2023年6月7日更新

炎の呼吸の全型を一覧で紹介!使い手や火の呼吸との違いは?【鬼滅の刃】

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「炎の呼吸」が大活躍!
無限列車編を

人間よりもはるかに高い身体能力に加え、再生能力、異能の力をもつ「鬼」を討つために鬼殺隊が編み出した戦闘技術「全集中の呼吸」。その中でも「炎の呼吸」は人気キャラの炎柱・煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)が使用する呼吸法ですこの記事では炎の呼吸の方を一覧で紹介します。また、日の呼吸・ヒノカミ神楽との関係や使い手を詳しく紹介していきます。 ※この記事は『鬼滅の刃』の重要なネタバレを含みます。

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炎の呼吸の型一覧表&基本情報!

鬼滅の刃 煉獄杏寿郎
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable ©「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」製作委員会

炎の呼吸とは?基本情報をおさらい

数ある呼吸の中でも、炎の呼吸は炎・水・雷・風・岩の5つから成る五大流派の1つに数えられます。さらに、炎の呼吸は水の呼吸と共に最古の呼吸とされており、煉獄杏寿郎も「炎と水の剣士はどの時代でも必ず柱に入っていた」と話していました。 炎の呼吸は、代々炎柱を輩出している煉獄家に伝わる呼吸であり、使い手の日輪刀は赤色に染まります。 また、直線的に突進しながら放つ技や、足を止めた状態で強力な斬撃を繰り出すことが多いので、相手に合わせて、変幻自在の脚運びを見せる水の呼吸とは対称的な呼吸と言えます。

壱ノ型 不知火
弐ノ型 昇り炎天
参ノ型 気炎万象
肆ノ型 盛炎のうねり
伍ノ型 炎虎
陸ノ型 未登場
漆ノ型 未登場
捌ノ型 未登場
玖ノ型 煉獄

「炎の呼吸」は陸ノ型から捌ノ型が作中未登場となっています。 これは作中で「炎の呼吸」を使用しているのが確認されたのは、煉獄杏寿郎のみであること。その煉獄の戦闘シーンが無限列車編のみで、出番が非常に限られているためです。 作中では煉獄の父であり、元炎柱である煉獄槇寿郎(れんごくしんじゅろう)も登場しますが、戦闘シーンが描かれることはありませんでした。 その為全ての型が明らかになってはいません。

「無限列車編」の7巻を

炎の呼吸 壱ノ型:不知火(しらぬい)

鬼滅の刃 魘夢
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable ©「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」製作委員会

「壱ノ型 不知火」は力強い踏み込みによって一瞬で間合いを詰めて、横薙ぎの斬撃で敵の頸を落とす技。杏寿郎が作中で初めて披露した炎の呼吸の型です。 「無限列車編」で下弦の壱・魘夢(えんむ)に眠らされ、見ていた夢の中に出てきた異形の鬼に対して使用し、一瞬で頸を斬り落としました。その後、魘夢との戦いが終わってから現れた上弦の参・猗窩座と対峙した際にも繰り出しています。 雷の呼吸の「壱ノ型 霹靂一閃(へきれきいっせん)」に似ている技ですが、善逸は溜めが必要なのに対し、杏寿郎は溜め無しで不知火を放つことが可能。その分、速度は霹靂一閃より若干落ちると考えられます。

「無限列車編」の7巻を

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炎の呼吸 弐ノ型:昇り炎天(のぼりえんてん)

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 猗窩座
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

「弐ノ型 昇り炎天」は弧を描くように下から切り上げる技で、その太刀筋に沿って炎のエフェクトが描かれます猗窩座が襲来し、負傷して動けない炭治郎を真っ先に狙って攻撃してきたときに、迎撃するために用いた技です。猗窩座の左腕を肘のあたりまで真っ二つに割いてみせますが、驚異的な再生力によって、一瞬でくっつけられてしまいます。 シンプルで他の技に比べて威力は控えめですが、素早く繰り出せるため、咄嗟の迎撃やカウンターに向いていると思われます。

炎の呼吸 参ノ型:気炎万象(きえんばんしょう)

