【2024年最新版】『キングダム』キャラ強さランキングTOP30!知略型と本能型どっちが強い?
タップできる目次
- 『キングダム』強さランキングの基準は?
- キングダム 強さランキングTOP30!
- 1位:李牧(りぼく)
- 2位:王騎(おうき)
- 3位:龐煖(ほうけん)
- 4位:王翦(おうせん)
- 5位:項燕(こうえん)
- 6位:司馬尚(しばしょう)
- 7位:騰(とう)
- 8位:桓騎(かんき)
- 9位:蒙武(もうぶ)
- 10位:楊端和(ようたんわ)
- 11位:麃公(ひょうこう)
- 12位:呉鳳明(ごほうめい)
- 13位:媧燐(かりん)
- 14位:汗明(かんめい)
- 15位:満羽(まんう)
- 16位:廉頗(れんぱ)
- 17位:昌平君(しょうへいくん)
- 18位:信(しん)
- 19位:蒙恬(もうてん)
- 20位:王賁(おうほん)
- 21位:紫伯(しはく)
- 22位:凱孟(がいもう)
- 23位:霊凰(れいおう)
- 24位:馬南慈(ばなんじ)
- 25位:羌瘣(きょうかい)
- 26位:バジオウ
- 27位:項翼(こうよく)
- 28位:白麗(はくれい)
- 29位:慶舎(けいしゃ)
- 30位:尭雲(ぎょううん)
- 過去の時代の強キャラ
- 公式ファンブック発表『キングダム』武力ランキング
- 『キングダム』は今後もランキングが変動していく可能性アリ!本編から目が離せない
『キングダム』強さランキングの基準は?
今回紹介する強さランキングの基準は劇中での描写・評価に加えて、史実での活躍も踏まえた順位です!なお、強さは一騎打ちでの強さだけでなく、指揮官としての優秀さなども踏まえて考察しました。 さらに所属する軍・階級もまとめていますのでどの国の戦力が強いのか、また階級は強さに比例しているのかなども合わせて確認しちゃいましょう。 そして公式ガイドブック『戦国七雄人物録』に掲載された武力ランキングもまとめましたので、純粋な武力の順位も見られますよ。
キングダム 強さランキングTOP30!
1位:李牧(りぼく)
所属する軍 | 趙軍 |
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階級 | 三大天・宰相 |
将軍としてのタイプ | 知略型 |
実写キャスト | 小栗旬 |
趙国の三大天の1人で、再三にわたって信や政の前に立ちはだかる名将・李牧が第1位です。史実でも「守戦の名将」と記録されているほどに優れた人物で、『キングダム』の作中でも様々な形で信や政に影響を与えました。 およそ最強にも思える彼ですが、史実では秦の策略により趙王との関係が悪化し誅殺されるという悲劇的な最後を迎えたとされています。また、彼の死からわずか3ヵ月後(あるいは5か月後)には秦によって趙が滅ぼされたことからも、いかに彼が優れた武将だったのかが伺えるでしょう。
2位:王騎(おうき)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 大将軍(旧六大将軍) |
将軍としてのタイプ | 知略型 |
実写キャスト | 大沢たかお |
第2位は、信も憧れる旧六大将軍の1人、王騎(おうき)です。 史実にも「王キ」という同名の武将はいるのですが、こちらは『キングダム』の王騎と違い史実での功績がほとんどないことからも、王騎と史実の王キはほとんど無関係とみる傾向が強いようです。また、「六大将軍」なども『キングダム』独自の設定です。 このように、ほとんどオリジナルキャラクターといえる王騎は、劇中で半ば神格化されているかのように情に厚く、武力に秀で、頭の回転も優れるなど、武将としての多くの資質を兼ね備えた偉大な人物として描かれています。 物語から退場してからもたびたび話題に上るなど、その圧倒的な影響力も考慮し1位としました。
3位:龐煖(ほうけん)
所属する軍 | 趙軍 |
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階級 | 大将軍(三大天) |
将軍としてのタイプ | 将軍ではない |
実写キャスト | 吉川晃司 |
第3位は、趙の三大天の1人・龐煖(ほうけん)です。自ら「武神」を名乗り、王騎や麃公といった強者たちを破ってきた武将です。精神的な問題をはじめ様々な欠点が指摘されたり、信といい勝負をしたりと、少しずつ龐煖の強さにも綻びがみえ始めます。 そして、単行本58巻ではまさに決死の覚悟で挑んだ信に敗北をしてしまいますが、それまでの実績、その強さを考慮して、武将としての強さはまさに武神級なので3位としました。 なお、史実では悼襄王が崩御し、子の幽繆王が即位する頃には龐煖の足跡が辿れなくなっているようです。
4位:王翦(おうせん)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 大将軍(新六大将軍) |
