無為転変は極めて悪趣味な術式?真人の能力を徹底解説【呪術廻戦】
真人の「無為転変」が初登場する第3巻を
アニメも絶好調で原作も大きな盛り上がりを見せている『呪術廻戦』。 この記事では本作に登場する人気の敵キャラ真人の持つ能力「無為転変」について徹底解説!悪趣味とも言える狂気の能力を紹介しつつ、真人の持つ強さの秘密に迫っていきます。 ※この記事は「呪術廻戦」の重要なネタバレを含みます。
真人の能力「無為転変」とは?
真人の持つ能力「無為転変」。これはあらゆる物事が移りゆく様を表す「有為転変」という言葉にかけられており、相手の魂を操作し肉体の形状を変えてしまう効果を持っています。 しかも発動条件は「真人が対象にふれること」のみ。そのため真人にふれられた時点でほとんど勝負がついてしまう、恐ろしい術式となっています。
「無為転変」とその使い手・真人とは?
真人について
真人は偽夏油と手を組み人々を脅かす特級呪霊です。彼は「人間への恐れ」から生まれた呪霊であり、よく言えば子どものように好奇心旺盛な性格。しかしその一方で冷酷無比な一面も持っており、悪い意味での人間らしさにあふれています。 人間に縁の深い呪霊であるため人間への興味関心が強く、ときには自身の能力を使いながら人体実験をするようなことも。その残虐な性格ゆえ虎杖悠仁の怒りを買い、虎杖にとっては因縁の相手となっています。
無為転変について
先ほども紹介した真人の「無為転変」は手でふれるだけで発動できる戦闘向きの能力であり、1級術師でも防ぎきれないほどの強力な力を持っています。ただし自身の呪力で魂を守る術を心得ている相手に対しては、効果がうまく発動しないことも。 またこの術式は化け物のような姿をした改造人間を作り出せたり、自身の身体に使用してパワーアップを施したりできるなど多彩な用途で使用することが可能。それにより真人はトリッキーな戦闘を得意とし、その奇抜な戦法で多くの呪術師を苦しめてきました。
「無為転変」技の一覧
多重魂(たじゅうこん)
小さく改造した人間を手のひらで包み込み2つ以上の魂を無理やり融合させる技。
撥体(ばったい)
「多重魂」から派生する技のひとつ。多重魂により合体させられた魂同士の拒絶反応を利用し、魂の質量を爆発的に増やし相手にぶつける攻撃技。
幾魂異性体(きこんいせいたい)
「多重魂」から派生する技のひとつ。拒絶反応がそれほどない魂同士を合体させることで、非常に強力な改造人間を作り出す技。短時間ではありますが複数の魂を一気に燃やすことで、爆発的な出力を手にすることが可能です。
領域展開「自閉円頓裹(じへいえんどんか)」
真人の切り札となる領域展開、自閉円頓裹。発動すると巨大な人間の手が複数現れ、本来手でふれなければ発動しない無為転変を領域内なら自由に発動できるようになります。 呪力で魂を守る方法や相手の領域から身を守る方法を心得ていない限り、発動時点で相手はほぼ即死となる強力無比な技です。
「無為転変」を受け、死亡した者たち……
吉野順平
呪術師ではない一般人の高校生、吉野順平。真人に利用され呪術を操れるようになり、友人になった虎杖と戦うことになってしまいます。虎杖に敗北し改心しますが、最後には真人の無為転変により死亡。 真人と虎杖の因縁が始まった痛ましい事件となりました。
吉野順平の最期を……
与幸吉(むたこうきち)
呪術高専京都校の生徒メカ丸の正体である与幸吉。もともと病弱な体を持っていましたが、偽外油に協力する代わりに無為転変により丈夫な肉体を手に入れています。 しかしその後、真人と対立し戦うことに。様々な策を用意し決戦に臨みますが、最後には真人の手により殺されてしまいます。
与幸吉の最期を……
七海建人
1級術師として本編でも大活躍する七海建人。彼は渋谷事変で真人と対峙。 これまで数多くの呪霊を圧倒してきた七海ですが、真人と遭遇したときには体力を消耗しきっており、そこに辿り着いた虎杖の目の前で殺されてしまいました。
七海建人の最期を……
釘崎野薔薇
虎杖の同級生として共に戦ってきた釘崎野薔薇。彼女もまた渋谷事変で真人と戦っています。野薔薇の能力は魂に直接ダメージを与えるものであり、真人にとっては天敵となる存在。ですが不意を突かれて無為転変を食らい、戦線を離脱してしまいました。 野薔薇はここで死亡したかと思われましたが、仲間の治療を受けており現状の安否は不明です。
釘崎野薔薇の死亡シーンを……
「無為転変」は虎杖悠仁に通用しない?
ふれればほとんど決着が着いてしまう無為転変ですが、実は虎杖にだけは安易に使うことができません。その理由は彼のなかに潜む両面宿儺の存在にあります。虎杖の魂にふれるということは、そこに宿る宿儺の魂にもふれるということ。 宿儺は自身の魂にふれられることに不快感を感じており、真人の領域展開に入ったときはそれを理由に攻撃を仕掛けていました。そのため真人は虎杖に対し無為転変を使うことができず、別の方法で戦うしかないのです。
「反転術式」と「無為転変」は真逆の性質を持っている?
作中にはダメージを回復させるために「反転術式」を使用するシーンが登場します。これは反転と名についている通り、ダメージを反転させ肉体を元の状態に戻していく効果を持つ高度な術式です。 一方、真人の無為転変は肉体を本来あるべき状態から別の形に変えてゆく効果があります。肉体の復元と変化。そこに現れる効果は正反対のものであり、反転術式と無為転変は真逆の性質を持つ術式と言えそうです。
夏油傑は「無為転変」によって復活可能?
偽夏油こと羂索によって奪われた夏油傑の身体。肉体が残る外油は無為転変を利用し、脳を復活させることができるのでしょうか。 実は真人は羂索の呪霊操術により、彼のなかに術式ごと吸収されています。もしも真人の意識が残っており、羂索への復讐を果たそうとするなら無為転変により外油を復活させる可能性は十分あり得そうです。 しかし本編で羂索と戦っている九十九由基は「呪霊操術により抽出した能力は1度使うと消える」と推理しています。この説が真実ならば、すでに無為転変を使用した羂索の身体には真人の能力や意識は残っておらず、夏油復活の可能性はかなり薄いものになりそうです。
無為転変はあらゆる意味で狂った能力
禍々しい術が飛び交う『呪術廻戦』のなかでもとびきり恐ろしい術式「無為転変」。 原作ではすでに戦線から離脱した真人ですが今後復活してくる可能性は0ではないはず。これを機に本編をチェックし、これからの展開に備えてみてはいかがでしょうか!
キャラクターの生死にも注目の
『呪術廻戦』を