映画「ワンピース フィルムゴールド」の全て【劇場版第13作目】

2018年5月19日更新

2016年夏に公開された劇場版『ONE PIECE FILM GOLD』(ワンピース フィルムゴールド)。全てが黄金で出来たエンターテインメントシティで繰り広げられるのは冒険か騙し合いか。どのような作品なのかキャスト情報やネタを交えて紹介します。

映画『ONE PIECE FILM GOLD』(ワンピース フィルムゴールド)とは

『ONE PIECE FILM GOLD』とは、尾田栄一郎原作の漫画作品及びアニメーション作品『ワンピース』の劇場版で2016年7月23日に公開されました。 ルフィたちが訪れたのは、昼夜問わずショーやアトラクションが繰り広げられるグラン・テゾーロ。この街は政府公認の独立国家であり、世界政府が手出しを出来ない絶対聖域となっています。そこに集うのは大富豪や海賊のほか、海軍までもがエンターテインメントに興じます。 そしてグラン・テゾーロを支配するのは、金の力で政府さえも動かす力を持つ黄金帝ギルド・テゾーロ。彼の力は凄まじく、天竜人さえも懐柔するほど。今回は彼の支配するエンターテインメントシティでルフィたちが大暴れします。

どのような物語なのか

ルフィたちが訪れたのは世界中の人々がショーやアトラクション、カジノに興じる総合エンターテイメントシティ「グラン・テゾーロ」。港に着いたルフィたちをバカラという美しい女性がVIPとして出迎えます。 早速街でカジノに興じるルフィたち。大金を稼いだところでバカラによってVIPルームへと案内され、ギルド・テゾーロに更なるギャンブルを持ち掛けられます。しかし、実はそれは罠。ルフィは敗北し、テゾーロの持つ黄金を操るゴルゴルの実の力により、ゾロが掴まってしまいます。 ルフィたちは借金を返すため、そしてゾロを救出するために翌日の夜までに大金を用意することになりました。 金で支配された世界は一見派手で楽しい幻想の世界に見えますが、裏では借金を返すために奴隷として虐げられる人たちが自由を求めるなど、表と裏の世界の両方が描かれている本作品。表があれば裏がある、という現代社会を映し出す奥深いテーマは作品に深みを与えています。

【ネタバレ含】メインキャストたちの見どころ!

物語に登場する各キャラクターの見どころを紹介していきます!(注意:ここからはネタバレを含みます。)

ルフィ/田中真弓

我らがルフィです。今回は、ラキラキの実の能力を持つバカラに運を吸い取られて腹痛になるはバナナの皮を踏んですっころぶ、という不運に見舞われますが、それまでは勝ち続けていたという強運の持ち主。金庫潜入のための変装準備シーンでは、まさかの女装も。 今回はルフィの「あきらめない」という強い気持ちが多くの人を動かします。

ゾロ/中井和哉

いつもは戦闘要員として大活躍のゾロですが、序盤でテゾーロに嵌められて掴まってしまったため、少々出番は少なめです。しかし、掴まっても怯むでもなく怯えるでもなく、ルフィたちを信じる強気なところはやはりゾロといったところでしょうか。

サンジ/平田広明

美女に弱いサンジは序盤から登場する美女・バカラにメロメロになります。バカラがラキラキの実の能力者だと分かっているのに近づいてバナナの皮でコケるというドジなシーンも。 金庫への潜入時には掃除婦の姿に変装しています。最後にはロビンと共闘してタナカさんと対決、カッコ良くキメてくれました。

ナミ/岡村明美

オリジナルキャラとして登場するカリーナと旧知の中。過去にナミとカリーナの間にあった出来事が少しだけ明かされます。今回は騙し騙され、という展開となっておりナミの悪役っぽいセリフが光るシーンがあります。

ウソップ/山口勝平

金庫潜入の途中で天竜人のカマエル聖になりきり、首を振りながら「ぞえええ」と叫ぶ姿は悦に入っています。しかし、戦闘では頼もしさの増しているウソップ。ラキラキの実を持つバカラの運を上回りました。

ロビン

ナミと共にクールでセクシーな姿を披露したロビン。最後の戦闘の際、無機物ならば何でもすり抜けるというタナカさんに苦戦しましたが、ハナハナの実の能力での捕獲に成功。サンジと共に活躍しました。

チョッパー/大谷育江

可愛らしい癒す系キャラのポジションにいることが多いチョッパー。今回は全体的に扮装するシーンが多くパンダの着ぐるみに扮したりなど、可愛らしい変装が多いです。

フランキー/矢尾一樹

金庫に潜入する際、迷彩服を着て登場します。ウソップと開発したというスパイアイテムを駆使した際には、そのスパイっぽさにルフィも大興奮でした。しかし、結果的にルフィのうっかりでピンチに陥ってしまうというオチがつきました。

