「東京リベンジャーズ」最終回はなぜひどいと炎上した?意味がわからない伏線や打ち切り説も解説
「東京リベンジャーズ」の最終回はどんなラスト?
最終回までの内容をネタバレ解説
最終章にあたる「最終決戦(ハルマゲドン)」編では、二代目東京卍會と関東卍會の総力戦が描かれます。この戦いのなかで、タケミチは「春千夜が列車を暴走させ敵味方関係なく無差別に殺す」という、恐ろしいビジョンを見ることに。 その凶行を何とか阻止したものの、タケミチは春千夜に襲われ絶体絶命のピンチに陥ってしまいます。しかし、そこに大寿が割って入り、タケミチは窮地を脱することに成功。そしてついに、マイキーと対峙する最終決戦の幕が上がります。 マイキーは自身の内にある「黒い衝動」に身を任せ日本刀で攻撃!致命傷を負ったタケミチが死んでしまう……と思われたその時、なんと彼は小学生時代にまでタイムリープ!しかもそこには、これまでの記憶を持ったマイキーまでいたのです。
最終回の結末
お互いにタイムリープしていると気づいたタケミチとマイキー。2人は協力して歴史を改変し、これまでの苦難に対する「リベンジ」をしようと決意します。その結果、東京卍會はタケミチや稀咲鉄太・三途春千夜も加わって結成されることに。 それにより少しずつ変わっていく運命。その先で行き着いた未来では、タケミチとヒナの結婚式が開かれていました。そこには死の運命をたどったマイキーの兄・真一郎の姿や、東京卍會創設メンバーのひとり場地圭介の姿も。 そしてマイキーはオートレーサー、ドラケンはバイクのメカニックと自身の道を見つけ成長。東京卍會でやんちゃをしていた少年たちは、立派な大人になりタケミチを祝福しました。誰もがそれぞれの幸せをつかむ大団円。物語は幸福に満ちたハッピーエンドを迎えるのでした。
「東京リベンジャーズ」最終回はなぜ炎上した?
ひどい理由①:唐突なハッピーエンドを受け入れられない
『東京リベンジャーズ』には東京卍會のメンバーをはじめ、魅力的なキャラが多数登場します。そしてその誰もが重い過去を抱えており、ここまで想像を絶する苦労を重ねていました。 ですが最終回ではそれらすべてが「なかったこと」になるようなハッピーエンドに着地。これを受けて一部のファンからは「今までの話はなんだったんだろう」と落胆する声があがることに。 本作はキャラクターが魅力的で、尚且つそれぞれの物語も非常に完成度の高いものでした。それゆえに最終回のあっさりとしたハッピーエンドが受け入れられないひとも多くいたのでしょう。
ひどい理由②:ラストの展開が急すぎる
本作の終盤は、さながらジェットコースターのような急展開。たった数話のあいだに、マイキーの兄・真一郎がタイムリーパーだったことや、彼が原因で「黒い衝動」が生まれたこと、さらにタケミチにタイムリープ能力が渡った経緯まで明かされたのです。 そのうえ、タケミチとマイキーが過去に戻り、ハッピーエンドに突き進む過程はほぼダイジェスト。東京卍會の結成、全国制覇、卍會の解散までがほんの数ページで描かれています。読者を置いてきぼりにするかのようなこの急展開に、批判の声が噴出してしまったのです。 キャラクターの心理描写もほとんどなく、ファンからは「感情移入しづらかった」という意見もあがっています。なかにはこの駆け足ぶりを見て、「打ち切り漫画みたいだ」とつぶやいている人もいました。
ひどい理由③:未回収の伏線があって意味がわからない
本作はタイムリープという能力を活かし、過去と現代を行き来しながら歴史を改変していくSF要素溢れるミステリー作品となっていました。それゆえに作中には様々な伏線や謎が登場。 ですが、その多くが回収されないまま物語は終着。最終回を迎える以前にも多くのファンから「このままで全部の謎が解決されるのか?」という声があがっていましたが、その心配は見事的中するかたちとなってしまいました。 ミステリーの醍醐味はやはりその謎が「解決」される場面にこそあるでしょう。それを求めて本作を楽しんでいるひとが多かった中、伏線を放り投げられたまま終わってしまえば不満の声があがってしまうのは当然のことでしょう。 具体的には、第1話でタケミチが初めてタイムリープした仕組みや、半間が稀咲の墓前で口にした「死神と道化」の意味は、作中ではっきり説明されていません。現代でマイキーを追うタケミチを監視していた男の正体や、稀咲の「オレがタイムリーパーだと思ってんのか?」という発言の真意も残されたままです。こうした謎が明かされないまま、2人が小学生時代に戻って全てがやり直されたため、結末の意味がわからないと感じた読者も多かったようです。
- 初めてのタイムリープの謎第1話のタイムリープはどうやって発動したのか
- 「道化」と「死神」とは半間修二が告げた「さて、語り明かそうか稀咲。死神と道化について」という言葉の意味
- タケミチを監視していた男の正体梵天のリーダーとなったマイキーを追うタケミチ。彼を監視していた男は誰なのか?
- 別にタイムリーパーがいるのか稀咲の「オレがタイムリーパーだと思ってんのか?」という発言の真意
ひどい理由④:千冬との相棒関係がなかったことに?
