「ワンピース」フィガーランド家の血筋と過去を考察！世界の根幹？最強の理由とは？

フィガーランド家は劇場版「FILM RED」で五老星が初言及した家系です。彼らが事件を起こしたウタの処遇を話しているシーンで、「フィガーランド家の血筋でもか？」と口にしたのが初出でした。 その後、原作で神の騎士団最高司令官を任されるフィガーランド・ガーリング聖が登場。彼はロジャー海賊団らも参戦した「ゴッドバレー事件」に関わっており、そこで繰り広げられた戦闘で大活躍したようです。 また、ガーリング聖がのちに五老星へ昇格し、息子のフィガーランド・シャムロックが騎士団団長を務めていると判明。天竜人のなかでも特に高貴な血統を持っていると思われ、「世界を作った20の王家の末裔では？」という意見もあがっています。 さらに、最新のエルバフ編でシャンクスがこの一族の出身だったと判明！フィガーランド家は革命軍も警戒する神の騎士団のトップ、さらに四皇まで輩出している恐ろしい一族なのです。

「FILM RED」では原作者・尾田栄一郎と監督・谷口悟朗による、副音声上映が実施されていました。そのなかでは、フィガーランド家に関する禁断の質問も。 フィガーランド家について聞かれた尾田栄一郎は、原作で詳細が明かされることを示唆しながら、担当編集者に止められ多くを語りませんでした。そのため今後原作に大きく関係する、重要事項であるのは間違いないでしょう。

四皇の一角を担うシャンクス。彼は映画「FILM RED」の本編及び特典で、フィガーランド家との関係が匂わされていました。長らくその詳細は不明のままでしたが、エルバフ編でついにフィガーランド家の一員だと判明したのです！ ガーリング聖の息子にあたるシャムロックは、1138話で「シャンクスは生き別れた双子の弟」と発言。これにより、シャンクスがシャムロックの弟、そしてガーリング聖の息子であることが確定しました。 ちなみに、シャンクスとシャムロックの容姿が瓜二つということも判明済み。そのため、過去に描かれた五老星とシャンクスの対話シーンは、「五老星とシャムロックの対話シーンだったのでは？」と推測されています。

107巻収録1086話で初登場を果たした、フィガーランド・ガーリング聖。彼はこのシーンで「ゴッドバレーという土地で活躍した王者」と紹介されています。ゴッドバレーは過去にロジャー海賊団とガープらの連合軍が、ロックス海賊団を崩壊させた場所。 そして、それと同時にロジャーが財宝の中にいたシャンクスを拾った場所でもあります。さらに、ガーリング聖がここに子供を連れてきていたと匂わされたため、「シャンクス＝ガ―リング聖の息子説」が浮上。 その真相は長らく明かされていませんでしたが、前述したように、エルバフ編でこの説が真実だったと判明しました。ちなみに、ガーリング聖は神の騎士団から五老星へ昇格。現在は科学防衛武神の座についています。

1137話(単行本未収録)でその存在が明らかとなった、フィガーランド・シャムロック。シャンクスの双子の兄ということがわかっており、その容姿は瓜二つ。顔にある傷の有無、髪型程度しか違いが見当たりません。ただ、周囲の人々を見下すような態度を取るなど、性格は正反対のようです。 また、シャムロックはガーリング聖の息子で、神の騎士団団長ということが判明済み。その戦闘力は明らかになっていませんが、「ケルベロスに変化する特殊な剣」を使用することがわかっています。現在はエルバフの戦士たちを世界政府の管理下に置くため暗躍中。 騎士団メンバーたちに指令を下し、大きな混乱を招こうとしているようです。

ウタはシャンクスの娘という立ち位置ではありますが、映画のなかで「シャンクスとは血が繋がっていない」ことが判明しています。そのためウタ自身はフィガーランドの血を継ぐ存在ではないと言えるでしょう。

フィガーランド家は、天竜人の家系であると考えて間違いないでしょう。 原作1086話では新たにフィガーランド家が登場しました。名前から、彼が天竜人であることは間違いないです。天竜人は、全員が世界政府を創った19の王達の末裔。フィガーランド家は新しく判明した、20の王家の1つなのです。

