2024年2月9日更新

【2024年最新】ホラー映画おすすめランキング76!見てはいけないトラウマ級の最恐名作を集めました

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ヘレディタリー
©2018 Hereditary Film Productions, LLC

今ホラー映画がアツい!この記事では話題のおすすめホラー映画をランキング形式で70作紹介!紹介している作品はトラウマ級のものから観たら後悔する最恐映画まで勢ぞろい。 ジャンル別にさまざまな特徴のある作品をピックアップしたので、きっとお気に入りの作品が見つかるはず!ただし視聴中や視聴後になにがあっても、ciatrでは責任を負いかねますので、ご注意ください。

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【一覧】最恐ホラー映画おすすめランキング

【名作】ストーリーが面白いおすすめホラー映画30作

1位『悪魔のいけにえ』(1974年)

定番にして最強のホラー映画

悪魔のいけにえ
サブジャンルスプラッター
監督トビー・フーパー
キャストマリリン・バーンズ

地元で墓荒らしが頻発していると聞き、確かめに行った5人の男女。その途中で彼らはヒッチハイカーを拾いますが、彼の行動は異常だったためすぐに降ろしてしまいます。 男女はガソリンをもらうためにとある家を訪ねますが、そこに住んでいるのは先ほどのヒッチハイカーと、人皮の仮面を被った大男のレザーフェイスでした。そう、墓荒らしの正体は彼らだったのです……。 革のマスクとチェーンソーの恐怖は真に迫っており、泣き叫ぶこと間違いなしです。

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狂いに狂いまくったヤバい作品だった。精神をえぐられるような感覚に陥り、最終的には自分すらもどうかなってしまいそうな人間の極限状態を見せつけられる。全編に渡る不穏な空気から自分がどんどん独自の狂気的な世界に引き込まれていくのが恐怖でしかない。

(20代男性)

2位『リング』(1998年)

ジャパニーズホラーの金字塔

リング、映画
サブジャンルオカルト
監督中田秀夫
キャスト松嶋菜々子、真田広之

ハリウッドでもリメイクされたことで知られる、ジャパニーズホラーの金字塔。主人公の玲子は、見た者は1週間後に呪い殺される「呪いのビデオ」を調査していたテレビ局のディレクターです。 入手したビデオを見てしまった玲子は、呪いを解く方法を元夫の高山に相談します。やがてビデオの映像から、呪いの主である山村貞子の数奇な人生が浮かび上がってくるのでした。 公開当時一大ブームとなった本作は続編が3本製作されました。呪いの主である貞子にフォーカスした『貞子3D』(2012年)や『貞子3D2』(2013年)も公開されています。

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観ている時、要所要所は怖いけど普通の映画だなあとか、貞子かわいそうだなあとか思っていたら、ラスト……。ラストが怖すぎて悲鳴もあげられなかった……。

(20代女性)

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3位『呪詛』(2022年)

娘にかかった呪いを解くために奔走する母

『呪詛』(2022年)
サブジャンル オカルト
監督 ケヴィン・コー
キャスト ツァイ・ガンユエン、カオ・インシュアン

かつてあるカルト宗教の儀式で禁忌を破り、呪いを受けたリー・ルオナン。6年後、母となった彼女は、あのときの呪いが娘に降り掛かったと知ります。なんとか娘の命を守ろうと、ルオナンはカメラを回し、誰かに呪いを解いてもらうことに。そして自分の過去を語り、日々の記録をはじめるのですが……。 国内外で大絶賛を受けた台湾のホラー映画。アジアのホラー映画らしい不気味な演出と欧米のホラー映画のような演出を、テンポよくミックスした傑作です。

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苦手な描写多くてほとんど顔隠して観てた。主人公に非があって呪われる系は鑑賞後に怖さ引きずらないから助かる。何も悪くないのに巻き込まれる周りの人達が終始可哀想だった。ビデオ、スマホ、防犯カメラの映像を効果的に使い分けててカメラワークが面白かった。

(20代女性)

4位『ミスト』(2007年)

映画史上最悪の結末!?

ミスト、映画
(C) 2007 The Weinstein Company
サブジャンルSF
監督フランク・ダラボン
キャストトーマス・ジェーン、ネイサン・ギャンブル

深い霧に覆われた湖畔の町。画家のデヴィッドは幼い息子と隣人とともに車でスーパーへ向かいました。しかし「霧の中からあらわれた怪物に襲われた」という男性が駆け込んできたことから、店内はパニックに。 店の外にはグロテスクな食人生物たちが闊歩しており、デヴィッドら買い物客はライフラインの途絶えた店内に留まることを余儀なくされるのですが……。 スティーブン・キングによる短編小説を、『ショーシャンクの空に』(1994年)や『グリーンマイル』(1999年)のフランク・ダラボン監督が映画化。モンスターたちの造形よりも、むしろ人間のおぞましさやその救いのない結末で知られています。

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後味悪い。だから面白かった!賛否両論だけど私はすき。もうちょっと設定が詳しくわかればよかったなー。最後まで疑問が解決しなかった。

(20代女性)

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5位『オーディション』(2000年)

本当に恐ろしいのは人間!

サブジャンルサスペンス
監督三池崇史
キャスト石橋凌

ビデオ会社を運営する青山。妻を亡くして寂しい彼はオーディションを開催し、やってきた女性から再婚相手を探すことにします。しかしそこで彼は、思いもよらない恐怖を体験することになるのです。 大河ドラマ『武田信玄』(1988年)などで知られる石橋凌が主演を務め、村上龍の同名小説を三池崇史が映画化した和製サイコホラー。この映画を観たあとは、「キリキリキリ」という音を聞くだけで背筋が凍ることでしょう。

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恐かったなあ。これを見たらナンパしてさくっと遊んでおーわり、なんてことが怖くて男性は出来なくなるからチャラ男向け教育ビデオに良いかもしれない(ハードキャンディもそんな感じだったなあ)。

(20代男性)

6位『呪怨』(2002年)

惨殺された母と子の強力な呪いのパワー

サブジャンルオカルト
監督清水崇
キャスト奥菜恵

貞子と並んで根強い人気を誇る、ホラーキャラクターの伽椰子。本作は彼女が登場するシリーズ第1作目です。 訪問先の一軒家で、不気味な子どもの姿を目撃した介護ヘルパーの理佳。その家で数年前に殺人事件が起きていたことを知ります。 夫に浮気の疑いをかけられ、自宅で惨殺された女性・伽椰子と息子の俊雄。2人の霊は強力な呪怨となり、その家に留まり続けていました。それ以来この家に住んだ者や足を踏み入れた者は、全員もれなく無残な最期を遂げることとなるのです。

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音が怖い。あとバンッ!っていきなり怖い映像くるホラー特有の感じが怖い。やっぱり邦画ホラーは日本人が怖がるポイントを抑えてるよね。1人で観なくて良かった。

(20代女性)

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7位『サスペリア』(1977年)

決してひとりでは見ないでください……

サブジャンルサスペンス、オカルト
監督ダリオ・アルジェント
キャストジェシカ・ハーパー、アリダ・ヴァリ

ドイツの名門バレエ学校へ入学するためにやってきた少女スージー。彼女は入学の前日から凄惨な事件を目の当たりにしますが、事件はそれだけでは終わりませんでした。 イタリアホラーの巨匠、ダリオ・アルジェントによる奇跡的なホラー映画です。極彩色の画面、ゴブリンによる魅惑的なスコアなどそのアート性は超一級。ホラー映画としての恐怖体験をより鮮烈なものへと高めてくれます。

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ゴブリンの不気味な奇抜なBGMがざわつく。それとビビッドな色使いが何とも毒々しい雰囲気を醸しだしていてオカルトなバレエ学校がより引き立つ感じ。顔面ガラスや針金地獄のホラー描写よりも大量のうじ虫が見るに耐えなかった(笑)

(30代女性)

8位『マリグナント 狂暴な悪夢』(2021年)

2020年代の新たなホラーアイコン誕生!

