2021年4月23日更新

「ワンピース」ワノ国編の重要ポイントと伏線を考察してみた【ネタバレ注意】

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ワノ国編

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侍の住む鎖国国家・ワノ国編突入!麦わらの一味が四皇相手に大立ち回り【ネタバレ注意】

2021年4月現在『ONE PIECE』原作では、麦わらの一味はグランドライン後半の鎖国国家「ワノ国」にて、民衆を苦しめる将軍オロチと国家の独裁を手助けする四皇カイドウを討つべく大立ち回りを見せています。今回は伏線や見所が目白押しのワノ国編の重要ポイントから気になる伏線までをまとめました。 またコミック96巻で判明した過去編についても紹介するので、ぜひ一度おさらいしてから「ワンピース」ワノ国編クライマックスを見届けましょう。 ※この記事はワノ国編のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。

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ワノ国編を時系列でおさらい

1日目
910話〜924話
ルフィがワノ国に上陸
ルフィが一味メンバーと再会
ルフィvsカイドウ
2日目
924話
ルフィとキッドが再会
3日目
925話
イヌアラシvsアシュラ童子
4日目
926話
キッドとルフィが兎丼で反逆
5日目
927話〜933話
雷ぞうがルフィを救うため兎丼に潜入
サンジvsページワン
オロチとCP0の密会
ビッグ・マムが記憶を失くしワノ国に上陸
6日目
933話〜940話
ブルックがポーネグリフを発見
ルフィが「流桜」を習う
キッドが脱獄
ゾロvs鎌ぞう
7日目
941話〜951話
康イエがカイドウに処刑される
ゾロvs狂死郎
ベポ達と引き換えに捕まるロー
河松が解放
ビッグ・マムが記憶を取り戻す
8日目
952話〜953話
日和が河松と再会
9日目
954話
謎の人物によりローが解放
10日目
954話
ルフィは兎丼にて修行中
11日目
955話
ゾロが二代鬼徹を返し
閻魔を受け取る
カイドウとビッグ・マムが海賊同盟を結ぶ
12日目
955話
フランキーが船を整備
13日目
955話
ヤクザの親分達により味方が200人追加
14日目
955話
討ち入り前日
サニー号や伊達港の船が爆破される
味方は約束の港に現れず
15日目
956話〜
討ち入り当日
カン十郎が裏切り者だと判明するも、錦えもんのミスにより窮地を脱する
ルフィ・キッド・ローも合流

ワノ国編登場キャラクター紹介:ルフィ側

まずはワノ国編で登場したキャラクターをおさらいしましょう。 ワノ国編で麦わらの一味は、将軍オロチと四皇カイドウを討ちワノ国を開国するべく、仲間を集め行動を共にします。そのメンバーはシャボンディ諸島初登場の最悪の世代の海賊達や、ワノ国将軍の座の正統後継者など。 ワノ国編は特に登場キャラクターが多いので、復習やキャラ整理などに活用してみてください。

麦わらの一味

海賊王を目指す『ONE PIECE』の主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味。 カイドウが本拠地とする鬼ヶ島上陸直前に合流したジンベエを加え、一味の人数は10人に達しました。またトータルバウンティ(総合賞金額)もジンベエの正式加入で30億を超え箔がついた麦わらの一味。今回のVSカイドウでもどのような活躍を見せてくれるのか楽しみですね。

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光月(こうづき)家

光月(こうづき)家はワノ国の正当な将軍一族です。 モモの助の父である光月おでんが黒炭(くろずみ)オロチの謀略により処刑され、黒炭家に将軍の座を奪われることに。将軍一族から一転、窮地に追いやられてしまいました。 そこでおでんの妻・トキは能力を使いモモの助を20年後に飛ばします。モモの助は同じく20年後に飛ばされた錦(きん)えもん・カン十郎・雷ぞう・菊の丞(じょう)ら赤鞘九人男(あかざやくにんおとこ)と共に、将軍の座の脱却と父おでんの本望であったワノ国の開国のために奮闘しています。

赤鞘九人男(あかざやくにんおとこ)

