2023年7月16日更新

「ワンピース」リリィ女王の正体は!?ビビ・イム様との関係や手紙の秘密をネタバレ考察!

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リリィが本誌に登場!
105巻をおさらいしよう

「ワンピース」の原作1084話で、初めて名前が登場したキーマン・リリィ。彼女は800年前に生きた“20の王達”の1人でありながら、唯一天竜人にならなかったネフェルタリ家の先祖です。 本記事ではまだまだ謎に包まれているリリィと、イム様やDの一族との関係、また彼女が天竜人にならなかった理由も考察していきます! ※この記事は「ワンピース」の重要なネタバレを含みます。

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【ネタバレ】「ワンピース」リリィ女王の正体は!?

“20人の王達”の1人

初言及 1084話
本名 ネフェルタリ・D・リリィ
祖国 アラバスタ

リリィ女王は800年前に生きた人物で、アラバスタを統治していました。“20人の王達”の1人ですが、20人のなかで唯一彼女のみ天竜人にならなかったと伝えられています。 しかし祖国であるアラバスタにはリリィに関する文献はなく、コブラはそれを不審に思い五老星に話し合いの場を設けさせました。記録によると800年前のアラバスタは、リリィではなく彼女の弟が治めていたようです。 アラバスタの王家にはリリィからの手紙が代々伝わっており、コブラの口から彼女の本名が「ネフェルタリ・D・リリィ」であると明かされました……!

現在判明している情報
  • 「世界政府」を作った“20人の王達”の1人
  • 天竜人にならなかった
  • 祖国(アラバスタ)には帰還しなかった
  • 歴史に名が残ってない
  • アラバスタ王国には帰ってきてない
  • 800年前に書いた短い手紙がネフェルタリ王家に受け継がれている
  • イム様や五老星からも名前を認知されている

“20人の王達”とは?

“20人の王達”とは、800年前の戦いに勝利した連合国の王達です。彼らが世界政府を創り、その末裔が天竜人になりました。 19の国の王達はマリージョアに残り国に帰りませんでしたが、アラバスタのリリィ女王だけは天竜人になりませんでした。

【手紙】リリィが残した手紙の内容と“Dの一族”との関わりは?

“Dの一族”の子孫に戦いを託すために手紙を遺した?

リリィがアラバスタ王国に遺した手紙

“歴史の本文”(ポーネグリフ)を守りなさい
〜〜ゆく世界に夜明けの旗をかかげ

ネフェルタリ・D・リリィ

    リリィがアラバスタ王家に残した手紙には、世界の夜明けのために「ポーネグリフを守りなさい」と書いてあるようでした。手紙の最後には、「ネフェルタリ・D・リリィ」の文字が。 イム様が言うには、800年前のある日にリリィが犯したミスによって、ポーネグリフが世界中に散らばったとのこと。そしてイム様は、このミスが故意によるものなのではと疑っていたようでした。

    イム様が考える、「リリィのミス」の最悪のシナリオ
    1. 歴史の本文(ポーネグリフ)の解放がミスによって行われた
    2. 歴史の本文(ポーネグリフ)の解放はリリィによる計画的犯行だった

    イム様が考える最悪のシナリオにおいて、②が有効でしょう。リリィはDの一族として「世界の夜明け」を目指していることが考えられますが、彼女が考える夜明けとは何だったのでしょうか。 手紙の「〜〜」の部分に何が書かれていたのかは分かりませんが、「夜明け=戦いが終わること」である可能性が高いです。 一方でイム様はリリィのことを「己の名の意味も知らぬ抜け殻」と呼んでいますが、Dの一族であるリリィがどのような「Dの意志」を持っていたかが今後物語に大きく関係してきそうですね。

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    手紙はどのように受け継がれた?