マリグナント
(C)2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
サブジャンルアクション
監督ジェームズ・ワン
キャストアナベル・ウォーリス、マディー・ハッソン

「ソウ」や「インシディアス」シリーズなどのホラー作品を手掛けてきた鬼才ジェームズ・ワンによるオリジナルストーリー。 ある日を境に、殺人事件を目撃するという悪夢を見るようになったマディソン。黒ずくめの殺人鬼は、予測不能な動きと超人的な能力で次々と人を殺していきます。やがてマディソンが夢で見た殺人事件が現実でも起きるように。そのたびに殺人現場を疑似体験する彼女は、自らの隠された過去にたどり着きます。そしてマディソン自身に魔の手が伸びるとき、明らかになる悪夢の正体とは? ホラー映画だけでなく、「ワイスピ」シリーズや『アクアマン』も手掛けたジェームズ・ワンがおくる、ジャンル分け不可能な傑作!新感覚の恐怖があなたを襲います。

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正直オープニングで大型の展開は予想できるけど、想像よりさらにエグい死に方に大いに盛り上がって観た。すごくリズムと景気の良い一作。

(20代男性)

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9位『コンジアム』(2018年)

呪われた廃病院でのライブ配信に“演出”ではない恐怖が襲いかかる

サブジャンルオカルト
監督チョン・ボクシム
キャストウィ・ハジュン、パク・ジウヒョン

韓国で心霊スポットとして知られる実在の廃病院を舞台にしたホラー。恐怖動画を配信しているチャンネル「ホラータイムズ」が一般の参加者を募集し、有名な心霊スポットのコンジアム精神病院を訪れます。 参加したのは、主宰者のハジュンをはじめとする7人の男女。彼らはカメラや電磁波検出器などの機材を持ち、廃病院に潜入しますが、ハジュンの演出にはない怪現象が次々と起こりはじめます。 動画のライブ配信という設定のモキュメンタリーで、現代的なリアリティのある恐怖に震えあがる作品です。

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序盤進行が遅いんだけど、設定がうまく回りだしてからはめちゃくちゃ怖いので見るのやめなくてよかった。キャストと登場人物の名前一緒なの、普通に怖くないのかな。

(20代女性)

10位『何がジェーンに起ったか?』(1962年)

半身不随になったスターの姉を虐待する落ちぶれた妹

サブジャンルサスペンス
監督ロバート・アルドリッチ
キャストベティ・デイヴィス、ジョーン・クロフォード

かつて子役スターだったものの落ちぶれてしまった妹のジェーン。一方で幼少期は妹の影に隠れていたものの、大人になってからスター女優となった姉のブランチ。 2人が中年になった頃、ブランチが事故で半身不随となり、ジェーンが面倒を見ることになります。姉に嫉妬したジェーンが怪我を負わせたという噂が立つ中、積もり積もった恨み嫉妬心を抱えたジェーンはとうとう爆発。姉を監禁して精神的な拷問を加えていくのでした。 ロバート・アルドリッチ監督による1962年のこの映画では、実際に不仲だったというベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードが共演。最初から最後まで、神経に障るような不気味な名場面の数々が展開されます。

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『サンセット大通り』から2年、ババア(あえてこの言葉を使います)の恐怖が爆発。本当に取り憑かれているかのように、カラカラと可愛らしい歌を歌うババア。あのひん剥いた目が怖いこと。本当に怖い。姉が気付いた時には自分は妹から抜け出せなくなっているのです。

(30代男性)

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11位『エイリアン』(1979年)

SFホラー映画の金字塔

サブジャンルSF
監督リドリー・スコット
キャストトム・リケット、シガニー・ウィーバー

リドリー・スコットがメガホンを取り、シガニー・ウィーバーが主演を務めた1979年の作品。のちに多数の続編が制作されることとなった伝説のシリーズ第1作目です。 西暦2122年。7人の搭乗員を乗せて地球に帰還途中だった宇宙船ノストロモ号は、知的生命体からのものと考えられる信号を受信。船長ら3人が船外調査へ向かいます。 彼らは化石化した宇宙人と卵のような物体を発見しますが、船に残っていた航海士リプリーは、先程の信号が警告だったと解読するのでした……。

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異星生物であり完璧な生物エイリアンと閉鎖された宇宙空間で繰り広げられる闘い。会社の陰謀で生け贄とされた乗組員と暗闇でなかなか姿を映されないエイリアンという撮影が更なる恐怖を引き立てた。エイリアンという新たな概念をSFでさらに恐怖の象徴として描く、しかもCGではなく。さすが巨匠リドリー・スコット。

(40代男性)

12位『REC/レック』(2007年)

もはやホラーにあらず!圧倒的なまでの没入感

REC/レック
C)2010 THE WEINSTEIN COMPANY LLC, ALL RIGHTS RESERVED.
サブジャンルサスペンス
監督ジャウマ・バラゲロ
キャストマヌエラ・ベラスコ

リポーターのアンヘラは、テレビ番組の取材で消防士に密着していました。そんな中で彼らは、通報を受けてとあるアパートに向かいます。そこでは未知のウイルスが蔓延、感染した住民たちが次々と凶暴化していました。 「何が起こっても撮り続ける」がキャッチコピーの本作。全編ビデオカメラを用いたモキュメンタリー作品で、恐怖の映像が撮影され続けます。

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予備知識なく鑑賞。ゾンビ映画じゃん!とビックリ。最上階の部屋の異様さが怖かった。なんだかテーマパークのお化け屋敷に入った感じでした。

(20代女性)

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13位『シックス・センス』(1999年)

衝撃の結末がわかっていても、繰り返し観たくなる

サブジャンルオカルト、ミステリー
監督M・ナイト・シャラマン
キャストブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント

1999年の公開当時に衝撃的などんでん返しが話題になり、公開から20年経ってもなお人気を博しているホラー映画。結末がわかっていても、何度でも観たくなる魅力にあふれた作品です。 かつて担当していた患者に逆恨みされ、銃で撃たれた精神科医マルコム。銃撃事件から1年後、彼は新しい患者である少年コールの治療に取り掛かります。 コールは「シックス・センス」という特殊能力で死者を見ることができますが、それを周囲に話すことができずに心を閉ざしていたのです。マルコムがコールのことを深く理解するにつれて、彼らはそれぞれの苦悩に直面することになるのでした。

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最後に思考をひっくり返されるあの感じが好き。ホラーは1人で見れないけれど唯一これは見れる!感じさせてくれる事が多い素敵で少し悲しい作品。

(30代女性)

14位『死霊のはらわた』(1981年)

スプラッターブームの火付け役

死霊のはらわた
© 1981 Renaissance Pictures, Ltd. All Rights Reserved.
サブジャンルスプラッター
監督サム・ライミ
キャストブルース・キャンベル

5人の若者たちが山小屋へ。彼らは地下室で見つけたテープを再生して、悪霊を呼び覚ましてしまいます。 思わず目を覆いたくなるような人体破壊描写、おどろおどろしい死霊のメイク、そして容赦ないスプラッターシーンは多くのホラーファンを魅了しています。 監督はトビー・マグワイア版『スパイダーマン』三部作でおなじみサム・ライミ。サム・ライミのメインストリームは、ヒーロー映画ではなくホラー映画であることはよく知られています。

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特殊メイクの秀逸さとこの映画の全てと言っても過言ではないほど気味の悪い奇声、たまに死霊から普通の人間に戻るという反撃しようにもさせてもらえない恐怖。設定も演出もB級の中のB級なのにこんなにも魅了されるなんて……。

(30代男性)

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15位『シャイニング』(1980年)

ジャック・ニコルソン主演の有名ホラー映画

シャイニング
© Warner Bros. Inc.
サブジャンルオカルト
監督スタンリー・キューブリック
キャストジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル

小説家のジャックは妻と息子とともに、ロッキー山脈のホテルで冬のあいだの管理人として暮らし始めます。満ち足りたホテルでの生活は楽しいものとなるはずでしたが、雪に閉ざされたホテルの中で次第にジャックはおかしくなっていき……。 スティーヴン・キングが描く世界を映像化した、密室の狂気ホラー映画。主演のジャック・ニコルソンは、本作で後世に語り継がれる怪演を見せました。

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ストーリー面白い!と楽しむ映画ではなくて、「こわい」と感じるとか、ドキドキ気持ちが高揚する感覚とか、映像美に魅せられるとか、そういうのを体験して楽しむ映画と思っている。ああ、この画も、音も、こわい!この映し方こわい!すごすぎ!って惚れぼれする。

(40代男性)

16位『回路』(2001年)

次々と人が消えていく……

サブジャンルSF、オカルト
監督黒沢清
キャスト加藤晴彦、小雪

同僚の男が会社に来ないことを心配したミチは、男の家を尋ねます。彼女は真っ暗な部屋の奥に男の姿を見つけ、普段通りの様子に安心しますが……。 日本映画界を牽引する黒沢清は、数々の傑作ホラー映画を生み出してきました。ジャパニーズホラーブーム後期に登場したのが『回路』です。 本作では直接的でありきたりな恐怖表現が回避され、不気味さが極限まで増幅させられました。インターネットを媒介に侵食する霊、というテーマはどこか未来を示唆しているようにも感じます。

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うーわー、すごい展開……。よかったなぁ。インターネットから始まるオカルト的ホラーかと思いきや、死と闘う人間の話で、普遍的で大きなテーマの映画だった。

(30代女性)

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17位『オーメン』(1976年)

首チョンパがトラウマ!元祖「悪魔の子」ホラー

サブジャンルオカルト
監督リチャード・ドナー
キャストグレゴリー・ペック、ハーヴェイ・スペンサー・スティーヴンス、パトリック・トラウトン

死産した我が子の代わりに、孤児であるダミアンを引き取った外交官のロバート・ソーンと妻のキャサリン。しかしダミアンが成長するにつれ、夫妻の周辺で不気味な事件が次々と起こるようになり……。 純真無垢な我が子が悪魔の子だった、という恐ろしい内容は公開当時世界中で論争を巻き起こします。新約聖書ヨハネの黙示録で「獣の数字」とされる“666”は、本作以降「悪魔の数字」として有名になりました。 1991年までに続編が4本製作され、2006年にはリメイク版も公開されています。

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むかしのオカルトホラーって怖いよね、不穏感がなんかスゴイよね、そこがいいよね!!!ショッキングな描写の数々とか、最後の終わり方とか、ホラーって感じでいいよねぇ、好き。聖書から引用してるのもなんかより怖くなっていいよねぇ。ダミアンかわいいなァ……。