将軍としてのタイプ | 知略型 |
実写キャスト | なし |
第4位は、王賁の父・王翦(おうせん)。仮面で顔を隠している王翦は何を考えているかよくわかりませんが、かつての六将・胡傷(こしょう)からは「軍略の才だけで六大将軍に割って入ることが出来る」と評価されており、数々の戦場で大きな功績をあげています。 また史実でも武将としてかなり活躍しており、楚を滅ぼすまで着実に武功を積み重ねていき、その後も天寿を全うしたそうです。 このように『キングダム』の作中の描写はもちろん、史実からも彼がかなりの強者であることは間違いないでしょう。昌平君との強さの上下を判断するのは難しいですが、史実での功績から彼を上位としました。
5位:項燕(こうえん)
所属する軍 | 楚軍 |
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階級 | 大将軍 |
将軍としてのタイプ | 不明 |
実写キャスト | なし |
楚国大将軍筆頭の項燕(こうえん)。「楚の虎」と称されていることがわかっているだけで、本編ではまだ登場していません。 それにも関わらず彼がこの位置にランキングしているのは、史実から紐解くと彼は今後、必ず重要キャラクターとなることが明らかになっているからです。後述の「信の大失敗」というのは、実はこの項燕に対する敗北なのです。 史実によると信は、政の「対楚戦において必要な兵力はどれくらいか」という質問に20万と回答。一方、同じく質問された王翦(おうせん)はこれに60万と回答します。 結果、政は信の意見を信じ、信は蒙恬と共に20万の兵を率いて楚に侵攻しますが、三日三晩追跡して来た項燕率いる軍の奇襲によって大敗。信は7人の武将と2カ所の塁壁を失う大失態を犯します。 その後、王翦と蒙武は60万の兵を率いることで楚を滅亡させることには成功しますが、項燕はそれまでに楚の公子である昌平君を楚王として擁立するなど、『キングダム』の後半でかなり活躍することが見込めます。さらに、項燕は後に秦を滅ぼす項羽(こうう)の祖父でもあるのです。 こうした事情から考えても、『キングダム』の世界でも超重要人物となるでしょう。展開次第では、李牧の次に物語を牽引するボスキャラクターの1人になるかもしれませんね。
6位:司馬尚(しばしょう)
所属する軍 | 趙軍 |
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階級 | 城主 |
将軍としてのタイプ | 不明 |
実写キャスト | なし |
第6位は、趙の武将・司馬尚(しばしょう)。李牧が自分と同格の「三大天」に推薦するほどの人物だけあって、物語に登場した際にはわずか5千の兵で敵が率いる2万の兵を打ち破るなど、その確かな強さが伺えます。 まだまだ物語には本格的には関わってきていませんが、秦による趙の侵攻が激化していけば、いずれ彼が戦線に登場することもありうるでしょう。李牧や龐煖という作中屈指の武将たちと同格の彼は、物語でも大きな見せ場が与えられそうです。 なお、史実では彼の子孫には諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)を破る司馬懿(しばい)などがいます。
7位:騰(とう)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 大将軍(新六大将軍) |
将軍としてのタイプ | 知略型 |
実写キャスト | 要潤 |
王騎の側近にして、後に彼のあとをついで大将軍となる騰。「ファルファルファル」という独特の擬音やポーカーフェイスからどこかコミカルな印象もある彼ですが、その強さは本物。1度戦場に出れば、しっかりと活躍する場面が目立ち、王騎の側近というのも納得の実力者です。 史実によると、後に10万の軍勢を率いて韓を滅ぼすという戦果をあげており、これにより秦ははじめて他国を制圧することになります。ただし、その後に行政官僚となること以外は、あまり足跡が残っていません。 今後、彼に大きな見せ場があるのは間違いありませんが、もしかしたら韓を滅ぼして以降、何らかの形で戦線を離れることになるのかもしれません。
8位:桓騎(かんき)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 大将軍(新六大将軍) |
将軍としてのタイプ | 本能型 |
実写キャスト | なし |
第8位は桓騎(かんき)。残虐な一面が強く、人間的に尊敬できるキャラクターではありませんが、頭が切れる上に戦闘力も抜群。秦を支える優秀な武将の1人です。実は桓騎の最期については、史実では諸説あります。1つは、李牧によって斬首されてしまうというもの。 もう1つは燕に亡命し「樊於期(はんおうき)」と名を改め、始皇帝暗殺計画に協力したというものです。『キングダム』の作中で彼がどのような結末を迎えるかは不明ですが、このまま物語の最後まで戦うことは、どう考えても難しい様子。 また、樊於期という同名のキャラクターは既に登場済みなので、桓騎が彼と共謀して政を殺させようとするのでは、という推測もされています。今後も敵対者としてますます躍進しそうな桓騎から目が離せませんね。