赤鞘九人男(あかざやくにんおとこ)とはかつて光月おでんに仕えた9人の侍の総称です。 身分の高くなかった9人を見染め、立派な侍にしてくれたおでんを心の底から慕っている彼ら。おでんの死後20年が経った今でも主君の悲願であったワノ国の開国のため、オロチとカイドウを討とうとしています。

各郷ヤクザ

花のヒョウ五郎を筆頭に20年前のワノ国の各郷を裏で支えていた6人のヤクザ達。 全員兎丼(うどん)の囚人採掘場で働かされていましたが、ルフィが兎丼を制圧したため解放されます。元裏社会の人間を集めルフィ側として動いており、今や大きな戦力です。 また九里のヤクザの親分のみまだ明らかになっておらず、それも謎の一つとなっています。

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ハートの海賊団

最悪の世代の1人トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団も、パンクハザードから引き続き行動を共にしています。 一時はベポなど仲間の命と引き換えに捕縛されたローですが、作戦決行時はルフィ達と共に鬼ヶ島に上陸し赤鞘九人男をカイドウの元に送り込むという大役を見事成功させました。

キッド海賊団

こちらも最悪の世代の1人ユースタス・キャプテン・キッド率いるキッド海賊団です。 海賊同盟での裏切りに合いカイドウに捕縛され、収監されていた囚人採掘場でルフィとの再会を果たしました。裏切ったアプーやホーキンスへの復讐に燃えながらも、ルフィと共に行動し四皇カイドウの首を虎視淡々(こしたんたん)と狙っています。

キャラクター紹介:カイドウ側

次にワノ国鬼ヶ島を拠点とする四皇の一角、カイドウの勢力を紹介します。 カイドウ率いる百獣海賊団だけでなく、オロチ将軍に仕えるワノ国のキャラクターなどルフィの敵となるカイドウ側のメンバーは全てまとめたので、ぜひチェックしてみて下さい。

将軍一派

光月スキヤキを騙し、光月家から将軍の座を奪った黒炭オロチをはじめオロチお庭番衆、黒炭カン十郎、居眠り狂死郎などが将軍一派です。 一国の将軍に仕える武人なだけあって、カン十郎は赤鞘九人男の河松(かわまつ)の剣を簡単にいなす強者。狂死郎もゾロの剣技を物ともせず捌(さば)くなど、高い戦闘力を持ったキャラクターがいるワノ国編の敵陣です。

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カイドウ

百獣海賊団総督にして四皇に一角を担う、まさに“殺しても死なない不死身の体を持っている最強生物”との呼び声も高い大海賊・百獣のカイドウ。 人造悪魔の実である「SMILE」の工場を破壊し、取引相手だったドフラミンゴを討伐したルフィを憎んでいます。また作中でルフィが初めて面と向かって戦闘を繰り広げた四皇です。

大看板

大看板は百獣海賊団に3人いる最高幹部です。災害と呼称されそれぞれ「火災のキング」「疫災のクイーン」「早害のジャック」と、災害名が異名になっているのが特徴。 2021年4月現在、作中で明確な戦闘シーンが描かれているのはジャックだけですが、3人の中でジャックが一番実力が低いという描写が随所(ずいしょ)にあるのでクイーンとキングの実力はまだ未知数です。

真打ち

人造悪魔の実「SMILE」で能力を得た戦闘員「ギフターズ」の中から、さらに実力の高い者が選ばれているのが真打ちです。 キッドを裏切った最悪の世代のメンバーであるアプーホーキンスが、百獣海賊団真打ちとして活動しています。また作中ではその真打ちの中からさらに最強の6人「飛び六胞」などの存在も明らかになっていますが、まだ詳しいことは分かっていません。

ビッグ・マム

ホールケーキアイランドでルフィを逃がしたことに腹を立て追ってきた四皇ビッグ・マムですが、ワノ国にて再度ルフィの前に立ちはだかります。 一度は滝登りの衝撃で記憶喪失になりチョッパーらと行動を共にしていましたが、現在は記憶を取り戻しカイドウと四皇同士の海賊同盟を結び「ワンピース」を取りに行くことを宣言しました。

