「ワンピース」フィガーランド家とシャンクスの関係は?モデルや天竜人説について考察!
劇場版『ONE PIECE FILM RED』で名前が明かされ、ついに原作にも名前が登場した「フィガーランド家」。まだまだ謎が多い家系ですが、今後重要になるのは間違いないでしょう。 そこで本記事ではフィガーランド家とシャンクス、神の騎士団の関係や、元ネタについて紹介していきます! ※この記事は「ワンピース」の重要なネタバレを含みます。
「ワンピース」フィガーランド家とは?判明情報まとめ
- 初言及は劇場版「FILM RED」
- 神の騎士団の最高司令官がフィガーランドの血筋
- ゴッド・バレーに出入りしていた一族
- 五老星も手出しを躊躇するほどの重要一族である可能性大
フィガーランド家は、劇場版「FILM RED」で五老星が初言及した家系です。彼らが事件を起こしたウタの処遇を話しているシーンで、「フィガーランド家の血筋でもか?」と口にしたのが初登場でした。 その後原作でも、神の騎士団の最高司令官「フィガーランド・ガーリング聖」が登場しています!
原作者がREDの副音声でネタバレしていた!?
「FILM RED」では原作者・尾田栄一郎と監督・谷口悟朗による、副音声上映が実施されていました。そのなかでは、フィガーランド家に関する禁断の質問も。 フィガーランド家について聞かれた尾田栄一郎は、原作で詳細が明かされることを示唆しながら、担当編集者に止められ多くを語りませんでした。そのため今後原作に大きく関係する、重要事項であるのは間違いないでしょう。
【モデル】フィガーランド家の元ネタは神話にある?
シャンクスのモデルは、元々北欧神話の最高神であった軍神・テュールであると言われています。テュールは剣を扱った神で、狼の姿をした怪物・フェンリルに片腕を食いちぎられた逸話は、海王類によって左腕を失ったシャンクスと類似しています。 北欧神話はアイスランドで栄えていた神話。そしてフィガーをフランス語の「figer」に置き換えると、「figer land」は「氷結する土地」という意味になります。これはフィガーランド家が北欧神話をモデルにした家系であり、凍る大地に関わりがあると示しているのかもしれません。
「フィガーランド」の意味を考察
フランス語の「figer」は「氷結」ですが、英語の「figure」には「形、図」などの意味があります。そして「figure」にはそれ以外に、「人物、象徴」の意味もあるのです。 つまり英語に当てはめると、「figure land」は「土地の象徴」。もしかしたらフィガーランド家は、マリージョアに住む天竜人の象徴的な存在なのかもしれません。マリージョアの象徴、トップと言われれば、思い浮かぶのがイム様ですよね。 フィガーランド家はイム様と強い関わりがある、20の王家の1つなのではないでしょうか。
【血筋】シャンクスはフィガーランド家確定?
「FILM RED」で五老星は、ウタを「フィガーランド家の血筋」と呼んでいました。これはルフィがウタを、「シャンクスの娘」と言った後の出来事です。つまりシャンクスがフィガーランド家の人間であるのは、ほぼ確定と言えるでしょう。 シャンクスに関しては、以前から数々の謎がありました。五老星に直接会うのも、頂上戦争を止めるのも、例え四皇といえど海賊にできる所業ではありません。彼が位の高い天竜人の家系であれば、これらの謎にも説明がつきます!
- 赤髪に娘がいたのか?
- 大海賊時代と異なる新しい敵だ
- 厄介なことに世界中の人間がウタの味方だ
- 革命を起こされる前に手を打たなければ手遅れになる
- あの娘がフィガーランド家の血筋でもか?
ウタはフィガーランド家ではない
ウタはシャンクスの娘という立ち位置ではありますが、映画のなかで「シャンクスとは血が繋がっていない」ことが判明しています。そのためウタ自身はフィガーランドの血を継ぐ存在ではないと言えるでしょう。
シャンクスの出生に矛盾が生じる?