9位:蒙武(もうぶ)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 大将軍(新六大将軍) |
将軍としてのタイプ | 本能型 |
実写キャスト | 平山祐介 |
第9位は、王翦と同じく秦の武将・蒙武(もうぶ)。蒙恬(もうてん)の父親で、史実では謎に満ちた人物です。歴史に名前が出てくる時は「王翦の副将」というのが特徴ともいえます。武力に秀で、劇中では大将軍に任命されているなど、秦の中でも屈指の実力者ではあります。 史実では楚を攻めて滅亡させることになっているため、物語の後半まで活躍することは間違いなしといえそうです。
10位:楊端和(ようたんわ)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 大将軍(新六大将軍) |
将軍としてのタイプ | 本能型 |
実写キャスト | 長澤まさみ |
第10位は、「山界の死王」こと楊端和(ようたんわ)です。強く美しくカリスマ性溢れる彼女には、ファンも多いのではないでしょうか?実写映画版での長澤まさみの演技も圧巻でした。 そんな彼女は数々の戦場で武勲をあげており、大将軍級の扱いをうける王翦・桓齮らと共に趙に攻め込んでいることから、彼女が彼らに匹敵する実力者であると考えられます。 また、史実では今後、王翦と羌瘣が趙を平定する中で更なる武功をあげることになっているので、当分は彼女の活躍を楽しめそうです。ただし趙の平定後の情報が見当たらず、さらに生没年なども不詳であることから、彼女も戦死か戦線を離れる可能性が高そうです。
11位:麃公(ひょうこう)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 大将軍 |
将軍としてのタイプ | 本能型 |
実写キャスト | 豊川悦司 |
第11位は、あの李牧をして「本能型の極地」といわしめた麃公(ひょうこう)です。その強さは旧六将級で、実際に推挙をうけることもあったようですが、本人が戦場で戦い続けることを優先したため、生涯を通して六将にはなりませんでした。 しかし、その強さは一級品。先述の通り李牧に認められたことに加え、李牧とおなじ趙国三大天の1人で自ら「武神」を名乗る男・龐煖(ほうけん)の片腕を折るほど。 戦術家として一流の李牧、そして武人として一流の龐煖を相手取りそれぞれに拮抗した戦いを繰り広げたことから、彼自身が超一流の武人であることは疑いようがないのではないでしょうか。
12位:呉鳳明(ごほうめい)
所属する軍 | 魏軍 |
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階級 | 大将軍 |
将軍としてのタイプ | 知略型 |
実写キャスト | なし |
第12位は合従軍で魏国を率いた総大将、呉鳳明(ごほうめい)です。呉鳳明は魏で「魏火龍七師」の1人として名を馳せ、最期は蛇甘平原で戦死した呉慶(ごけい)の息子であると判明しています。彼の武器は、何と言ってもその奇抜で天才的な知略です。 父を討たれたため秦に大きな恨みを抱えていた呉鳳明。そんな彼は合従軍編にて独自の兵器である巨大井闌車や床弩を用い、難攻不落の函谷関を陥落寸前まで追い詰めました。また呉鳳明は史実には登場しない完全なオリジナルキャラクターです。 そのため彼の結末などは予想し難いですが、作中での活躍を見ると滅亡まで魏のキーマンで居続ける可能性が高いでしょう。
13位:媧燐(かりん)
所属する軍 | 楚軍 |
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階級 | 大将軍・宰相 |
将軍としてのタイプ | 知略型 |
実写キャスト | なし |
楚の宰相となる女傑・媧燐(かりん)。楚の中では異端ともいえる手段を選ばずに勝利を求めるタイプの将軍で、自身の武力はもちろん、戦略家としても非常に優秀。その強さは、あと1歩で合従軍に勝利をもたらしたのではないかとされるほど。 また、史実では楚が滅ぼされるのは中華統一の流れの中でもかなり後半の方なので、今後彼女がますます活躍することは十分あり得るのではないでしょうか。 そして、彼女にはある気になる噂があります。それは、彼女が戦場を駆け回って探していたという弟が、秦国の軍事を司る昌平君ではないかというものです。昌平君に関しては謎めいた部分が多く、設定次第では彼に姉がいたという話にもできるのです。 今後のキーパーソンにもなりそうな彼女ですが、果たしてどのような活躍をみせてくれるのでしょうか?
