2023年9月28日更新

『呪術廻戦』伏黒津美紀(ふしぐろつみき)の死因は?正体や現在についてネタバレ考察!

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『呪術廻戦』伏黒津美紀のプロフィール

所属 なし
誕生日 不明
年齢 17歳(恵の1つ上)
階級 なし
術式 不明
家族 義父:伏黒甚爾(ふしぐろとうじ) 義弟:伏黒恵(ふしぐろめぐみ)
声優 早見沙織

伏黒津美紀は恵の義理の姉で、呪術とは縁のない一般人です。心優しい性格で、血のつながらない弟である恵のことも非常に可愛がっていました。 高校進学後まもなく、原因不明の呪いによって寝たきりに。一般人である姉の身に起きたこの悲劇は恵にとっても衝撃的な出来事であり、彼の呪術師としての信念に大きな影響を与えています。 後にこの呪いは羂索が企てた「死滅回游」の一環だったことが判明しました。この最悪のゲームのスタートに伴い津美紀も目を覚まし、恵と再会を果たしますが……?

実の父親・母親は?

作中では津美紀が小学生の頃、彼女の母親と恵の父である甚爾が再婚したという説明がされています。津美紀と恵はお互いの連れ子だったため、一言で言えば血のつながらない義理の姉弟です。 津美紀の母親については名前や顔などの情報は出ていないので、どんな人だったのかわかっていません。また別れた父親についてはまったく明かされておらず、生死も不明です。

【正体】津美紀には万(よろず)が受肉していた!

呪いが無くなり復活したと思われていたが……

正体判明 24巻212話

羂索によって呪術が使えるように作り変えられた非術師の中には、「術式を所持している者」と「呪物を取り込ませ受肉させた者」の2種類がいます。 実は津美紀もこのいずれかに当てはまる存在であり、死滅回游がスタートする時期に目を覚ましました。その後の津美紀の振る舞いは寝たきりになる前の彼女そのものだったので、当初は「術式を所持している者」だとされていました。 しかし後に津美紀は「万(よろず)」という術師の受肉体だったことが判明。本人のように見えたのは、ただ単に津美紀の記憶を読み取った万が演技をしていただけだったのです。

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万(よろず)とは?

万は1000年前の会津出身の術師です。生前から宿儺に歪んだ愛情を抱いており、受肉した後もその愛情は変わりません。実力は藤氏直属征伐部隊「五虚将」を撃退し藤原家に取り立てられるほどです。 万は禪院真依と同じ物質を構築する「構築術式」を使用します。燃費の悪い術式ですが、万は昆虫をヒントにその弱点を克服していました。 さらに、領域展開も使用できます。その領域は「三重疾苦(しっくしっくしっく)」。完全な真球を術式で構築し必中を付与します。その威力は真球が通過した地面が抉れるほどです。

【死因】津美紀が死んだ理由は?いつ死亡していた?

①万(よろず)に受肉されて精神的に死亡

受肉というのは人間が呪物を体内に取り込んだとき、呪いがその人間の身体を乗っ取った状態のことをいいます。本作の主人公である虎杖も宿儺の指を取り込んだ受肉体です。ただし彼のケースは少し特殊で、完全にコントロール権を奪われることなく自我を保っています。 彼のようなイレギュラーでもない限り、受肉されたら元の体の持ち主は自我を沈められてしまいます。そのため、万に受肉された時点で津美紀は精神的には死んでいたといえるでしょう。 万(よろず)って誰!?詳しい正体はこちらの見出しをチェック

②万(よろず)が恵に殺され身体共に死亡

呪術廻戦 伏黒恵
©︎芥見下々/集英社
話数 219話

津美紀が万に受肉されて動揺した恵は隙を見せてしまいます。宿儺はそれを見逃さず、以前に虎杖と結んだ縛りのもと「契闊」と唱え虎杖の体を乗っ取りました。そして、自身の指を食べさせ恵に受肉をします。 恵の体を手に入れた宿儺は万がいる仙台結界に向かい、2人は戦闘になりました。万は平安時代の術師らしい強さを見せつけるも、宿儺が召喚した魔虚羅に領域展開を破られて敗北。ここで津美紀は万もろとも肉体的にも死亡したことになり、もはや回復は見込めない状態になってしまいました。 要するに津美紀は、宿儺に乗っ取られた恵の身体と術式で殺害されるという凄惨な最期を迎えたということ。この残酷すぎる事実は、恵を徹底的に打ちのめしました。

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津美紀が復活することはあるのか

津美紀(万)は宿儺との戦いのすえに、大量の血を流して倒れています。宿儺に何かを託してから事切れたような描写もあり、まず間違いなく死亡したとみていいでしょう。 当然津美紀の肉体が死を迎えたということでもあるので、単なる一般人にすぎない彼女が今後復活する可能性は低いです。何かイレギュラーな出来事が起これば別ですが、現在の展開ではそれは期待しないほうが良いと思われます……。

恵と津美紀が戦闘に?
気になる戦いの行方を

【関係】津美紀は恵が好き?そもそもどういう関係?

