「ワンピース」青キジ(クザン)は現在は黒ひげ海賊団に!革命軍やロビンとの関係も解説
『ONE PIECE』に登場する海軍大将・青キジ(クザン)。あらゆる物を凍らせることができるヒエヒエの実の能力者で三大将の1人でしたが、海軍を脱退した後は世界へ放浪の旅に出ています。 この記事では、青キジことクザンの基本プロフィールから、能力や強さ、これまでの足跡を解説。彼の真の目的とは何かも考察していきます。
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タップできる目次
- 『ONE PIECE』元大将・青キジ(クザン)のプロフィール
- 【現在】 青キジ(クザン)が黒ひげの仲間に!その経緯は?
- 【考察】青キジ(クザン)は目的の為に革命軍と協力している?
- 【海軍】海軍を辞めた理由は赤犬にある?
- 【過去】青キジ(クザン)とロビンの関係性
- 【悪魔の実】青キジ(クザン)の能力は「ヒエヒエの実」
- 【強さ】青キジ(クザン)はどのくらい強い?
- 【初登場】衝撃!麦わらの一味を1人で圧倒
- 【活躍】頂上戦争での青キジ(クザン)の活躍
- 【映画】劇場版「FILM Z」で登場!足の怪我は?
- 【声優】青キジ(クザン)を演じるのは子安武人(こやすたけひと)
- 今後の青キジ(クザン)からも目が離せない!ルフィや革命軍との共闘もあるかも?
『ONE PIECE』元大将・青キジ(クザン)のプロフィール
本名 | クザン |
---|---|
所属 | 海軍本部・大将→黒ひげ海賊団・10番船船長 |
身長 | 298㎝ |
年齢 | 47歳→49歳 |
悪魔の実 | ヒエヒエの実(自然系) |
覇気 | 武装色 , 見聞色 |
声優 | 子安武人 |
青キジ(クザン)は、世界の均衡を保っている三大勢力の一角「海軍本部」に所属していて、その中でも最高戦力と言われる「三大将」の1人に数えられていました。 元帥のセンゴクや部下からの信頼も厚い彼でしたが、『ONE PIECE』物語後半にあたる新世界編では海軍を脱隊。相棒の超ペンギン・キャメルと共に世界を旅しています。 マイペースかついい加減な性格で、海軍時代は「だらけきった正義」をモットーに掲げる掴みどころのない男。しかし胸の内には確固たる信念を秘めていて、海軍の絶対的正義に縛られず「正義とは立場や状況によって変わるもの」という考えのもと、柔軟な行動をしていました。
青キジ(クザン)のモデルは?
海軍大将は皆、実在する俳優がモデルにされていますが、青キジの場合は松田優作がモデル。デザインや好物など、基本的には松田優作が演じた『探偵物語』の主人公・工藤俊作がモチーフとなっています。
【現在】 青キジ(クザン)が黒ひげの仲間に!その経緯は?
「新世界の闇」と繋がっていることが明らかに
海軍を辞めた後、青キジ(クザン)は世界を放浪しているようで、パンクハザード編の最後で再登場します。ドンキホーテ・ドフラミンゴが口封じのためスモーカーを消そうとしているところに現れ、助け出しました。 このとき、クザンが“新世界の闇”と繋がっていることがドフラミンゴやスモーカーの口から示唆されますが、本人は「おれはおれよ」と答えています。その後、五老星と赤犬(サカズキ)の会話から何らかの形で黒ひげ海賊団に加担していることが明らかになりました。
扉絵で思わぬ登場を見せる
その後ジャンプ本誌連載の1062話の扉絵では、カカオ島ショコラタウンが氷漬けになった様子が描かれています。こんなことができるのは、クザンしか思い当たりません!さらに1063話(2022年46号)の扉絵では、何者かにプリンが攫われていました。 そしてついに1064話、プリンを攫ったのが黒ひげ海賊団のクザンとオーガーであることが明らかに。クザンは黒いマントに身を包み、明確に黒ひげ海賊団のメンバーとして活動しています。この事実にはショックを受けた読者も多かったようです。 果たしてクザンは、真の黒ひげ海賊団のメンバーになってしまったのでしょうか?
【最新】黒ひげの仲間だと確定!
原作最新話にて、クザンが黒ひげの仲間になったと確定しました! クザンは10人目の巨漢船長として紹介され、黒ひげに「SWORD(ソード)」の詳細についても明かしています。またコビーが脱走した際は黒ひげを「ティーチ」と呼び、コビーを逃がさないために恩人であるガープと戦う姿も描かれました……!
仲間ではなく利害の一致関係?
ただクザンが、黒ひげと志を共にする仲間になったのかというと、そうではないようです。 黒ひげは酒の席で盛りあがったとき、クザンを仲間に誘います。最初クザンはお前なんか信用できないと、それを断りました。しかし黒ひげは海賊を勘違いしていると前置きしたうえで、海賊は利害が一致していればそれでいいと続けたのです。 この場面を思い出し、クザンは何かを考えているようでした。それではクザンが黒ひげの仲間になった目的は、なんなのでしょうか。
【考察】青キジ(クザン)は目的の為に革命軍と協力している?