14位:汗明(かんめい)
所属する軍 | 楚軍 |
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階級 | 大将軍 |
将軍としてのタイプ | 本能型 |
実写キャスト | なし |
14位は「楚の巨人」こと汗明(かんめい)です。合従軍編では楚の総大将をつとめ、蒙武(もうぶ)との一騎打ちによって敗れてしまいました。蒙武には敗れてしまいましたが、その激闘は互いの腕を砕くほどで、実力はほぼ互角だったといえそうです。 また、蒙武と戦うまでの戦績は「(自称)無敗」。自称という点がやや心許ないですが、あの戦いを踏まえて考えると、それもあながち嘘ではなさそうです。蒙武級の武将ということで、彼を14位としました。
15位:満羽(まんう)
所属する軍 | 楚軍 |
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階級 | 大将軍 |
将軍としてのタイプ | 本能型 |
実写キャスト | なし |
第15位は「不敗の要地」と語られた什虎城(じゅうこじょう)の城主であり、什虎四将の1人である満羽(まんう)です。趙の邯鄲を落とそうとしていた秦軍は、昌平君の知略により先に魏の驚異を討つため行動に出ます。そこで秦魏同盟を結び攻め入ったのが、各国の国境付近に位置する什虎でした。 秦魏同盟が攻めて来たと知った時に飛び跳ねて喜ぶほど、交戦的な性格の彼。その強さは本物で、秦の猛将、蒙武相手に圧倒的な戦いを繰り広げ、汗明にも勝った経験を匂わせていました。史実では登場しない、オリジナルキャラクターである満羽。 什虎は落とされたものの、彼はまだ生存しているため今後の活躍に期待です。
16位:廉頗(れんぱ)
所属する軍 | 趙軍・魏軍・楚軍 |
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階級 | 大将軍(元三大天) |
将軍としてのタイプ | 知略型であり本能型 |
実写キャスト | なし |
魏の大将軍にして前趙国三大天の1人・廉頗(れんぱ)は、李牧をして「正面から当たれば勝てる人間は誰もいない」といわしめる最強候補の一角となる武将です。男気に溢れた豪快な人物で、戦を好むその人柄は、どこか麃公(ひょうこう)にも通じるものを感じられます。 『キングダム』の劇中では趙と魏を離れて楚へ亡命した彼ですが、史実ではこの後再び戦場に立つことができないまま病死するとされています。 圧倒的な強さをほこり、戦を好んだ彼の生涯の幕引きとして病没というのは寂しく感じられてしまいますが、漫画の中では何かしらの救いが描かれるのでしょうか。
17位:昌平君(しょうへいくん)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 総司令官兼右丞相 |
将軍としてのタイプ | 知略型 |
実写キャスト | 玉木宏 |
第17位は、昌平君(しょうへいくん)。事実上秦国の軍事の責任者を務める彼はもともと楚の国の公子で、人質として秦にやってきました。史実では楚が1度滅亡したタイミングで、楚の将軍・項燕によって楚王にされ、王翦・蒙武と戦い、戦死したとされています。 彼の裏切りの理由などは史実だと判然としませんが、秦が各国を倒す順番が「韓→趙→魏→楚→燕→斉」となっており、最後の斉とは大きな戦争にはならなかったようなので、燕との戦いが物語のクライマックスとなるのではないかと予想されています。 そうなると、楚との戦いはその直前であり、ここも物語の大きな山場となりそうです。その中核を担うであろう昌平君は今後ますます活躍しそうなので、今まで以上に目が離せなくなるのではないでしょうか。
18位:信(しん)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 将軍 |
将軍としてのタイプ | 本能型 |
実写キャスト | 山﨑賢人 |
ついに六大将軍・王騎の矛を扱うようになってから、信は五千人将に昇進も果たし、実力ではすでに将軍級といっても過言ではないほどの戦績をあげています。ただし、今後の伸び代はあるとはいえ、王騎の矛を十分に扱うことができなかったり、まだまだ未熟さを拭いきれない一面も。 史実の通りであれば信は今後、ある大失敗をしてしまいますが、やがてはその失敗も挽回し、政の中華統一に大きく貢献することになります。そうした活躍から考えると、信が今後さらに強くなることは間違いないでしょう。 1巻の頃から比べると信は段違いに成長しており、今後さらに強くなることは間違いありません。
