2023年10月31日更新

「ワンピース」緑牛(アラマキ)のモデルは誰?能力から“くいな説”を解説!

このページにはプロモーションが含まれています

緑牛の初登場巻を

この記事では『ONE PIECE(ワンピース)』の海軍本部大将・緑牛(りょくぎゅう)について徹底解説します。物語も終盤に差し掛かり新たに登場した彼は、作中でどのような活躍を見せるのでしょうか? 緑牛の悪魔の実の能力やモデルとなった人物を始め、「ワンピース」本誌最新話での情報もまとめていきます。 ※この記事は「ワンピース」の重要なネタバレを含みます。

AD

「ワンピース」海軍本部大将・緑牛(りょくぎゅう)のプロフィール

異名 緑牛(りょくぎゅう)
名前 アラマキ
悪魔の実 モリモリの実(自然系)
笑い方 らはは
声優 藤原啓治→諏訪部順一
初登場 90巻 第905話 (ほぼ影の状態で登場 , 「らははは」という笑い方や「おねーちゃんが”あーん”ってしてくれたら食っちゃうなー」などの発言から人物像が垣間見える)

ドレスローザ編で初めてコードネームが明かされた、海軍新大将・緑牛(りょくぎゅう)。初登場から長らく謎に包まれていた彼ですが、1053話にてついにアラマキという名前が明かされました。 またファン待望の素顔もバッチリ公開されています!雰囲気はクザンに少し似ていますが、花柄のボトムスに上半身は裸というハードボイルドなスタイルが印象的。「らはは」と豪快に笑うシーンから、男らしく豪胆な性格が伺えます。 腰に刀を差していることから、ファンの間ではワノ国とのつながりも噂されているようです。そして上半身には「死川心中」という謎の刺青が。調査の結果、該当する四字熟語がなかったのでワンピース独自の造語と考えていいでしょう。

吹き出し アイコン

最初素顔がわからなかったから、明かされるまで気になって仕方がなかった!ハードボイルドでかっこいいよね。

100冊まで全部40%オフ!

【正体がバレバレ?】緑牛は「くいな」説が濃厚!?

くいなは死んでいなかった?生き返ったくいな説

ゾロの故郷であるシモツキ村で、ゾロと共に剣を学んだ少女・くいな。女として生まれたことを悔やんでいたのが特徴で、幼少の頃に階段を踏み外して死んでしまったキャラクターです。 物語序盤で悲しい死を遂げた彼女ですが、緑牛はイワンコフに性別を変えてもらったくいななのではないかという説があります。 くいなは男に生まれたかったと話している姿が印象的だった上、もし一度死んで蘇った半死人のような立ち位置であれば、3年の断食も説明がつくのかもしれません。

AD

ワノ国編で登場!正体は霜月牛マル?

まずはワノ国の元大名・霜月牛マル説です。霜月牛マルは鈴後の元大名で、ゾロと戦った牛鬼丸扮する狛狐・オニ丸が行動を共にした侍でした。 剣士である可能性が高いと見られる緑牛は、ワノ国出身者であると考えてもなんら不自然ではありません。特に牛マルは、剣の達人だと言われています。そのため戦闘力もまさに折り紙付き。 名前から見ても、緑“牛”と“牛”マルで共通点があります。

髪が緑色?ロロノア・ゾロの父親説

次に緑牛がゾロの父親であるという説です。麦わらの一味は、ルフィ=ドラゴンの息子、ウソップ=赤髪海賊団の船員の息子、サンジ=ジェルマ王国王子など、重要な血統を持っているメンバーが多数。 そのため上記した通り緑牛が剣士であるとすると、同じ剣士であるゾロの父親説が濃厚です。海軍大将は自身が背負う色を見に纏うのが特徴ですが、そろそろ髪で色を表す大将が出てきてもいいのではないでしょうか。

吹き出し アイコン

さすがにないでしょ…と思いつつ、くいな説けっこう面白くて好き。

【元ネタ】現実世界でのモデルは誰?

海軍大将と言えば、現実世界の名俳優をモデルとするのがお馴染みとなっています。初期の3大将もそれぞれモデルが存在し、新世界編でお披露目となった藤虎にもしっかりとモデルがいましたね。 それでは緑牛のモデルは誰なのでしょうか。その他の大将のモデルから考察していきます!

AD

緑牛のモデルは原田芳雄(はらだよしお)!

