家入硝子(いえいりしょうこ)は内通者だった?希少な「反転術式」を扱う術者を徹底解説【呪術廻戦】
【プロフィール】家入硝子(いえいりしょうこ)とは
誕生日 | 11月7日 |
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年齢 | 28歳 |
身長 | 不明 |
所属 | 東京都立呪術高等専門学校 |
階級 | 不明 |
技 | 反転術式 |
声優 | 遠藤綾 |
人物
酒とタバコを多く摂取し、医師として働くことで睡眠時間も満足に取れなくなってしまった家入硝子。疲れが見えるクマもその生活習慣からくるものでしょう。初登場は2巻で虎杖悠仁(いたどりゆうじ)が死亡した時でした。 最初は彼の死体を解剖しようとするなどややサイコパスな一面も垣間見ます。しかし、何かと傷つきやすい虎枝のメンタルをフォローしたり、また夏油傑(げとうすぐる)の離反へ怒りを向けたりなど人並みの優しさはあるようです。
歌姫に言われて禁煙中
妖艶な大人の魅力を醸し出している硝子ですが、現在は先輩の庵歌姫(いおりうたひめ)から禁煙を勧告されて5年が経過しています。学生時代から吸っていたところを見ると、決して優等生タイプではなく、それなりに崩したところがある女性のようです。 両者は食べ物・飲み物の好き嫌いが同じこともあり大変仲が良く、現在も親友としての交流を持っています。また、公式小説では五条悟と伊地知潔高(いぢちきよたか)の3人で飲みに行くなど、社交的ではないにしても決して孤高の女性ではありません。
渋谷事変後に喫煙解禁
113話、渋谷事変の混乱のなか、治療のために渋谷で待機する家入の手にはタバコが……。学長に禁煙していたことを指摘されると「少し学生時代を思い出しまして」と彼女は答えます。 同級生だった夏油と五条の衝突を前に、彼女なりの後悔や思うところがあるのかも。多くは語らない人物ですが、相当なストレスを感じているのは間違いありません。
目の下のクマ
家入のトレードマークともいえる濃いクマは学生時代にはありませんでした。彼女の使う治療の反転術式は、五条でも真似できない希少な能力です。代わりの利かない人材ゆえに休養もままならず、常に疲れているのでしょう。
呪術廻戦を1巻から振り返ろう!
【強さ】家入硝子は数少ない「反転術式」を使える術者
家入硝子の医師たる所以は「反転術式」、すなわち「負のエネルギー」を掛け合わせて「正のエネルギー」に変換することで、人間の治療が可能な点にあります。 反転術式は特級クラスの術者であれば使えるようで、五条悟や乙骨憂太、九十九由基、両面宿儺、羂索らも使えることが判明。 硝子は特級ではありませんが、反転術式を学生時代から使いこなすことができていました。性格や設定と併せて考えると近いところでは『NARUTO』に出てくる医療忍術のスペシャリスト・千手綱手が連想されます。
家入硝子は戦う?
彼女の戦闘シーンは描かれておらず、その強さは未知数です。高度な反転術式を扱っている点や、過去には五条や夏油と肩を並べていた点からも、戦闘能力も相当高いと考えて間違いないでしょう。 「反転術式」は厳密には術式ではありません。ファンブックで彼女は他の術を持っていないことが明言されたため、回復の反転術式特化型の呪術師だと考えてよいでしょう。体術に関しては、今後も描写がなさそうなので彼女のトータルの強さは相変わらずの未知数です。 ちなみに五条や羂索が使う「術式反転」とは別もので、術式反転は「正のエネルギー」を流し込んで術式の効果を反転させるものです。
家入硝子が虎杖を解剖!?2巻を
【死亡】家入硝子は鉄壁ガードされているから大丈夫!?