ブルック/チョー

いつも賑やかなブルックは、映画ではいつにもまして派手になっています。途中、金庫に潜入する際に赤目フクロウに見つかってしまうシーンがあるのですが、生き物ではないためセンサーに引っ掛からず悲しむシーンがあります。天竜人になりきった際にはまさかの女装姿を披露しています。

テゾーロ/山路和弘

グラン・テゾーロの支配人として登場する劇場版オリジナルキャラです。黄金を操れるゴルゴルの実の能力者であり、金こそ全てといった性格の人物。残酷な一面も持ち合わせています。 しかし、彼が金を追い求め全てを金で支配するような考え方に至ったのには理由があり、彼の過去が本作のカギを握っている様子です。

ゲスト声優としてこんな人たちも登場!

カリーナ/満島ひかり

歌姫・カリーナを演じたのは満島ひかりです。カリーナは過去にナミと因縁の関係にあった人物で、序盤から最後までかなり登場シーンの多いキャラ。ナミからは「女狐」と言われるなど、なかなか複雑な性格をしているキャラクターです。 カリーナは非常にセクシーなキャラでもあり、お色気シーンでは満島のセクシーな熱演が光りました。

バカラ/菜々緒

さらにセクシーでクールな案内人、バカラを演じたのは菜々緒。序盤での活躍シーンが多く、クールで落ち着いた菜々緒の喋り方がバカラによく似合っています。

タナカさん/濱田岳

ヌケヌケの実の能力者で猫耳のフードを被った人物です。「スルルル」が口癖で無機物なら何でもすり抜けられます。声を聴いただけでは濱田岳だとは気づきにくいかもしれません。

ダイス/ケンドーコバヤシ

破壊に快感を感じる変態な雰囲気を醸し出すキャラクターです。ケンドーコバヤシ本人の雰囲気をそのまま受け継いでいるようにも見えます。最後の決戦ではゾロと戦います。

カマエル聖/三村マサカズ

ほんの少ししか登場しませんが天竜人を演じています。三村自身が『ワンピース』のファンということで、演技にも熱が入っています。

レイズ・マックス/北大路欣也

フランキーも憧れていた伝説のギャンブラー、レイズ・マックス。非常に渋くハードボイルドで「ただの負け犬さ」というシーンも大変カッコイイです。 が、彼の小ささとちょこまか歩く姿はコミカルで声とキャラのギャップがクスリと笑えます。

【777巻のネタバレ】ギルド・テゾーロの過去とは

金が全てだという世界で生きているテゾーロ。しかし、作中に垣間見える彼の回想を見る限りでは、最初からそのような強欲で残忍な性格ではなかった様子。過去に金の所為で苦労したお陰で、歪んだ思想を身に着けてしまったようです。 この過去については入場特典の777巻で紹介。ギャンブル好きの父のせいで貧乏で苦労したテゾーロは、ある時家を飛び出します。その後、危険なカジノで大敗し売られてしまったテゾーロですがヒューマンショップでステラという女性に恋をします。 彼はステラを買い取ろうと必死に働くも、ステラは天竜人に目を付けられテゾーロも天竜人の奴隷となってしまいました。ステラは「あなたが一生懸命働いてくれて幸せ」と言い残し天竜人の元へ。彼はこれが原因で金さえあれば、という考えに取りつかれてしまったようです。

隠れキャラが登場!?

メインキャストたちのいつもと違う姿、豪華なゲストキャラといった部分も映画ならではの見どころなのですが、実は本編に登場するキャラクターがちらほら。登場するのはロブ・ルッチにスパンダム、サボも登場します。ロブ・ルッチとサボに関してはほんの少しですが2人が絡むというレアシーンも。 そのほか、ほんの一瞬ずつですが隠れキャラとして茶トン、桃うさぎ、ヘラクレス、ワンゼ、アブサロム、ゲダツ、パッパグも登場します。

『ONE PIECE FILM GOLD』主題歌はGLIM SPANKYの『怒りをくれよ』

GLIM SPANKYは男女2人組の音楽ユニットでハスキーな声が特徴的です。原作者である尾田栄一郎がラジオで聴いた歌声に惚れこんだというエピソードがあり、是非この人たちにと推薦したのだそうです。 今回は音楽による雰囲気作りを重要だと考えていた尾田の「是非この声が欲しかった」との声に、GLIM SPANKYの2人も「とても嬉しいです!」と喜びの声で答えました。「ルフィたちと共に戦う気持ちで作って欲しい」というリクエストがあったそうで、非常にパンチの効いた映画の雰囲気に似合った1曲となりました。 YOU TUBEの予告編でも聴くことができますのでそちらも是非。