クザンの目的は明かされていませんが、黒ひげの監視や暗殺を狙うスパイ活動をしていると考えるのが自然です。本人が海軍に所属していないと言っているので、個人で行動している可能性は高いですが、世界政府や海軍の現体制に不信感をもっているなら、革命軍と協力している可能性も考えられます。 バージェスが革命軍本部バルディゴを襲撃した際に、被害が少なかったのも青キジから情報を得ていたからかもしれませんね。 しかし前述の通り、現在のクザンは黒ひげに加担しているとされており、黒ひげ海賊団のオーガーとともにプリンを攫っていました。プリンは三つ目族のハーフで、第三の目が真に開眼すると古代文字が読めるようになるようです。 これらのことから考察すると、ポーネグリフを解読してラフテルを目指すことが、クザンの真の目的なのかもしれません。黒ひげに加担しているのは、この目的のために利用しているとも考えられるでしょうか。 いずれにしても、黒ひげに協力するのは一時的なもので、クザンはそれより先のことを考えているようにも思えます。
【海軍】海軍を辞めた理由は赤犬にある?
頂上戦争後、センゴクは元帥(げんすい)の座を退くことに。当時まだ海軍大将だった青キジ(クザン)を後任に推薦しますが、世界政府の上層部は赤犬(サカズキ)を推し次期元帥として有力になりました。 普段はやる気を見せない青キジでしたが、極端で強引な姿勢のサカズキが元帥になることには強く反発し、2人は対立。最終的にパンクハザードでの決闘で雌雄を決することになります。 実力が拮抗していた両者の戦いは10日間にも及び、彼らの激闘はパンクハザードの天候を人の住めないものに変える程でした。死闘の末、青キジは敗北。サカズキもさすがにかつての同志に情けをかけ、彼は一命を取り留めます。 しかし、彼の下にはつけない青キジは海軍を出ていくことになりました。
【過去】青キジ(クザン)とロビンの関係性
親友の想いを汲みロビンを逃す
青キジ(クザン)がロビンのことを警戒している理由は、彼らの過去に関係しています。 新世界編から22年前、違法であるポーネグリフの研究をしていたオハラに対し、海軍は「バスターコール」を発動しました。 その時には中将だった青キジもオハラに派遣されますが、そこで脱走した元中将で親友のハグワール・D・サウロと遭遇します。彼の訴えや、民間人すら狙う赤犬(サカズキ)の極端な正義を目にして迷いが生じたものの、海軍への反逆行為をしたサウロを見逃すことはできず、氷漬けにしました。 そこでロビンにも出会いますが、命を懸けて守ろうとした親友の意を汲んで、彼女を逃がして見守ることにします。
1度はロビンの捕縛を決意するも……
ロビンはポーネグリフを解読できるので「古代兵器」が復活する可能性があります。さらに彼女が所属してきた組織がことごとく壊滅していることから、これ以上放置するのは危険だと考えてCP9の長官スパンダムにバスターコールの権限を与え、彼女を捕縛させました。 ところが、CP9が麦わらの一味にまさかの敗北を喫し、ロビンはルフィたちのもとへ戻ります。その後、クザンはウォーターセブンで彼女に接触し、一味との絆やオハラの遺志を確認すると、再びロビンの行く末を見守ることにして立ち去りました。
【悪魔の実】青キジ(クザン)の能力は「ヒエヒエの実」
青キジことクザンは、自然系(ロギア)悪魔の実「ヒエヒエの実」の能力者。自分の身体を氷にすることができ、さらに周囲のあらゆる物を凍りつかせるほどの冷気を放つ「氷結人間」です。 ロギア能力者の多くは、流動する体ゆえに攻撃を受け流すことが可能。しかし固体である氷になるヒエヒエの実の能力は、普通の攻撃でも直撃し砕けてしまいます。 ただし、砕けた身体が結合して瞬時に再生できるため、他の自然系能力者と同じく物理攻撃は無効。逆に、触れた相手に冷気を流して一瞬で凍りつかせられるため、肉弾戦においても無類の強さを誇ります。 青キジは、能力者の弱点である海水をも凍らせることができるため、海に落ちて戦闘不能になることはありません。そして海面を凍らせることで船がなくても移動できます。頂上戦争では、開幕早々に白ひげが引き起こした大津波を全て凍らせました。 あたり一面を氷漬けにする「氷河時代(アイスエイジ)」や、個人を対象に凍りつかせる「アイスタイム」、様々な形状の氷を作り武器とする「アイス塊(ブロック)」といった多様な技を使いこなし、如何なる状況、相手でもその力を発揮できます。
【強さ】青キジ(クザン)はどのくらい強い?