結論から言うと23巻までで家入硝子は死亡していません。 ただ自分自身に反転術式をかけられる登場人物は何人も登場しますが、家入のように他人も治癒できる人物は少数です。そのため敵からすると家入はまず殺しておきたい人物とも言えます。 一方で渋谷事変において高速料金所で彼女が呪骸と夜蛾学長に守られていたように、高専側も護衛は手厚くしているのです。そのため簡単に死亡することはないと考えられます。
家入は夜蛾学長が守る!13巻を
【内通者】家入硝子が怪しい?今後裏切るのか
内通者について
作中で度々触れられる内通者の存在。1人は呪術高専京都校の与幸吉であると判明しています。しかし原作79話にて、内通者は2人以上存在すると明かされました。そしてこの内通者候補に、硝子の名前が挙がっていたのです。 最初にファンから彼女が怪しまれたきっかけは、偽夏油こと羂索(けんじゃく)が虎杖の生存を知っていたことでした。宿儺の策略によって1度は命を落とした虎杖は、反転術式で蘇生に成功します。しかし公に知らされるまで、それを知っていたのはその場にいた五条、伊地知、硝子の3人のみでした。 また彼女は呪詛師である夏油と元同級生でもあったので候補に挙がりやすかったのですが、内通者の残る1人は学長以上の上層部であることが判明。 後述する回想シーンもあわせて、家入硝子の内通者の可能性はかなり低いと考えられます。
内通者の人数が判明!9巻を
【かわいい】呪術随一の美女:家入硝子
アニメ2期で登場した高専生時代の家入さんまじかわいい!!OPで五条と夏油の後ろに映る家入さんの透明感たるや最高。1期では美しさが際立ってたけど、2期は子供っぽさがあってギャップにやられました。
『呪術廻戦』の女性キャラの中でも美しいお姉さんキャラとして人気の高い家入硝子。アニメ2期の放送がスタートして現代とは違う高専時代の元気な姿に「かわいすぎる」という声が続出しました。また見た目とは裏腹にタバコを吸うギャップもたまりません。
家入のかわいい高専時代!8巻を
【登場回】家入硝子の活躍まとめ
初登場
両面宿儺に心臓をえぐり取られ死亡した虎杖悠仁の死体の解剖のため登場したのが、校医の家入硝子でした。家入はなぜ虎杖が宿儺の毒に耐えられたのか、それを解剖して調べることに。いざ始めようとした瞬間、虎杖は生き返ります。 家入は一瞬驚いた顔を見せますが、割と冷静に虎杖の蘇生を受け入れている様子。興味のあった宿儺の器の解剖ができず彼女は「ちょっと残念」とこぼします。受け取り方によってはマッドサイエンティストにも聞こえるセリフですね。 その後、彼女は五条の提案に乗って虚偽の報告書を上にあげていました。
家入硝子らしい初登場回!2巻を
渋谷事変
渋谷事変では家入は後衛で治療に専念します。夜蛾正道学長とその呪骸(じゅがい)が彼女の護衛にあたっていました。治療ができる家入は、敵にしてみれば真っ先に潰したい存在です。手厚い護衛に対して「大袈裟ですよ」と言う彼女の手には、5年間禁煙していたはずのタバコが握られていました。 生徒や呪術師が次々と運び込まれてくるやるせなさが、相当なストレスとなっているのでしょう。しかも親友時代を知っている夏油と五条が敵として対峙しているわけです。タバコを片手に物思いに耽る姿は、いつも以上に憂いを帯びていました。
渋谷事変は待機組!13巻を
五条復活後
死滅回游で各結界(コロニー)に散っていた仲間たちが集結する光景に、家入は夏油と決別した直後の五条の言葉を思い出していました。 「誰も独りにさせない」と強い後進を育てる決意をする過去の五条に、家入はタバコをふかしながら「私がいたろ何が独りだ馬鹿野郎」と内心毒づきます。そして「帰ってこい五条」と胸の中で語りかけるのです。 家入はクールに見えますが、彼女なりに仲間である五条を大切に思っていたことが伝わってきました。
仲間思いな家入の姿が描かれる
高専時代
高専時代もいまと変わらず、家入は他人とは馴れ合わない様子でした。同級生の五条・夏油とはそこそこうまくやりながらも踏み込まず、2人が言い争いを始めるとふらっと姿を消してタバコを吸いにいっています。 夏油の離反後、街中で夏油と再会した際も家入は「犯罪者じゃん」といまも同じ教室にいるかのようなテンションで話しかけていました。あくまでフラットに会話しながら、同時に電話で五条を呼んで、後の対応を五条に託します。 夏油の裏切り前後で態度をほとんど変えていない家入。どちらにも肩入れしないのは、以前のような距離感でいたいという思いの表れなのかもしれません。
五条・夏油との高専時代!8巻を
ショート姿が可愛いと話題に!