鬼滅の刃 無限列車編 煉獄杏寿郎
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

「参ノ型 気炎万象」は上から弧を描きながら斬る攻撃です。弐ノ型と技が似ていますが斬る方向が異なります。原作ではなく劇場版無限列車編で登場しました。 ほんの一瞬ではありますが、猗窩座との攻防で繰り出される技の中に追加されています。 映像で動きがついて手数も多くなった分、漫画の描写とはまた違うダイナミックな表現に。燃え盛る炎が上から襲いかかってくるかのようでした。 漢字表記の初出は劇場版ノベライズで、由来はおそらく四字熟語の「気炎万丈」。炎が燃えるように意気盛んな様のことで、まさにその通りの技になっていますね。

「無限列車編」の7巻を

炎の呼吸 肆ノ型:盛炎のうねり(せいえんのうねり)

「̪肆ノ型 盛炎のうねり」は、前方広範囲を勢いよく渦巻く炎で薙ぎ払う技です。攻撃だけでなく、防御にも使える攻防一体の型となっています。 猗窩座が空気を拳打して衝撃波を放つ「破壊殺・空式」を繰り出してきたとき、杏寿郎は盛炎のうねりを使うことで防ぎました。同時に放たれた計5つの拳打を、その広い技範囲をもって全て相殺してみせたのです。

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炎の呼吸 伍ノ型:炎虎(えんこ)

「伍ノ型 炎虎」は、斬撃が咆哮する炎の虎となり相手に向かっていく大技。自分より何倍も大きい虎を炎で作り出しており、直撃すれば相当なダメージを相手に与えるであろう一撃です。 猗窩座に対して放つも、無数の乱打による血鬼術「破壊殺・乱式」で相殺されてしまったため、その威力を直接見ることは叶いませんでした。

炎の呼吸 玖ノ型・奥義:煉獄(れんごく)

「玖ノ型 煉獄(れんごく)」は、炎の呼吸の奥義。炎を纏い、熱線の如く一直線に突進して攻撃します。上段構えで全身を捻って溜めてから繰り出します。杏寿郎が唯一、予備動作をして放った技であり、奥義に相応しい威力を秘めていることが見て取れます。 ダメージを与えても、すぐに再生してしまう猗窩座に対し、杏寿郎が「一瞬で多くの面積をねこそぎえぐり斬る」ために放ちました。猗窩座の頭部、左腕、左胸に大きな損傷を与えますが、杏寿郎もみぞおち付近を腕で貫かれてしまう結果に……。

火の呼吸と日の呼吸・ヒノカミ神楽とは関係が?

炭治郎が蟲柱・胡蝶しのぶヒノカミ神楽について何か知らないか尋ねた際、彼女が知っていることは特に無かったものの「炎の呼吸は火の呼吸と呼んではならない」という旨を伝えられました。 炎の呼吸の呼び名について、厳しくされている理由は「日の呼吸」と混同しないようにするためです。作中で詳しく語られてはいませんが、単に区別するためか、日の呼吸の使い手を抹殺せんとする無惨から狙われないようにするためかと推測できます。 杏寿郎は何も知りませんでしたが、煉獄家には歴代の炎柱が残した手記が受け継がれており、そこには日の呼吸についても記されていました。杏寿郎の父・煉獄槇寿郎(れんごくしんじゅろう)はその手記を読んでおり、彼の口から「日の呼吸が始まりの呼吸」であることや、「全ての呼吸は日の呼吸から派生した」ことが明かされます。 つまり、ヒノカミ神楽とは「“火”の呼吸」ではなく「“日”の呼吸」のことであり、そこから派生して生まれたのが「炎の呼吸」ということなのです

「炎の呼吸」の派生元を確認しに

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継国縁壱が日の呼吸を伝える

継国縁壱

「日の呼吸」はもともと、呼吸による戦い方を編み出した継国縁壱のもの。すべての始まりの呼吸であり、「ヒノカミ神楽」として竈門家に伝わっています。 縁壱は鬼殺隊にも日の呼吸を教えましたが、誰ひとり習得できませんでした。 そこで、当時使われていた剣術の5つの型「炎・水・雷・岩・風」ごとに形を変えて継承します。この5つを基本形として、音・恋・蛇などの呼吸へ派生しました。

