2023年3月16日更新

映画『千と千尋の神隠し』全キャラクター一覧!個性豊かな登場人物の名前を紹介

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『千と千尋の神隠し』キャラクター一覧

ハク

入野自由

カオナシ

中村彰男

湯婆婆

夏木マリ

銭婆

夏木マリ

釜爺

菅原文太

リン

玉井夕海

坊(ネズミ)

神木隆之介

オクサレ様(河の神)

はやし・こば

青蛙

我修院達也

荻野明夫

内藤剛志

荻野悠子

沢口靖子

メインキャラクター

荻野千尋(千)

『千と千尋の神隠し』千尋

荻野千尋(おぎのちひろ)は本作の主人公。引っ越しのため両親と車で移動中、不思議なトンネルを抜けて異界に入り込んでしまいます。 千尋は10歳で、まだ小学生。映画冒頭では友だちから引っ越しのメッセージカードをもらっているシーンが映りますが、彼女自身は都会から田舎へ引っ越すのを嫌がり、車中でふてくされていました。 両親ともども不思議な町に迷い込み、神様の料理に手をつけた両親をブタに変えられてしまいます。その後、湯婆婆に名前を奪われてしまい、彼女の経営する湯屋「油屋」では「千」として働くことに。 油屋での出会いを経て、大きく成長していきます。

ハク

『千と千尋の神隠し』ハク

ハクは千尋の同僚で、油屋で働くなかで様々な困難に遭遇する彼女に力を貸してくれる少年です。実は湯婆婆の弟子でもあり、油屋では帳場を担当しています。実年齢は不明ですが、外見年齢は12歳とのこと。 ミステリアスな雰囲気で謎めいているハクですが、その正体はニギハヤミコハクヌシといって千尋の過去と繋がっていました。 ハクは物語中盤で緑色のたてがみを持つ白龍の姿になりますが、実は千尋が以前住んでいたところの近所にあった「コハク川」の神だったのです。彼はかつて川に落ちた千尋を救ったことがありました。

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カオナシ

千と千尋の神隠し

カオナシは油屋に現れた影のような存在。まともに言葉を喋ることはなく、顔にあたる部分は無表情で不気味なお面のようです。目をつけた者が求めているものを生み出し、取り込む力をもっています。 橋の欄干で千尋を見かけて以来、カオナシは彼女に強い執着を見せはじめます。油屋で大騒動を起こしますが、それもすべて千尋に喜んでもらうためでした。暴走して元に戻った後は大人しくなり、銭婆のところへ一緒に行くことになります。

湯婆婆

『千と千尋の神隠し』

千尋の名前を奪った魔女である湯婆婆(ゆばーば)は、二等身かつ大柄という異様な外見の持ち主です。魔女であると同時に、大勢の従業員を抱える油屋を切り盛りしている実業家でもあります。 欲深く強引な面が目立ちますが、その押しの強すぎる外見に似合わぬ優しさももっています。年齢は明かされていません。 息子の坊を溺愛しており、「外に出ると病気になる」と言って外に出さない過保護ぶり。坊が行方不明になったことがわかると激しく取り乱して、ハクを問い詰めました。

銭婆

千と千尋の神隠し

湯婆婆の双子の姉である銭婆(ぜにーば)。やはり妹と同じく強大な魔力の使い手ですが、姉妹関係は良好ではなく、普段は「沼の底」という場所で寂しい生活を送っています。欲深く頑固な妹とは違い、物分かりのいい人物で、千尋にとって欠かせない援助者となります。 湯婆婆の差し金で、銭婆から魔女の契約で用いる判子を盗み出したハクには、式神を使って痛めつけるという容赦ない一面も。 判子には呪いがかけられており、ハクはその呪いのため死にかけますが、ハクの代わりに謝りにきた千尋を快く迎え入れて許すという寛容な性格でもあります。

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千尋の家族

『千と千尋の神隠し』千尋と両親

荻野明夫(千尋の父)

千尋の父親・荻野明夫(おぎのあきお)は、建築会社に勤める38歳のサラリーマン。見るからに体育会系の物怖じしない性格で、不思議なトンネルも後先考えずどんどん進んでいきました。 好奇心が旺盛なのか異界に入った後も面白がるばかりで、街の飲食店では勝手に神様の食事に手を付けてしまい、豚の姿に変えられてしまいます。 最後には千尋のおかげで人間の姿に戻りましたが、豚の時の記憶はなく、愛車が落ち葉に埋もれていたのにただ驚くばかりでした。