原作ではすれっからしの女として描かれている硝子ですが、過去編の彼女はショートカットでもっと朗らかな子でした。煙草を吸ったり受験資格が無いのに国家試験を受け医師免許を取得したりと決して真面目な優等生ではありませんが、年相応の無邪気な姿が印象的です。 しかし、決して他者と馴れ合うタイプではなく、人間関係はとてもシビアな目で見ていました。頭の回転が速いだけではなく、人間関係における引き際が鮮やかなところは現在にもつながる強かさを感じさせます。
映画『呪術廻戦0』
原作0巻には登場しなかった家入ですが、映画版では治療要員として活躍する姿が描かれています。 家入は夏油が百鬼夜行の予告をしにきた後、対策会議に出席。会議ラストで学長が打倒夏油への決意を高らかに宣言する間に、そっと退出します。 また百鬼夜行が始まり治療斑が慌ただしくなると「ホント面倒なことかましてくれたね夏油」と1人こぼしていました。 五条が夏油に向けるような敵対意識ではなく、あくまで「クズども」な同級生に向ける、どこが情が感じられる物言いです。彼女なりにバラバラになってしまった同級生に対し思うところがあるのでしょう。
呪術本編の前日譚!0巻を
【エピソード】家入硝子と他キャラの関係性
夏油に対し「犯罪者じゃん」
硝子は離反を起こして渋谷事変を企てた夏油のことを「犯罪者じゃん」とからかい、更に五条とセットで「クズども」と呼んでいます。「努力・友情・勝利」というジャンプ漫画の王道に沿わない少しアウトローな性格が魅力的と言えるでしょう。 またそんな3人の関係性はどこか虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇の関係性を連想させますよね。サバサバしたところは釘崎と共通していますが、釘崎が感情的な「ツンデレ」であるのに対して、硝子はとても冷静な合理主義者なようです。
「さしす組」について
同級生3人は「さとる(五条)」「しょうこ(家入)」「すぐる(夏油)」と名前の頭文字をとって「さしす」とファンの間では呼ばれています。主に五条と夏油が言い争い、それを家入がどちらの味方をするわけでもなく厄介事を避けるように行動するというのがこの3人の常。 家入のスタンス自体は過去も現在もあまり変わっていないように感じられますが、夏油と五条の仲がこじれ、くわえて本物の夏油は故人のため、さしす組は過去編でしか拝めない貴重な関係性です。
五条とは仲が良い?
学生時代は同級生、いまは同僚の五条との仲は悪くなさそうです。公式ファンブックでは、家入が上層部派か五条派のどちらかという質問に対し、基本は政治に興味のない「ノンポリ」だけど、親しい五条の方にやや寄っていると答えていました。 小説版では後輩の伊地知も誘って五条と3人で飲みに行っています。彼女の性格なら大好きな酒の席に、嫌いな人とは行かないでしょうから五条ともまあまあうまくやっていると考えてよいでしょう。
歌姫とは仲良し
家入硝子と仲のいい様子が描かれているのが、先輩呪術師の庵歌姫(いおりうたひめ)です。歌姫は京都校の引率教師として登場した準1級呪術師です。 過去編では任務で結界に閉じ込められているところを助けにきた家入に真っ先に抱きついていました。「あの2人(五条と夏油)みたいになっちゃ駄目よ」と歌姫は家入に言うのですが、そういった価値観も2人は合っていたのでしょう。 家入が禁煙していたのも、歌姫に勧められたから。その行動からも、表情には出にくいですが家入も歌姫のことをかなり慕っていることが窺えます。
【声優】家入硝子役:遠藤綾
医療面で高専を支える家入硝子を演じるのは、オフィスPAC所属の声優である遠藤綾(えんどうあや)です。彼女は歌手としても活躍しており、声優アワードでも歌唱賞や助演女優賞などを受賞している人気声優となっています。 遠藤の代表的な役は『らき☆すた』の高良みゆき役などです。彼女の艶やかな声質で演じる硝子は、大人の魅力溢れる落ち着いた雰囲気で、イメージにぴったりでした!
家入硝子はアウトローな合理主義者!反転術式で虎杖達を救う強力な味方
今回は五条悟、夏油傑の同級生にして数少ない反転術式の使い手である家入硝子について解説しました。彼女の気怠さの裏に隠された能力と冷静さ、頭の回転の速さを知るとより一層魅力的な人物に見えてきますね。 五条悟や夏油傑に横から強烈な突っ込みができる硝子の今後の活躍にも注目です。
呪術廻戦を一気読みするなら