七海建人(ナナミン)は死亡した?マレーシアの意味や復活の可能性を徹底解説【呪術廻戦】

虎杖の優秀な師匠として登場し、そのクールなキャラと作中屈指の強さでファンからも人気を得ていた七海建人。そんな彼の死は、多くの『呪術廻戦』ファンを驚かせました。 そこで本記事では七海建人の死亡シーンや渋谷事変での動向を、徹底解説していきます。また「生き返る説」についても考察していくので、あわせてチェックしてみてください! ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
【死亡】七海建人(ナナミン)は渋谷事変で破裂し死亡……

死亡シーン | 14巻120話 |
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アニメ | 45話前後 |
死因 | 真人の無為転変を受け死亡 |
結論から言うと、七海建人は渋谷事変にて死亡しています。 彼を殺したのは、特級呪霊である真人。ここからは渋谷事変での七海の激闘を時系列順に振り返り、死亡シーンについても徹底解説していきます!
渋谷事変で呪詛師・重面春太を圧倒

伊地知を刺した重面春太と対する釘崎野薔薇。そこにやってきたのが、七海でした。何も策を考えず七海を蹴る重面ですが、その体はまるで壁のよう。斬りつけたはずが、傷すらついていません。 呪詛師の数や配置について質問する七海は、重面が答えないとみるや十劃呪法で顔を殴ります。逃げようとする重面を捕まえもう1度同じ質問をした七海は、本当に知らないと口にする重面の鳩尾に重い一撃をブチこみました。 釘崎との連携もあり重面を決して逃がさない彼は、補助監督が何人も殺されていた事実を話します。その犯人が重面だと確認した七海。彼は呪力と殺気を漲らせ、重面を十劃呪法で倒したのでした。 その後補助監督である新田明と合流し、禪院直毘人、禅院真希と共に次の道に進んでいます。
特級呪霊・陀艮の領域に苦しめられる

直毘人、真希と共に先に進んだ七海は、陀艮(だごん)と相対します。 受胎だった陀艮は人を大量に食べたことで成体となり、とんでもない量の水流を生みだしました。なんとか直毘人の策で持ち堪えるも、陀艮の領域展開が発動してしまい、3人は必中効果のある空間で無限に生まれる魚の式神と戦うことに。 そこにやってきたのは、伏黒恵でした。恵は自身も領域展開を発動し、領域の綱引きをすることで必中効果を打ち消しあったのです。恵の狙いは、領域に穴を開け外に脱出すること。それを聞いた七海は、「集合」の一言で直毘人と真希を集めます。 そして穴を開けた瞬間、脱出するはずが伏黒甚爾が乱入。伏黒甚爾が陀艮を圧倒し討伐には成功したものの、七海はひどい怪我を負ったのでした。
漏瑚の炎で瀕死状態に

甚爾の手で陀艮が撃破されたあと、七海たちの前に特級呪霊の漏瑚が現れます。彼は陀艮の亡骸を見ながら「逝ったか」とどこか寂しげな表情を浮かべ、仲間の死を悼みました。そしてすぐに、周囲の呪術師たちへ攻撃を開始。 七海が最初のターゲットとなり、炎で上半身を焼かれてしまいます。漏瑚は攻撃の手を緩めず、そのまま真希と直毘人を撃破。全員に致命傷レベルの大ダメージを与えました。 その後、虎杖のなかに宿る宿儺が覚醒して状況が一変。漏瑚は宿儺と交戦することになり、七海たちは重傷を負ったまま放置されてしまうのでした。
瀕死の重傷を負い人生の意味を問う最期

陀艮との戦闘で重傷を負った七海は、漏瑚に上半身を焼かれさらに瀕死の重傷を負います。渋谷駅の構内を虚に彷徨う七海は、真人が作った改造人間の集団と遭遇。現実逃避で休暇の過ごし方について考える彼ですが、正気を取り戻し気力だけで人造人間をすべて倒します。 しかし無情にも七海の胸に置かれる、真人の手のひら。何度か戦った仲だからと話す猶予を与えられた七海は、亡くなった同期である灰原雄を思いだしました。「1度逃げておきながら曖昧な理由で戻ってきた自分は、何がしたかったのか」と問う彼。そこで灰原が指をさした先には、虎杖がいたのです。 そして七海は「それは違う、彼にとって呪いになる」と考えながらも、虎杖に最期の言葉を告げ真人に殺されたのでした。
七海建人(ナナミン)の渋谷事変まとめ