(30代男性)

18位『CURE キュア』(1997年)

日本版『セブン』?謎めいた猟奇殺人事件を追う刑事が陥る闇

CURE
© KADOKAWA 1997
サブジャンルサスペンス
監督黒沢清
キャスト役所広司、萩原聖人、うじきつよし

奇妙な殺人事件をつなぐ正体不明の男。彼の目的とは……。 立てつづけに発生した奇妙な殺人事件。それぞれの犯人にはつながりはありませんでしたが、事件には不可解な共通点がありました。それは、犠牲者たちが首から胸にかけてX字型に切り裂かれていたことや、犯人が犯行直後に現場近くで逮捕されたこと、そしてどの犯人も犯行直前まで殺意がなかったこと。 やがて一連の殺人事件に関連のある人物として、記憶喪失の男、間宮の存在が浮かび上がります。 のちに『スパイの妻』などで知られるようになる黒沢清監督によるサイコ・サスペンス。刑事・高部を演じる役所広司と間宮をえんじる萩原聖人の演技合戦にも注目です。

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人間の精神状態はどこまでも怖い。どこまでもわからない。それは皆が皆孤独であるからだ。その孤独が大きくなると、モラルや愛がわからなくなり、自分すらわからなくなる。見ているこちらの方の精神も不安定になるほどの破壊力。

(40代男性)

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19位『遊星からの物体X』(1982年)

グロテスクさと心理的な怖さの両方から攻めてくる

遊星からの物体X
© 1982 Universal City Studios Inc. All Rights Reserved.
サブジャンル ミステリー、サスペンス、SF
監督 ジョン・カーペンター
キャスト カート・ラッセル、A・ウィルフォード・ブリムリー、リチャード・ダイサート

「ハロウィン」シリーズや『ニューヨーク1997』などで知られるジョン・カーペンター監督が、古典的名作『遊星よりの物体X』をリメイクしたSFホラー。極寒の南極観測基地という閉ざされた空間を舞台に、宇宙から飛来した謎の生命体に襲われる観測員たちの恐怖を描きます。 あるとき南極観測基地に現れた一匹の犬。犬の正体は、10万年前に地球に飛来し、氷の下で眠っていた生命体でした。その生命体は、接触した生物に同化する能力を持っており、次々と観測員に変身。孤立無援の隊員たちは、次第に相手が生命体に同化されているのではないか、と疑心暗鬼に陥っていき……。

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昔から愛されている伝説のパニックホラー。お互いを信用できない極限状況がいかに 大きな恐怖を生むかということをこの作品は教えてくれた。素晴らしい造形のモンスター がCGよりいかに進んだものか視聴者は身をもって知ることができる。

(40代男性)

20位『女神の継承』(2022年)

韓国とタイの鬼才がおくる怒涛の恐怖

『女神の継承』
(C) 2021 SHOWBOX AND NORTHERN CROSS ALL RIGHTS RESERVED.
サブジャンル オカルト
監督 バンジョン・ピサンタナクーン
キャスト ナリルヤ・グルモンコルペチ、サワニー・ウトーンマ

『チェイサー』、『哭声/コクソン』などで知られる韓国の気鋭ナ・ホンジンが原案・製作を務めた『女神の継承』。メガホンをとるのは、ハリウッドリメイクされた『心霊写真』などを手掛けたタイのバンジョン・ピサンタナクーン監督です。 タイ東北部の村で脈々と受け継がれる祈祷師一族の血を引くミンは、あるとき原因不明の体調不良に見舞われ、まるで人格が変わったように凶暴な言動をくり返すようになってしまいます。途方に暮れた彼女の母は、祈祷師である妹のニムに助けを求めることに。ニムはミンを救うために祈祷をはじめますが、彼女に取り憑いていたのは、想像をはるかに超える強大な存在でした。

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やばい!怖すぎる!!でもちゃんと面白い……。個人的には2022年に見たホラー映画のなかで1番良くできた作品だと思いました。最新のホラー映画で何をおすすめするか聞かれたら、この作品を教えます。

(30代女性)

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21位『アンテベラム』(2020年)

極限状態の彼女たちが生き延びるために選ぶ道は?

『アンテベラム』
(C) 2020, Artwork & Supplementary Materials (R), TM & (C) 2021 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
サブジャンルサスペンス
監督ジェラルド・ブッシュ
キャストジャネール・モネイ、エリック・ラング

現代の成功した女性と、南部の農場で過酷な労働を強いられる女性の人生が交錯する、パラドックススリラー。 リベラル派として知られる人気作家のヴェロニカ。家族とともに平穏に暮らしていた彼女は、あるとき講演会のためニューオーリンズへ。しかし親友たちとともにディナーを楽しんだ直後、彼女の輝かしい日々は矛盾をはらんだ悪夢へと反転します。 一方、南部の広大なプランテーションで過酷な労働を強いられるエデンは、ある出来事をきっかけに仲間と脱走する計画を立てますが……。 『ムーンライト』や『ドリーム』などのジャネール・モネイが、境遇の異なる2人の人物を1人で演じた異色スリラー。謎に満ちたストーリーの伏線回収にも注目です。

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人種差別が未だ問題となる現代へのメッセージ性がある作品。『ゲット・アウト』『アス』のプロデューサーが製作に携わり、じわじわ恐ろしさも感じる。

(20代男性)

22位『ミザリー』(1990年)

熱狂的なファンに助けられたのはいいけれど……

サブジャンルサスペンス
監督ロブ・ライナー
キャストジェームズ・カーン、キャシー・ベイツ

自動車事故で重症を負った作家のポール。目が覚めると、そこは「ポールの1番のファン」と名乗る女性アニーの家でした。ポールはアニーに自分だけの新作を書いて欲しいと脅迫され、監禁されてしまい……。 スティーヴン・キングがもっとも恐れていることを書いたという原作小説を、ロブ・ライナー監督が映画化した狂気的なホラー。アニー役のキャシー・ベイツは本作の演技が絶賛され、アカデミー主演女優賞を獲得しました。

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恐怖ってこういうことですよね。1番怖いのは幽霊でも悪魔でもない。人間なんですよ!!しかも愛ゆえの憎悪が1番達が悪いし、しつこい。夜中に1人観て、エンドロールで震えたのを思い出した。キャシーベイツ、もうあなたを見たらミザリーにしか見えないのです。ごめんなさい。

(40代女性)

23位『ハロウィン』(1978年)

ジェイソン、フレディに影響を与えたホラーアイコン、ブギーマン

サブジャンルスプラッター
監督ジョン・カーペンター
キャストドナルド・プレザンス、ジェイミー・リー・カーティス

実の母と姉を殺害し、精神病院に入れられた6歳のマイケル・マイヤーズ。担当医のルーミスは彼の危険性に気づき、警備の強化を求めますが、マイケルがまだ幼いことを理由に却下されてしまいました。それから15年後、おとなしく病院で過ごしていた彼は、21歳のときに突然脱走。 途中で殺害した作業員から奪った作業つなぎと、金物店で盗んだハロウィンマスクに身を包み、彼は高校生のローリー・ストロードの命を狙います。 低予算で製作され、人体損壊や流血の描写がそれほど多くないにもかかわらず、現在では「代表的なスプラッタ映画」とされている本作。「13日の金曜日」や「エルム街の悪夢」など人気ホラーシリーズの原点となりました。 シリーズを通して一貫したストーリーが描かれるのも、「ハロウィン」シリーズの特徴です。

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真夜中に車のヘッドライトに照らされて、精神病院を抜け出した大勢の白衣の患者がウロウロ……というシーンがあるんですが、怖い(ーー;)オーメンや13日の金曜日など、この年代あたりのホラー映画って雰囲気から作ってる感があっていいですね!暗闇、血糊、光る刃物、どーんと出てこない意味深な殺人鬼の半身wなど。いい、古典ホラーはほんといい!

(40代男性)

24位『マーターズ』(2007年)

後味悪さがピカイチのおぞましさ

サブジャンルスプラッター
監督パスカル・ロジェ
キャストモルジャーナ・アラウィ、ミレーヌ・シャンパノイ

路上をさまよう衰弱しきった少女。彼女は自力で監禁されていた場所から逃れたことしか語らず、事件の詳細は分からぬままでした。 殉教者、犠牲者、証人を意味する「マーターズ」。苛烈なまでに残酷な運命が、2人の少女を待ち受けます。 『フロンティア』(2007年)や『屋敷女』(2007年)など近年エクストリームな映画を次々と解き放っているフランスで生まれた、ホラーを超えた問題作です。

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前半では精神的に、後半では肉体的に彼女等が味わった苦しみ、痛み、怒り、哀しみその全てが全編通して視界にど直球で投げ込まれる。軽い気持ちで観たことを後悔するぐらい、その衝撃的すぎる内容のせいか、鑑賞後は数分間言葉が一切出てこなかった。

(30代男性)

25位『イット・フォローズ』(2014年)

セックスで感染する呪いの恐怖

サブジャンルオカルト、サスペンス
監督デヴィッド・ロバート・ミッチェル
キャストマイカ・モンロー、キーア・ギルクリスト

ボーイフレンドと一夜をともにした19歳のジェイは、セックスによって彼から呪いを移されたことを打ち明けられます。 うつされた者にしか見えない「それ」はゆっくりと、しかし確実にジェイのもとへと近づいてくるのです。「それ」に捕えられる前に誰かにうつさなければ、確実に殺されるという恐ろしい呪いの恐怖が描かれています。 『ザ・ゲスト』(2014年)で長女役を演じたマイカ・モンローが、呪いに翻弄される主人公を演じました。

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ちょっとSキングっぽいけどもっと概念的で、もっと怖い。冒頭の展開からグッとくるし、最後までこの不穏さがたまらない。何もない空間、何も喋らない間、何もない廃墟、グダグダとどんよりした絶望感。そう、自分が怖いと思うホラー映画は絶望映画……これぞ正に!