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第1幕の重要ポイントをおさらい

ワノ国編は『ONE PIECE』では珍しく何幕かに分かれた構成で進んでおり、2021年4月現在、原作は第3幕のクライマックスに差し掛かっています。ここからはこれまでのワノ国編の重要ポイントを、各幕別でおさらいしていきましょう。

国を治めるのは将軍・黒炭オロチとカイドウ

ルフィが降り立った鎖国国家・ワノ国は、傍若無人の将軍・黒炭オロチと四皇カイドウによって治められていました。 オロチの住む花の都は活気に溢れた街です。しかしその他はご飯を食べるのもままならないほど困窮(こんきゅう)した村ばかりでした。 またカイドウが建てた武器工場の汚水によって川の水は毒になり、自然は見るも無残に汚染されていたのでした。

ルフィ達の目標は「鬼ヶ島への討ち入り」

先にワノ国に入国した面々は、錦えもんに絶対に問題を起こさないようにと釘を刺されていました。その理由はルフィ達の目的が「仲間を集め鬼ヶ島に討ち入りカイドウの首を取る」ことだからです。 そこでウソップやゾロは町の暮らしに溶け込みながら、仲間の印がある者に集合場所の書いた紙を配って回るのでした。

ローvsホーキンス

ワノ国は鎖国国家が故に情報が海を渡らないため、ルフィたちも軽い変装で行動していました。そこで百獣海賊団真打ちとなっていたバジル・ホーキンスを見つけたローは、自分達を知るホーキンスを野放しに出来ないと正体を隠し戦いを挑みます。 ホーキンスもローの正体に気付き応戦しますがそこにゾロとルフィが現れ、勝負はつかず。ローはその場を離れおでん城に向かいました。

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ルフィvsカイドウ

ルフィが気にかけていたおこぼれ町の上空に、カイドウが直々に姿を現します。おこぼれ町を守るため慌てておでん城を飛び出すルフィですが、ホーキンスに「おでん城にルフィとローがいる」とそそのかされたカイドウは仲間のいるおでん城に強烈な攻撃を仕掛けます。 それに激昂したルフィは“エレファント・ガン”や“エレファント・ガトリング”、“コングオルガン”と大技を繰り出すも、カイドウには傷一つつけられません。ルフィはカイドウの“雷鳴八卦(らいめいはっけ)”に一撃で沈み、囚われてしまいます。

第2幕の重要ポイントをおさらい

ルフィがカイドウに圧倒的な力を見せられ敗北したところで第1幕は幕を閉じました。 続いては第2幕、捕縛されたルフィの行方からカイドウとビッグ・マムの海賊同盟結成までのポイントを紹介します。

キッドとの再会

囚われたルフィが運び込まれた場所は、兎丼にある牢獄にも似た囚人採掘場でした。 囚人採掘場にある牢の中に入れられたルフィですが、隣には懐かしい顔が。最悪の世代の一人、ユースタス・キャプテン・キッドでした。 キッドはもともと海賊同盟の裏切りに合い、その後の動向はわかっていませんでしたがカイドウに囚われていたのです。

オロチとCP0が密談

花の都にあるオロチ城でCP0とオロチが密談している様子が描かれていました。 ワノ国は裏で世界政府と貿易を交わしており、仲介人のドフラミンゴを失ったため直接取引に及んでいたのです。 武器が欲しければDr.ベガパンクをよこせと言うオロチにCP0は無理だと返答しますが、オロチは可能か不可能かは聞いていないと凄むのでした。

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記憶を無くしたビッグ・マム

ホールケーキアイランドからルフィを逃したことに激怒しワノ国に向かっていたビッグ・マムでしたが、ワノ国へ入国するための滝登りで百獣海賊団大看板の1人キングに蹴り落とされてしまいます。 砂浜に打ち上げられたビッグ・マムは一命を取り留めたものの、海賊として生きた記憶を全て失っていました。 そこに偶然通りかかったチョッパーらと行動を共にするようになります。

