にはない跳躍力を持ち、水の中を泳ぎ、そして何よりタタリ神を上回る足の速さを持っている、『もののけ姫』の世界にのみ存在する架空の生き物であり、『もののけ姫』の世界においても珍しい生き物なのです。

ヤックルのモデルとなったのは鹿ではない?

一見すると鹿のようにも見えるヤックルは、同作の舞台となったのが屋久島ということもあり、そこに生息するヤクシカではないかとも言われています。

しかし、物語の序盤でジコ坊が言った台詞の中にあるとおり、別名アカシシと呼ばれています。アカシシとは、大カモシカを指すことから、ヤックルのモデルとなっているのはカモシカではないかとも言われています。

しかし、ヤックルはあくまで架空の動物であり、また『もののけ姫』以前にも宮崎駿監督が発表している「シュナの旅」というファンタジー絵物語にも出ています。

ビジュアルだけでとても良く似ているのは、アイベックスではないかとも思えます。

アイベックスはヤギ属に属する哺乳類の一種ですが、その特徴となる立派な角と赤茶色の体、そして高い身体能力はまさにヤックルのモデルには相応しいと言えそうです。

宮崎駿監督は、これらの動物からインスピレーションを得て、ヤックルという架空の動物を創造したのかもしれません。