(30代女性)

26位『回転』(1961年)

脚本は南部ゴシックの名手トルーマン・カポーティ!

サブジャンルオカルト
監督ジャック・クレイトン
キャストデボラ・カー

心理サスペンスの要素も併せ持ちながら、ゴシックホラーの代表作である本作。ヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』という小説が忠実に再現、映画化されました。 デボラ・カー演じる家庭教師ギデンズは田舎町のブライハウスに就職のため、訪れます。その家に住むのは幼い兄妹とメイドのみ。住み込みでその屋敷で働くある日ギデンズは屋敷にはいるはずのない男の姿やこちらを見つめる若い女性を発見したり不可解な現象を目の当たりにします……。 古典的ゴシックホラーでありながら公開から60年経った今でも、美しくも恐怖を誘う映像と演出が素敵です。

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非常に不気味な映画。本当に兄妹は取り憑かれて邪悪だったのか、あるいは全てが女の妄想だったのか。曖昧で居心地が悪く、中途半端で不気味、オチは唐突。ゴリゴリに攻めた古典ホラー。面白い。

(20代男性)

27位『キャンディマン』(2021年)

「キャンディマン」。その名を鏡の前で5回唱えると、死ぬ。

キャンディマン
© 2020 Universal Pictures and MGM Pictures. All Rights Reserved. CANDYMAN TM MGM. ALL RIGHTS RESERVED.
サブジャンルオカルト
監督ニア・ダコスタ
キャストヤヒヤ・アブドゥル=マティーン 2世、テヨナ・パリス

90年代のカルトホラーをジョーダン・ピール製作、脚本でリメイク。 シカゴの公営住宅カブリーニ=グリーン地区には、「鏡に向かって5回その名を唱えると、右手が鋭利なかぎ爪になった殺人鬼に体を切り裂かれる」という怪談めいた都市伝説がありました。 老朽化した公営住宅が壊されてから10年後の現代、町の高級コンドミニアムに引っ越してきたアーティストのアンソニーは、創作活動の一環としてキャンディマンの謎を追います。 キャンディマンの正体と、その裏に隠された悲しい過去が明かされる本作。これまでの作品でも人種差別問題を扱ってきた、ジョーダン・ピールの脚本が光ります。

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ホラーを通して人種差別について考えさせるような映画かな、脚本にジョーダン・ピールいるだけある。リブートというより明確に続編ぽいのでオリジナルも観なければ〜。

(30代女性)

28位『アンフレンデッド』(2014年)

ネットいじめで自殺した女子高生の呪い

アンフレンデッド
© 2015 Universal City Studios Productions LLLP.ALL RIGHTS RESERVED
サブジャンル オカルト、サスペンス
監督 レヴァン・ガブリアーゼ
キャスト シェリー・ヘニッヒ

恥ずかしい姿を撮影された上に、動画サイトに載せられて自殺した少女ローラ。1年後、ローラの同級生たちがSkypeで会話をしていると、見知らぬアカウントが会話に加わっていることに気づきました。 そして彼らの秘密の姿をとらえた映像がネット上にアップされ、死んだはずのローラのSNSアカウントから不気味なメッセージが届きます。これは単なるアカウント乗っ取りによる嫌がらせか、それとも……。 全編PCスクリーン上で展開する新感覚の「SNSホラー」。まるで観客もSkypeに参加しているかのような臨場感があります。

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まるで自分がパソコンを操作しているかのような没入感は非常に目新しく斬新です。ホラー映画の新規性が重きを置いて鑑賞しているので、本作はこのシチュエーションだけでも満足の作品。加えて徐々に秘密を暴露される真実の胸糞悪さがグッド。

(30代男性)

29位『透明人間』(2019年)

目に見えない敵が“常にそこにいる”という恐怖

透明人間
© 2020 Universal City Studios Productions LLLP. ALL RIGHTS RESERVED
サブジャンルSF、ドラマ
監督リー・ワネル
キャストエリザベス・モス

人気ホラー映画「ソウ」シリーズの製作総指揮・脚本を務めたリー・ワネルが、120年以上前に出版された小説『透明人間』を現代風にアレンジした意欲作です。 主人公セシリアは、恋人である天才科学者エイドリアンに軟禁状態にされていましたが、ある日彼の家から脱出することに成功します。その後知り合いの家に隠れていたセシリアのもとに、エイドリアンが彼女に500万ドルの財産を遺して自殺したという知らせが届きました。 これでエイドリアンの呪縛から開放されたと思いきや、やがてセシリアの周りで不可解な現象が起きるようになり……。 本作の根底には、目に見えないものに対する恐怖心は想像力によって一層強烈に感じられる、という人類共通の性質があります。 さらに“支配欲の強い男性に果敢に立ち向かう女性の強さ”という現代的テーマが新鮮味を加えているのも、本作の大きな魅力です。

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今までにはない、透明人間の表現方法。作中ずっとハラハラさせられる展開、音の怖さ、見えない事の怖さ、さすがブラムハウス。ホラーが苦手な方にもオススメしたい。

(10代男性)

30位『エクソシスト』(1973年)

少女に取り憑いた悪魔と神父の死闘を描いた名作ホラー

エクソシスト
© 1973 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
サブジャンルオカルト
監督ウィリアム・フリードキン
キャストリンダ・ブレア、ジェイソン・ミラー

1973年公開当時、アメリカで社会現象を巻き起こした伝説のオカルトホラーです。「エクソシスト」とは悪魔祓いのことを意味しています。 コックリさんに興味を持つなど、奇怪な行動を取り始めた12歳の少女リーガン。やかて何者かに取り憑かれたかのように声も形相も変わり、心配した母のクリスが病院に連れて行くものの、たらい回しにされてしまいます。 そんな中、クリスの友人バークが変死。リーガンの仕業であることを知ったクリスは、カラス神父のもとを訪ね、娘の悪魔払いを依頼するのですが……。

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悪魔とは?死霊とは?信じ難い事ばかりですが信じずにはいられない状況、悲惨としか言いようがない。最後は恐怖より悲しみが残るのがこの映画の素晴らしさ。

(30代女性)

【日本】見たら後悔する?禁断のジャパニーズホラー9作

1位『黒い家』(1999年)

保険金殺人をテーマにしたサイコホラー

サブジャンルサスペンス
監督森田芳光
キャスト内野聖陽、大竹しのぶ

保険会社に勤める若槻は、加入者である菰田の家を訪れた際に菰田の息子が首を吊って死亡しているのを発見。 かつて菰田が自らの指を切り落として保険金を得ていたことを知り、保険金の支払いを保留した若槻でしたが、やがて菰田からの執拗な催促がはじまります。さらには若槻から相談を受けていた大学教授の金石が、無残な遺体となって発見され……。 日本ホラー小説大賞を受賞した貴志祐介による同名小説の映画化。2007年には韓国でリメイクされました。

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面白いホラーに出会いました。傑作です。大竹しのぶはまさに怪演。霊的なものよりも、壊れた人間の方がずっと恐ろしいです。

(30代女性)

2位『仄暗い水の底から』(2002年)

世界よ、これが日本のホラー映画だ

サブジャンルオカルト
監督中田秀夫
キャスト黒木瞳

離婚調停中で娘の親権を争っている淑美は、生活を立て直すため娘と新しいマンションに引っ越します。しかしそこは雨漏りがひどい、水道水の味がおかしい上の階の子供の足音がよく響くなど、不穏な空気が流れていました。 ある日屋上で行方不明になっている幼稚園児の赤いバッグを見つけた淑美は、娘の郁子とともに不気味な現象に巻き込まれていきます。 ホラー小説の名手として知られる鈴木光司氏の短編集の一編を、『女優霊』(1996年)や『リング』(1999年)の中田秀夫監督が映画化した背筋が凍る日本映画です。 2005年にはハリウッドリメイク版『ダーク・ウォーター』も公開されました。

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水をうまく使っているホラー映画。日本ならではの、最後までじわりじわり来る怖さ。だけど少し悲しい話、愛のある話。古びたマンション、水道水、水漏れ、エレベーター、屋上。思い出すだけでちょっと怖い。久々にいいホラー見れました。

(30代男性)

3位『来る』(2018年)

