2023年7月7日更新

『もののけ姫』キャラクター・登場人物一覧!キャラのモデルや年齢についても解説

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もののけ姫

スタジオジブリの作品の中でも高い人気を誇る『もののけ姫』。壮大なストーリーはもちろん、それを盛り上げるキャラクターたちも、魅力的な人物ばかりです。 今回は、そんな『もののけ姫』のキャラクターを一挙に紹介!人間だけでなく、動物や神さまのキャラクターも紹介していきますので、チェックしていきましょう。

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『もののけ姫』登場人物一覧

アシタカ

もののけ姫 アシタカ

アシタカは、エミシ一族の長となるべく教育を受けた、王族の血を引く青年です。17歳の彼の右腕には、「赤黒いあざ」があり、これは彼に強大な力を与える変わりに、少しずつ呪いが進行して命を奪っていきます。 アシタカの名前は、日本神話に登場する長髄彦(ナガスネヒコ)が由来という説があります。アシタカの正式な名前は「アシタカヒコ」で、脚が長い、と脛が長い、ということで似ていますね。 そのほかにも、大国主命(おおくにぬしのみこと)の息子・阿遅鉏高日子根神(アヂスキタカヒコネ)がモデルであるとする説などがあります。

サン

『もののけ姫』

犬神(山犬)に育てられた15歳の少女、サンは、自然を破壊する人間をひどく憎んでいます。モロの君によればサンは「森を侵した人間が、我が牙を逃れる為に投げてよこした赤子」とのことで、生贄だったようです。 サンのモデルは不明ですが、一部ではアシタカのモデルとなったアヂスキタカヒコネの妻・アメノミカジヒメではないかともいわれています。 名前の由来は「三の姫」とのことで、どこかの三女だったことがわかります。

エボシ御前

『もののけ姫』

エボシ御前は、タタラ場を率いる冷静沈着で頭の切れる女性です。年齢は不明ですが、見た目などから20代前半〜30代後半と幅広い説があがっています。 深山の麓で製鉄所を築いた彼女は、「自然を破壊した」としてサンや山の神たちから憎まれていますが、一方で迫害された病者たちを受け入れるなど、慈悲深い面もあり、タタラ場の人々からは尊敬されていました。 宮崎駿の著書『折り返し点』によると、エボシ御前のモデルは伝説上の白拍子・鈴鹿御前だとのことです。

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ジコ坊

『もののけ姫』(1997年)

謎の組織「師匠連」の一員であり、「唐傘連」の頭領であるジコ坊は、不老不死の力があるというシシ神の首を狙っていました。年齢は不明です。 ジコ坊や彼が所属してる「師匠連」のモデルは不明です。「師匠連」は天皇直下の組織のようですが、ジコ坊本人も全容は把握していない様子。しかし絶大な権威を持っていることは、間違いないと思われます。

カヤ

『もののけ姫』

エミシの村に住む13歳の少女・カヤは、アシタカのことを「兄様」と呼びますが、実の兄妹ではなく、村公認の許嫁です。 アシタカが村を出ていくと決まったときには、見送りをしてはならないという掟を破って彼のもとに現れ、エミシの女性が変わらぬ心の証として異性に贈る、玉の小刀を贈りました。 カヤのモデルは不明です。

トキ

『もののけ姫』

(画像右から3番目) トキはタタラ場で働く女衆のリーダー的存在です。年齢・モデルは不明ですが、20代前半ではないかと言われています。 トキたちは番子と呼ばれ、タタラ(踏鞴)を踏み、砂鉄を溶かす火を絶やさないようにするのが仕事です。

キヨ

トキと同じくタタラ場の番子であるキヨ。彼女もまた、年齢とモデルは不明です。 彼女は山犬に夫を殺されており、復讐心を持っています。アシタカ気絶させたサンを連れてタタラ場を去ろうとした際には、石火矢を誤射し、アシタカの背中を射抜きました。

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ゴンザ

『もののけ姫』

エボシ御前の側近であるゴンザは、ハゲ頭で大柄な男性です。トキたちと同じく年齢・モデルは不明ですが、その見た目から30代後半ではないかといわれています。 密かにエボシ御前に想いを寄せている彼は、彼女からの信頼も厚く、護衛としての役割も担っています。

ヒイさま

『もののけ姫』

エミシの村をまとめている老巫女であるヒイさま。彼女もまた、年齢もモデルも不明です。タタリ神になったナゴの守に対して、塚を作り、埋葬しました。 石や木片などを並べて、吉凶を占う彼女は、西で不吉なことが起きているから西へ行くようにと、アシタカに進言しました。

