「ワンピース」黄猿(ボルサリーノ)は死亡する?海軍を裏切る革命軍説&エッグヘッド編を徹底解説
「ワンピース」黄猿(ボルサリーノ)のプロフィール

| 本名 | ボルサリーノ |
|---|---|
| 所属 | 海軍本部・大将 |
| 身長 | 302cm |
| 年齢 | 56歳→58歳 |
| 悪魔の実 | ピカピカの実(自然系) |
| 覇気 | 武装色 , 見聞色 |
| 声優 | 石塚運昇→置鮎龍太郎 |
『ONE PIECE』の海軍本部大将として登場するボルサリーノ、通称“黄猿”。ストライプの黄色スーツとサングラス、飄々とした喋り口が特徴です。また、あまり感情を表に出さない性格で、ピカピカの実の能力者でもあります。 ルフィたち海賊を捕らえる為、赤犬サカズキ、青雉クザンとともに物語序盤から登場していましたがその後メンバーが入れ替わり、最初から現在まで大将として活躍しているのはこのボルサリーノだけになりました。 そんな海軍のなかでも特に掴めないどっちつかずの男、ボルサリーノについて詳しく紹介していきます!
【死亡】黄猿(ボルサリーノ)はエッグヘッド編で敗北した?
ボルサリーノは「エッグヘッド編」でルフィに敗北を喫したものの、死亡はしていません。 エッグヘッドの戦いにおいて、彼は太陽の神・ニカの力を振るうルフィと交戦。そこで大ダメージを負って戦線離脱してしまい、一時は死亡説も囁かれていました。しかし、その後の展開で部下と会話する場面が描かれ生存が確定。ルフィの攻撃を受け切り、何とか生き延びていたと判明しました。
黄猿とルフィの戦いの決着は?
ボルサリーノはベガパンクの命を狙いエッグヘッドへ上陸。ベガパンクに致命傷を負わせたのち、ルフィと交戦することになります。ルフィはニカの力で巨大化し、ボルサリーノを両手でサンド!そのまま海の方へ放り投げ、ボルサリーノは海軍船の甲板に叩き付けられました。 彼は身体的なダメージはもちろん、親友・ベガパンクを手にかけた精神的ショックで戦意を喪失。そのまま戦線離脱してしまうのでした。
【考察①】黄猿はこの先死亡する?伏線を徹底考察
クザンやサカズキと比べると、未だ目立った活躍の少ないボルサリーノ。しかし彼にはファンの間で囁かれている、2つの説がありました。ここではその説を、伏線と共に考察していきます。
世界中にファンがいる『ONE PIECE』は、今後のストーリー展開やキャラクターについて実に多くの考察が挙げられていますが、ボルサリーノの死亡説もその中の1つです。 ピカピカの実最強説も挙げられているボルサリーノですが、部下の戦桃丸が金太郎をモチーフに描かれている事から、金太郎の物語が参考にされた場合ボルサリーノ殉職説が浮上します。 くまを家来にした後の金太郎の物語は、源頼光という武士に仕え鬼と呼ばれる酒呑童子を倒すものの、源頼光は戦死してしまうと描かれているのです。 現に戦桃丸はシャボンディ諸島にてくまの姿をしたパシフィスタを率いてルフィたちを追い詰めていることもあり、戦桃丸の上司であるボルサリーノに源頼光を重ねると、殉職してしまうのではないかと予想がされています。 さらに2012年公開の映画『ONEPIECE FILM Z』で、ゼファーは新兵時代のボルサリーノに対し、能力に頼りすぎだと度々忠告していた事が明らかになりました。 これもピカピカの実の能力に頼りすぎて殉職するボルサリーノの伏線になっているのでは、と考察されています。
【考察②】黄猿は裏切り者?革命軍説を徹底考察