1086話で神の騎士団の最高司令官を務めるフィガーランド・ガーリング聖が登場しました。神の騎士団は天竜人をも裁く権利を持つ組織で、ガーリング聖は魚人族を庇った罪でドンキホーテ・ミョスガルド聖を処刑。 騎士団メンバーには、一般的な天竜人とは一線を画す権力・地位が与えられていると推測できます。さらに、革命軍のドラゴンが警戒する様子を見せるなど、革命軍と同等かそれ以上の武力を誇ることも匂わされていました。 また、ガーリング聖が五老星へ昇格したのち、息子のシャムロックが団長として騎士団を率いていることが判明。最高司令官と団長、この2つの地位に差があるかは不明ですが、おそらく騎士団を離脱したガーリング聖の後任としてシャムロックがトップに立ったのでしょう。 もしかしたら、フィガーランド家は代々騎士団を統率してきた一族なのかもしれません。

白ひげはシャンクスとの会話のなかで、シャンクスの顔を見て「あの野郎から受けた傷が疼きやがる」と発言。このセリフに登場する「あの野郎」が誰を指しているのかははっきりしていませんが、これがガーリング聖だとすれば全ての辻褄が合ってきます。 白ひげはかつてロックス海賊団に在籍していました。彼はもしかしたらゴッド・バレーの戦いでガーリング聖から傷を付けられたのではないでしょうか。そして白ひげはシャンクスとガーリング聖の繋がりを知っている。そう考えると白ひげがシャンクスに対しこの発言をしたことにも納得できます。

108巻収録1095話で描かれたゴッドバレー事件の回想シーン。ここに天竜人が保管していると思しき、6つの宝箱が描かれています。ロジャーはここで起きた戦いで、「宝箱のなか」にいるシャンクスを見つけました。このことから、「6つの宝箱にはそれぞれ子供が閉じ込められていた」と推測できます。 実はこの子供たちが、「過去の時代から、悪魔の実の能力で未来に送られた特別な子供なのでは？」と噂されているのです。さらに、「シャンクスとバギーが一緒に拾われた」という説も存在。これらを複合して考えると、「バギーも宝箱にいた特別な子供達の1人」と考えることができます。

フィガーランド・ガーリング聖は神の騎士団最高司令官であり、ロックス海賊団なども加わったゴッドバレーの戦いでも大きな戦果をあげていると思われます。そのことからフィガーランド家は非常に高い戦闘力を持った家系だと推測可能。 また、ガーリング聖は「月」をイメージさせる外見をしており、太陽の神ニカと対になるような存在にも見えます。もしかしたらフィガーランド家は「月の神」にまつわる一族として、Dの一族と対立してきたのかもしれません。 ちなみに「月」にまつわる一族として、作中にはルナーリア族も登場。フィガーランド家が驚異的な戦闘力を誇る彼らと繋がりを持っているとしたら、ガーリング聖やシャンクスの強さにも納得できますね。 さらに、前述した「子供を未来に送った説」が正しければ、ワノ国の「天月家」とも関わりがあると推測できます。光月おでんと結婚したこの一族出身のトキは、対象を未来へ送れる「トキトキの実」の能力者です。彼女はもともと800年ほど前に生まれ、自身の能力で現代に来ていることが判明済み。 トキは自身の力を駆使し、シャンクスをはじめとする子供たちを未来に送ったのかもしれません。両家が「月」に馴染みのある一族という点も考慮すると、フィガーランド家と天月家は同じ祖先を持つ同族と考えることもできそうです。

