2023年9月28日更新

『呪術廻戦』万(よろず)は宿儺に敗れ死亡した!?領域展開や過去についても解説

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呪術廻戦 伏黒津美紀 万
©︎芥見下々/集英社

『呪術廻戦』212話で突如登場した、1000年前の術師である万(よろず)。濃すぎるキャラと、面白い顔芸に一部の読者から人気を博しています。突如登場した万は、何が目的なのでしょうか。 本記事では、『呪術廻戦』に登場する万について徹底解説します!術式や領域展開、宿儺との関係についても解説するので、ぜひチェックしてくださいね。 ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

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『呪術廻戦』万(よろず)のプロフィール

年齢 不明(推定1000歳以上)
術式 構築術式
領域展開 三重疾苦(しっくしっくしっく)
受肉相手 伏黒津美妃
出身 会津
声優 不明

万は会津出身の1000年前の術師です。両面宿儺と同時代の人物で、生前の宿儺とも面識がありました。万は宿儺に一目惚れをしており、受肉した後でもその思いは健在です。 性格は、伏黒恵を嘲笑するなど悪辣な面が見える一方、宿儺に思いを寄せる姿は乙女そのもの。宿儺との結婚を妄想して1人で暴走する姿も見られます。 そんなキャラが濃い万ですが、実力は本物。術師全盛期の平安時代においても、他の術師と遜色ない呪力量・呪力出力を誇っています。

【死亡】万(よろず)は宿儺との戦いで最期を迎える……

恵の式神・魔虚羅に敗れ死亡

呪術廻戦 宿儺
©︎芥見下々/集英社

万は望み通り恵の体に受肉した宿儺と仙台結界で激突。宿儺は体の持ち主である恵の魂を完全に沈めるため、恵の術式だけで津美紀の体を持つ万を殺そうとします。一方、万は宿儺に勝ったら結婚という契りを結ばせました。 万は術式や領域展開するも、宿儺には敵わず恵の式神である魔虚羅に敗れます。「宿儺を殺す」または「宿儺に殺される」のを万は望んでいたため、満足した様子で息を引き取りました。 しかし、息を引き取る直前に宿儺に何か託している描写があり、後の伏線となりそうです。

万(よろず)が復活する可能性は?

万は宿儺との戦闘で、伏黒恵の術式である十種影法術における最強の式神・魔虚羅の「退魔の剣」で斬られてしまいます。彼女は地面に倒れたのち大量の血を流しながら「これ あなたに 私だと思って 後生大事に使ってね」とのセリフを言い残して死亡しました。 元々彼女は宿儺を殺す、もしくは宿儺に殺されることを望んでいたため、今回の死はある意味本望だと言えるでしょう。そのため、今後万が復活する可能性は低いのではないでしょうか。

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宿儺に渡したものが今後の伏線に!?

宿儺に敗北して命を落とした万ですが、彼女は息を引き取る直前に「これ あなたに 私だと思って 後生大事に使ってね」と口にした上で、宿儺に何かを託しています。渡したものが何なのかは作中では詳細に描かれることがありませんでしたが、万が“構築術式で作り出したもの”である可能性が高いです。 彼女は自身の命と引き換えに、真依が真希に残した釈魂刀のレプリカのような宿儺に合った特別な呪具を生み出したのではないでしょうか。もしそうだとしたら、宿儺はさらに強大な力を得たことになりますね…。

【過去】万(よろず)は平安時代の術師

生前の万(よろず)

生前の万は、現在の仙台の近くで生まれました。呪力量・呪力出力ともに当時の猛者と遜色なく、その実力は烏鷺が率いていた「日月星進隊」と並ぶ藤氏直属征伐部隊「五虚将」を撃退するほど。この活躍により、藤原家へと取り立てられました。 ある日、新嘗祭があると知った万は、唐菓子を求めて全裸で屋敷の中を徘徊します。そんななか、新嘗祭の信仰対象だった宿儺に出会いました。この出会いで万は宿儺に一目惚れ。 万は、宿儺の頭を胸に抱き、「大丈夫、私がいるわ!」と愛を語り始めました。しかし、側に控えていた裏梅の攻撃にあい、さらに宿儺に斬られてしまいます。万は宿儺に斬られても、どこか嬉しそうに恍惚としているのでした。

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羂索にそそのかされ呪物に

生前は術師として大成していた万ですが、いつしか宿儺に対して歪んだ熱烈な愛情を抱くように。しかし宿儺からは一切見向きもされず、自分の想いが成就することはないと悟るのでした。 その万の気持ちにつけ込み、「人としての生を捨てて、より長い時を生きる呪霊になる気はないか」と誘った羂索。さまざまな人間に乗り移りながら暗躍していた羂索の誘いに乗った万は、その後呪物として長い時を過ごすことになります。

【津美紀】万(よろず)は津美紀に受肉!

泳者タイプ 受肉型
受肉者 伏黒津美紀

万は、伏黒津美紀に受肉して登場しました。恵から100点のポイントを受け取ると正体を表し、ルールを勝手に追加します。宿儺に並々ならぬ想いを寄せる万は宿儺との戦闘を望み、恵たちの前から姿を消しました。 一方、宿儺はこの隙に悠仁から恵へと受肉を移します。恵へと受肉を移した宿儺は、完全に恵の魂を沈めるためにも、津美紀である万を恵だけの術式で倒そうとするのです。 万と宿儺は、仙台結界で戦うことになります。

死滅回游の泳者タイプって?