【使い手】炎の使い手:煉獄杏寿郎・煉獄槇寿郎

ここからは、原作に登場する炎の呼吸を使う剣士を紹介します。 煉獄家に古くから伝わる炎の呼吸。作中で使い手として明らかになっているのは、炎柱の杏寿郎と元炎柱の槇寿郎のみです。 杏寿郎の弟・煉獄千寿郎(れんごくせんじゅろう)も後継者となるべく稽古に励みましたが、日輪刀の色は変わりませんでした。彼は剣の才能に恵まれなかったようで、剣士になるのは断念しています。

煉獄杏寿郎が大活躍の
無限列車編を

正義感と責任感溢れる熱き炎柱・煉獄杏寿郎

鬼滅の刃 煉獄杏寿郎
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable ©「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」製作委員会

煉獄杏寿郎は、炎の呼吸を極めた現役の炎柱。鬼殺隊最強の一角である柱の1人です。少年時代は、父である槇寿郎から稽古をつけてもらっていたものの、彼が柱を引退すると指導を放棄されてしまいます。ですが、その後もたった3冊しかない指南書を読み込み、自力で柱にまで上りつめました。 剣士としての戦闘能力が高いのはもちろんのこと、咄嗟の判断力や対応力も優れており、「無限列車編」では炭治郎たちに素早く的確な指示を出して、無事に乗客200人を守り切ります。 最終的には、上弦の参である猗窩座と互角の戦いを見せるも、敗れて命を落としてしまいました。ですが、その愚直なまでに真っすぐな生き様と言葉は炭治郎たちの心に深く刻まれ、自分を見失っていた父の心も浄化するのでした。

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劣等感に苛まれ落ちぶれた元炎柱・煉獄槇寿郎(れんごくしんじゅろう)

煉獄槇寿郎は、煉獄家の当主であり杏寿郎の父親です。元々は鬼殺隊最高位の剣士・柱に名を連ねたほどの実力を持ちますが、日の呼吸の存在を知ってからは自分の限界を悟り、自暴自棄におちいります。 さらに、同時期に最愛の妻を亡くしたことで、完全に情熱を失って柱を引退し、息子たちへの稽古も放棄していました。 それからは昼間から酒を飲む自堕落な生活を送り、息子たちに冷たく当たっていた槇寿郎。しかし、杏寿郎の「体を大切にしてほしい」という遺言を聞いて、それまでの自分を見直し、千寿郎と共に炭治郎に協力するようになります。

【派生】恋の呼吸の元は炎の呼吸!甘露寺蜜璃との関係は?

『鬼滅の刃』煉獄杏寿郎 甘露寺蜜璃

煉獄と恋柱である甘露寺蜜璃は、「元・継子」の関係にあたります。 元々甘露寺は煉獄の元で「炎の呼吸」を学んでいました。しかし彼女の動きは独創性が高かったため、独立し「恋の呼吸」という派生の呼吸方を開発したという経緯があるのです。 『週刊少年ジャンプ』45,46号に掲載された「煉獄杏寿郎外伝」では、師弟だった頃の2人の関係が描かれています。 当時の甘露寺はまだ剣術も下手で、呼吸法も使えず、「自分が鬼殺隊にいてもいいのか?」と悩んでいました。 そんな甘露寺に煉獄は、甘露寺の膂力と髪の色と彼女が抱えていたコンプレックスを全て認め、「君の育てになれて俺は幸せ」という言葉を送りました。

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猛々しく迫力満点の「炎の呼吸」、全型を覚えて唱えてみては?

鬼滅の刃 無限列車 煉獄
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

今回は「全集中の呼吸」の1つ、「炎の呼吸」について紹介しました。作中での登場機会は少ないものの、煉獄杏寿郎が使う呼吸とあって、印象に濃く残っている方も多いでしょう。 2020年に公開された『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』では、その美麗な作画によって雄々しい「炎の呼吸」が描かれたことも記憶に新しいです。 アニメに収めてしまうと煉獄の登場は劇場版1本分でしたが、その強さと優しさは多くの人に刻み込まれたことでしょう。 そんな煉獄の意志を受け継いだ炭治郎の物語を、この機会に見直してみませんか?