2019年12月24日更新

『もののけ姫』サンに関する事実と都市伝説を検証!エボシが母親って本当?

もののけ姫
©Miramax Films/Photofest

『もののけ姫』には様々なキャラクターが登場し、異なる立場の思いがぶつかります。その中で自然を守ろうとするのが、ヒロインのサン。本記事では彼女について、事実と都市伝説を検証します。

目次

サン、人間を憎む美しき「もののけ姫」にまつわる事実、噂を紹介

1997年に公開された映画『もののけ姫』は、宮崎駿が監督を務めたスタジオジブリの作品です。人間と自然の対立と共生をテーマに、物語が繰り広げられます。 タイトルにもなっている「もののけ姫」とは、ヒロインのサンのこと。作中で最も重要なキャラクターの1人です。声を演じたのは、女優の石田ゆり子。 この記事ではそんなサンについての事実を紹介した上で、都市伝説を検証します。

サンに関する3つの事実

1.犬神に育てられた

サンは人間ですが、育ての親は犬神のモロの君。ある人間が森を侵した際に、モロの君の牙を恐れて赤ん坊を差し出したのです。 それがサン。モロの君は自分の娘として育てたため、彼女は自身のことを山犬としています。

2.人間を憎んでいる

人間たちが森を荒らすため、モロの君同様人間を深く憎んでいます。そのため山犬に跨り、エボシ御前やタタラ場を襲撃。 そこでアシタカと出会い、やがて気持ちが揺れるようになります。 しかし最後には「アシタカは好きだ。でも、人間を許すことはできない」と、人間であるアシタカに好意は抱いたものの、人間自体への憎しみは消えませんでした。

3.サンと土偶が似てる?

監督の宮崎駿は著書『出発点 1979~1996』内で、サンについてこう記述しています。 「少女は類似を探すなら縄文文明のある種の土偶に似ていなくもない」 この真意は不明ですが、サンがタタラ場を襲った際につけていた面は「合掌土偶」という土偶に似ています。土偶はほとんどが女性型で、霊的な意味が込められていたという説もあるため、自然を象徴したモチーフとして採用されたのかもしれません。

サンにまつわる3つの都市伝説

1.母親はエボシ御前?

もののけ姫
©︎Miramax Films/Photofest

前述のように、サンには捨てられた過去があります。この都市伝説は、捨てたのがエボシ御前だったのではないかというもの。気の強そうな整った顔立ちや好戦的な性格が似ていることから、まことしやかに囁かれるようになりました。 モロの君がエボシ御前を憎んでいたことや、タタラ場を襲ったサンを殺さなかったことが理由だと言われています。しかし明確な根拠とは言い難く、あくまでこじつけに過ぎないと言えるでしょう。

2.アシタカと結ばれる?

物語の最後にやはり人間を許すことはできなかったサンに、アシタカは「それでもいい。サンは森で、わたしはタタラ場で暮らそう。共に生きよう」と言いました。 共に同じ場所で暮らすことはなかった2人ですが、宮崎によるとしょっちゅう会っており、ずっと良い関係を続けていくのだそう。アシタカには苦難が待っていそうですが、その中でもサンとは幸せになっていて欲しいものですね。

3.子孫はあのキャラクター?

サンの子孫が他のジブリ作品のキャラクターだという説が存在しています。 その子孫というのは、『千と千尋の神隠し』の主人公・千尋です。彼女は荻野千尋というフルネームですが、湯婆婆に名前を奪われ「千」という名にされます。 この時に千尋は紙に自分の名前を書くのですが、実は違う字を書いているのです。「荻」の字の「火」の部分を「犬」と書いているのですが、自分の名前を書き間違えるとは考えにくい……。 そのためこの間違いはわざとだったのではないか、若しくはなにか意味があるのではないかと言った意見が唱えられています。そしてこれが隠されたメッセージとするなら、ジブリで「犬」と言えば、犬神に育てられたサン。つまり千尋はサンの子孫だったのだという説です。 「犬」の1文字だけの理由付けでは飛躍しすぎな考えのため、これも都市伝説の域を出ないと言えるでしょう。

サンは語り尽くせない奥行きが魅力!

この記事ではサンに関する事実と都市伝説を検証しました。本編でサンについて語られていることは意外と少なかったですね。 『もののけ姫』はあくまでサンやアシタカたちの始まりを描いた作品と言え、我々にその先の想像を膨らませるような世界観を持っています。つまりサンはそれだけ魅力的なキャラクターということがわかりました。