中島哲也が送る最恐のエンターテインメント

サブジャンルドラマ
監督中島哲也
キャスト岡田准一、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡

2010年に『告白』で日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞を受賞した中島哲也が、8年の沈黙を破って完成させたホラー映画です。 幸せな新婚生活を送る会社員の田崎。ある日彼の会社に謎の来訪者が現れ、田崎は後輩が取り次いだその人物からの伝言に戦慄します。 それから2年後、周囲での不可解な現象に悩まされるようになった田崎は、オカルトライター・野崎に相談することに。さっそく霊媒師の血を引くキャバ嬢の真琴とともに調査を始めます。 調査の結果、彼らは真琴の姉であり最強の霊媒師・琴子、そして琴子が呼び集めた日本中の霊媒師たちと田原家に取り憑いた「何か」を祓う儀式を行うことになります。 主演の岡田准一をはじめ、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡など、豪華キャストの共演も見どころです。

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この映画の見せ場は明らかにあのクライマックス。様々なツワモノ霊媒師が登場し、最強の霊体と対峙します。ケレン味たっぷり。チームでなんとかしようとする霊媒師軍団かっこよすぎです。後半のための映画ですが、前半が好き。前半も好き。

(30代男性)

4位『残穢-住んではいけない部屋-』(2016年)

観終わった後も恐怖が続く名作ジャパニーズホラー

サブジャンルオカルト、ミステリー
監督中村義洋
キャスト竹内結子、橋本愛、坂口健太郎、佐々木蔵之介

読者から募集した怪談をもとに短編小説を書いている作家の主人公が、寄せられた1通の手紙をきっかけに「祟り」に巻き込まれていく名作ホラー。同名ホラー小説を原作とした作品です。 主人公のもとに、“マンションの寝室から畳を掃くような音がする”という旨の手紙が届きます。手紙の送り主の大学生・久保とともに調査を始めると、同じマンションの別の部屋でも同じような現象が起きていると発覚。2人はマンションが建つ以前を遡ることにしますが……。 その土地に残る「穢(けが)れ」に触れたことで広がる祟りをたどっていくうちに、無関係に見える出来事がひとつに繋がっていきます。本当か幻かわからない曖昧な描写による日本の怪談らしさが秀逸で、観終わったあとも恐ろしさが尾を引く名作です。

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ホラーは苦手なので滅多に見ないのだけど、これはホラーと言うよりはサスペンスだと聞いたので。リングや呪怨みたいなインパクトはないけど、ひたひたと忍び寄るイヤな感じ。自分の家ももしかしたら……という凝りが見終わってもつきまとう。ホラーが苦手な人にはちょうどいいホラーかな。

(30代女性)

5位『ミンナのウタ』(2023年)

Jホラーの名匠と人気グループがおくる王道ホラー映画

ジャンル オカルト
監督 清水崇
キャスト 白濱亜嵐 , 片寄涼太 , 小森隼

ラジオの人気パーソナリティを務める小森隼は、あるときラジオ局の倉庫で「ミンナノウタ」と書かれた古いカセットテープを発見します。その後、収録中に不気味なノイズと少女の声を聞いた彼は行方不明に。 ライブを数日後に控え、事態の解決を急ぐマネージャーの凛は、元刑事の探偵・権田に調査を依頼。他のメンバーもリハーサル中に少女の霊を見たと言い、やがて霊の正体は「さな」という中学生であることが判明しますが……。 ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の7人が本人役で主演を務め、「呪怨」シリーズなどで知られる清水崇がメガホンをとったオカルトホラーです。

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ザ・ジャパニーズ・ホラー!終わり方も王道ではあるけどゾクッとしたし、ホラー初心者でも楽しめる。個人的にはキャスト多すぎて覚えられなかったけど、GENERATIONSのファンは超楽しめると思う。

(20代男性)

6位『禁じられた遊び』(2023年)

死んだはずの母はいったいナニになったのか

ジャンル オカルト
監督 中田秀夫
キャスト 橋本環奈 , 重岡大毅 , ファーストサマーウイカ

『リング』(1998年)をはじめ数多くの名作ホラーを世に送り出した中田秀夫が手掛ける新作ホラー映画。 死んでしまった母を生き返らせようと、毎日不思議な呪文を唱え続ける少年。純粋な願いに思われたそれは、あまりにも禍々しい災いを引き起こすことになります。少年の父である伊原直人と、彼の知人である倉沢比呂子。2人が目にする恐怖とは、いったい何なのでしょうか……。

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あの中田秀夫監督の最新作と言うことで期待の本作!主演も橋本環奈にジャニーズWESTの重岡大毅と超豪華。公開が非常に楽しみな作品です。

(20代女性)

7位『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』(2023年)

人気フェイクドキュメンタリーシリーズ待望の最新作!

ジャンル オカルト
監督 白石晃士
キャスト 大迫茂生 , 久保山智夏

怪奇系のプロデューサー工藤は、コロナ禍の影響もあり倒産の危機にありました。そんななか、彼のもとに1本の投稿動画が寄せられます。3人の若者が心霊スポットとされる廃墟を撮影したその映像には、返り血を浴びたかのような「赤い女」が仁王立ちでこちらを睨んでいる姿が映されており……。 『貞子 vs 伽椰子』などの傑作を世に送り出してきた白石晃士監督が送る、唯一無二の新感覚ホラーです。

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楽しすぎ!ほぼアトラクション感覚で観た。物理攻撃イケるよおじさんたちがかわいい。

(20代女性)

8位『着信アリ』(2004年)

未来からの着信は死の予告電話

『着信アリ』柴咲コウ
© Toho/Photofest/Zeta Image
ジャンル オカルト , ミステリー
監督 三池崇史
キャスト 柴咲コウ , 堤真一 , 吹石一恵

あるとき大学生の由美の周囲で、友人たちが謎の死の予告電話を受けたあと次々と謎の死を遂げていきます。死の予告電話は未来の発信時刻できており、死の瞬間の悲鳴や周囲の音が録音されていたり、写真が送られてくる場合もありました。 由美は幼なじみのなつみを救うため、葬儀社に勤める山下とともに調査を始めますが、なつみもまた予告電話の通りに亡くなってしまいます。そしてついに由美の携帯にも未来からの着信があり……。 秋元康原作のホラー小説を、のちに「クローズ」シリーズや『悪の教典』(2012年)で知られることになる三池崇史が映画化しました。

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謎解き要素が多くてストーリーも面白い!ホラーとしての怖さもしっかりあって、着信音が最高に怖い。2004年だからスマホはまだ普及してないけど、「携帯電話」がすでに文化の一部になっていたことがわかる。柴咲コウの迫真の演技にも注目。

(20代男性)

9位『犬鳴村』(2020年)

「この先、日本国憲法は通用せず」……呪われた村の真実とは?

『犬鳴村』
©︎ 2020「犬鳴村」製作委員会
ジャンル オカルト
監督 清水崇
キャスト 三吉彩花 , 坂東龍汰 , 古川毅

臨床心理士の森田奏の周囲で、あるときから不可解な事件が次々と起こります。正気を失った女性は奇妙なわらべうたを口ずさみ、兄弟は行方不明に。さらに変死事件が相次ぎます。それらをつなぐ共通点は、心霊スポット「犬鳴トンネル」でした。 トンネル向こうには、決して足を踏み入れては行けない村があると言われていましたが、奏は事件の真相解明のため、禁断の地に向かいます。 実際の都市伝説をもとに、「呪怨」シリーズなどで知られるホラーの名手・清水崇がメガホンをとった本作。『ダンス・ウィズ・ミー』(2019年)の三吉彩花が主演を務め、村に隠された忌まわしい過去に迫ります。

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実際の心霊スポットとそこに関する都市伝説をもとに、「呪われた村」の謎に迫るホラー映画。序盤の不気味なホラー描写と、中盤から終盤にかけて村の過去に迫るミステリーパートのバランスがいい。

(30代女性)

【サスペンス】一番怖いのは人間かも?おすすめホラー映画

1位『X エックス』(2022年)

人里離れた農場で若者たちを襲う史上最高齢殺人鬼夫婦

X エックス
©2022 Over The Hill Pictures LLC All Rights Reserved.
サブジャンル ミステリー・サスペンス
監督 タイ・ウェスト
キャスト ミア・ゴス、マーティン・ヘンダーソン、ブリタニー・スノウ

1979年、テキサス。女優のマキシーンと彼女のマネージャー、ウェインをはじめとする6人は、自主制作映画を撮影するために借りた農場を訪れました。6人を迎え入れたみすぼらしい身なりの老人ハワードは、宿泊場所となる納屋に彼らを案内します。そのときマキシーンは、母屋の窓からこちらを見つめる老婆と目が合ってしまい……。 史上最高齢の殺人鬼夫婦の屋敷に足を踏み入れてしまった若者たちの恐怖を描いたホラー。リメイク版『サスペリア』のミア・ゴスが主演を務め、『サクラメント 死の楽園』のタイ・ウェストがメガホンをとりました。

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「見たことある」をたくさん詰めてるのに「見たことない」ホラー映画に仕上がってる不思議。グロシーン少なめなのに、その少ないグロシーンが全部自分が苦手なタイプのグロで辛かったし憎い。でもそれを凌駕するおもしろさと爽快感

(30代女性)

2位『アングスト/不安』(1983年)