ワノ国ポーネグリフ発見

ワノ国にポーネグリフがあることはすでに判明していました。それはカイドウの所持する赤いロードポーネグリフです。 しかしブルックがオロチ城に潜入した際に、強固な扉で守られた木彫りの人形が並ぶ地下室で違うポーネグリフを発見したと発言しています。 これでワノ国にはポーネグリフが2つあることが明らかになりました。

康イエがカイドウに処刑される

ゾロと行動を共にしていた太鼓持ちのトの康(とのやす)が、丑三小僧(うしみつこぞう)の正体として名乗りでることでオロチに捕まってしまいます。しかし実はトの康は丑三小僧ではなく、その正体は元・白舞の大名でモモの助の父おでんと親交のあった康イエ(やすいえ)でした。 鬼ヶ島討ち入りのための仲間との集合場所が、何者かの裏切りによりオロチに漏れていることに気づいた康イエ。彼は自分の命を捨てて処刑で注目を集め、錦えもんらに集合場所の変更を促すのでした。

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カイドウとビッグ・マムが海賊同盟を結ぶ

記憶を無くしたビッグ・マムでしたが、おしるこ目当てで突っ込んだ兎丼でクイーンに麻酔を打たれ、記憶を取り戻します。しかしそのままクイーンに捕縛されてしました。 そのまま鬼ヶ島に連行されたビッグ・マムはカイドウと対峙し一触即発となりますが、そこでまさかの意気投合。「喧嘩は世界を取った後」と麦わらの一味には絶望的な海賊同盟が結成されてしまいました。

第3幕の重要ポイントをおさらい①

第2幕はカイドウとビッグ・マムの海賊同盟結成、さらに錦えもんらの中にオロチに情報を流している裏切り者がいるというところで幕が閉じました。 次はいよいよカイドウの控える鬼ヶ島に討ち入りを決行する、第3幕の重要ポイントを紹介していきます。

内通者は黒炭家のカン十郎

随所でオロチに情報が漏れていたことからルフィ側に内通者がいることは分かっていましたが、その正体はドレスローザからルフィとずっと一緒に旅をしてきた赤鞘九人男のカン十郎でした。 自ら内通者だと名乗り出たカン十郎に錦えもんらが理由を問いただすと、カン十郎は「自分は黒炭カン十郎」だと本名を名乗ります。 カン十郎はオロチと同じ黒炭の人間だったのです。

赤鞘九人男がカイドウを倒す?

討ち入りの真っ最中である第3幕で、ローの能力を使いカイドウへの奇襲に成功した赤鞘九人男の姿が描かれています。 カイドウも余裕は無く傷を負っている描写もあるので、もしかしたらおでんの本懐(ほんかい)を遂げ、赤鞘九人男がカイドウを討ち取るのかもしれません。もしくは討ち取るまではいかなくとも、ルフィにつなげる為に深い傷を負わせることはあり得るのではないでしょうか。

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ヤマトはルフィの仲間になる?

ワノ国編で間違いなくキーマンになるであろうキャラクターが第3幕で初登場しました。カイドウの息子(娘)ヤマトです。 ヤマトはおでんの処刑を目の前で見ておでんに憧れた、カイドウの子にして生粋のおでん信者。カイドウとは真逆の思想を持っており、おでんと同じく海賊船に乗って海に出ることに憧れている様子も描かれています。 もしかしたらカイドウの息子・ヤマトがルフィの船に乗る、という展開もあるかもしれません。

第3幕の重要ポイントをおさらい②

新鬼ヶ島計画の驚くべき全貌

カイドウとビッグ・マムが手を組んだ直後、カイドウの口から驚くべき計画が告げられます。その名も「新鬼ヶ島計画」。それは“カイドウがワノ国を海賊の国とし、ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を本気で獲りに行く”という計画でした。 カイドウの乗っ取り計画を聞き、動揺するオロチ。そしてカイドウはオロチの首を一刀両断し、その新鬼ヶ島の将軍の座に自身の息子・ヤマトを就かせると宣言します。

