2023年8月11日更新

『呪術廻戦』2人目の内通者の正体が確定!?もう1人は意外なあの人…?

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呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

『呪術廻戦』の作中で度々示唆される、内通者の存在。2021年10月現在で判明している事実だけでも、その存在が今後の展開に大きな影響を与えるとわかります。 1人はすでに判明したものの、他にも存在する呪術師サイドにいながら呪詛師や呪霊に協力する人物は誰なのか。本記事では内通者候補として挙げられる人物を紹介しながら、考察していきます。

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そもそも内通者とは?【呪術廻戦】

呪術廻戦  虎杖悠仁
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

『呪術廻戦』では物語序盤から、“呪術師サイドの行動が呪霊側に漏れているのでは?”と疑うような出来事が多くありました。 実際に、五条悟(ごじょうさとる)が未確認の特級呪霊である漏瑚(じょうご)からいきなり襲撃を受けたり、虎杖達1年生のみが任務にあたった少年院に特級呪霊が出現したりする場面も。 つまり呪術師サイドの情報を呪詛師サイドにリークしている人物が存在すると考えられ、その人物を作中では「内通者」と定義しているのです。

1人目の内通者はメカ丸(与幸吉)で確定

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

2021年10月現在、1人目の内通者の正体は判明していますそれは呪術高専京都校所属の究極メカ丸こと、与幸吉(むたこうきち)です。 彼は禪院真希(ぜんいんまき)や伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)と同じ、天与呪縛の犠牲者でした。幸吉は彼女らとは真逆で、凄まじい呪力と引き換えに体の自由を奪われた人物です。彼は感覚のない下半身や、針に刺されたように痛む全身を真人の「無為転変」で治してもらうため、情報をリークしていたのでした。 また幸吉は偽夏油や真人と取引をする際、京都校の人間には手を出さないよう条件を出しています。彼は呪術高専を心の底から裏切ってはいなかったのです。 幸吉は体を治されたあと約束を破った真人と戦闘、敗北し無念の最期を迎えました。

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もう1人の内通者の正体は?4名の候補者を理由とともに解説

2人目の内通者候補の条件

与幸吉が内通者だと判明した原作79話で、五条から内通者の洗い出しを託されていた庵歌姫(いおりうたひめ)が新情報を告げています。 彼女は「内通者は2人以上であること」「学長以上の上層部であること」を突き止めていたのです。呪術高専の情報を多く仕入れられ、何らかの理由によって呪詛師に加担する内通者。ここからは内通者候補の条件やキャラクター性から、怪しいと考えられる人物を4人紹介していきます。

候補者①:家入硝子

呪術廻戦 家入硝子
©︎芥見下々/集英社

内通者候補のひとりとして挙げられていたのが、呪術高専東京校の医師を務める家入硝子(いえいりしょうこ)です。家入は医師である立場上、高専内の情報であればほとんどを知ることができます。また虎杖の復活を知っている数少ない人物であることも、理由として挙げられていました。 両面宿儺(りょうめんすくな)によって虎杖が殺され、伏黒恵(ふしぐろめぐみ)や釘崎野薔薇(くぎさきのばら)は深く落ち込みます。そして宿儺の反転術式によって生き返る虎杖。五条は伏黒達にすら虎杖復活を知らせず、その場にいた家入と伊地知に口止めをします。しかし呪詛師である偽夏油は、虎杖の復活を知っていたのです。 とはいえ、家入は学長以上の上層部という条件には当てはまりません。また過去に五条がかつての同級生だった彼女に気を遣い、夏油傑の遺体を見せなかったという描写もあります。羂索もこの件について「夏油傑の遺体の処理を家入硝子にさせなかったろ」と言っており、その他人事のような口調からも、両者は無関係である可能性が高いです。 さらに家入は五条・夏油に対し強い思い入れがあるようで、現在は五条を応援する立場にいます。五条とは長年の付き合いでもあるので、もし内通者であれば彼が気づかないとは思えません。 かつては内通者の最有力候補として挙げられていた家入ですが、今となってはその可能性は低いようにみえます。

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候補者②:狗巻棘

呪術廻戦 狗巻棘
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

呪術高専東京校の2年生である狗巻棘も、渋谷事変終了後から内通者候補に挙げられる存在となりました。理由は彼が渋谷事変以降、1度も姿を現していないためです。 渋谷事変で狗巻は、左腕を切断する大怪我を負いました。しかし話や描写から察するに命に別状はないようで、意識もあるように思えます。大火傷を負った真希パンダが登場しているのに、彼が現れないのは少々不自然ではないでしょうか。 また彼の場合、心理描写が少ない点も内通者疑惑を深めます。もしかしたら皆と普通に会話をしたい彼が、術式を消滅させることを条件に、偽夏油に加担しているのかもしれません。 ただし彼もまた学長以上の上層部には当てはまらない存在です。また原作第220話でしれっと再登場し、その後も乙骨と会話するなどこれまで通りの姿を見せていました。そのため内通者説を推すには少々弱い印象を受けます。

