『呪術廻戦』秤金次の術式や領域展開を解説!豪運のパチンコ術師の強さは?
『呪術廻戦』秤金次(はかりきんじ)のプロフィール
所属 | 呪術高専東京校 |
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学年 | 3年生 |
階級 | 不明 |
術式 | 不明(パチンコに登場するものを具現化させる能力?) |
領域展開 | 坐殺博徒(ざさつばくと) |
死亡/生存 | 生存 |
声優 | 未発表 |
秤金次(はかりきんじ)は現在停学中となっている呪術高専東京校の3年生。老け顔でがっしりとした体格をしていて、京都校の東堂葵を彷彿とさせるところがあります。しかし東堂に比べると、秤はアンダーグラウンドなヤバさを感じさせる雰囲気の持ち主です。 ファンブックによると座学の評価は10段階中の2。中学で留年しているとのことで、頭脳ではなく本能的に戦うタイプかもしれません。
秤金次の強さを解説!乙骨以上って本当?
死滅回游でシャルルや鹿紫雲と激突して、真の実力が明らかになった秤。その実力から、秤と並び五条に評価されている乙骨からは、「ムラっ気があるけどノッてる時は僕より強いよ」と評価されていました。 真希には「それはナイ」と即ツッコまれて否定されていますが、秤の領域展開は確かにムラッ気はあるものの、運を引き寄せられればずっと戦い続けられるため作中でも上位に入る強さでしょう。あながち乙骨が言うことも本当かもしれませんね。
ギャンブルの術式?領域展開「坐殺博徒(ざさつばくと)」を解説!
「坐殺博徒」のルールと効果は?
第183話のシャルルとの戦闘にて秤は領域展開を披露し、その術式と領域の詳細が明らかになりました。ここでは簡単に、そのルールと効果をまとめていきます!
「坐殺博徒」CR私鉄純愛列車のルール
「坐殺博徒」CR私鉄純愛列車とは、大当たり確率約1/239の、実在のパチンコ台をモデルにした領域です。そのルールは以下の通り。
- 改札に囲まれた空間の通常ステージにて、秤が攻撃(予告演出)を行うとリーチに発展する。
- リーチアクションは4種類のステージがあり、その中でも華金終電リーチは期待度80パーセント越えの激熱演出!
- ハズレれば通常ステージに戻り繰り返し、大当たりならボーナスが貰える(敵を倒せる)。
- パチンコの演出に干渉して、邪魔をすることは出来ない。
「ゴミのような情報を流すんじゃなぁい!」と、シャルルにブチギレられてしまったとてもややこしい術式。パチンコをしたことがなくて全く意味が分からない!という人は、①演出には誰も干渉できない、②当たりを引けば秤が強くなる、という2点だけ抑えておきましょう! シャルル戦では、この領域展開で秤は華金終電リーチを発生させ、見事大当たりを引いて勝利しました。秤いわく「実力で運を掴んだ」のだそう。運任せなだけじゃない、ギャンブラーらしいセリフですね。 ここでは簡単に坐殺縛徒のルールを説明しましたが、詳細の情報を知りたいかたは、下記に詳しく解説した記事があります。ルールだけでなく、坐殺博徒ならではの領域展開の優位性なども解説しているので、坐殺博徒の強さを知りたいかたは見てみてください。
構えの印の意味は?
五条や両面宿儺の領域展開は、かっこいい手の構えが印象的です。呪術廻戦ファンなら、真似したことのある人も多いのではないでしょうか。 秤も例外ではなく、領域展開時、右手でお金のジェスチャーをして左手を合わせたような構えを取りました。それを見たシャルルからは「なんだその構えはぁ!?」とツッコまれていますが、このポーズは実は弁財天の手印と一致しています。 弁財天とは、金運アップの御利益があると言われている仏教の神様のこと。まさに、パチンコを再現した秤の術式にぴったりな意味を持っているのです。
秤金次の術式は“コンプラ的にヤバい”?
秤の術式は、まさにギャンブル!
秤の術式の全貌は長らく不明でした。虎杖が高専関係者だと知った秤は術式を発動。電車のドアのようなものが出現し虎杖を挟んで捉えましたが、これ自体は強いと評されるほどの術式とは感じられませんでした。 しかしこのドア、実はCR私鉄純愛列車の予告演出のうちの一つだったのです。緑、赤、金と色によって演出の期待度が高くなるものです。 乙骨の「ノッてる時」が強いという発言と、秤がギャンブルに心酔している様子から、やはり術式に運要素が絡んでいました。この賭けに勝つことで大幅に強くなるのであれば、五条が一目置くのも納得です。
作者曰く“コンプラ的にヤバい”術式
作者の芥見下々はTV番組『漫道コバヤシ』で、秤の術式は“コンプラ的にヤバい”と発言しています。コンプライアンスは一般的には、法令遵守や社会的規範を守ることです。高校生がパチンコの術式で戦うというのは、まさにコンプラギリギリですね。 過去には主人公である虎杖も未成年でパチンコ店に入店していた描写があり、少年ジャンプでの限界に挑む、作者の挑戦が感じられます。
秤金次の登場回・活躍を解説!