猛威を振るう氷鬼の抗体を奪取せよ

鬼ヶ島のライブフロアにて、クイーンの放った疫災弾「氷鬼」が猛威を奮っている。感染者に触れられると自身も氷鬼になってしまい、感染から1時間後には患者を死に至らしめる恐ろしい疫災ですが、チョッパーはクイーンが抗体を持っていることを察知していました。 予想通り抗体を持っていたクイーンは、それをアプーに渡し抗体を巡った鬼ごっこを強制します。チョッパーも氷鬼に感染してしまい絶体絶命かに思われましたが、最後はゾロがアプーを一瞬のうちに斬り伏せ、抗体の奪取に成功するのでした。

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四皇vs最悪の世代

記念すべき原作第1000話。屋上へと登ってきたルフィは、とうとう四皇2人と対峙します。しかしそこには、ルフィ以外にゾロ、ロー、キッド、キラーの4人の最悪の世代の姿が。ルフィはカイドウとビッグ・マムを素通りし、後ろで倒れている錦えもんに「遅くなった」と謝罪します。 「ワノ国を背負ってくれ」と懇願する錦えもんに、「当たり前だろ、友達の国だから」と返すルフィ。そしてルフィはカイドウ に渾身のゴムゴムの業火拳銃(レッドロック)を放ちました。 おでんの助言通り20年のときを経て、最悪の世代がワノ国を背負う戦いを始めるのです。

過去編の重要ポイントをおさらい

ワノ国もいよいよ大詰めの第3幕で、怒涛の伏線回収祭りとなる過去編が描かれました。 名前だけの登場だったおでんや、若かりし頃の白ひげ・ロジャーの冒険など目の離せない内容が満載となっていましたが、ここでは特にワノ国編の物語に欠かせない部分をピックアップして紹介します。

光月おでんと赤鞘メンバーとの出会い

モモの助の父光月おでんは、ワノ国の将軍光月スキヤキの正統な後継者でした。しかし度重なる破天荒な事件に、おでんは光月家から勘当されてしまいます。 自由を愛するおでんは無法者の集まる九里を統一するため旅に出ますが、その際に道中で出会ったはずれ者達を引き連れて旅をすることに。 その一緒に旅をした9人が、後に九里で最強の侍と謳われる赤鞘九人男です。

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白ひげ海賊団との遭遇

おでんは鎖国国家のワノ国では御法度とされる出国を夢見ていました。何度も海での出国を試みましたがおでんには航海の才能が無く、幾度となく失敗を繰り返します。 そこにワノ国に一隻の海賊船が入国してきました。若き日のエドワード・ニューゲート率いる白ひげ海賊団です。白ひげはおでんの同行を拒否しますが、おでんは半ば無理やり船に乗り込み、白ひげと共に世界を周る冒険に出ることに見事成功するのです。

オロチの元へ乗り込みカイドウと対峙

長い航海から戻ったおでんは変わり果てたワノ国を見て激昂します。スキヤキを騙し将軍の座についていたオロチに「辱(はずかし)めを受ければ国は無事に返す」と約束されたおでんは、民衆の非難も顧みず辱めを受け続ける道を選びます。 約束の期限が過ぎる頃、オロチに約束を反故にされ堪忍袋の緒が切れたおでんはオロチ・カイドウと対峙しますが騙し打ちで破れ、処刑されてしまいました。

ワノ国編は伏線回収祭り!?これまでの伏線まとめ

2020年4月に発売されたコミック96巻のテレビCMで流れた「全伏線、回収開始」というキャッチコピーは大きな話題を呼びました。 『ONE PIECE』ではたくさんの謎や伏線があり、その鮮やかな伏線回収も醍醐味の一つです。 ここではまさに怒涛の勢いで回収された伏線や、まだ未回収の知っておくとさらに今後のワンピースを楽しめる伏線をまとめたので、ぜひ一度チェックしてみて下さい。

【回収済み】赤鞘九人男の「傳ジロー」はオロチに仕えていた狂四郎

赤鞘九人男の中で錦えもんと同じ初期メンバーだった傳(でん)ジローのみ、第2幕の後半まで登場しませんでした。 しかし過去編の中で、おでんの死によって表情が変わってしまった傳ジローがチンピラに狂死郎と名乗っているシーンが描かれています。ここでオロチに仕えていたヤクザの大親分“居眠り狂死郎”の正体が傳ジローだということが判明しました。