甲六

『もののけ姫』

(画像中央) 甲六はトキの夫で、牛飼いの1人です。やはりモデルや年齢は不明ですが、トキより少し年上のように見えるので、20代後半ではないかといわれています。 明るくドジで憎めない性格の彼は、トキには頭が上がらないようです。

『もののけ姫』動物・神々のキャラクター一覧

モロの君

『もののけ姫』

サンを育てたモロの君は、300歳のメスの犬神です。 モロの君の外見には2つのモデルがいるのではないか、と言われており、1つはホワイトスイスシェパードッグ、もう1つはニホンオオカミです。 名前の由来は、神籬(ひもろぎ)にあるようで、これは神霊を招き降ろすために、清浄な場所に榊などの常緑樹を立て、周りを囲って神座としたものです。神籬の「もろ」は、“天下る”という意味の「あもる」が変化したものと考えられています。

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山犬(モロの子)

『もののけ姫』

サンと兄妹のように育った山犬(モロの子)は2匹います。モロの君よりはかなり小さいものの、人語を理解する高い知性と身体能力の持ち主です。しかしどちらも名前・年齢ともに不明。 常にサンと行動をともにしている彼らは、アシタカが乗っていたヤックルと親しくなりました。また、森に敬意を持つアシタカは背中に乗せるなど、ある程度は信頼しているようです。

乙事主

『もののけ姫』(1997年)乙事主

乙事主は、巨大な4本のキバを持つ白い猪神で、年齢は500歳の最長老です。 モデルになったのは、古事記にたびたび登場する大猪ではないかと言われています。山の神である大猪が、伊吹山でヤマトタケルノミコトを撃退した話や、葛木山にやってきた雄略天皇に対し「葛木山の神、一言主である」と名乗ったという話があります。 名前の由来となったのは、宮崎駿の別荘があった長野県諏訪郡富士見町の乙事という地名です。

シシ神・ディダラボッチ

『もののけ姫』

シシ神・ディダラボッチは、生死を司る森の神様。シシ神のモデルはシカで、年齢は不明です。そもそもシカは神道では神の使いとされているため、宮崎駿はシカをモデルに選んだそうです。

『もののけ姫』

月の満ち欠けとともに誕生と死をくり返しているシシ神は、夜になるとディダラボッチという身長数十メートル、半透明の姿になって森を育てています。 その首には不老不死の力が宿っていると言われており、ジコ坊率いる唐傘連はこれを狙っています。

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ヤックル

『もののけ姫』

アシタカとともに旅に出る相棒的存在のヤックル。劇中で「アカシシ」と言われているとおり、ヤックルのモデルは大カモシカではないかと思われます。 なんとなく現実にもいそうですが、架空の生き物とされており、エミシの村では騎乗用として数頭買われていました。

ナゴの守(タタリ神)

『もののけ姫』

映画序盤に登場したタタリ神は、もとはナゴの守という猪神でした。乙事主らによると、生前は強く美しい兄妹だったとのことです。年齢は不明ですが、乙事主よりは年下のはずなので、400歳くらいかもしれません。 ナゴの守はタタラ場付近の森を統治していましたが、エボシ御前たちが放った鉛弾によって瀕死の重傷を負います。死への恐怖や人間への憎しみによって、タタリ神になってしまったのです。 最後にはアシタカの右腕に呪いを残し、彼が旅に出るきっかけになりました。

コダマ

もののけ姫

コダマは豊かな森に住む精霊の一種。頭を動かすとカラカラと音がなり、この音でシシ神(ディダラボッチ)を呼んでいます。 モデルと言っていいのかわかりませんが、キャラクターデザインは、「森になにかがいるのが見えるスタッフによるもの」だそうです。 精霊なので年齢はわかりませんが、コダマは数100年から数1000年の間に森で成長し、トトロになるといわれています。

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猩々(しょうじょう)

猿神である猩々は、ニホンザルよりも大型の霊長類として描かれています。猩々は、オランウータンの和名なので、オランウータンがモデルになっていると考えてよさそうです。 猩々は普段は森を守ろうと木を植えていますが、人間を倒すために人間の知恵を手に入れようと、人間を食べようとします。

謎と魅力に満ちた『もののけ姫』のキャラクター・登場人物たち

『もののけ姫』

『もののけ姫』に登場する魅力的なキャラクターたち。そのモデルや年齢についても紹介してきましたが、思った以上に若いキャラクターが多かったのではないでしょうか。 また、モデルになっているのも、神話や伝説上の人物だったりと、新たな発見がありましたね!彼らの年齢やモデルを思い浮かべながら、もう1度『もののけ姫』を観てみるのも良いかもしれません。

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