世界政府所属の海軍で、最高戦力と呼ばれる大将の地位に就くボルサリーノ。しかしファンの間では、彼が革命軍のスパイなのではないかと言われています。 もし彼が本当に革命軍のスパイなのであれば、作中でも屈指の衝撃事実でしょう。それではなぜボルサリーノには、スパイ疑惑が浮上したのか。ここでは彼がスパイである、3つの根拠を解説します。
ルフィを助けた?殺意はなさそう
「ルフィがドラゴンの息子」と発覚したあと、ボルサリーノがルフィを助けるような場面が増えていきました。 頂上戦争編ではルフィを逃がすような動きを見せ、なんとエッグヘッド編にはサターン聖に追い詰められたルフィに食料を与えたと匂わせるシーンが存在。ボルサリーノが救いの手を差し伸べ、ルフィの復活を手助けしたようなのです。 このことから、ボルサリーノがルフィに肩入れしていることはほぼ確実。革命軍の一員として、ドラゴンの息子・ルフィをサポートしている可能性が急激に高まりました。
モデルである田中邦衛もこの説の根拠に?
ボルサリーノのモデルである田中邦衛は、『仁義なき戦い』で槙原政吉役を演じていました。実はこの槙原政吉の役所は、敵組織と内通している「裏切り者」なのです。 ワンピースでは、キャラクターがモデルと似通っていることも少なくありません。ボルサリーノも槙原政吉同様、海軍に潜む裏切り者なのでしょうか。
「どっちつかずの正義」の真意は?
三大将には各々が掲げる正義があります。ボルサリーノの正義は「どっちつかずの正義」です。登場当初はこの「どっちつかずの正義」を、サカズキとクザンの中間という意味に捉えた人も多いでしょう。 しかしもし彼が革命軍側の人間であるならば、この正義の真意も変わってくるのではないでしょうか。
【葛藤】エッグヘッド編の黄猿がつらすぎる
ボルサリーノは掴み所のないミステリアスな性格をしていますが、エッグヘッド編で人間味のある一面を見せました。彼はこの戦いで親友・ベガパンク、弟のような存在の戦桃丸、顔なじみのあるボニーなど、大切な人々と敵対することになります。 彼は任務と友情のあいだで揺れ動き、大きな葛藤を抱えながらベガパンクたちと激闘を展開。ここからは、そんなボルサリーノが見せた悲しき戦いを解説していきます。
心を鬼に……!親しき仲の戦桃丸(せんとうまる)を撃破
ベガパンクのボディガードを務めている戦桃丸。ボルサリーノはベガパンクのもとで働いていた時に彼と出会い、幼少期からその成長を見守ってきました。彼らは師弟あるいは兄弟のような深い絆で結ばれています。 しかし、エッグヘッドの戦いで2人は対立することに。ベガパンクを守ろうとする戦桃丸に対し、ボルサリーノはピカピカの実の能力によるレーザーを発射。容赦ない攻撃で勝利を掴みますが、彼は喜ぶこともなくどこか切なそうな表情を浮かべるばかりでした。
黄猿の覚悟!親友・ベガパンクを自らの手で
ベガパンクはサターン聖の襲撃を受けたあと、サンジたちに守られながら逃亡。しかし、そこに追い付いたボルサリーノがサンジに一撃を加えたのち、光の剣でベガパンクの腹部を貫きます。ベガパンクは致命傷を受け、このあと息を引き取ってしまいました。 ベガパンクを刺したあとのボルサリーノはずっと無表情。任務とはいえ唯一無二の親友を殺してしまった、そんな複雑でつらい心境が表れているかのようでした。
【名言】黄猿が泣く?赤犬の言葉にキレた