【回収済み】ジンベエの合流

ホールケーキアイランド編では怒り狂うビッグ・マムに追われる麦わらの一味を逃すためジンベエが残り、船の殿を務めていました。 その後の安否や動向は不明でしたが、第3幕で鬼ヶ島に渡る際のルフィ達のピンチに颯爽と登場し、その場で麦わらの一味への正式加入を果たしました。

【回収済み】ナンバーズとは古代巨人族の失敗作

ナンバーズとは百獣海賊団のメンバーでその巨大な容姿と、一人のメンバー以外は登場もしていない謎のチームでした。しかし原作第989話で他数人のメンバーが登場し、その驚くべき正体も判明しました。 ナンバーズとはパンクハザードで秘密裏に実験されていた、「人造古代巨人族」の失敗作だったのです。それをカイドウが買い取り、自身の兵隊として使っていたのでした。

【回収済み】カイドウが抱える「一生の恩」は悪魔の実

ホールケーキアイランド編が終了した直後、ビッグ・マムはカイドウが自分に「一生の恩」があると話していました。この「一生の恩」が何なのかファンの間では様々な考察がされましたが、原作第999話にてその謎が遂に解明されています。 ビッグ・マムはその昔カイドウに、「ウオウオの実“幻獣種”」を譲っていたのです。ゴッドバレーにて貴重な悪魔の実を譲ったこと、それがカイドウが抱える一生の恩の内容でした。

ゾロはリューマの子孫?

ワノ国の伝説の侍リューマが使用していた名刀・秋水(しゅうすい)を腰に差していたゾロ。実はこの伝説の侍リューマとゾロは血縁関係にあるのでは無いかと言われています。 リューマの名字は「霜月(しもつき)」であることが明らかになっています。霜月と言えばもう一つ頭に浮かぶのがゾロの出身村「シモツキ村」です。ワノ国出身の侍が作ったのがシモツキ村で、ゾロがその子孫という可能性も十分にあるのでは無いでしょうか。

ローを解放した人物とは

ホーキンスによって羅刹町(らせつちょう)にて捕縛され拷問を受けていたローですが、何者かによって牢から解放された描写がありました。 シルエットやローの口調、そして錠を開けることができる点から、百獣海賊団の真打ちとして活動しているドレークが何か目的があって解放したのでは無いかと言われています。しかし真相はまだ謎のままです。

ホーキンスの生死

花の都でローと、ローを解放した何者かに敗北したホーキンス。ホーキンスのその後は描かれておらず、生死すら不明となっていました。 しかしルフィ達が鬼ヶ島に討ち入りを決行した頃、同じく鬼ヶ島にホーキンスの姿を確認することが出来ます。詳しい心情の変化は描かれてはいませんが、カイドウに敗北しても尚立ち向かうキッドの姿やルフィとローの海賊同盟をみて、気持ちが突き動かされたのかも知れません。

カタクリの再登場はいつなのか?

ビッグ・マム海賊団のNO.2にしてスイート3将星の1人カタクリですが、ワノ国に向かって航海していたビッグ・マム海賊団の中にその姿は確認出来ませんでした。ホールケーキアイランドで療養中か待機中という説が濃厚です。 しかしビッグ・マムが絡んでいるワノ国編で、あれだけルフィと激闘を繰り広げたカタクリが再登場しないのは考えにくいように感じます。 もしかしたら第3幕後半でルフィのピンチ時に、ブリュレのミラミラの実の能力でカタクリが助けに来るという展開になるかもしれませんね。

クライマックス直近の『ONE PIECE』ワノ国編、未回収の伏線が明かされるのはいつ?

今回は『ONE PIECE』の中でも特に長くて伏線が多いワノ国編の重要ポイント総まとめを紹介しました。 ルフィ率いる麦わらの一味は、ワノ国を独裁する四皇カイドウとビッグ・マムの海賊同盟を討つことが出来るのか、また赤鞘九人男は20年の時を経ておでんの本懐を遂げることができるのか。 クライマックスに向けて猛スピードで駆け抜けるワノ国編。ルフィや錦えもん、そしてモモの助の勇姿を見届けましょう。

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