特に優秀な生徒・秤金次
秤の名前は、11話が初登場。五条悟がいずれ自分に並ぶ呪術師になる優秀な生徒として名前を挙げたのが、3年の秤と2年の乙骨でした。しかし秤は停学中ということで、交流戦でも出番なし。 10話では禪院真希が「3年のボンクラが停学中」と発言。このことから、秤は五条が認めるほどの実力者でありながらも、人としてはやや問題がある人物であるということが窺えます。
停学の理由は?
停学処分となった理由は、保守派の人間と揉めたから。京都に出向いた際、秤は保守派の人間と揉めた末に、彼らをボコボコにしてしまったのです。これが問題行動にあたるとして、その後1年近く停学処分となっています。 秤の使う術式はパチンコという、保守派が嫌う伝統的な術式とは逆をいく性質のものです。これがトラブルの火種となったようで、その理由には納得するしかありません。
初登場
秤が登場したのは死滅回游の序盤です。秤は栃木県にある立体駐車場跡地で賭け試合の胴元をしていました。虎杖と伏黒は五条の封印を解くために協力してもらおうと、秤が運営しているファイトクラブへ高専の学生であることを隠し潜入します。 潜入した虎杖は先にファイトクラブにいたパンダと試合をすることになりました。この時、秤はこの試合を映像越しで眺めており、その姿が初登場となります。 当初、パンダの実力を知っている秤は試合の結果が見えていると興ざめしている様子でした。しかし、虎杖の客を意識した戦い方などに目を付け、熱くなった秤は自分のもとへ虎杖を呼びます。
「俺は“熱”を 愛している」
秤は虎杖に、熱に浮かされる人間は判断を誤るが、熱がない人間はなにもできないと持論を説きます。秤は人間の行動原理にとなる熱を愛し、よりダイレクトな熱のやり取りがされるギャンブルを愛しているのです。 この秤の持論を聞くと、秤の領域展開がパチンコなのにも納得ですね。
虎杖の“熱”により協力を約束する
虎杖との面会中に綺羅羅から異常事態の合図を受け、秤と虎杖は交渉が決裂。虎杖たちが高専の回し者だと気づいた秤は熱が冷めて虎杖に殴りかかります。それに対し虎杖は一切反撃せず、秤が折れるまで拳を一心に受け続けました。 秤が「自分が命を懸けられるほどの熱を伝えろ」と虎杖に言いますが、虎杖は「自分は呪いを払い続ける部品だから熱はない」と言います。そんな虎杖に熱を愛する秤は怒りをあらわにし、さらに強烈な一撃を食らわせました。 しかし、それでも立ち上がる虎杖の熱に秤は気づき、秤自身も虎杖の熱あてられ熱くなっています。熱に嘘を吐けない秤は虎杖たちの協力要請に応じました。
「これが部品の”熱(め)”かよ…!」
立ち上がり続ける虎杖の目を見て「これが部品の”熱(め)”かよ…!」と虎杖の持つ熱に秤は気付きます。 渋谷事変で宿儺に乗っ取られていたとはいえ虎杖は大勢の人を殺めました。その結果、自分の役割は歯車だと決め、錆びるまで呪いを殺し続けると決めます。 渋谷事変での出来事が虎杖をここまで熱くさせているのでしょう。
「死滅回游」に参戦した経緯は?
虎杖の熱意に心動かされた秤は、取引と称して虎杖たちに協力してくれることに。「死滅回游」の平定に協力する代わりに秤が求めたのは、呪術規定の改定に協力すること。 秤は呪霊の存在が公表された今、呪術規定の改定に乗じてファイトクラブの存在を公に認めさせようと考えているのです。伏黒が禪院家当主だと知って、俄然やる気を出した秤。 開示されている「死滅回游」プレイヤーの情報を手がかりに、虎杖たちは高得点プレイヤー2人を狩るという指針を立てます。2人は違うコロニーにいるため、1番強そうな鹿紫雲一(かしもはじめ)の担当を秤自らが挙手。こうして秤は鹿紫雲を追って東京第2コロニーでプレイヤーとなります。
漫画家シャルルとの戦闘!