本作でも屈指の人気を誇る松野千冬。作中ではタケミチの相棒として彼を支え、その絆の深さで多くの読者を熱くさせました。しかし、最終回で描かれた世界線では彼らのコンビが解消されることに。タケミチは東京卍會の総長代理を務め、千冬は壱番隊副隊長。その地位に大きな差が生まれていたのです。 また、大人になった千冬はペットショップの経営者として成功し、彼のそばには場地や一虎の姿が。このタケミチと千冬の相棒関係がなかったことになるような結末に、ファンから落胆の声が多くあがったのです。 「幸せな未来を描くのはいいけど最後まで相棒でいて欲しかった」と、彼らの絆を描くラストを期待していたファンも多いようでした。ただ、「千冬と場地の絆を描いてくれてよかった」と、肯定的な意見もあがっています。
「東京リベンジャーズ」最終回を読んだ読者の反応は?
賛成派
散々みんな死んじゃったし絶望してきたから、これくらい大団円でよかったと思う!みんなの笑顔が最後に見れてよかった。
マイキーかタケミチ、どっちか助からないと思ってヒヤヒヤしながら読んでたから、まさかの全員救済ルートで驚いたけど嬉しかったです。
やや駆け足だったけど、爽やかな読後感。最終章はもっとじっくり描いてくれたら嬉しかったけど、エマちゃんにまた会えたので満足。
反対派
そこまで戻れるんかい!タイムリープ設定がストーリーに振り回された感がなんとも消化不良。
希望ある終わり方だったけど、あまりのハッピーエンドがやや気持ち悪い。まあ、少年漫画だし希望は必要だとは思うけど個人的に微妙でした。
大団円に至る過程はそんなに端折らないでほしかった。全然納得いかないまま、大団円でごまかされてしまった感じがすごい……。
「東京リベンジャーズ」最終回でドラケンは生きている?
メカニックとしてマイキーを支える
ドラケンこと龍宮寺堅は他のキャラクター同様、最終回の世界線で生きています。職業はマイキーのオートレースチーム「トップオブマンジ」のメカニックです。 オートレーサーであるマイキーにとって、マシンは命同然。そのメカニックをドラケンが担当しているということは、お互いに強い信頼関係のもと、マイキーが命を預けているような形です。 不良時代と形は違えど、ドラケンがマイキーを支えるという関係性が大人になっても続いていることがわかります。
ドラケンとエマの関係
過去には死亡してしまったマイキーの妹・エマも最終回では生きています。エマといえば、ドラケンとの両片思いの様子が描かれていました。 最終回でエマは専業主婦になったことが判明。隣にいるドラケンが「体調平気か?」とエマを気遣っている様子から、夫婦となったドラケンとエマの間に新しい命が宿っていることが窺えます。 2人がどのタイミングで結婚したのかは不明。ですが、エマの幸せそうな表情が2人の関係性を物語っています。
「東京リベンジャーズ」の最終回は打ち切りだった?
多くの伏線が回収されないまま終わったことから、「打ち切り」疑惑も流れていた『東京リベンジャーズ』。しかしながらこれだけの人気作に、編集部は「打ち切り」という判断は下さないでしょう。 作者の和久井健は、新たな世界線でエンディングを迎える構想は「血のハロウィン編」の時点で決まっていたと明かしています(リアルサウンドブック、2022年11月16日)。このことからも、このラストは用意されたものだったことがうかがえます。 和久井健の手掛けた前作『新宿スワン』もストーリーが魅力的だったがゆえに、最終回で賛否両論を巻き起こした作品でした。『東京リベンジャーズ』でも同様の現象が起こり、最終回に対しての落胆の声があがったものと思われます。
最終回以外の「東京リベンジャーズ」は面白い?
手に汗握る展開と個性的なキャラが魅力
『東京リベンジャーズ』最大の魅力はタイムリープを軸に置いたミステリーと、不良たちの熱いバトルが同時に進んでいくスリル満点のストーリーでしょう。この斬新な設定に心をつかまれ作品にハマっていったひとは多いはず。 そしてそれと同時にファンの心をつかんで離さないのが、魅力あふれるキャラクターです。暗い過去を持ちながら信念を貫き生きる彼らの姿は感動必至。またオシャレかつかっこいいビジュアルも相まって、彼らは女性読者を中心に多くのファンを虜にしました。 ページをめくる手が止まらない展開と、見るものの心を揺さぶる熱い登場人物。この両輪で『東京リベンジャーズ』は社会的ブームを巻き起こしたのでしょう。
主人公に共感できないからつまらないという声も
自身の元恋人だったヒナを助けようと奔走し続けたタケミチ。しかしながら「元恋人のためにここまでするのか?」というほどの行動力に、読者からは「共感しづらい」という声があがることも。 またタイムリープにより「やり直せる」という意識からか、人の死に鈍感になっている様子にも共感しづらいという意見がありました。他のキャラがタイムリープという能力なしに必死で生きているからこそ、タケミチの行動や心境がやや浮いてしまった部分はあったのかもしれません。
「東京リベンジャーズ」は期待が高かった分ひどいという声も
漫画のみならず、実写映画にアニメと様々な分野で大ヒットを記録している『東京卍リベンジャーズ』。 しかしながらその人気の大きさゆえ、ハードルの上がり切った最終回には酷評の声もあがっていました。気になる方は賛否両論あふれる最終回を是非ご自身の目で確かめてみてください!