死滅回游泳者には2つのタイプがあります。 1つ目は、無為転変で器の強度を上げ、呪物を取り込ませて受肉させるタイプです。基本的に受肉したら、本来の体の持ち主の自我は殺し沈めるので、体の持ち主は死亡してしまいます。鹿紫雲一来栖華などがこのタイプですね。 2つ目は、無為転変で術式を覚醒させるタイプです。こちらは脳の構造が非術師のため術式を使えなかった人を、術式が使えるようにしています。日車寛見がこのタイプです。

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【宿儺】万(よろず)と宿儺との関係は?

万(よろず)と宿儺は両思い?

両面宿儺 呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

万と宿儺の関係は、万の一方的な片思いです。生前から宿儺に想いを寄せており、受肉した後でもその思いは変わりません。しかし、その愛は歪んでおり、万は「宿儺が死ぬなら宿儺を殺したい」「自分が死ぬなら宿儺に殺されたい」と語っています。 受肉した後の戦闘では、万が宿儺に勝ったら「結婚する」という縛りを結ばせました。戦闘の最中でも「見せてあげる!本物の愛の形を!」と、宿儺への愛は止まりません。しかし、万は宿儺に敗れてしまい、結婚という縛りは果たせませんでした。 一方、宿儺は万を邪険にしながらも、ちゃんと向き合って対応しています。万のように好意を寄せることはありませんが、術師としての実力は認めているようです。

愛の力で虎杖の中の宿儺に気付く

「じゃあね 待ってるわよ」という言葉を残し、虎杖たちの前から姿を消した万。のちに彼女は虎杖の中に宿儺がいることに気がついていたことを明かします。 天使ですら虎杖の中に宿儺がいることに気がついていませんでしたが、万が気づいた理由はどうやら「宿儺への愛」のようです。

【時系列】死滅回游編での万(よろず)の動きを解説

16巻136話 羂索の「無為転変」で目を覚ます
24巻211 〜212話 死滅回游にルールを追加 東京第一結界に侵入 死滅回游にルール追加 虎杖たちの前から姿を消す
24巻216話 〜25巻218話 仙台結界へと移動 宿儺と戦闘

目を覚ます

津美紀はずっと呪いにより意識不明のまま寝たきりでした。当初は何の呪いかも分からなかったのですが、渋谷事変でそれが羂索によるものだと判明します。 津美紀は羂索が取り込んだ真人の術式、無為転変によって目を覚ましました。しかし、津美紀はこの時点ですでに呪物を取り込んでいます。そのため、津美紀の自我は殺し沈められており、この時には津美紀は死亡しているはずです。 なので、目を覚ましたのは津美紀ではなく万になります。

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ポイントを受けとり正体を明かす

万は恵からポイントを受け取るまで津美紀のフリをしています。そして、譲渡されたポイントで「結界コロニーを自由に出入りできる」というルールを勝手に追加しました。この時点で恵も津美紀の体にいるのは津美紀ではないと気づき、万も本性を表します。 本性を表した万は、千年ぶりの戦いは好きな場所や好きな相手を選びたいと言い、戦いたい相手に宿儺をあげました。そして、術式で羽を生やし、恵らの前から姿を消してしまいます。

【領域展開】万(よろず)の領域展開とは?

万(よろず)の領域展開 三重疾苦 (しっくしっくしっく)

構築術式で構築した完全なる真球に必中効果を付与するのが、万の領域展開「三重疾苦(しっくしっくしっく)」です。完全なる真球は、接地面積がゼロに近いため、無限の圧力を生みます。 その無限の圧力の威力は、真球が通過した地面がごっそりと削られるほど。そんな威力を持った技が必中になるので、必殺技と言っても過言ではないでしょう。 領域展開する際の掌印は地蔵菩薩です。地蔵菩薩は如意宝珠という球を持っています。この宝珠が真球の元ネタかもしれませんね。

【構築術式】万(よろず)の能力を解説します

呪術廻戦  禪院真依
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
万(よろず)の構築術式 活用まとめ
  1. 虫の鎧さまざまな生体機能を流用・特化させた肉の鎧
  2. 液体金属・構築後は呪力を通し続ける限り自在に操作可能・呪力で物性を安定させたまま、体積変化が可能

万の術式は物質を0から構築する構築術式です。特別な呪具を除き、万が認識できるものは、なんでも構築することができます。 構築術式といえば、禪院真依も同じ術式。真依が1日に銃弾を1発しか作り出せないように、構築術式は術式の中でも呪力の燃費が悪いです。万も例外ではありません。 しかし、そんな弱点を万は昆虫のエネルギー効率をヒントに克服。構築術式で虫の機能を特化させた虫の鎧と、自在に形状を変化できる液体金属で、宿儺と渡り合うほどの実力を見せます。

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宿儺に敗退するも、万の存在が今後のキーとなり得るか

本記事では、『呪術廻戦』に登場する万について徹底解説しました! 作中でもいいキャラをしていた万ですが、惜しくも宿儺に敗退してしまいました。最後まで読者に大きな印象を残した彼女ですが、果たして今後再登場することはあり得るのでしょうか!続報を楽しみに待ちましょう。