- 釘崎を助け、補助監督を殺していた重面に勝利
- 陀艮との戦いで領域展開に耐え続け、伏黒の身を守りながら領域からの脱出に貢献
- 漏瑚に焼かれ瀕死の重傷を負うも、立ち上がる
- 真人が作りだした改造人間集団を、瀕死の状態で倒す
- 虎杖に言葉を残し、真人の「無為転変」によって死亡
【考察①】七海建人の最後の言葉を解説!マレーシアとは
最後の言葉① | 「そうだな…マレーシア…クァンタンがいい」 |
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最後の言葉② | 「灰原、私は結局何がしたかったんだろうな」 |
最後の言葉③ | 「駄目だ灰原、それは違う。言ってはいけない。それは彼にとって”呪い”になる」 |
最後の言葉④ | 「後は頼みます」 |
「そうだな…マレーシア…クァンタンがいい」

漏瑚の攻撃で満身創痍となった七海は、朦朧とする意識のなかで「マレーシア」のことを思い浮かべます。彼はそこの海辺に家を建てゆっくりと本を読む、穏やかな生活を送りたいと想像していました。 ですがなぜ七海は「マレーシア」を想像したのでしょうか。実は五条が死亡した後のシーンで、七海はかつて冥冥にオススメの移住先を聞いたとき「新しい自分になりたいなら北、昔の自分に戻りたいなら南がいい」とアドバイスされたと明かしています。 マレーシアは日本よりも南に位置する国。七海は死の間際「昔の自分に戻りたい」と考えていたのかもしれません。
「灰原、私は結局何がしたかったんだろうな」

マレーシアへ想いを馳せたあと、真人に遭遇し追い詰められた七海はすでに死亡している後輩・灰原雄の名前を出し、自分自身の生き方を問うような言葉を吐露。彼は「何がしたかったんだろうな」という言葉のあと「逃げたくせに」「曖昧な理由で戻って来て」と続けています。 七海はかつて呪術師をやめて会社員をしていましたが、行きつけのパン屋の女性に取り付く呪霊を祓った際に「ありがとう」と言われ、再び呪術師としての活動を開始。彼は誰かに「ありがとう」と言ってもらえる、そんなささやかなやりがいだけで戻って来た自分を責めているようでした。
「駄目だ灰原…それは彼にとって”呪い”になる」

自身の生き方を自問自答していると、七海の前に灰原の姿が。幻覚と思われる灰原は静かに腕を伸ばし、近くに来ていた虎杖を指差します。そして七海は「駄目だ灰原」「それは違う言ってはいけない」「それは彼にとって”呪い”になる」と発言。 ここでの呪いとはそのままの意味ではなく、「生き方を縛ってしまう言葉」を指していると思われます。実際に虎杖は祖父の「オマエは強いから人を助けろ」という言葉に影響を受け、自身の行動を選択している場面が数多く存在。 七海は自身の言葉により、虎杖の生き方を強制するようなことはしたくなかったのでしょう。
「後は頼みます」

真人に殺される寸前、七海は自分が呪術界に戻ってきた意味を灰原に問います。そこで灰原の幻覚が現れ、左を指さしました。そこには虎杖の姿が。七海は「彼への呪いになるからダメだ」と感じつつも、虎杖に「後は頼みます」と言葉を残し死亡したのでした。 七海の死を目撃し、釘崎も目の前で失った虎杖は、精神的な限界に陥ります。合流した東堂葵に、宿儺となった自分が大量に人を殺したこと、大切な仲間を死なせてしまったことを懺悔しました。そこで東堂から「俺たちが生きている限り、仲間が真に敗北することはない」と告げられます。 そして「オマエは何を託された?」と問われた虎杖は、七海の最期の言葉を思いだし再び立ち上がったのでした。
【考察②】「後は頼みます」はなぜ呪い?灰原が現れた理由は