殺人鬼の視点に迫る斬新な映像

『アングスト/不安』
© 1983 Gerald Kargl Ges.m.b.H. Filmproduktion
サブジャンルサスペンス、オカルト
監督ジェラルド・カーゲル
キャストアーウィン・レダー

1980年にオーストリアで実際にあった事件を基に、刑務所出所後に一家惨殺事件を起こした殺人犯の行動に迫ります。 1983年の公開当時、あまりにも衝撃的な内容のため本国では1週間で公開が打ち切りに。日本では1988年に『鮮血と絶叫のメロディ 引き裂かれた夜』のタイトルでVHSがリリースされましたが、2020年にようやく劇場初公開となりました。 出所後の殺人鬼が感じる不安やプレッシャーによる異様な心理状態を、目を覆いたくなるようなビジュアルと斬新なカメラワークで表現しています。

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あんな強烈な映像の最中に落ち着いて自己紹介的な話をしてても字幕を読めない暗い映像に集中しちゃったよ。とにかく全てがアングスト。

(20代女性)

3位『ドアロック』(2018年)

ひとり暮らしの女性を襲う恐怖

サブジャンルスリラー
監督イ・グォン
キャストコン・ヒョジン

都心の古びたマンションで、ひとり暮らしをしているギョンミン。ある朝、ドアロックのナンバーキーに不審な粉がついているのを発見した彼女は、念のためパスコードを変更します。帰宅後に家でくつろいでいると、突然誰かがドアロックを操作し、ドアノブを荒々しく回す音が……。 それからというもの、彼女の部屋から不審な痕跡が次々と見つかるようになります。仕事も手につかず、引越し先を探し始めたある日、ギョンミンの部屋で変死体が発見され――。 単身世帯が増加する韓国の世相を反映したサスペンススリラー。ドラマ『最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜』(2011年)や『主君の太陽』(2013年)などで知られる、コン・ヒョジンが主演を務めます。

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韓国のドラマや映画でよく見ていたピピピッとなるあのドアロック。暗証番号がわかれば誰でも開けられるは怖いな。ベッドの下に隠れるシーン、監視カメラの映像で部屋の中にいるとわかるシーン、見たことある設定のシーンが多いけれどそれなりにヒヤヒヤ出来た。

(20代男性)

4位『ザ・コール』(2020年)

過去につながる不思議な電話のその先に……

サブジャンルサスペンス
監督イ・チュンヒョン
キャストパク・シネ

2011年のイギリス・プエルトリコ合作映画『恐怖ノ黒電話』を原作に、新鋭イ・チュンヒョンが手掛けた韓国ホラーです。 幼いころに大好きだった父を火事で亡くしたソヨンは、その原因をつくった母をいまだ許せずにいました。あるとき彼女は、母の入院により誰もいなくなった実家を訪れますが、携帯電話を失くしてしまったため、古い黒電話を引っ張り出します。 するとヨンスクという若い女性から電話が。しかも驚いたことに、彼女は20年前の同じ家にいると判明し……。 はじめは不幸な過去を書き換え、しあわせな日々を過ごすソヨンでしたが、次第に事態は思わぬ恐怖を招いていきます。

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序盤は2人の電話越しの友情にほっこりなんだけど、雲行きが怪しくなるにつれ、心臓のバクバクが止まりません。過去という抗えない次元から狙われる恐怖、絶望感を感じて目を覆いたくなります。

(20代女性)

5位『NOPE/ノープ』(2022年)

謎の飛行物体を追う兄妹を待ち受ける運命とは

『NOPE/ノープ』(2022年)
©2021 UNIVERSAL STUDIOS
サブジャンル ミステリー・サスペンス、SF
監督 ジョーダン・ピール
キャスト ダニエル・カルーヤ、キキ・パーマー、スティーヴン・ユアン

『ゲット・アウト』や『アス』で高い評価を受けたジョーダン・ピールの長編監督3作目。『ゲット・アウト』で主演を務めたダニエル・カルーヤ、『ハスラーズ』のキキ・パーマー、『ミナリ』のスティーヴン・ユアンが共演します。 田舎町で広大な農場を経営して生計を立てている一家。ある日、突然空から謎の異物が降り注いできます。その現象が止んだかと思うと、先ほどまで会話していた父が息絶えていました。長男は父の不可解な死の直前に、雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目撃したと、妹に明かします。 兄妹はその飛行物体を撮影した動画を公開すれば、ネットでバズるはずだと撮影に挑みますが、そんな2人を想像を絶する事態が待ち受けていました。

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謎の飛行物体が何なのか?それがわかるまでのヒリヒリ感がたまらない。一番の恐怖を感じたのは、凶暴化したチンパンジーがスクリーンに向かって歩み寄ってくる瞬間。動物が野生むき出しに牙を剥いた瞬間は背筋が凍るような恐怖を感じる。

(30代男性)

6位『サイコ』(1960年)

超有名なシャワーシーンが登場するサイコスリラーの金字塔

サブジャンルサスペンス
監督アルフレド・ヒッチコック
キャストアンソニー・パーキンス、ジャネット・リー

会社の金を横領した女は、ある小さなモーテルに立ち寄ります。そこの管理人である青年ノーマン・ベイツは、モーテルに隣接する住宅で年老いた母とともに暮らしていました。 名匠アルフレッド・ヒッチコック監督の伝説的スリラーにして、すべてのサイコサスペンスのルーツといわれる本作。恐怖感を煽る音楽演出スタイルが、数多くの模倣やパロディを生んだことでも知られています。

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音楽とカメラアングルで魅せる恐怖。モノクロ映像なのに人間の恐怖心を鮮やかに掻き立てる!撮り方や演出だけではなく、登場人物達の魅力が丁寧に引き出されてる、さすがサスペンスの巨匠ヒッチコックです。

(30代女性)

7位『エスター』(2009年)

養子に迎えた少女の驚くべき正体とは

エスター
© Dark Castle Holdings, LLC
サブジャンルサスペンス
監督ジャウム・コレット=セラ
キャストヴェラ・ファーミガ、イザベル・ファーマン

3人目の子供を流産したケイト・コールマンとその夫ジョンは、養子を迎えることでその傷を癒そうと考えます。彼らが孤児院から引き取ったのは、エスターという9歳の少女。年齢のわりに大人びた彼女は、すぐに義妹マックスとも仲良くなりました。 しかしエスターは不可解な行動を見せていき、彼女を怪しく思ったケイトはエスターの身辺を調べることにします。 監督は『蝋人形の館』や『アンノウン』で知られる、ジャウム・コレット=セラ。主演エスターは「死霊館」シリーズでも知られるベラ・ファーミガが怪演しています。

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サスペンス映画。エスターの秘密、なんだろ?サイコパス?と思ってたら、ええー!てなった。まさか!そういうこと!ホラー苦手でも面白い映画。

(20代女性)

8位『アス』(2019年)

“わたしたち”が殺しにやってくる

『アス』
©Universal Pictures
サブジャンルミステリー、サスペンス
監督ジョーダン・ピール
キャストルピタ・ニョンゴ

子ども時代のある事件によってトラウマをうけたアデレードは、家族で嫌な思い出のあるビーチにやってきました。その夜、彼女たちの別荘に自分たちそっくりな何者かが来襲。彼らの正体とは?そしてアデレードたちを待ち受ける結末とは……? 本作は『ゲット・アウト』(2017年)で絶賛されたジョーダン・ピールの監督2作目。本作も社会問題を題材に、強いメッセージ性とホラー、コメディなど多くの要素を組み合わせた作品となっています。

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不穏なかんじ。それがしばらく続く。嫌な感じ。ゲットアウトでも感じた気持ちの悪い感じ。おー怖い。そこからの残虐な感じも怖い怖い。そしてオチがヤバすぎよ。怖くて変な世界観。好き。

(20代男性)

9位『ザ・メニュー』(2022年)

狂気の天才シェフがふるまうのは歓喜と絶望のディナー

『ザ・メニュー』
©2022 20th Century Studios. All rights reserved.
サブジャンル サスペンス、コメディ
監督 マーク・マイロッド
キャスト レイフ・ファインズ、アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト

孤島の高級フレンチ・レストラン「ホーソン」では、伝説のカリスマシェフ、スローヴィクによる極上メニューの数々を楽しむことができます。 感動のあまり涙を流すタイラーに対し、彼の恋人マーゴはふとした違和感を覚えました。やがて、料理評論家、映画スターら“選ばれた”客が集う店内の空気は一変!メニューのひとつひとつに、恐ろしいサプライズが仕掛けられていて……。 『ノマドランド』(2021年)などのサーチライト・ピクチャーズがおくるブラックコメディ。味わう(本質をみる)ことを忘れた意識高い系への風刺が効いた作品です。

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壮大な道連れ◯◯(ネタバレ)映画。観客の想像に任せる部分も多いミッドサマー的な怖さ!レイフ・ファインズのサイコ感とアニャが最高。チーズバーガーが食べたくなるのでご注意を……。

(20代男性)

10位『クワイエット・プレイス』(2018年)

絶対に音を立ててはいけない

クワイエット・プレイス
(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
サブジャンルSF、サスペンス
監督ジョン・クラシンスキー
キャストエミリー・ブラント、ノア・ジュープ

音に反応して人間を襲う“何か”によって荒廃した世界で、生き残った1組の家族。 呼吸の音さえ見逃さない“何か”を避けるため、手話で話し、道に砂を敷きつめ、裸足で移動する彼らでしたが、妻のリーはなんと出産を目前に控えていました。 果たして彼らは静寂を守り、その“何か”から逃げ切ることができるでしょうか。 ホラー映画の重要な要素である「音」の演出を逆手に取った『クワイエット・プレイス』は、観客も思わず息を殺すほどの緊張感で全米の映画館を文字通り“沈黙”させたと話題になりました。

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シンプルな設定に各種のハラハラ、イタタタ、ギャー!となるショックと次々襲いかかる大ピンチを取り揃え、伏線はわかりやすく脚本演出もよく練られた親切設計。それで90分ぽっきり。色んな意味で「ちょうどいい」映画だと思う。

(30代男性)

11位『ドント・ブリーズ』(2016年)

恐ろしい盲目のつよつよ老人から逃げ切れ!