    実際にリリィが遺した手紙は、どのように受け継がれてきたのでしょうか。紙媒体で800年もの長い間保存するのは現実的ではないことから、リリィの手紙もポーネグリフに書かれたものなのではないかということが考察できます。 確かに手紙が古代文で書かれたポーネグリフに記されているのなら文字を読める人にしか解読できませんし、長い間途切れることなく受け継がれ続けているのも納得できますよね。

    “Dの一族”について

    ワンピース ルフィ
    ©尾田栄一郎/集英社

    原作1085話にて、Dの一族は800年前の戦いで世界政府に敵対した人々だと明言されました。主人公のモンキー・D・ルフィを筆頭に、作中の時間軸にも「D」が付く人物が多く登場します。 イム様は現代に生きる彼らを、名前の意味も知らない「抜け殻」と表現していました。世界の真実を知ったゴール・D・ロジャーも「D」の重要性について口にしており、Dの一族が世界の命運を握っているのは間違いないでしょう。

    【関係】リリィとイム様との関係性は?

    コブラがリリィに関しての話をした際、それを聞いていたイム様は意味ありげにリリィの名を呟いています。その後にリリィに関して話すイム様をみても、イム様がリリィを認知しているのは間違いありません。 世界政府にとっては、唯一下界に住み続けた「裏切り者」であるネフェルタリ家。800年前にそんな王家の代表だった人物は、イム様とどのような関係なのでしょうか?

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    リリィも参加した連合国のトップがイム様?

    リリィの名が登場してから、読者の間では様々な考察が飛び交いました。そのなかでも特に多かった考察が、「イム様=リリィ説」です。イム様がビビやビビの母であるティティにそっくりなのではと考える人も多かったですが、イム様を見たコブラの反応からその可能性も低いと思われます。 そんななかイム様の名を聞いたコブラは、「イム」に関して「偶然とは思うが、最初の20人に……」と口にしました。またイム様自身が、リリィがミスをした日を「あの日」と言ったのです。 以上の要素から、イム様が800年前から生き続けている、20人の王達の1人であることは間違い無いでしょう。口ぶりや現状世界政府のトップに君臨している事実から、イム様が当時の連合国のリーダーだったのかもしれません。 もしそうであれば、リリィとイム様は同じ連合国サイドで戦った関係になります……!

    イム様のいる「花の間」にある剣はリリィのもの?

    イム様がいるパンゲア城の「花の間」には、1本の剣が突き刺さっています。かつて20人の王の中でリリィだけがマリージョアへの移住を拒否して玉座に武器を刺さなかったという描写がありますが、その彼女の武器こそが「花の間」の剣である説が濃厚です。 上記のシーンだけでイム様とリリィの関係性について断言するのは少々難しいものの、リリィとイム様には少なくとも何らかの関係性があると考えて良いでしょう。 とはいえ実際に「花の間」の剣について作中で明言されているわけではないため、今後の展開が楽しみですね!

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    【ネフェルタリ家】リリィとアラバスタ王国の関連まとめ

    リリィはアラバスタ王国の初代女王

    初代 ネフェルタリ・D・リリィ
    2代目 リリィの弟
    3代目 ~11代目 不明
    12代目 ネフェルタリ・コブラ (ネフェルタリ・D・コブラ)
    13代目 ネフェルタリ・ビビ(未定) (ネフェルタリ・D・ビビ)

    作中の1084話で初めて言及されたリリィは、800年前にアラバスタを収めていた初代女王であることが分かっています。コブラやビビの名字がネフェルタリであることから、今もなお彼女の名前が受け継がれていることが分かりますね。 ところがコブラ王が国に残る古い文献を読み漁ったところ、なぜか彼女の名前はありませんでした。実際彼女は祖国であるアラバスタ王国を離れてから戻ってきておらず、その後は彼女の弟がアラバスタを統治していたようです。 アラバスタ王国の初代であるリリィが“Dの一族”であることから、もしかするとネフェルタリ家は全員“Dの一族”であるということも考えられます。

    【考察】イム様はリリィをズニーシャに変身させた!?