秤は東京第2コロニーのプレイヤーである、漫画家志望のシャルル・ベルナールと接触します。漫画そのものに絶望し、戦う理由が欲しいと言うシャルルを煽ることで戦闘に発展しました。 漫画のコマのように、少し先の未来が視える「G戦杖」という術式で攻撃を仕掛けるシャルル。しかし、秤は死角から攻撃することで未来視を無効化し、肉弾戦で圧倒します。 「お前みたいなオタクは軽くシメてもまた理屈をこねて自分のために他人を攻撃する、だからとことん折る」と言い放ち、ついに領域展開を発動した秤は、見事術式を駆使してシャルルに勝利しました。
「オマエの漫画なんざ頼まれたって読まねぇよ、根暗が感染る」
秤に殺意を抱くほど憎ませてくれとシャルルが言った時に、秤が言ったセリフが「オマエの漫画なんざ頼まれたって読まねぇよ、根暗が感染る」です。 シャルルに勝利した秤はこのセリフに反し、「教えろよ、買って読んでやるから」と漫画のタイトルを聞きますが、シャルルはデビュー前の新人で漫画は発売していませんでした。
鹿紫雲一との激闘!その結果は…?
ボーナスラウンドに突入したままパンダを助ける形で秤は鹿紫雲と戦闘になりました。 秤は坐殺博徒で2回も大当たりを引く豪運を見せ、さらに領域展開の座標をずらし、鹿紫雲を海に落とします。呪力特性で電気を帯びている鹿紫雲の呪力は海に流れ続けました。 しかし、鹿紫雲は電気分解で塩素ガスを起こし、毒物を吸った秤も海中に落ちます。2人は海中での殴り合いますが、呪力を一気に放出した鹿紫雲が水蒸気爆発を起こしました。 秤の体はバラバラになったかと思われましたが、腕を捨てる縛りと腕を守るはずだった呪力を他に回し、生きて地上に戻り鹿紫雲に一発決めて秤は勝利します。
「音量上げろ!生前葬だ!」
鹿紫雲は生前から強者との戦闘を求めていました。秤の不死身になるボーナスラウンドに突入し、その時間をいなすのではなく鹿紫雲はボーナスラウンド中の秤に勝利しようとします。 鹿紫雲は「音量上げろ!生前葬だ!」といい自分の呪力を放出。おたがい強者同士の戦闘を見せつけました。
秤金次と星綺羅羅との関係は?彼女?
秤とともに胴元をしているのが、初登場時から一緒にいる星綺羅羅。綺羅羅は秤の同級生で高専の3年生です。見た目はかわいらしいギャル系の女性に見えますが、性別はなんと男。 ファイトクラブに虎杖と伏黒が潜入した時には、「星間飛行」という南十字座をモチーフにした術式を使い、伏黒やパンダが秤のもとに行かないよう足止めをしていました。 登場した時から秤と距離感が近く、2人はただならぬ関係に見えます。2人が恋人なのかは明かされていませんが、綺羅羅が元カノの話を嫌がっていたことから2人は恋人なのかもしれませんね。
「元カノの話やめて」
秤が元カノの話をしたときに綺羅羅が言ったセリフが「元カノの話やめて」です。 ファイトクラブに潜入した虎杖の戦いを見て秤は心中がザワつき、「こんなにザワつくのは元カノがリボ払いしまくってた時以来」と言っていました。 綺羅羅はこの元カノの話を嫌がっていましたが、こんな恐ろしい話は誰でも聞きたくないですね……。
秤金次の運営する「ファイトクラブ」とは?
秤が星綺羅羅と共に運営しているのが「賭け試合(ファイトクラブ)」です。このファイトクラブは術師を見世物にしたもので、胴元の秤によって逃げることと術式を使うことが禁止されています。 試合はガチンコのトーナメント形式のものと、秤が脚本を書く八百長試合の2種類があるとのこと。試合に潜り込んだ虎杖は、トーナメントを勝ち抜くことで秤と接触する機会を作ろうとしていました。 ファイトクラブは立体駐車場跡地で開催されていて、1階の天井が壊されて吹き抜けになっています。客は上の階から、下の階で開催される試合を観戦。そして屋上にあるモニタールームが秤と星の定位置で、星の術式によって他の人が近づけないようになっています。
『呪術廻戦』のキーパーソン・秤金次(はかりきんじ)から目が離せない!
死滅回游で圧倒的実力を見せた秤。その実力は五条に期待されるのも納得の強さです。本誌では五条が宿儺に敗れた際の宿儺に対処するメンバーの1人として、五条と宿儺の戦いを見守っています。今後、五条が敗れて秤が宿儺と戦うのか、展開から目が離せませんね!