巻数話数 | 14巻120話 |
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自身の言葉は呪いになる、そう言い聞かせる七海でしたが、虎杖に対し「後は頼みます」と言い残し死亡。虎杖が戦いから抜け出せなくなる「呪いの言葉」を残してしまった七海ですが、果たして彼はどんな心境だったのでしょうか。 虎杖に対し、この言葉を言った七海の表情はどこか晴れやかでした。そして五条死亡後の回想シーンで登場している七海は「最期に未来に賭けた」と発言しています。きっと七海は虎杖の強さを信じ、自身の言葉を呪いではなく「力」に変えてくれると信じたのでしょう。 ここに登場する灰原はまさに七海自身にとって呪いのような存在のキャラクターです。死を前に灰原に再会した七海は自身の過去を振り返り、呪いは人を苦しめるだけではなく、呪いが人を生かすこともあるのだというのだということを実感したのではないでしょうか。 そしてこの言葉は虎杖に対し、強い影響を及ぼすことになります。
【考察③】七海建人は悔いのない死を迎えられたのか

呪術高専東京校の学長を務める夜蛾は「呪術師に悔いのない死などない」と発言しており、この言葉は作中のいたるところで登場しています。その一方で七海は真人との第1戦で追い詰められたときに自分の人生に「悔いはない」と発言。 そこでは生き延びた七海ですが、最終的に渋谷事変のなかで死亡。彼は死の直前に自身の生き方について自問自答していたものの、最後の瞬間にはやわらかな表情を残しています。 また五条が死亡した後の回想シーンでは、どこかほがらかな表情で「後ろ向きな私が最期に未来に賭けたんだ」と前向きに発言。七海はきっと悔いのない死を迎え、今は死後の世界で穏やかに過ごしているのではないでしょうか。
【死後】七海建人は五条の回想シーンで再登場

激戦を繰り広げたのち、宿儺に敗北を喫することになった五条。この戦いの後に「死後の世界」と思われる回想シーンが描かれるのですが、なんとそこで七海が再登場! 回想シーンには彼のほか夏油や灰原も登場しており、全員が学生時代の姿で現れています。七海はここで五条や灰原と会話を交わし、自身の死についても言及。死亡したにも関わらず、彼の表情はどこか晴れやかでした。
七海建人の復活はなし?叶わなかった生存の可能性を解説

- 反転術式により復活
- 降霊術によって現世に顕現
- 死亡する直前に国外逃亡?
結論から言うと、七海の復活は最後までありませんでした。ただ、前述したように五条の回想シーンに現れたほか、猪野が七海愛用の武器を装備して宿儺に挑むなど、様々なかたちで物語に再登場しています。 ちなみに、作品が完結するまでは七海に関する様々な復活説が飛び交っていました。そのうちの1つが反転術式によって生き返るという説。本作の主人公・虎杖が反転術式で蘇生したことがあったため、「七海もこの術で蘇るのでは」と考察されていたのです。 さらに、「死者の魂を呼ぶ“降霊術”による再登場説」や、死亡直前にマレーシアへ行く妄想をしていたことから「死ぬ前に海外へ逃げていた説」も噂されていました。しかし、そのどれもが叶わぬまま作品が終了。七海の死がついに確定してしまったのでした。
猪野拓真の術式で復活!?