    巨大なゾウの姿をしたズニーシャは、800年前にとある罪を犯したことでずっと海の上を歩くことしか許されていません。しかしズニーシャはポーネグリフを作った光月家のモモの助の言うことだけは、どうやら聞くことができるようです。 イム様はリリィについて、「かつて大失態を犯した」と発言しています。そのためズニーシャの罪=リリィが犯したポーネグリフを広めたという罪であれば、リリィがズニーシャという説も辻褄が合います。 そしてもしリリィがズニーシャだとしたら、イム様が彼女の姿を変えた説が濃厚です。はっきりとした描写自体はないものの、イム様とズニーシャの目が同じことやイム様の何らかの能力によって姿が変えられたことを考えると、ズニーシャはリリィが変身させられた姿というのも合点がいきますよね。

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    【考察】リリィはアマゾンリリーの初代皇帝?

    リリィの正体についてもう1つよく考察されているのが、リリィ=アマゾンリリーの初代皇帝説です。リリィはアラバスタ王国を出たあとに向かった場所と考えられているのが、のちの女ヶ島内の国家アマゾンリリー。 リリィの名前を聞いた時、真っ先にアマゾンリリーを思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。作中のアマゾンリリー編では天竜人やマリージョアに関連することも語られており、さらにハンコックなど蛇に関連する事柄があることからも、リリィとアマゾンリリーの深い関係性が伺えます。 アマゾンリリーの実際の創設者が誰だったのかについては、もしかすると今後作中でも深彫りされていく可能性があるため、その時を楽しみに待ちましょう。

    【伏線】リリィと百合(ユリ)の花の繋がりは?

    リリィは英語で、「百合の花」を意味します。さらに百合の花はアラバスタに関連するいくつかのシーンの中でも描かれていることから、リリィと百合の花に深い繋がりがあることが予想できます。 過去には扉絵に描かれたコブラの病室に百合の花が描かれているほか、初登場時にクロコダイルが手にしているのも百合の花。そしてイム様がいる「花の間」にも百合の花が描かれています。 ここまでくるともうアラバスタとリリィ、リリィと百合の花、そしてイム様とリリィの関係性は偶然ではなく、意図的なものであると疑わざるを得ません。

    「ワンピース」でユリが登場したシーン一覧
    1. コブラの病室に百合の花が描かれている65巻641話扉絵
    2. クロコダイル初登場時にクロコダイルが百合の花を手にしている22巻126話
    3. イム様がパンゲア城内の「花の間」にいるシーンで百合のような花が描かれている90巻908話
    4. シュガーのいる幹部塔の壁にユリ科のチューリップが描かれている79巻792話

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    【考察】天竜人にならない選択をしたのは何故?

    戦いの最中で自分が“Dの一族”であると知った?

    元々は20人の王達と共に、連合国側として戦っていたであろうリリィ。しかし最終的に彼女はポーネグリフを世界に散らばらせ、自らの名前を「ネフェルタリ・D・リリィ」と記しました。 イム様が本名を知らなかったため、リリィは連合国の仲間にDの一族であると名乗っていなかったのでしょう。最初からDの一族側として戦わなかった事実から、リリィは自分がDの一族であると戦いの最中で知った可能性が高いです。 そして世界の真実を知った彼女は、天竜人にならず今後を子孫に託したのではないでしょうか。

    【考察】リリィが歴史から消されている理由は?

    リリィの名は、歴史から消されています。彼女は世界政府にとって裏切り者なので、名前が忌み嫌われるのも無理はないでしょう。 しかしそれだけではなく、リリィは「あるミス」を犯しポーネグリフを世界中に散らばらせてしまったとのこと。このミスがなければ、学者が歴史を調査することも、海賊がポーネグリフを探してラフテルに行こうとすることもありませんでした。 つまり世界政府からすればリリィは史上最悪のミスを犯した人物であり、故意であってもなくても名前が抹消されるのは当然です。

    「ワンピース」リリィは未来を託したDの一族?その正体に注目!

    ワンピース ポーネグリフ
    ©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

    ネフェルタリ・D・リリィは、ポーネグリフを世界に散らばらせた超重要人物です。 彼女は未来に何を託し、アラバスタに帰還せずどこへ行ってしまったのか。リリィのその後や正体が明かされるときを、心待ちにしましょう!

    リリィが本誌に登場!
    105巻をおさらいしよう