恵が好きなのか?

津美紀が恵を好いていることは間違いないですが、それは恋愛的な感情というよりは家族としての感情といったほうがいいでしょう。作中でも喧嘩してばかりの恵に小言を言う場面があり、その姿はまるで実の姉と弟のようです。 一方の恵は自分を気にかける津美紀に「保護者ヅラすんな」と突っかかることもあったものの、彼女をとても大切に想っています。つんけんした言動は単なる反抗期的なものなのか、それとも弟扱いされることに思うところがあったのか……。 とはいえはっきりとした恋愛描写はないので、彼の場合も“姉として”津美紀を慕っていたのではないかと思われます。

吹き出し アイコン

恵から津美紀に対しては恋愛感情があるように見えなくもないけど……でもやっぱり姉弟としての愛だと思う!

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津美紀と恵は義姉弟

呪術廻戦 伏黒恵
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

お互いの両親が再婚からほどなくして蒸発した後、津美紀と恵は姉弟で支え合いながら生きてきました。 すぐに生活は行き詰まりましたが、そんな折に五条悟が恵に接触。恵に才能を見出した五条は、彼が将来自分の生徒になることを条件に、生活の保障を申し出ました。 両親の帰りを待ちながら苦労をしている姉のためにも、恵は五条の条件を承諾。これによって姉弟は施設に送られることなく、元のアパートで暮らすことが可能となりました。 津美紀は誰かの援助があることは勘付いていましたが、その裏で恵が動いていたことは知らなかったようです。

【関係】天使(来栖華)=津美紀説が浮上していた

津美紀=来栖華説の根拠
  1. 恵が津美紀の声を聞いた直後、天使が彼の前に現れたこと
  2. 髪が内巻きになっている部分があるなど外見上の共通点

一時期ファンの間では、死滅回游編で登場する天使の正体が津美紀なのではないか、という考察もされていました。現在では天使が来栖華という人物だと明かされているため、この説は否定されています。 根拠の1つ目は、恵がプレイヤーのひとり・麗美を殺害しようとしたとき、津美紀の声を聞いた後でその場に天使が現れたこと。2つ目としては、髪の一部がくるんと内巻きになっているという外見上の共通点が挙げられていました。 こうして説が否定された後にみてみると、それぞれの根拠はどうしても薄いように思えてしまいますね……。

【呪い】津美紀はいつ呪われた?原因も考察

恵が中3になってすぐ、津美紀は呪いを受けて昏睡状態となります。その原因や解呪方法も何も分からず、お手上げ状態に。

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津美紀を呪った正体は羂索

呪術廻戦 夏油傑
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

渋谷事変の終盤で、津美紀の呪いは偽夏油こと羂索(けんじゃく)が原因であることが判明します。羂索は人類を次のステップへと進化させるため、死滅回游という呪術を持つ者同士の殺し合いを画策していました。 その準備として羂索は、目をつけた1000人の一般人を事前にマーキング。羂索によるとその際に呪いにあてられて寝たきりになる者も現れたとのこと。そのうちの1人が津美紀だったのです。つまり彼女は死滅回游の駒として、羂索によって呪力を流し込まれていたのでした。 津美紀が倒れたのは作中の2017年春ごろ。この頃、本物の夏油傑はまだ生きており、この年の12月に起こした百鬼夜行編の中で死亡します。羂索はその遺体を乗っ取り偽夏油として活動し始めるので、津美紀を呪った時点では正確には誰の体の中に入っていたのかは分かっていません。 しかし、羂索が封印を解くことで津美紀が目を覚ましたのは事実なので、彼が呪いの正体であることは確かです。

八十八橋の呪霊が原因ではなかった

呪術廻戦 呪霊
©︎芥見下々/集英社

やがて恵が高専に入学し、1年生3人組は八十八橋の任務に就きます。その調査の中で、津美紀も中3の頃、友人に懇願されて八十八橋の肝試しに参加していたことが判明。 八十八橋の呪霊が彼女の昏睡の原因だと思われましたが、その呪霊を祓っても彼女は寝たきりのまま。彼女の呪いについては再び振り出しに戻ります。

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【時系列】死滅回游編での津美紀の動きを解説します

病室で覚醒

渋谷事変で計画に邪魔だった五条を獄門疆に封印した偽夏油=羂索。彼は乗っ取った人物の持つ生得領域を使える力を持っており、夏油傑の持つ術式・呪霊操術も使えました。 その奥義うずまきを準1級以上の呪霊に使うと、その呪霊の持つ術式を抽出することが可能となります。 夏油のうずまきで真人の術式・無為転変を抽出した偽夏油は、それを遠隔発動させました。全国に散らばるマーキングした人々を死滅回游に向けて調整したのです。これにより呪力にあてられていた津美紀も目を覚ましました。 彼女の額には宿儺の顔に浮かび上がる模様を思わせるような痣が出現。目もどこかうつろで、恵の回想シーンで登場した朗らかな津美紀とはまるで別人のような表情を浮かべていました。