緑牛のビジュアル公開で、モデルになっている人物が俳優の原田芳雄(はらだよしお)だと確定しました! 現在の大将のモデルである田中邦衛と勝新太郎。この2人が共演を果たした『浪人街』という映画があります。そしてその『浪人街』に出ており、田中邦衛と勝新太郎と肩を並べている俳優こそが原田芳雄です。 またマリージョアにて緑牛のシルエットが見えた際、髪の毛のウェーブが描かれていました。こちらの『浪人街』の原田芳雄は、まさに長髪のウェーブが特徴。また原田芳雄が『浪人街』で演じた荒巻源内と、緑牛・アラマキの名前も一致しています。 ちなみに荒巻源内とアラマキには、見た目や名前以外にも女好きだったり断食をしていたりと、いくつかの共通点があります。以上の点を踏まえると、モデルは原田芳雄および荒巻源内で間違いないでしょう!

吹き出し アイコン

元ネタの人物は知らなかったけど、並べてみるとそっくりで驚き!おまけに性格にも共通点があるとは……。

他の海軍大将の現実でのモデルをおさらい

『ワンピース』において海賊は、現実でも名を馳せた実在の海賊がモデルとなっていることが多く、その名残は名前や行動に出ます。それに比べ海軍大将は全員日本の名俳優をモデルとしており、その特徴が容姿に出ることが多いです。 それぞれモデルとなった人物は、赤犬=菅原文太(すがわらぶんた)、黄猿=田中邦衛(たなかくにえ)、青雉=松田優作(まつだゆうさく)、藤虎=勝新太郎(かつしんたろう)です。

AD

【能力】緑牛の能力は植物!悪魔の実の名前は?

悪魔の実の能力名は?

以前からコードネームに「緑」がつくことや食事をしないという点から、光合成のできる植物系能力と予想されていた緑牛・アラマキ。1052、1053話の登場で、予想通り植物系だと確定しました。 さらに1054話、赤鞘九人男との戦いの中で緑牛の悪魔の実の能力はモリモリの実の“森人間”ということが明らかに! 「禁憎森々(きんにくもりもり)」という森と一体化する技を披露し、「海に並ぶ命の生みの親、自然(ロギア)そのものだ」と豪語している点から、自然(ロギア)系のかなり強い能力で間違いなさそうです。この記事ではさらに詳しく緑牛の能力を解説していきます。

①植物で空を飛ぶ【1052話】

漫画1052話でついに緑牛が動きました。五老星とCP0の電伝虫の念波をジャックした緑牛は、「お前らよォ、そこで待ってろ、おれがそっち行くから」と宣言。 1週間後、戦い終えたルフィゾロが目覚めた頃、ワノ国上空には緑牛の姿がありました。緑牛は背中からタンポポや菊に似た花を咲かせて、花びらをプロペラのようにして飛行。

②他者の栄養を吸い取る【1053話】

1053話では、緑牛が他者の栄養を吸い取る能力を持っていることが判明しました。指先から枝のように植物を伸ばし、対象に突き刺して栄養を吸い取るという恐ろしいこの能力。鬼ヶ島の決戦でルフィたちを手こずらせたキングとクイーンも、この能力であっと言う間に倒されてしまいました。 被害者は水分ごと栄養を抜かれ、干からびたような状態に。ここだけ見ると、クロコダイルの能力に少し似ています。 また作中に樽に入った酒を吸収する描写があったので、栄養を吸い取れるのは人間だけではないでしょう。緑牛は過去3年間、食事をしていないと公言しています。ありとあらゆるものから栄養を奪えるなら、わざわざ食事しないのも納得ですよね。

AD

③周囲を緑化する【1053話】

ワノ国の「兎丼」の囚人採掘場はもともと枯れ果てた土地でしたが、緑牛が訪れたことで木が生い茂って緑豊かになっているように見えます。 ルフィを捕らえるために「花の都」に向かうシーンでも、緑牛が通った道には草や花が生えている描写があり、周囲を緑化する能力があるのは確定でしょう。 周囲に影響を与えるといえば、超人(パラミシア)系の悪魔の実の覚醒。果たしてこの能力が覚醒によるものなのか、この先さらに詳しく明らかになるのでしょうか?

吹き出し アイコン

他者の栄養を抜き取る能力ってめっちゃ便利だな……。植物を生やしたり使役したりできるのも、攻撃と防御両方に役立ちそうだし。

【強さ】緑牛は弱いって本当?シャンクスとの実力差がありすぎ?