千と千尋の神隠し

荻野悠子(千尋の母)

千尋の母親・荻野悠子(おぎのゆうこ)は35歳。夫につられて食事に手を付け、一緒に豚に変えられてしまいます。自分勝手に進む夫を制止しながらも、結局行動をともにしており、夫には逆らわないようにしている様子。 千尋のことは心配しながらも、千尋の言うことにはあまり耳を貸していません。夫同様、最後には千尋のおかげで人間に戻れますが、同じく記憶がなく、娘の成長にも気付いていないようでした。

油屋のキャラクター

釜爺

『千と千尋の神隠し』釜爺

油屋のボイラーを担当する釜爺(かまじい)は6本の手足をもち、湯沸かしと薬湯の薬の調合を担当。ススワタリを部下として、日々の業務をこなしています。 年齢に関する情報は判明していませんが、釜爺が持っていた電車の切符が40年前のものであることから、40歳はゆうに超えているのでしょう。 仕事に厳しい職人気質の人物ですが、千尋に向ける優しい眼差しは、まるで孫を見つめるおじいちゃんのようです。

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ススワタリ

『千と千尋の神隠し』ススワタリ(まっくろくろすけ)

釜爺の下で働いているイガ栗のような形をした黒い物体がススワタリススワタリは釜爺の指示で、ボイラー室の炉に石炭を放り込んでいます。好物は金平糖という砂糖菓子。油屋で働きはじめた千尋の服と靴を預かっていたのも、このススワタリです。 このかわいらしい生きものたちは、『となりのトトロ』でメイとサツキが「マックロクロスケ」と呼んでいたあの不思議な生きものと同じ付喪神です。

リン

千と千尋の神隠し

リンは油屋の先輩従業員で、キツい一面もありますが面倒見のいい性格。年齢は14才くらいと明かされており、千尋よりも4歳ほど年上です。 なぜ油屋で働くことになったか、本当の姿は何なのかなど、謎の多いキャラクターでもあります。いつか海の向こうの街に行くことが夢のようです。 はじめは人間の千尋に驚き戸惑っていましたが、油屋で千尋が働くことになると先輩として様々なことを教えてくれるようになります。千尋の働きぶりを近くで見て認めており、人間を嫌う従業員の多い油屋では心強い味方です。

坊(ネズミ)

『千と千尋の神隠し』坊

は湯婆婆の息子で、見た目の通り大きな赤ん坊です。年齢は不詳。しかし人間の赤ん坊とは異なり、言葉も話すうえに怪力を振るうという規格外のスーパーベイビーです。幼くワガママな性格をしていますが、千尋と同様に大きな成長を遂げることに。 坊は銭婆によって、小さくて灰色のネズミの姿に変えられてしまいます。しかし湯婆婆はその姿を見て、坊だと気付かず「なんだい?その汚いネズミは」と言ってしまうのです。

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湯バード(ハエドリ)

湯バード(ゆばーど)は湯婆婆と同じ顔を持ちつつ、身体はカラスという不気味な大鳥。言葉は話せないため、カラスの鳴き声のような声を発します。湯婆婆にいつも付き従っていますが、魔法で姿を変えられたのかは不明です。 物語中盤からは、銭婆によってハエのように小さいハエドリに変えられ、ネズミに変えられた坊とともに行動します。坊とは違い、元の姿には戻らず最後までハエドリのままでした。

頭(かしら)油屋で湯婆婆に仕えている緑色の「頭」だけの怪物で、いつも3体一緒になって行動しています。顔は中年男性のようで、跳ねたり転がったりしなが移動。感情はあるもののほとんど言葉は発さず、「オイ」と声を上げる程度です。 湯婆婆を欺くため、銭婆の魔法で坊の姿に変えられてしまいますが、湯婆婆に見破られて元の姿に戻されてしまいます。普段は坊の遊び相手のようですが、ネズミになった坊のことを叩き潰そうとしました。

青蛙

千と千尋の神隠し

青蛙(あおがえる)は油屋の下働き。金銭欲が強いため、カオナシの誘惑に負けて丸吞みにされてしまいます。千尋が油屋にはじめてやってくるシーンでは、人間がいると気付いて大騒ぎしかけるもハクに動きを止められました。