19位:蒙恬(もうてん)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 将軍 |
将軍としてのタイプ | 知略型 |
実写キャスト | 萩原利久 |
第19位は、秦の楽華隊を率いる蒙恬(もうてん)です。整った顔立ちで、『キングダム』の中でも非常に将来有望な若者として描かれている彼ですが、史実でも秦の中華統一に最後まで貢献しています。 さらに中華統一後は万里の長城の築造にも関わっているなど、武将としてだけでなく、政治家としても優秀な人物だったようです。 史実での蒙恬は、数々の偉業を成し遂げた後、始皇帝の死後に後継者となった胡亥(こがい)の指示によって自害しています。悲劇的な末路を辿ることになる蒙恬ですが、『キングダム』の劇中でそこまで描かれるかはわかりません。 少なくとも中華統一の終盤まで活躍することは間違いないので、今後も彼の活躍を楽しみましょう。
20位:王賁(おうほん)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 将軍 |
将軍としてのタイプ | 不明 |
実写キャスト | なし |
王翦の子・王賁(おうほん)が20位です。主人公・信のライバルにして槍の名手である彼ですが、信のもう1人のライバル・蒙恬(もうてん)と共に、史実でも大活躍しています。 その活躍ぶりは、魏・燕・代(趙の滅亡後に、趙の王族が建国した国)・斉の4ヶ国を滅ぼすほど。もちろん、信や蒙恬といった仲間がいた上での勝利だとは思いますが、史実での彼らはわずか5年でこれらの国々の征服に成功することになっており、その強さには驚異的なものがあります。 このような今後の活躍ぶりから考えても、彼が相当な実力者に成長することは間違いないでしょう。
21位:紫伯(しはく)
所属する軍 | 魏軍 |
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階級 | 大将軍(魏火龍七師) |
将軍としてのタイプ | 知略型 |
実写キャスト | なし |
魏火龍七師の1人・紫伯(しはく)は「魏国史最強の槍術師」と評される人物です。過去には愛する者を同じ魏火龍の太呂慈(たいろじ)に惨殺され、太呂慈ら3人の魏火龍七師を討った過去があります。 著雍戦では14年ぶりに戦場に出た紫伯。知勇兼備の名将としての実力をいかんなく発揮して王賁や関常(かんじょう)を振り回す切れ者っぷりを見せてくれましたが、最期は王賁に討たれて退場となりました。
22位:凱孟(がいもう)
所属する軍 | 魏軍 |
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階級 | 大将軍(魏火龍七師) |
将軍としてのタイプ | 本能型 |
実写キャスト | なし |
凱孟(がいもう)は魏火龍七師の1人。王騎らと同世代の巨漢の猛将で、討ち取った武将の数は百以上という豪傑です。彼にとっては戦争は“強者が弱者を蹂躙するだけの殺戮場”であり、知略をめぐらせたり己の美学に則って戦ったりするタイプではありません。 著雍戦では飛信隊と衝突。信と一騎打ちを繰り広げましたが、決着はつきませんでした。一戦交えた信は、凱孟を王騎や廉頗と比べて志が低いと評していたのも印象的です。
23位:霊凰(れいおう)
所属する軍 | 魏軍 |
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階級 | 大将軍(魏火龍七師) |
将軍としてのタイプ | 知略型 |
実写キャスト | なし |
魏火龍七師のなかでも知略に長けているのが霊凰(れいおう)です。王騎らと同世代とは思えぬほど若々しく中性的な容姿が特徴的。彼は王騎や摎も一目置く軍略家であり、新・魏火龍の呉鳳明(ごほうめい)の師でもあります。 彼自身は軍略に徹し、戦闘狂である腹心・乱美迫(らんびはく)を用いての戦術が得意。著雍防衛戦では秦軍総大将・騰を苦しめましたが、信の急襲の際に呉鳳明に身代わりにされて討たれました。
24位:馬南慈(ばなんじ)