基本的に海軍の階級は、昇級制度。つまり中将や大将も、生え抜きの海兵から選抜します。しかし大将・緑牛は、藤虎と同じく世界徴兵で選ばれていることが判明しました。つまり海軍の最高戦力と謳われる大将の座に座る緑牛は、元民間人なのです。 民間人で大将に着任するのは、海兵が着任するよりも確実に難しいことだと考えられます。そのため緑牛は、前大将を凌ぐレベルの凄まじい強さである可能性が高いでしょう。 またコミック76巻では、緑牛はドフラミンゴに藤虎と並べられ「実力は折り紙付きの化物」と評価。このセリフから見ても緑牛の戦闘力は極めて高く、今後の『ワンピース』において重要な人物になるであろうことがよくわかります。 しかしコミック104巻収録の1055話では、シャンクスの覇王色の覇気に気圧されて「お前らと戦う気はねぇ…!!」と撤退しており、意外と弱いのではという推測も。ただその後に「まだな………!!」と付け加えているので、今後両者がぶつかり合う機会もあるのかもしれません。

AD

【性格】緑牛が掲げる正義は?

海軍本部大将には1人1人が掲げる正義があります。それぞれの思想やスタンスを表すものとなっており、そのキャラの特徴とも言えるものです。

センゴク 君臨する正義
赤犬(サカズキ) 徹底的な正義
青キジ(クザン) だらけきった正義
黄猿(ボルサリーノ) どっちつかずの正義
藤虎(イッショウ) 仁義ある正義
緑牛(アラマキ) 死ぬ気の正義

1053話ではサカズキの徹底的なスタイルを尊敬していると述べた緑牛。彼の正義については106巻SBSで「死ぬ気の正義」であると明かされました!サカズキが掲げる「徹底的な正義」ともどこかに通うものがあるようにも思えますね。 「死ぬ気」という尋常ではない覚悟を持つ緑牛が、今後どのような活躍を見せてくれるのか気になるところです。

吹き出し アイコン

「死ぬ気の正義」とか、かっこよすぎる。ハードボイルドな見た目ともぴったり!

【考察】緑牛がワノ国にやってきた目的とは

ワノ国でルフィたちがカイドウを倒し、国には新たな将軍モモの助が誕生しました。これでカイドウによる圧政から人々は解放され、町にもお祭りムードが漂っています。 ワノ国に向かう緑牛に対するサカズキの態度からするに、ワノ国へ行くのは緑牛の単独行動のようです。軍として動いているわけではなさそう、かつサカズキが余計な真似はしないよう釘を指していることがわかっています。 そのためルフィたちを捕らえるといった敵対行動ではないと思われましたが、どうやらそんなことはないようです。 1053話にて緑牛はルフィを捕獲してサカズキに褒められたいと宣言。ルフィたちに憎しみを持っている様子ではないものの、敵対する気は満々だとわかりました。既にルフィたちの宴会場へ向かっているので、初対面からの対決が予想されます。

AD

理由①四皇となったルフィを捕えるため?

緑牛がワノ国へ来た理由として最も有力な説が、四皇の仲間入りを果たしたルフィを捕らえるためというもの。 先ほども少し触れたように、1053話で緑牛はルフィ捕獲を匂わせる発言をしています。しかも理由は尊敬する赤犬・サカズキに褒められたいからというもの。1053話のラストでも、ルフィたちの元へ迷わず進んでいる様子が描かれています。 ただし緑牛は何だかんだいつもサカズキの命令に背いているので、命を賭けても捕らえたいという情熱はないでしょう。とはいえ相当な実力者であることは明白。サクッと捕まえてしまう展開もあるかもしれませんね。

理由②百獣海賊団の後処理のため?

ルフィ捕獲に並んで有力視されているのが、百獣海賊団の後処理という説です。ワノ国に降り立った緑牛は、まず初めに鬼ヶ島で百獣海賊団の残党を始末しています。またクイーンに向かって「海軍は今、後始末に回せる戦力がない」という意味深な言葉を投げかけていました。 「後始末」が意味するのが百獣海賊団を差すのか、ワノ国の反乱を差すのかは不明ですが、緑牛によって百獣海賊団が壊滅状態に追い込まれたのは事実でしょう。今後の情報に注目です。

理由③CP0に接触するため?