父役・兄役・番台蛙

千と千尋の神隠し

油屋の中間管理職として働く父役兄役番頭蛙。父役(画像右から2番目)はハク以外の従業員のなかで1番地位が高く、その下に兄役(画像1番右)がいます。

番頭蛙は番台担当で、薬湯の札を渡すのが仕事です。 男の従業員たちはみな蛙の化身ですが、この3人はほかの者とは違った烏帽子や水干を身にまとっています。カオナシが暴れた際に飲み込まれたところを千尋に助けてもらい、それまで人間である千尋を嫌っていた態度を改め、湯婆婆からかばう姿も見せました。

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そのほか

『千と千尋の神隠し』

油屋の男性従業員たちは蛙の化身ですが、女性従業員たちはナメクジの化身だそう。女性たちはみな面長で、平安時代の女性のような化粧と衣装です。彼女たちは主に接待係を担っています。 油屋の従業員たちは大半が蛙とナメクジですが、そこにハク=龍(蛇)が入ることで、三すくみの関係でバランスが取られているといわれています。三すくみとは蛇と蛙とナメクジのように、お互いが天敵で三者とも身動きが取れなくなるような関係です。

油屋のお客様(神様)

オクサレ様(河の神様)

全身に泥がまとわりついたような姿をしているオクサレ様。ズルズルと這うように移動し、その度に泥が動きます。その泥は人間が出したゴミなどを飲み込んだヘドロで、激臭を放っていました。 油屋の従業員たちはオクサレ様の激臭に怖気づいており、そんななかで湯婆婆は千尋に世話を命じます。汚れを落とすには普通の薬湯の札では足りず、千尋はカオナシが持ってきた大量の薬湯の札で対応しました。

千と千尋の神隠し

千尋がオクサレ様の体に刺さっていた棘のようなものに気付き、ほかの従業員たちと協力して引き抜いたことで、長年抱え込んでいたゴミが吐き出されました。 その正体は「名のある河の神」で、本来の姿は半透明の龍のような体に翁の面のような顔を持つ神様だったのです。

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おしら様(大根の神様)

おしら様は、でっぷりとした真っ白な体と2本の髭を持つ「大根の神様」。農耕を司る温厚な性格の神様で、朱色の盃のようなものを頭に被り、同じ色のふんどしを付けています。盃の下には大根の葉っぱのような髪の毛も見えます。 突然人間の千尋に出会ったものの驚きもせず、リンの代わりに湯婆婆のところまで付き添ってくれました。扇子を持って舞い踊るなど、チャーミングな姿が愛らしいキャラクターです。

オオトリ様(ヒヨコの神様)

『千と千尋の神隠し』

外見はヒヨコそのもののオオトリ様大勢で油屋へやってきて、いっぺんに湯舟に一緒に浸かる姿が愛くるしい「ヒヨコの神様」です。 オオトリ様は、鶏に成長できずに死んでしまったヒヨコが神様になったものといわれています。外を歩く時には蓮の葉のような大きな葉っぱを頭に乗せており、登場シーンも多いキャラクターです。

おなま様

おなま様その名の通り、秋田の「なまはげ」のような姿をした神様。2本の角と牙を持つ鬼の姿で、手には包丁を持って蓑を羽織っています。ただし稲藁ではなく、緑色の葉っぱでできた蓑のようです。

春日様

千と千尋の神隠し

春日様千尋がトンネルをくぐってから1番最初に出会った神様で、船に乗って集団で次々と下船する姿が見られます。 上半身だけで体は見えず、紫の冠と官衣をまとっており、手には笏を持って顔には面を付けています。

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牛鬼

牛鬼(うしおに)は、鹿の角のような枝角が生えた赤鬼のような姿の神様。緑色の髪と髭に、5本ほどの牙を持っています。妖怪の牛鬼というよりは、地方の祭りで親しまれている「牛鬼」に近い姿といえるでしょう。

そのほか

そのほかにも本作には、大きな笠に台所用品をぶら下げた「お台所さま」や縁結びの神「むすびさま」など様々な神様が登場しています。 さらに男衆たちの会話に名前だけ出る「ひとことぬし様」や「のの様」、「あんが様」なども存在するようです。

『千と千尋の神隠し』に登場するキャラクターが愛おしい

この記事では、ジブリの大ヒット映画『千と千尋の神隠し』に登場するキャラクターをまとめて紹介しました。気になるキャラクターの登場シーンは、もう1度本編を観て確認してみてくださいね!