七海の後輩として、彼を慕い続ける呪術師・猪野琢真。彼は作中で五条・家入・伊地知が話しているところにやってきて、「七海について話したいことがある」という旨の発言をしています。 猪野の扱う術式は自身に別の存在を憑依させる「降霊術」の一種。もしかしたら彼は「七海を自身に憑依させる」ことで、一時的に七海を復活させようとしているのかもしれません。今後の展開次第では猪野の手による七海復活の可能性も大いにありそうです。
七海建人の死亡には過去に伏線があった?
真人との戦いで見た走馬灯

七海は自身を殺した真人と以前にも戦ったことがあり、ここで走馬灯のようなものを見ています。真人との戦闘で敵の領域展開に巻き込まれた七海は「クソッ」とつぶやき、そこから彼の重大な転機となった過去の出来事が展開。 七海はかつて呪術師をやめていた時期がありましたが、そのときにある女性を助けたことで「生き甲斐」を感じ、再び呪術師の世界に復帰していたのです。本エピソードは七海のルーツが描かれた重要なシーンとなりましたが、それと同時に彼の死を強く意識させるシーンにもなりました。
七海が見せたある「表情」

前述した回想シーンが終わったあと、七海は自分が死ぬことに対し「悔いはない」とつぶやき、とても晴れやかな表情を見せています。その表情は自身が最期に見せた表情と、非常に似通ったものになっていました。 もしかしたら真人との第1戦の時点で、七海の死に際のシーンは決まっていたのかもしれません。改めて読み返すと七海の死亡フラグを感じさせる、非常に不穏なシーンとなっています。
死ぬ直前に立てた完全な死亡フラグ

漏瑚の攻撃により大やけどを負った七海は、意識が朦朧とするなか戦いが終わった後のことを考えていました。「マレーシア……クアンタンがいい」と呟く彼は、どうやらマレーシアでの穏やかな生活を望んでいる様子。 どんな作品にも通ずるものですが、戦いのさなかに「戦闘後のこと」を考えるのは完全な死亡フラグ。そしてそのフラグを立てた直後、七海は真人に遭遇し死亡。最後の最後で高速のフラグ回収をしてしまうのでした。
七海建人の死に対する虎杖・五条たちの反応は
虎杖悠仁

15巻127話 | 「俺 ナナミンの分までちゃんと苦しむよ」 |
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七海から想いを託された虎杖ですが、真人の手により野薔薇まで殺されてしまい戦意喪失。その隙を突かれ、真人に大ダメージを負わされてしまいます。このままやられてしまうのか……と思われたそのとき。虎杖を親友と慕う東堂が登場。 彼は虎杖に対し「呪術師の在り方」を説き、虎杖はそれに応え戦意を取り戻していきます。虎杖は「ごめんナナミン」と心でつぶやき、戦いから逃げようとしていたことを悔やみました。そして「俺ナナミンの分までちゃんと苦しむよ」と決意し、自身の罪や戦いと向き合うことを誓ったのです。
五条・家入・伊地知

222話(単行本未収録) | 「七海はなんやかんや生き残るタイプだと思ってたんだけどな」 |
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12月24日の宿儺との戦いを前に、家入・伊地知と語り合う五条。古くからの戦友はほとんどいなくなり、五条は「ついに3人になっちゃったね」とつぶやきます。そしてその会話のなかで、五条は「七海はなんやかんや生き残るタイプだと思ってたんだけどな」と発言。 この言葉からは七海が死んでしまった寂しさはもちろん、どこかその死を受け入れられない、五条の葛藤も含まれているように見えました。そしてその話を受けて伊地知は「すみません…」とポツリ。どうやら彼は自分が生き残ってしまった現状に申し訳なさを感じているようなのです。 五条はそんな伊地知の態度に怒りを見せつつもしっかりと激励。残された者たちの絆を感じさせるシーンとなっていました。
七海建人(ナナミン)の死亡に対する読者の反応集

メインキャラだったナナミンの死は衝撃……!好きなキャラを殺していく真人が許せません!
1番好きなキャラの離脱……。ナナミンが好きすぎるので、生き返る可能性を信じています。
七海が死んだのはもちろん悲しいけど、虎杖の成長に七海の死は必要不可欠だったのかも。
『呪術廻戦』頼れる七海建人が死亡……。今後の展開に注目

七海の死は、『呪術廻戦』ファンに大きな衝撃を与えました。生存は絶望的な彼ですが、復活の可能性もゼロではありません。 また彼の最期は、虎杖の成長にも影響しています。七海の存在が物語にどのように関わってくるのか、今後の展開から目が離せません!