緑牛はCP0の電伝虫に割り込んで、「そこで待ってろ、おれがそっち行くから」と言っていました。これを素直に受け取れば、彼はCP0のもとに行くと読み取れます。 この直前、CP0は五老星から成果としてせめてニコ・ロビンくらいは連れ帰るよう釘を差されていました。つまりCP0の現在の目的はロビン捕獲。そこに接触する緑牛は、ルフィというよりロビンに用があるのでしょうか。 ロビン捕獲の手伝い、もしくはCP0にロビンを捕獲されたくない理由があって計画を阻止するのかも。「咲かせる」という能力の共通点から、緑牛とロビンの間になにか因縁がある可能性もあります。

AD

理由④ワノ国の環境を復活させるため?

緑牛の能力は植物全般を操れる可能性が大。長年食事を摂っていないという発言から、彼自身も光合成ができたり、食虫植物のように他の生物から栄養を吸い取ったりできるのかもしれません。 現状、ワノ国はカイドウによって花の都以外は枯れた土地となっています。まだ緑牛がどんなスタンスで軍人をしているのかが不明瞭ですが、イッショウのような仁義を重んじる人情に厚い人物だった場合、ワノ国を緑豊かな土地に変えてくれるのではないでしょうか。 フランクな大将といえば青キジクザンも海軍にいながらルフィたちを見逃してくれたことがあります。彼と同じく緑牛も元帥サカズキの正義に意を反する人物ならば、この接触を機にルフィたちを助けるに足る人物かどうか見極めるのかもしれません。

【初登場】緑牛はシルエットのみ先行公開されていた

ドレスローザ編にて名前のみ登場した緑牛ですが、90巻レヴェリー編で本人が初登場しました。描かれたのはシルエットのみでしたが、髪はウェーブがかかっており、体格は藤虎よりも大きい大男です。 警備兵としてマリージョアに来ていた緑牛は、赤犬からドレスローザで任務を遂行しなかった藤虎を追い出せと命令されます。それを笑いながら断る緑牛。海軍の人間であっても容赦しない赤犬に対しての、緑牛の軽い対応を見ても大きな人間性と自信が見て取れます。 藤虎サカズキと会話する際に、とても砕けた口調で話すシーンが描かれています。ワンピースの世界では個性を表す笑い方は「らはは」。 緑牛が3年間の断食を行なっているのもこの時、明らかになりました。3年間という常識とはかけ離れた断食日数は、おそらく能力と関係しているのでしょう。断食について話す緑牛が、「おねーちゃんが“あーん”ってしてくれたら食っちゃうなー!!」と言っている点から、好色家でもあると考えられます。 また干支の中で丑と虎が、戌と申と酉の真逆にいることから、緑牛も藤虎のように海軍に反感の気持ちを持っているのかもしれませんね。藤虎が王下七武海を邪険にする態度を示した際にも、緑牛は否定もせず受け止めていました。

緑牛の初登場巻を

AD

過去の能力予想がこちら

大将だけど「ロギア」じゃない?ゾオン系能力説

初期の3大将がロギア系の能力者であったのに対して、藤虎はパラミシア系の能力者でした。 物語の終盤に差し迫る「ワンピース」ですが、おそらく大将として登場するのは緑牛で最後でしょう。そのため、未だ登場していないゾオン系能力者の大将として描かれるのでは?という予想もありました。 また食事をしない面から見ても、ゾオン系幻獣種など特別な生き物である可能性もありました。

藤虎と同じ!パラミシア系剣士説

映画『浪人街』の出演者をモデルとした黄猿、藤虎はどちらも剣技を使用します。そのため『浪人街』をモデルに、緑牛も剣士として描かれるのでは?という予想もありました。 もし緑牛が剣士だったら、同じく世界徴兵で起用された藤虎と同じ「パラミシア系剣士」である可能性が高そう!と予想されていました。

【声優】アニメ「ワンピース」緑牛役:藤原啓治

アニメ版『ワンピース』で緑牛が初登場した際の声優は藤原啓治。『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし役や、『アイアンマン』のトニー・スタークの吹き替えなどを担当しました。 しかし彼は2020年4月に亡くなってしまったため、緑牛の声優の座は空席に。後任は誰になるのか気になるところですね。

ラストへと歩みを進める「ワンピース」緑牛は今後のキーマンとなる?

海軍大将にして、そのほとんどが謎に包まれていた緑牛。ワノ国編の終結とともに、やっとどんな人物なのか見えてきましたね! 元民間人であるため思想も海軍至上主義といった雰囲気ではなく、藤虎のように自身の信念に基づいて行動している可能性が高いです。 鬼ヶ島決戦に決着がついたばかりですが、ワノ国に上陸した緑牛とルフィの衝突は見られるのでしょうか。休載明けも目が離せません!

100冊まで全部40%オフ!