シャンクスの出身は西の海です。これは公式に認められている情報で、彼が白ひげと会った際も西の海の酒を「肌にしみた水から作った酒」「故郷の酒」と呼んでいました。しかし彼が天竜人なのであればマリージョア、ゴッドバレーで生まれたにしてもゴッドバレー出身のはずですよね。 そもそも1歳でロジャー海賊団に拾われたシャンクスに、「水が肌にしみるほどの故郷」があるのかは疑問です。ゴッドバレーが西の海にある可能性もありますが、それではこの疑問が解決できません。もしかしたら彼は、自分の親のどちらかが生まれ育った地を、故郷としているのかもしれませんね。 ちなみに、映画「FILM RED」の特典として配布された四十億巻に、彼の出生に関する気になるシーンが描かれています。ここにはロジャーとシャンクスの出会いを描いた「別紙ネーム」が掲載されていたのですが、そのシーンには赤ん坊が2人いるかのように吹き出しが2つ書かれていたのです。 ここで浮上してくるのが、シャンクスと共にロジャーのもとで過ごしたバギーの存在です。もしかしたらバギーはシャンクスと一緒にゴッドバレーで拾われたのかもしれません。シャンクス出生の秘密には、バギーも深く関わっているものと思われます。

世界政府創設に貢献した20人の王。そのほとんどは聖地マリージョアに移り住みましたが、1つの王家は地上に残ることを決断しました。それがネフェルタリ家です。彼らはアラバスタ王国を統治し、作中にもネフェルタリ・コブラやビビなどの末裔が登場しました。 実は「そんなネフェルタリ家とバギーに深い関係がある」という噂が存在するのです。バギーの髪は青色で、ビビと非常に近しい色をしています。さらに「バギー＝未来へ送られた子供説」が正しければ、バギーはシャンクスと同様、高貴な血統を持つ一族と推測可能。 これらの理由から、「バギーは20の王家のひとつ、ネフェルタリ家の末裔なのでは？」と囁かれているのです。ただ、こちらの説はあくまでも推論のひとつにすぎません。確たる証拠がないため、今後の動向をしっかりチェックする必要がありそうです。

シャンクスのモデルは、元々北欧神話の最高神であった軍神・テュールであると言われています。テュールは剣を扱った神で、狼の姿をした怪物・フェンリルに片腕を食いちぎられた逸話は、海王類によって左腕を失ったシャンクスと類似しています。 北欧神話はアイスランドで栄えていた神話。そしてフィガーをフランス語の「figer」に置き換えると、「figer land」は「氷結する土地」という意味になります。これはフィガーランド家が北欧神話をモデルにした家系であり、凍る大地に関わりがあると示しているのかもしれません。

シャンクスやシャムロックの髪色から、「フィガーランド家のモデルには赤毛のエイリークが含まれているのでは？」と噂されています。彼はヨーロッパ人としてグリーンランドに初入植した、いわば開拓者のような存在。この説が真実だとすると、ひとつの仮説が浮上してきます。 それが「フィガーランド家＝レッドラインの創造者説」です。世界を二分するレッドライン。こちらは「地続きの島の集合体」と形容されています。また、表面が樹皮のようになっているため、一説では「宝樹アダムのような超巨大樹を人為的に結合したものでは？」と語られているのです。 つまり、「レッドラインを作り上げた人物がどこかにいる可能性がある」ということ。レッドライン上にマリージョアがあることを踏まえると、その人物は天竜人と考えるのが自然でしょう。もしかしたらフィガーランド家はレッドラインを生み出し、そこへの入植を先導した開拓者なのかもしれません。

フランス語の「figer」は「氷結」ですが、英語の「figure」には「形、図」などの意味があります。そして「figure」にはそれ以外に、「人物、象徴」の意味もあるのです。 つまり英語に当てはめると、「figure land」は「土地の象徴」。もしかしたらフィガーランド家は、マリージョアに住む天竜人の象徴的な存在なのかもしれません。マリージョアの象徴、トップと聞き思い浮かぶのがイム様。フィガーランド家はイム様と強い関わりがある、20の王家の1つなのではないでしょうか。 また、「figure」には「思い描く」や「想像する」という意味も存在。これを踏まえると、「figure land＝大地を作る」と読み解くことも可能です。これはまるで、前述した「フィガーランド家＝レッドラインの創造者説」を証明するかのよう。 フィガーランド家は天竜人達が住む土地を作り上げた一族、そういった意味で「天竜人の象徴」となっているのかもしれません。

神の騎士団とも深い関わりがあるフィガーランド家は、確実に今後の戦いで鍵となります。 ガーリング聖、シャムロック、シャンクスはこれからの物語にどう関わってくるのか。フィガーランド家の新情報が明かされるときを、心待ちにしましょう！