シャンクスの出身は西の海です。これは公式に認められている情報で、彼が白ひげと会った際も西の海の酒を「肌にしみた水から作った酒」「故郷の酒」と呼んでいました。しかし彼が天竜人なのであればマリージョア、ゴッドバレーで生まれたにしてもゴッドバレー出身のはずですよね。 そもそも1歳でロジャー海賊団に拾われたシャンクスに、「水が肌にしみるほどの故郷」があるのかは疑問です。ゴッドバレーが西の海にある可能性もありますが、それではこの疑問が解決できません。もしかしたら彼は、自分の親のどちらかが生まれ育った地を、故郷としているのかもしれませんね。
バギーも同じ出生!?
「FILM RED」が上映された際に配布された「四十億巻」には、ロジャーとシャンクスの出会いを描いた「別紙ネーム」が掲載されていました。そこには宝箱から赤ん坊の声がするシーンがあり、吹き出しとセリフが2つ描かれているのです。 もしバギーとシャンクスが同じ宝箱から発見されたのだとすれば、バギーも天竜人であるのかもしれません。
【血筋②】フィガーランド家は天竜人の一族?
フィガーランド家は、天竜人の家系であると考えて間違いないでしょう。 原作1086話では新たにフィガーランド・ガーリング聖が登場しました。名前から、彼が天竜人であることは間違いないです。天竜人は、全員が世界政府を創った19の王達の末裔。フィガーランド家は新しく判明した、20の王家の1つなのです。
【最新】神の騎士団との関係は?
神の騎士団の 最高司令官 | フィガーランド・ガーリング聖 |
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初登場 | 1086話 |
最新1086話で、神の騎士団の最高司令官としてフィガーランド・ガーリング聖が登場しました。神の騎士団は天竜人をも裁く権利を持つ組織で、ガーリング聖は魚人族を庇った罪でドンキホーテ・ミョスガルド聖を処刑しています。 神の騎士団は革命軍が警戒するほどの武力を持つようで、普通の天竜人であれば殺す権利を持っていることからも、トップに立つフィガーランド・ガーリング聖の地位の高さがよくわかります……!
ガーリング聖がシャンクスの父親?
ガーリング聖は登場時に「かつてゴッド・バレーという土地で活躍した王者」と紹介されています。ゴッド・バレーは過去にロジャー海賊団とガープらの連合軍が、ロックス海賊団を崩壊させた場所。そしてそれと同時にロジャーが財宝の中にいたシャンクスを拾った場所でもあります。 シャンクスがフィガーランド家の血を継いでいるのであれば、ガーリング聖と深いつながりがあることは明白。ガーリング聖の年齢はガープらと同年代の70歳前後と思われるため、現在39歳のシャンクスがガーリング聖の子どもだったとしても何ら不思議ではありません。
白ひげと戦った「あの野郎」はガーリング?
白ひげはシャンクスとの会話のなかで、シャンクスの顔を見て「あの野郎から受けた傷が疼きやがる」と発言。このセリフに登場する「あの野郎」が誰を指しているのかははっきりしていませんが、これがガーリング聖だとすれば全ての辻褄が合ってきます。 白ひげはかつてロックス海賊団に在籍していました。彼はもしかしたらゴッド・バレーの戦いでガーリング聖から傷を付けられたのではないでしょうか。そして白ひげはシャンクスとガーリング聖の繋がりを知っている。そう考えると白ひげがシャンクスに対しこの発言をしたことにも納得できます。
【考察】フィガーランド家は「月の神」にまつわる家系?
フィガーランド・ガーリング聖は神の騎士団最高司令官であり、ロックス海賊団なども加わったゴッド・バレーの戦いでも大きな戦果を挙げていると思われます。そのことからフィガーランド家は非常に高い戦闘力を持った家系だと推測可能。 またガーリング聖は「月」をイメージさせる外見をしており、太陽の神ニカと対になるような存在にも見えます。もしかしたらフィガーランド家は「月の神」にまつわる一族として、Dの一族と対立してきたのかもしれません。 ちなみに「月」にまつわる一族として、作中にはルナーリア族も登場。フィガーランド家が驚異的な戦闘力を誇る彼らと繋がりを持っているとしたら、ガーリング聖やシャンクスの強さにも納得できますね。
「ワンピース」フィガーランド家は天竜人の血筋!シャンクスの立場に要注目
神の騎士団とも深い関わりがあるフィガーランド家は、確実に今後の戦いで鍵となります。 五老星にも直接会えるシャンクスは、一体どのような立場なのか。フィガーランド家の新情報が明かされるときを、心待ちにしましょう!