所属する軍 | 趙軍 |
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階級 | 将軍 |
将軍としてのタイプ | 知略型 |
実写キャスト | なし |
馬南慈(ばなんじ)は李牧の副官を務める老将です。「雁門の鬼人」の異名を持つ猛将であると同時に、知略にも長けた人物。飛信隊軍師・河了貂(かりょうてん)もその知略の深さを指摘するほどでした。 鄴編では朱海平原で王翦を挟撃し、その実力であの王翦を窮地に追い込みます。救援が来たことで王翦の首は取れませんでしたが、馬南慈は李牧とともに青歌へ向かったので、今後確実に信たちの前に立ちはだかる壁となることでしょう。
25位:羌瘣(きょうかい)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 五千人将 |
将軍としてのタイプ | 不明 |
実写キャスト | 清野菜名 |
伝説の刺客一族の後継者として育てられ、後に飛信隊の隊員となる羌瘣(きょうかい)が25位。彼女は劇中の訓練の描写ではいつも信を圧倒しており、戦場でもピカイチの強さを発揮する強い女性。 その一方で、信に対しては恋愛感情のようなものを抱いているのか、彼の子供が欲しいと口走ったりと、天然な部分が見受けられます。 信と共に着実に出世を続けている羌瘣ですが、史実では趙を滅ぼした前後で彼女の足跡は途絶えています。このことから、彼女がここで戦死するという予想や、信と結ばれ戦士としては引退するという予想などもあるようです。 史実での情報が少ないからこそ彼女の今後の展開は読めず、『キングダム』でどのように描かれるか注目です。
26位:バジオウ
所属する軍 | 山の民 |
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階級 | 将軍 |
将軍としてのタイプ | 将軍ではない |
実写キャスト | 阿部進之介 |
26位のバジオウは楊端和の懐刀であり山界最強の戦士です。彼はバジ族の生き残りで、いざというときには自分の意志で奥底に眠る獣の本能を呼び覚ますことができます。そのときの姿はまさしく狂戦士でした。 バジオウは双剣の使い手で、高い身体能力が武器。くわえて冷静な判断力も持ち合わせているため、キーパーソンである楊端和の窮地も何度も救っています。
27位:項翼(こうよく)
所属する軍 | 楚軍 |
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階級 | 将軍 |
将軍としてのタイプ | 本能型 |
実写キャスト | なし |
項翼(こうよく)は信と同世代の楚軍の若き将で、信よりもさらに短気で攻撃的な性格をしています。猪突猛進な性格を指摘されていること、まだ軍略を披露する場面がないことから今回は本能型と分類しました。 騰に討たれた臨武君(りんぶくん)は彼の上司でした。そのため、騰に対して強い復讐心を燃やしています。 楚国における信のポジションにいる項翼は、伸びしろ十分。今後の展開次第では一気に上位に躍り出る可能性も秘めています。
28位:白麗(はくれい)
所属する軍 | 楚軍 |
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階級 | 将軍 |
将軍としてのタイプ | 不明 |
実写キャスト | なし |
27位の項翼の相棒でありストッパー役を果たしているのが、白麗(はくれい)です。「中華十弓」に数えられるほどの弓の名手で、本人は中華3位の腕前だと明言しています。 合従軍編では騰軍第三軍長の鱗坊(りんぼう)をその弓で射殺。たしかな腕前を披露しました。項翼とのタッグで、同世代の信のライバルとなる可能性を秘めている将軍の1人です。
29位:慶舎(けいしゃ)
所属する軍 | 趙軍 |
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階級 | 将軍 |
将軍としてのタイプ | 本能型 |
実写キャスト | なし |
三大天にもっとも近い男・慶舎(けいしゃ)は、「沈黙の狩人」の異名を持つ本能型の将軍です。同時に軍略家としての才を李牧に見出された人物で、模擬戦では李牧を破ることもあったほど。 合従軍戦では趙軍の総指揮を李牧に代わって任され、麃公をクモの巣のように何重にも張り巡らせた罠で翻弄しました。黒羊編では趙の総大将として、桓騎軍と飛信隊の前に立ちはだかります。最期は信に討ち取られましたが、彼が逸材だったことは間違いありません。