候補者③:伊地知潔高

呪術廻戦 伊地知潔高
©︎芥見下々/集英社

伊地知潔高(いじちきよたか)は、呪術高専東京校に所属する補助監督です。常に五条と行動を共にしており、彼に振り回される苦労人でもあります。 五条が漏湖に襲撃されたのは、夜蛾正道(やがまさみち)学長との会食に向かう道中でした。その会食場に向かう車を運転していたのが、伊地知です。つまり彼であれば五条を襲撃できる場所のリークが可能でした。 また伊地知は家入と同じく、虎杖復活を知る数少ない人物でもあります。五条の出張中に等級の高い危険な任務を、1年生の3人に与えていたのも彼です。 とはいえ彼もまた学長以上の地位にはなく、これといって裏切る動機もありません。五条と宿儺の戦いでサポート役として参加してもいるので、彼が内通者である可能性は低いといえるでしょう。

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候補者④:楽巌寺学長

呪術廻戦 楽巌寺嘉伸
©︎芥見下々/集英社

続いて内通者候補として紹介するのが、呪術高専京都校学長の楽巌寺嘉伸(がくがんじよしのぶ)です。彼は五条とは異なり、呪術界の保守派です。そのため多大なリスクを抱える、虎杖の生存をよく思っていません。つまり楽巌寺学長は呪詛師の目的である虎杖と五条を、そもそも嫌っているのです。 今回紹介した4人の中では唯一「学長以上の上層部」であり、五条の動向も把握できます。虎杖達の任務先の調整も可能と思われるため、疑われる要素は十分あるでしょう。 しかし彼は虎杖の生存を知らない様子でした。また楽巌寺学長は登場当初から嫌な雰囲気を存分に醸し出していたため、彼が内通者では衝撃があまりありません。 さらに彼は五条から「潔癖マニュアル人間」とまで称されており、呪術界を裏切るような真似はしないと思われます。また彼も伊地知と同じく五条vs宿儺戦にサポートとして参加していることから、内通者説はほぼなしと見ていいでしょう。

候補者⑤:加茂家の人間

呪術廻戦 夏油傑 羂索
©︎芥見下々/集英社

最後の候補……というよりほぼ内通者として確定しているのが、加茂家の人間です。 原作22巻では羂索が加茂家の人間を傀儡にしていたことが明かされました。加茂家は上層部保守派と密接につながっているため、結果として上層部の一部が羂索の思うがままにされていたという形です。 要するに、上層部から出された「五条の永久追放」「夜蛾の死罪認定」といった内容の通達も、すべて羂索の思い通りだったといえます。 ちなみに後に上層部の人間は皆殺しにされてしまいました。どのように殺害されてしまったのか、そして誰が実行したのかはまだ特に描かれていません。

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総監部(上層部)を惨殺したのは一体…?

原作223話では、上層部の人間が皆殺しにされていることが明らかになりました。詳細は不明ですが、辺り一面に血が飛び散り現場が荒れている描写から、何者かが手を下したと考えられます。 呪術界を牛耳る者たちが全滅状態、というそこそこショッキングな場面なのですが、特段説明もされずあっさりと流されてしまったため、読者のあいだでは戸惑いの声も上がりました。彼らを殺害した犯人についてもあれこれ推測がされているようです。

最有力候補は五条悟

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社

上層部の人間を殺害した最有力候補として挙げられるのは、五条です。 五条は重鎮たちの遺体が描かれるコマで、「アンタが総監部のトップに立てば 少しはマシになるでしょ」と楽巌寺相手に発言しています。以前から上層部を嫌っており、「全員殺してしまおうか?」とまで発言していたことを踏まえても、彼が殺害したと考えるのが自然でしょう。 また単純に、上層部に昇りつめるほどの実力者を殺害できそうなキャラはそう多くはありません。その点からしても五条が犯人である可能性は高そうです。

内通者は加茂家の人間で確定?今後も本編が見逃せない!【呪術廻戦】

長らく考察されてきた内通者の存在ですが、加茂家の人間ということでほぼ確定しました。最終的に上層部そのものが羂索の手のひらの上状態だったというわけで、敵の恐ろしさや用意周到さが嫌というほど伝わってきます……。 さまざまな陰謀が渦巻き、よりいっそう激しい戦いが繰り広げられている『呪術廻戦』。今後の展開からも目が離せそうにありません!