ドント・ブリーズ
(c) 2016 Blind Man Productions, LLC. All Rights Reserved.
サブジャンルサスペンス
監督フェデ・アルバレス
キャストジェーン・レヴィ、スティーヴン・ラング

家族と決別して街を出る資金が必要になったロッキーは、恋人のマネーや友人のアレックスとともに大金を隠し持っていると噂される盲目の老人宅へ強盗に入ることにします。 簡単に目的を達成できると考えていた彼らでしたが、元軍人である老人は、どんな音も聞き逃さない超人的な聴力と年齢からは考えられない俊敏さを持つ恐ろしい人物でした。 果たして彼らは侵入者の殺害もいとわない老人から逃げのび、家から脱出することができるのでしょうか。 「気配を察知されてはいけない」という新しさが評価され、米映画批評サイトRotten Tomatoesでは78%フレッシュの支持を得ました。

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前半は予告編通りのハラハラ脱出劇。後半に出てきた新たな設定は、個人的にメンタルきた。。女だからかな。一緒に見てた男友達は別の感想持ってた。みんなどう思うんだろ。90分集中してみれました。

(20代女性)

12位『スクリーム』(1996年)

人気ホラーシリーズの記念すべき第1弾

スクリーム
© 1996 Miramax, LLC. All Rights Reserved.
サブジャンルミステリー、サスペンス
監督ウェス・クレイヴン
キャストネーヴ・キャンベル

スプラッター映画のお約束を逆手にとって映画界に新風を吹き込んだホラーコメディ映画。監督には『エルム街の悪夢』(1984年)を手がけたホラー映画の鬼才ウェス・クレイヴンが起用されました。 悪役であるゴーストフェイスの衣装が大好評で、3本の続編やTVシリーズからなるフランチャイズに発展しています。ゴーストフェイスのトレードマークである黒のフードと白マスクを見たことのある人は多いのではないでしょうか。 舞台はカリフォルニア州にある小さな町ウッズボロー。1年前に母親を殺されたシドニー(ネーヴ・キャンベル)のまわりで連続殺人事件が発生して、平和な町は一転パニックに陥ります。 白マスクの殺人鬼の正体は誰か、というサスペンスの要素も楽しめる作品です。

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「スクリーム」シリーズはホラー映画で1番面白いと思う。メタ的な要素を取り入れているのに、予測不能。見たことない人は見てほしい。

(20代女性)

13位『ブラック・フォン』(2022年)

断線した電話から死者が少年に語りかける

ブラック・フォン
© 2021 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
サブジャンル スリラー
監督 スコット・デリクソン
キャスト イーサン・ホーク、メイソン・テムズ

『ドクター・ストレンジ』や『エミリー・ローズ』などで知られるスコット・デリクソン監督がメガホンをとり、数多くの名作ホラー映画を世に送り出しているジェイソン・ブラムが製作を務めたサイコスリラー。 コロラド州のとある町で、子どもの連続失踪事件が起きていました。気の弱い少年フィニーは、あるとき「手品を見せてあげる」と男に声をかけられ、誘拐されてしまいます。気がつくと彼は地下室に閉じ込められており、そこには断線した黒電話がありました。すると突然、フィニーの目の前でその黒電話が鳴り響きます。それはこの地下室の秘密を知る死者からのメッセージでした。 一方、兄の失踪に関する不思議な夢を見たフィニーの妹グウェン。彼女はその記憶を頼りに、必死に兄を探しはじめます。

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連続誘拐犯に捕らえられた少年が、以前同じ部屋に捕らえられ、無念の死を遂げてしまった少年たちからかかってくる「電話」を頼りに誘拐犯に立ち向かうストーリー。ホラーというジャンルに囚われない努力友情勝利!兄を大切に思う妹もすごくかっこよかったです。

(20代女性)

14位『エスター ファースト・キル』 (2022年)

カルト的人気を誇るあの少女がまさかの復活

『エスター ファースト・キル』
© 2021 ESTHER HOLDINGS LLC and DC ESTHER HOLDINGS, LLC. All rights reserved.
ジャンル スリラー
監督 ウィリアム・ブレント・ベル
キャスト イザベル・ファーマン , ジュリア・スタイルズ

孤児院から養子として迎えられた少女、エスターが引き起こす恐怖を描いたホラー映画『エスター』(2009年)。その続編として制作された『エスター ファースト・キル』(2022年)がついに日本公開! 1作目の前日譚、孤児院に入るまでのエスターが描かれた本作。6歳で行方不明になり、その4年後に発見され家族のもとへ戻ったエスター。喜んで彼女を迎える家族ですが、エスターはかつての彼女とは「なにか」が違うようで……。 前作でエスターを演じたイザベル・ファーマンが同役を再演。25歳で10歳の役を演じ、注目を集めました。

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エスターの持つあの不気味な雰囲気は唯一無二。新作でもその魅力は損なわれず、独特の空気感を楽しめるホラー作品になっていました。劇中に使われる音楽もよく、どこかスタイリッシュささえ感じる仕上がりになっています。

(20代男性)

15位『キャビン』(2011年)

この結末を誰が予測することができただろうか?

サブジャンルミステリー
監督ドリュー・ゴダード
キャストクリステン・コノリー、クリス・ヘムズワース

予測不能の展開で、スプラッターホラーのジャンルに新風を吹き込んだホラーコメディ映画です。 大学生の男女が森のなかの小屋(キャビン)で過ごしているところをゾンビに襲われる、というプロットは『死霊のはらわた』(1981年)などにも見られるお決まりのパターン。 しかしその裏にはハイテクで惨劇を演出する謎の集団がいた、というあたりから脱線が始まり、後半はモンスター大暴れで空前絶後のクライマックスを迎えます。 スプラッターホラーお決まりの演出から、「ソウ」シリーズのような機械仕掛けの拷問やラブクラフト的な地下に潜む邪神まで、ホラー映画の見どころを詰め込んだ本作。 次々と登場する怪物たちは、『エルム街の悪夢』(1984年)のヒロインを演じたヘザー・ランゲンカンプと彼女の夫が所有するAFXスタジオが製作しました。

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最初はありきたりなストーリーの展開が伺えるが、徐々に「一筋縄ではいかなさそうな感じ」が画面から滲み出てくる。男女、キャンプ、殺人…ときたらアレがくるだろう。という固定概念を良くも悪くも吹っ飛ばしてくれる映画。所々笑かせてくるシーンがあるのでそれがまたおもしろい。

(20代男性)

16位『ヴィジット』(2015年)

M・ナイト・シャマランが仕掛けるどんでん返しホラー

ヴィジット
© 2015 Universal Pictures. All Rights Reserved.
サブジャンルサスペンス
監督M・ナイト・シャマラン
キャストオリビア・デヨング、エド・オクセンボールド

シングルマザーに育てられた15歳の姉ベッカと13歳の弟タイラーは、2人だけで祖父母の家に遊びに行くことに。初めて会う祖父母に緊張していましたが、4人はすぐに打ち解けました。 2人は祖父母から「楽しい時間を過ごすこと」「好きなものは遠慮なく食べること」、そして「夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと」という3つの約束を守るように言われます。 しかし夜になると家の中に不気味な気配が漂い、恐怖のあまり2人は部屋の扉を開けてしまったのです。 『シックス・センス』(1999年)や『サイン』(2002年)の鬼才M・ナイト・シャマランが監督を務め、無名俳優を起用し低予算で作り上げたスリラー。予想外の結末が待ち受けるラストまで、異様な光景から目が離せません

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途中までの微妙な塩梅のミスリードすごいなぁ、、ベッカの撮った映画だとわかっている分、ジジババは芝居をしてくれてるんじゃないかと思っていた、途中までの奇行には不合いがあったけどママを呼び出すのはドッキリの種明かしになると、思っていた!!がーーー!!ですね!!結局そう思わせるに絶妙のシーンとアクションだったんだなー、わざとチープな少女が考えつきそうなホラーだったんだなー、策士だわ、絶妙だったわ!!

(20代男性)

17位『オールド』(2021年)

謎のビーチに閉じ込められた家族の行く末は?