30位:尭雲(ぎょううん)
所属する軍 | 趙軍 |
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階級 | 将軍(藺家十傑) |
将軍としてのタイプ | 本能型 |
実写キャスト | なし |
尭雲(ぎょううん)は趙三大天だった藺相如(りんしょうじょ)の武たる「藺家十傑」の1人です。知勇を兼ね備えた藺相如の武を補う尭雲は、藺相如から知略も叩き込まれており、軍略にも長けています。 鄴編では河了貂の策の裏をかき、飛信隊を翻弄しました。尭雲は1度は配下の精鋭軍「雷雲」を使って王賁を瀕死に追い込みましたが、最期は王賁に討たれています。
過去の時代の強キャラ
楽毅(がくき)
所属する軍 | 燕軍 |
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階級 | 大将軍 |
将軍としてのタイプ | 不明 |
実写キャスト | なし |
劇中ではすでに故人として登場する楽毅(がくき)。滅亡寸前だったかつての燕を助け、逆に大国だった斉を滅亡寸前にまで追い込んだ名将で、「軍神」と称されるほどの人物として語られます。その強さは、秦の六大将軍や趙の三大天と並ぶほど。 故人としての登場ではありますが、史実では信や政が登場する以前には、楽毅が斉を追い込んだことによって、斉と秦の2強時代が秦の1強時代へと突入し、秦の中華統一がひと時進んだとされています。そう考えると物語への影響力は絶大と言えますね。
白起(はくき)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 大将軍(旧六大将軍) |
将軍としてのタイプ | 不明 |
実写キャスト | なし |
白起(はくき)は秦国六大将軍の筆頭だった人物で、劇中では故人として登場します。長平の戦いでは総大将を務め、降伏した趙兵40万人を生き埋めにした、廉頗いわく「正真正銘の怪物」です。 この生き埋めの一件は、幼少期を趙で過ごした政が虐げられる原因となり、彼の人格形成にも大きな影響を与えました。 白起は史実でも李牧らと並び戦国四大名将の1人に数えられる名将で、秦の領土拡大にも大きく貢献しました。
摎(きょう)
所属する軍 | 秦軍 |
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階級 | 大将軍(旧六大将軍) |
将軍としてのタイプ | 不明 |
実写キャスト | 新木優子 |
摎(きょう)は謎多き旧六大将軍の1人です。その正体は王騎の妻になるはずだった人物で、昭王の実の娘でした。 摎自身も出自を知らぬまま、王騎のもとで召使いとして武の腕を上げていき、やがて六大将軍に上り詰めた人物。女性でありながらその苛烈さは六将随一だったそうです。 王騎の妻になるという夢が叶う目前で、龐煖に討たれ死亡。のちの王騎は龐煖との一戦で、摎を思いながら龐煖に一太刀を浴びせました。
公式ファンブック発表『キングダム』武力ランキング
ここからは2021年7月に発売された『キングダム』公式ガイドブック『戦国七雄人物録』に掲載された武力ランキングトップ100を一挙に紹介します!(同率順位があるため104位まで記載) こちらは純粋な『キングダム』における戦での武力を数値化したもの。史実や指揮官能力も加味したciatr独自のランキングと比較して見るのも面白いですよ。
武力100 | 蒙武(もうぶ)・秦国大将軍(新六大将軍) 龐煖(ほうけん)・趙国大将軍(三大天) |
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武力99 | 汗明(かんめい)・楚国大将軍 ランカイ・秦国山の民(元成蟜の部下) |
武力98 | 王騎(おうき)・秦国大将軍(旧六大将軍) |
武力97 | 廉頗(れんぱ)・魏国大将軍(前趙国三大天) 満羽(まんう)・楚国大将軍 凱孟(がいもう)・魏国大将軍(魏火龍七師) |
武力96 | 騰(とう)・秦国大将軍(新六大将軍) 紫伯(しはく)・魏国大将軍(魏火龍七師) 羌瘣(きょうかい)・秦国飛信隊副隊長 |