全ての戦いが終結した後、海軍の船にサカズキから連絡が入ります。「甘ェ仕事しとりゃせんじゃろうのう」と聞かれたボルサリーノは、「お前さん“親友”殺したことあんのかい」「疑うヒマァあんならよ!!てめぇの目で見に来いやクソガキ!!!」と涙ながらに反論。 冷静なボルサリーノが感情をあらわにした珍しいシーンになっており、この戦いがそれだけつらいものだったのだと伝わってきます。 また、ボルサリーノはルフィに撃退されたあと「傷ならある…深い傷が…もう休ませてくれ」と弱気な発言をしていました。彼にとってエッグヘッドの激戦は、弱音が漏れるほど心をえぐられる苦しい戦いだったのでしょう。
【モデル】黄猿の元ネタは田中邦衛
ボルサリーノの容姿は、俳優の田中邦衛がモデルになっています。これは作者の尾田栄一郎自身が公表しており、ボルサリーノという名前も作者が好きな映画『トラック野郎 爆走一番星』で田中邦衛が演じた役名「ボルサリーノ2」から名付けられました。 さらにボルサリーノの誕生日も田中邦衛の誕生日と同じ11月23日に設定されています。赤犬サカズキは菅原文太、青雉クザンは松田優作など海軍大将として登場するキャラクターには皆モデルがいますが、1番俳優に似ているという呼び声も高いのがこのボルサリーノです。
【性格】ゼファーやベガパンクにも容赦なし?冷徹だが実は情に厚い男

「どっちつかずの正義」を掲げ、ひょうひょうとした振る舞いをするボルサリーノ。映画『ONE PIECE FILM Z』ではかつての上司にあたるゼファーを容赦なく叩きのめすなど、冷徹な一面も見せていました。 しかし、エッグヘッド編でそのイメージがガラリと変わることに。親友であるベガパンクを手にかけて葛藤する、その苦しみをぶつけるようにサカズキへ涙ながらに激怒するなど情の厚さや人間味のある部分を披露。 「掴み所がなく恐ろしい」という印象よりも、「優しさを秘めた人情味のある人物」という印象が強くなりました。
【強さ】ピカピカの実は最強なのか?
ボルサリーノは自然系悪魔の実、ピカピカの実の能力者で光を自在に操ることができる光人間です。自身の体や武器を光に変え移動・攻撃したり、手や足から光の速さのレーザーを放つ事ができます。 これまで、八咫鏡(やたのかがみ)や天叢雲剣(あまのむらくも)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)など、日本神話の三種の神器をイメージされた名前の技が登場。 どれも光の能力を使ったもので、その強さは空まで伸びる超巨大なヤルキマン・マングローブを一撃でへし折ったり、相手を何軒もの建物の裏まで貫通させてしまうほどです。この力はDr.ベガパンクにより人間兵器パシフィスタに搭載もされています。 光であるため物理的ダメージも当然通用せず、光の速さでの移動もできる事から、悪魔の実の中でも最強説が挙がっている能力の1つです。
【声優】黄猿を演じるのは置鮎龍太郎

2025年11月現在アニメ「ワンピース」でボルサリーノを演じているのは、青二プロダクション所属の声優、置鮎龍太郎(おきあゆりょうたろう)です。 2016年から劇団ヘロヘロQカムパニーに所属し、舞台活動も行なっている彼。代表的な役には『テニスの王子様』の手塚国光(てづかくにみつ)役などが挙げられます。
初代黄猿の声優を務めたのは石塚運昇
初代ボルサリーノの声を務めたのは、声優の石塚運昇(いしづかうんしょう)です。1951年5月16日生まれ福井県出身で、声優のほかにナレーターや舞台俳優、演出家としても活躍していました。 代表作は『ポケットモンスター』のオーキド博士や『まじっく快斗』、『名探偵コナン』の中森銀三、『カウボーイビバップ』のジェット・ブラックなど。特にオーキド博士役はアニメ放送初回から20年以上も務めており、テレビ番組やイベントなどではオーキド博士に扮した格好で顔出し出演も行っていました。 なお石塚さんは2018年8月13日に逝去されており、彼の演じる黄猿は2016年7月31日の第751話が最後となりました。
「ワンピース」黄猿の謎多き立ち振るまいから目が離せない!
ルフィたちの強敵として立ちはだかるボルサリーノ。謎多き振るまいが多いミステリアスな人物ですが、エッグヘッド編で人情味のある面が描かれその印象が大きく変わりました。 彼はエッグヘッドの戦いを生き抜いたため、今後も様々な場面で活躍するはず。海軍の主力としてルフィと敵対するのか、はたまた革命軍の一員として味方になるのか。その動向に注目しながら、最新展開をチェックしていきましょう!




