死滅回游のルールにより泳者として参加

羂索によって死滅回游の泳者にされた津美紀は、死滅回游のルールにより19日以内に参加しないと術式を剥奪され死んでしまいます。津美紀が目覚めたのが10月31日の24時ごろなので、11月19日までに参加しないといけません。 恵たちはこのことを受け、100点で新たにルールを追加できるという項目に注目し、死滅回遊から抜けられるルールを追加して津美紀を死滅回游から逃がそうと考えました。 恵や虎杖乙骨はそれぞれ死滅回游へ参加しポイントを集めていきます。

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伏黒恵・虎杖悠仁と合流し、点を受け渡される

呪術廻戦  虎杖悠仁
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

仲間になったを加え虎杖たちはポイントを集めていきます。まずは虎杖が日車に勝利して泳者間でポイントの受け渡しを可能にしました。 その後は、恵がレジィを倒し、乙骨が石流烏鷺・黒沐死・ドルゥヴ・ラクダワラを倒して順調にポイントを獲得します。目的のポイント数まで達して恵と虎杖は合流し、100点を消費して「身代わりとして結界外から新しい泳者を招き100点を消費して死滅回遊から抜けられる」というルールを追加しました。 全ての準備が整い恵は津美紀に100点のポイントを譲渡します。

【絶望】衝撃のルール追加・その正体は?

話数 212話

211話で恵からポイントを譲渡された津美紀は死滅回遊から抜けるのではなく、100点を消費して「泳者は結界内を自由に出入りできる」というルールを追加しました。不穏な笑みを浮かべる津美紀に恵は驚きを隠せず「……オマエ……誰だ!?」と問いかけます。 次の212話で津美紀の正体が明らかになりました。その正体は津美紀に受肉した平安時代の術師の万(よろず)です。万は津美紀のフリをしており、恵たちは受肉だと気づきませんでした。 万は初めての戦う相手は宿儺がいいと言い、背中から翼を生やして恵たちの前から立ち去ってしまいました。

【名言】津美紀の心が綺麗すぎる……

誰かを呪う暇があったら 大切な人の事を考えていたいの

このセリフが登場したのは恵の回想シーンですが、穏やかな笑みを浮かべる津美紀が百合の花とともに思い浮かべられており、彼女の心の清らかさがよく伝わってきます。恵が彼女を「根っからの善人」と称するのも納得です。 両親が蒸発するという辛い状況に置かれてもなお、両親を信じて家のことを切り盛りしながらその帰りを待っていた様子からも、他人を信じ続けるまっすぐな人間性が見て取れます。

恵の名言も、津美紀の影響で生まれた

呪術廻戦 伏黒恵
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
恵の名言 俺は不平等に人を助ける (2巻9話)

恵は善人である津美紀を慕っており、幼い頃から彼女を守るために生きてきました。しかしそんな中、何も悪いことをしていない津美紀が呪いによって寝たきりの状態になってしまいます。 この出来事をきっかけに恵は世の中を不平等だという考えを強めるように。善人の津美紀が不幸になり、そうでない悪人がのうのうと生きていることに我慢ならなくなったのです。 そのため、恵は不平等な世の中で少しでも善人が平等でいられるように、不平等に善人だけ救うという信念を持つようになりました。そんな彼の価値観が反映された名言が、「俺は不平等に人を助ける」。一見冷徹に思える言葉ですが、その裏には津美紀への愛やそれゆえの不平等に対する怒りがひそんでいます。

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【声優】伏黒津美紀(ふしぐろつみき)を演じるのは早見沙織

早見沙織

作中屈指の善人として描かれている伏黒津美紀を演じるのは早見沙織(はやみさおり)です。透明感のある声が特徴的な声優で、津美紀役でも慈愛と優しさあふれる芝居で彼女のお人好しな雰囲気を表現していました。特に喧嘩三昧の恵に説教するシーンでは、厳しくも愛ある芝居が印象的です。 『魔法科高校の劣等生』の司波深雪役ではブラコン気味の妹役を熱演。『鬼滅の刃』では胡蝶しのぶ役でしっかり者のお姉さんな芝居を披露しています。

伏黒津美紀は心のきれいな善人!最期があまりにも悲しすぎる…

物語序盤から恵の大切な存在として語られてきた津美紀。まさかこんな展開を迎えるとはショックを隠しきれません。欲をいえばもっと恵と津美紀の姉弟らしいやりとりを見たかったですね。今後は宿儺に体を乗っ取られた恵が助かるのか、展開に注目です!