2023年4月28日更新

【最終回感想】『東京リベンジャーズ』はひどいしつまらない?評価の理由や打ち切り疑惑を考察してみた

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東京リベンジャーズ タケミチ

タイムリープと不良という一見交わらないジャンルを組み合わせ、大ヒットを飛ばした漫画『東京リベンジャーズ』。トリッキーな設定や個性豊かなキャラクターで人気を博した本作ですが、その最終回はファンたちに賛否両論を巻き起こしています。 この記事ではそんな話題の最終回を徹底解説!ラストの評価や打ち切り疑惑まで、根掘り葉掘り探っていきます。 ※この記事は『東京卍リベンジャーズ』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。

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【ネタバレ】『東京リベンジャーズ』の最終回はどんなラスト?

お互いにタイムリープしていると気づいたタケミチとマイキー。2人は過去に舞い戻り、改めて歴史を改変していく「リベンジ」をしようと決意します。その結果、東京卍會は本来の創設メンバーにタケミチ・稀咲鉄太・三途春千夜を加えた9人で創設することに。 それにより少しずつ変わっていく運命。その先で行き着いた未来では、タケミチとヒナの結婚式が開かれていました。そこには死の運命をたどったマイキーの兄・真一郎の姿や、東京卍會創設メンバーのひとり場地圭介の姿も。 そしてマイキーはオートレーサー、ドラケンはバイクのメカニックと自身の道を見つけ成長。東京卍會でやんちゃをしていた少年たちは、立派な大人になりタケミチを祝福しました。誰もがそれぞれの幸せをつかむ大団円。物語は幸福に満ちたハッピーエンドを迎えるのでした。

【感想】最終回は都合がよすぎてひどい?

唐突なハッピーエンドを受け入れられない

『東京リベンジャーズ』には東京卍會のメンバーをはじめ、魅力的なキャラが多数登場します。そしてその誰もが重い過去を抱えており、ここまで想像を絶する苦労を重ねていました。 ですが最終回ではそれらすべてが「なかったこと」になるようなハッピーエンドに着地。これを受けて一部のファンからは「今までの話はなんだったんだろう」と落胆する声があがることに。 本作はキャラクターが魅力的で、尚且つそれぞれの物語も非常に完成度の高いものでした。それゆえに最終回のあっさりとしたハッピーエンドが受け入れられないひとも多くいたのでしょう。

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未回収の伏線があって意味が分からない

本作はタイムリープという能力を活かし、過去と現代を行き来しながら歴史を改変していくSF要素溢れるミステリー作品となっていました。それゆえに作中には様々な伏線や謎が登場。 ですが、その多くが回収されないまま物語は終着。最終回を迎える以前にも多くのファンから「このままで全部の謎が解決されるのか?」という声があがっていましたが、その心配は見事的中するかたちとなってしまいました。 ミステリーの醍醐味はやはりその謎が「解決」される場面にこそあるでしょう。それを求めて本作を楽しんでいるひとが多かった中、伏線を放り投げられたまま終わってしまえば不満の声があがってしまうのは当然のこと。 ですが『東京リベンジャーズ』は2023年11月に「特別編」が発表されることが明かされています。未解決の謎は、もしかしたらここで明かされるかもしれません。

未回収の伏線
  1. 初めてのタイムリープの謎第1話のタイムリープはどうやって発動したのか
  2. 「道化」と「死神」とは半間修二が告げた「さて、語り明かそうか稀咲。死神と道化について」という言葉の意味
  3. タケミチを監視していた男の正体梵天のリーダーとなったマイキーを追うタケミチ。彼を監視していた男は誰なのか?
  4. 別にタイムリーパーがいるのか稀咲の「オレがタイムリーパーだと思ってんのか?」という発言の真意
  5. 別の記事で伏線を詳しくチェック

『東京リベンジャーズ』の最終回は打ち切りだったのか

多くの伏線が回収されないまま終わったことから、「打ち切り」疑惑も流れていた『東京リベンジャーズ』。しかしながらこれだけの人気作に、編集部は「打ち切り」という判断は下さないでしょう。 作者である和久井健もインタビュー内で「リベンジャーズというタイトルにした時点で、タケミチとマイキーで最後のリベンジをする展開は考えていた」という趣旨の返答をしています。このことからも、このラストは用意されたものだったことがうかがえます。 和久井健の手掛けた前作『新宿スワン』もストーリーが魅力的だったがゆえに、最終回で賛否両論を巻き起こした作品でした。『東京リベンジャーズ』でも同様の現象が起こり、最終回に対しての落胆の声があがったものと思われます。

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最終回以外の『東京リベンジャーズ』の評価は?

手に汗握る展開と個性的なキャラが魅力

『東京リベンジャーズ』最大の魅力はタイムリープを軸に置いたミステリーと、不良たちの熱いバトルが同時に進んでいくスリル満点のストーリーでしょう。この斬新な設定に心をつかまれ作品にハマっていったひとは多いはず。 そしてそれと同時にファンの心をつかんで離さないのが、魅力あふれるキャラクターです。暗い過去を持ちながら信念を貫き生きる彼らの姿は感動必至。またオシャレかつかっこいいビジュアルも相まって、彼らは女性読者を中心に多くのファンを虜にしました。 ページをめくる手が止まらない展開と、見るものの心を揺さぶる熱い登場人物。この両輪で『東京リベンジャーズ』は社会的ブームを巻き起こしたのでしょう。

主人公に共感できないからつまらないという声も

自身の元恋人だったヒナを助けようと奔走し続けたタケミチ。しかしながら「元恋人のためにここまでするのか?」というほどの行動力に、読者からは「共感しづらい」という声があがることも。 またタイムリープにより「やり直せる」という意識からか、人の死に鈍感になっている様子にも共感しづらいという意見がありました。他のキャラがタイムリープという能力なしに必死で生きているからこそ、タケミチの行動や心境がやや浮いてしまった部分はあったのかもしれません。

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『東京リベンジャーズ』は期待が高かった分ひどいという声も

漫画のみならず、実写映画にアニメと様々な分野で大ヒットを記録している『東京リベンジャーズ』。 しかしながらその人気の大きさゆえ、ハードルの上がり切った最終回には酷評の声もあがっていました。気になる方は賛意両論あふれる最終回を是非ご自身の目で確かめてみてください!