武力95 | 楊端和(ようたんわ)・秦国大将軍(六大将軍) ロゾ・趙国犬戎族の末裔(犬戎王) 麃公(ひょうこう)・秦国大将軍 千斗雲(せんとうん)・楚国将軍 幽連(ゆうれん)・秦国蚩尤 |
武力94 | 媧燐(かりん)・楚国宰相 摎(きょう)・秦国大将軍(旧六大将軍) 尭雲(ぎょううん)・趙国将軍 王賁(おうほん)・秦国玉鳳隊隊長 馬南慈(ばなんじ)・趙国将軍 乱美迫(らんびはく)・魏国武将 |
武力93 | 楽毅(がくき)・燕国大将軍 王翦(おうせん)・秦国大将軍(新六大将軍) 桓騎(かんき)・秦国大将軍(新六大将軍) オルド・燕国大将軍(軍総大将) 輪虎(りんこ)・魏国将軍(廉頗四天王) 臨武君(りんぶくん)・楚国将軍 項翼(こうよく)・楚国将軍 李信(りしん)・秦国将軍(飛信隊隊長) バジオウ・秦国筆頭将軍(楊端和の右腕) 渉孟(しょうもう)・趙国将軍 ゼノウ・秦国将軍 羌礼(きょうれい)・秦国飛信隊(蚩尤) |
武力92 | 録嗚未(ろくおみ)・秦国将軍(騰傘下筆頭将軍) 白麗(はくれい)・楚国楚国将軍 愛閃(あいせん)・秦国玉鳳隊副隊長 蒼仁(そうじん)・秦国飛信隊 |
武力91 | 李牧(りぼく)趙国大将軍(三大天・宰相) 姜燕(きょうえん)魏国武将(廉頗四天王) 亜光(あこう)秦国将軍(王翦軍第一将) 介子坊(かいしぼう)魏国武将(廉頗四天王) 傅抵(ふてい)趙国将軍(李牧軍三千人将) 馬呈(ばてい)趙国将軍 糸凌(しりょう)秦国副官 |
武力90 | 昌平君(しょうへいくん)・秦国右宰相 扈輒(こちょう)・趙国大将軍 劇辛(げきしん)・燕国大将軍 ワテギ(わてぎ)・秦国戎籊族の王 カタリ(かたり)・秦国メラ族族長 ゴバ・趙国犬戎王の血族 ダント・秦国フィゴ族族長 雷土(らいど)・秦国桓騎軍副官 羌象(きょうしょう)・秦国蚩尤 朱鬼(しゅき)・魏国武将 麻鬼(まき)・魏国武将 魏国加(ぎか)・趙国武将 シュンメン・秦国鳥牙族代表 黄離弦(こうりげん)・魏国将軍 |
武力89 | 呉慶(ごけい)・魏国大将軍 蒙恬(もうてん)・秦国楽華隊隊長 豹司牙(ひょうしが)・秦国近衛団団長 那貴(なき)・秦国飛信隊 竜川(りゅうせん)・秦国飛信隊 |
武力88 | 慶舎(けいしゃ)・趙国将軍 玄右(げんう)・楚国将軍 李白(りはく)・趙国将軍 亜花錦(あかきん)・秦国三千将 同金(どうきん)・秦国王騎軍第五将 キタリ・秦国メラ族新族長 タジフ・秦国楊端和側近 万極(まんごく)・趙国将軍 燕国呈(えんてい)・秦国朱凶族長 蒼淡(そうたん)・秦国飛信隊 |
武力87 | 鱗坊(りんぼう)・秦国王騎軍第三将 左慈(さじ)・秦国上級武官 |
武力86 | 白起(はくき)・秦国大将軍(旧六大将軍) 紀彗(きすい)・趙国将軍 張唐(ちょうとう)・秦国将軍 麻鉱(まこう)・秦国王翦軍第二将 関常(かんじょう)・秦国千人将 樊於期(はんおき)・毒国将軍 干央(かんおう)・秦国将軍 昧広(まいこう)・趙国将軍 我呂(がろ)・秦国飛信隊千人将 崇原(すうげん)・秦国飛信隊 岳牙(がくが)・秦国麃公軍副官 ムタ・秦国刺客 |
武力85 | 介億(かいおく)・秦国昌平君筆頭家臣 趙国峩龍(ちょうがりゅう)・趙国将軍 蒙驁(もうごう)・秦国将軍 雷伯(らいはく)・趙国将軍 倉央(そうおう)・秦国王翦軍第四将 共伯(こうはく)・趙国将軍 貝満(べいまん)・楚国汗明軍副官 陸仙(りくせん)・秦国楽華隊副官 縛虎申(がくこしん)・秦国千人将 岳嬰(がくえい)・趙国将軍 |
武力84 | 嬴政(えいせい)・秦国王 劉冬(りゅうとう)・趙国将軍 カイネ・趙国李牧軍三千人将 岳雷(がくらい)・秦国飛信隊千人将 徐完(じょかん)・秦国朱凶 オギコ・秦国桓騎軍千人将 |
『キングダム』は今後もランキングが変動していく可能性アリ!本編から目が離せない
『キングダム』の史実と劇中での描写を踏まえて武将の強さを考察してきましたが、『キングダム』に登場する武将たちの強さは実力伯仲で、ランキングの妥当性の考察が非常に難しかったです。 特に、信をはじめとする若手武将たちは今後の成長が未知数ですし、逆に物語が始まる前に退場してしまっている武将も判断が難しいところがありました。また、このランキングはこれからも随時変化していく可能性がありますので、あくまで物語完結前の一時的なものとして読んでもらえると幸いです。