クザンの強さはまず海軍本部の三大将の1人だったことからも推察できますが、麦わらの一味の主戦力であるルフィ・ゾロ・サンジの3人を軽く一蹴した初登場は衝撃的でした。 またマリンフォード頂上決戦では、「アイス塊・両棘矛(パルチザン)」や「アイスBALL(ボール)」といった強力技を次々と放ち、その場の全員を氷漬けにして戦闘不能にしています。 さらに頂上決戦後、センゴクが元帥の座を退いた際は、赤犬と後継者争いを繰り広げることに。パンクハザードでの決闘は10日間続き、ほぼ互角と思われた2人でしたが、クザンが破れて海軍を去っていきました。
【初登場】衝撃!麦わらの一味を1人で圧倒
青キジ(クザン)が初登場したのは、空島から戻った麦わらの一味がロングリングロングランドに寄った際のこと。アラバスタ王国の事件後から行方不明だったロビンの所在を確認するため、フォクシー海賊団との勝負に勝って島から出発しようとしていたところでした。 青キジは、ロビンの存在を確認しただけで帰る予定でした。しかし曲者(くせもの)揃いの麦わらの一味が驚くべき速度で成長していることから、彼らがいずれ政府の脅威となると考え、その場で手を下そうと判断します。 麦わらの一味の主力であるゾロ、サンジ、ルフィの3人を軽々と一蹴する青キジ。そして最も危険視しているロビンを氷漬けにしてしまいました。他のメンバーにも手を出そうとしましたが、ルフィから一騎打ちを申し込まれ、それを受け入れます。 その後、ルフィも氷漬けにして圧勝。しかし「一騎打ち」で勝敗を決した以上は他のクルーに手を出すのは野暮であり、クロコダイル討伐の借りもあるとして、彼らを見逃してその場を後にしました。
【活躍】頂上戦争での青キジ(クザン)の活躍
次に青キジ(クザン)が登場したのは、マリンフォード頂上戦争。ポートガス・D・エースをめぐり海軍本部と白ひげ海賊団が戦いました。 まず白ひげが起こした地震による大津波を凍らせて被害を防ぎ、「アイス塊・両棘矛(パルチザン)」で反撃して見せます。白ひげが広場に降りてルフィに加勢すると、すかさず「アイスBALL(ボール)」で氷漬けに。しかし彼には通用せず、さらにダイアモンド・ジョズに邪魔されてしまいます。 その後、白ひげを案じてよそ見をしたジョズの一瞬の隙をついて、全身を凍りつかせて戦闘不能にしました。ルフィがエースを解放した直後に彼らに攻撃を仕掛けますが、エースの能力によって防がれています。 白ひげとエースが死亡した後は、ルフィとジンベエの退路を断つため海面を凍らせましたが、ハートの海賊団の潜水艦で逃げられたため、捕捉しきれませんでした。
【映画】劇場版「FILM Z」で登場!足の怪我は?
劇場版『ONE PIECE FILM Z』では、原作に先駆けて新世界編の姿で登場した青キジ(クザン)。赤犬(サカズキ)との戦いで右半身に大火傷を負い、左足を欠損していることが判明しました。なくした左足は、能力で補っています。 作中では、かつての恩師であるゼファーの動向を見守っていて、麦わらの一味に彼の目的を教えたり、崩壊するセカン島からの脱出を手助けしたりと、ルフィたちに協力。 最後は、ルフィに敗北したゼファーが麦わらの一味を海軍から逃がすため、殿を務めようとしているところに氷壁を作り出して退路を断ち、彼の最後を見届けました。
【声優】青キジ(クザン)を演じるのは子安武人(こやすたけひと)
アニメ版の『ONE PIECE』でクザンの声を担当しているのは、声優の子安武人(こやすたけひと)。ティーズファクトリーの代表取締役を務めています。 2013年時点でのTVアニメ出演本数が1位となるなど、これまで数多の作品に出演してきたベテラン声優で、悪役からギャグ担当キャラまで、どんな役でもこなしてきました。 代表作は数多く存在し、『銀魂』の高杉晋助役、『ジョジョの奇妙な冒険』のディオ・ブランド―/DIO役、『ボボボーボ・ボーボボ』のボボボーボ・ボーボボ役、『機動戦士ガンダムSEED』のムウ・ラ・フラガ役、『ケロロ軍曹』のクルル曹長役など挙げればキリがありません。
今後の青キジ(クザン)からも目が離せない!ルフィや革命軍との共闘もあるかも?
今回は、『ONE PIECE』に登場する青キジことクザンについて、その強さや活躍エピソードなどを解説しました。 新世界編に入ってからの青キジの真意はいまだ分かっていません。かつての親友サウロの意思を継いで、ロビンを陰から見守るというのも目的の1つにありそうですし、いつか麦わらの一味と共闘するなんて展開もあるかもしれませんね。 また黒ひげ海賊団が何か事を起こすときには、クザンがどう関わっているかや目的も明らかになるでしょう。今後の『ONE PIECE』の展開と青キジの動向に注目です!