『オールド』
© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
サブジャンル ミステリー・サスペンス
監督 M・ナイト・シャマラン
キャスト ガエル・ガルシア・ベルナル、ヴィッキー・クリープス、アレックス・ウルフ、トーマシン・マッケンジー

『シックス・センス』や『スプリット』などのM・ナイト・シャマラン監督によるサバイバルスリラー。主人公一家の父親役をガエル・ガルシア・ベルナルが演じ、『ファントム・スレッド』のヴィッキー・クリープス、「ジュマンジ」シリーズのアレックス・ウルフ、『ラストナイト・イン・ソーホー』のトーマシン・マッケンジーら注目のキャストが共演しました。 人里離れた美しいビーチにバカンスで訪れた複数の家族。それぞれが楽しいひとときを過ごしていましたが、そのうち1人の母親が息子がいなくなったと探しはじめます。6歳だった彼女の息子は、少し目を離した間に青年に急成長していました。やがて彼らは、それぞれが急速に年老いていくことに気づきます。しかしビーチを脱出することはできず……。

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しっかりした理屈に則って出来た世界で、なぜこうなったのかのオチもめちゃくちゃ良かった。中盤ちょっとダレたけど最後がすっきり終わるからまた見たいなと思える映画。

(20代男性)

18位『バーバリアン』(2022年)

本当の「バーバリアン」はいったい誰だったのか……?

サブジャンル ミステリー・サスペンス
監督 ザック・クレッガー
キャスト ジョージア・キャンベル、ビル・スカルスガルド、ジャスティン・ロング

テスは就職面接を受けるため、Airbnbで予約していた民宿の一軒家へ。深夜になって到着すると、見知らぬ男性キースとのダブルブッキンが発覚しました。 外は嵐で宿を変えるのも難しく、意外にも親切そうな彼と一夜を明かすことに。しかし突然、テスの部屋の扉が開けられ、「何か」が徘徊するような音で目を覚まします。翌日、トイレットペーパーを取りに地下室へ降りた彼女は謎の扉を発見して……。 『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017年)の制作陣による民宿ホラー。同作でペニーワイズ役を演じたビル・スカルスガルドも出演しました。

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バーバリアンの意味は「野蛮人」。地下室の怪物のこと?と思うのですが、結局人間の方がよっぽど怖くてどちらかと言えば胸糞映画だと思います。お約束&斬新な仕掛けがどっちもあるし、「IT」を観た人は斜め上の方向で驚くかも……?

(30代女性)

19位『M3GAN/ミーガン』(2023年)

AIの暴走が引き起こす新感覚ホラー!

ジャンル SF
監督 ジェラルド・ジョンストン
キャスト アリソン・ウィリアムズ , バイオレット・マッグロウ

その美しくも奇妙な雰囲気で大きな話題を呼んでいる『M3GAN/ミーガン』(2023年)。 子どもの面倒を見るために開発されたAI搭載人形のミーガン。彼女は両親を亡くしたケイディという少女を見守るよう命じられますが、その命令により引き出されたミーガンの「歪んだ愛情」は次第に暴走し人々を恐怖に陥れていきます……。 「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンと、数多くの名作ホラーを生み出している制作会社ブラムハウスのジェイソン・ブラムが製作を務めています。

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可愛らしいのに不気味なミーガンのビジュアルや動きが妙にクセになる作品。AIを取り入れた近未来ホラーという新ジャンルを開拓してくれる、今注目のホラー映画です!

(30代男性)

20位『箪笥<たんす>』(2003年)

美しい姉妹を襲う予測不能の恐怖

サブジャンル サスペンス
監督 キム・ジウン
キャスト イム・スジョン、ムン・グニョン

幼いころに母を亡くし、父に招かれて継母の家にやってきたスミとスヨンの姉妹。一家が暮らし始めたその日から、家の中で奇妙な現象が立てつづけに起こるように。もともと折り合いの悪かった姉妹と継母の間には、不安と恐怖からさらに亀裂が入っていきます。 そしてある事件をきっかけに、家に巣食った恐怖が限界に到達。そのときスヨンのたんすに封印されたある秘密が明らかになろうとしていました。 韓国の古典怪談『薔花紅蓮伝』をベースに、ある一家の継母と美しい姉妹の確執、そして禍々しい怪奇現象を描いた恐怖映画です。のちにイ・ビョンホン主演の『甘い人生』(2005年)などで知られるようになる、キム・ジウンが監督を務めました。

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話が難解だと噂の映画だったけど、最後の方でだいぶ回収されるので、普通に理解できたし見応え充分で面白かった!ホラー的な怖さは控えめなのでホラー苦手な人でも大丈夫!多分。(別の怖さはあり)ジャケットの雰囲気が怖すぎるね笑

(30代男性)

21位『ディセント』(2005年)

出口を塞がれた洞窟で謎の生物に襲われる

サブジャンルサスペンス
監督ニール・マーシャル
キャストシャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ

洞窟探検にやってきた6人の女性たち。しかし落盤事故で出口を塞がれ、洞窟の中に閉じ込められてしまいます。出口を探してさまよう彼女たちでしたが、言い争いから仲間割れが発生。 そんななか彼女たちに、暗闇から何者かが襲いかかってきます。果たして彼女たちは、洞窟を生きて出られるのでしょうか。 低予算ながら評判となり、続編も制作されたイギリスのサスペンスホラー。 のちに大ヒットするテレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でエピソード監督を務めるニール・マーシャルの監督2作目で、英国インディペンデント映画賞監督賞を受賞しました。

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洞窟ホラー。閉所恐怖症の人にはお勧めできません。前半は洞窟探検からの脱出劇ですが、後半から閉塞的な状況で、さらに追い討ちをかける地底人の登場にB級映画好きはたまらない展開。状況的に助け合って脱出しないといけないのに、ある疑惑から女同士の愛憎劇な展開にはビックリ。

(30代女性)

22位『ゲット・アウト』(2017年)

ホラーと社会風刺とコメディのバランスが絶妙

ゲット・アウト
© Universal Pictures
サブジャンルミステリー、サスペンス
監督ジョーダン・ピール
キャストダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ

白人のガールフレンドの実家を訪れることになった黒人の青年クリス。彼女の実家にはアフリカ系のメイドや庭師が雇われていましたが、両親や親戚はクリスに好意的でした。しかし彼は次第に妙な違和感を覚え、やがて家族の秘密が明らかになっていきます。 「無意識の差別」をテーマに、ホラー・サスペンス・社会風刺・コメディとさまざまな要素を持つ『ゲット・アウト』。じわじわと嫌な雰囲気を醸し出しながらも、巧みな伏線とその回収に爽快ささえ感じられます。

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伏線の張り方もその回収も見事!違和感というか、居心地の悪さの表現が抜群。役者みんな顔がこっわい。音もこっわい。わたしたちはリベラル、差別なんかしてない、と言ってる本人は人を傷つけたり、搾取してることに全然気付いてすらいない、というズレた感じは、日本人の私にも想像に難くなかった。根深い。

(30代男性)

【オカルト】夢に出てくるトラウマ級のおすすめホラー映画

1位『テリファー 終わらない惨劇』(2023年)

失神者続出!?最恐グロ映画の新作が登場

『テリファー 終わらない惨劇』
(C)2022 DARK AGE CINEMA LLC. ALL RIGHTS RESERVED
ジャンル スリラー
監督 デイミアン・レオーネ
キャスト ローレン・ラベラ , エリオット・フラム

そのあまりに残虐かつグロテスクな描写で失神者や嘔吐者も現れたという日本未公開のホラー映画『テリファー』(2016年)の続編『テリファー 終わらない惨劇』。 マイルズ・カウンティの惨劇から1年後のハロウィン。死んだと思われていた連続殺人鬼アート・ザ・クラウンは死体安置所で息を吹き返し、再び街に現れます。残虐さを増したクラウンは、父を亡くしたシエナとジョナサンの姉弟を標的にし、ハロウィンでにぎわう街で次々と犠牲者を増やしていきます。 残虐な描写が連発されるので、グロ耐性のない人は鑑賞にご注意ください……。

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すごすぎるグロ描写が話題のシリーズ。ちょっとグロいぐらいなら大丈夫!というひとも目を覆いたくなるレベルの作品なので、見るときにはしっかり覚悟して見ることをオススメします……。

(20代女性)

2位『ヘレディタリー 継承』(2018年)

祖母から継承した忌まわしいものとは

ヘレディタリー
©2018 Hereditary Film Productions, LLC
サブジャンルオカルト、ミステリー
監督アリ・アスター
キャストトニ・コレット、アレックス・ウルフ、ミリー・シャピロ

秘密の多かった祖母が死んだ悲しみから立ち直ろうとするグラハム一家。やがて彼らの周囲で不可思議な現象が起こり始めます。そしてある悪夢のような事故をきっかけに、修復不可能なまでに家族は崩壊していってしまうのです。 祖母の秘密とはなんだったのか。そして彼らが受け継いでしまったのはなんなのかーー。 2018年のサンダンス国際映画祭で「ホラー映画の常識を覆した最高傑作」「現代ホラーの頂点」と絶賛された作品です。

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2時間を超える上映時間でしたが、全く苦じゃない。ずっとずっと嫌な気分でした。そのヤバさが、最高。意表を突く驚きに満ちた展開の全てが練り練りの脚本の一部だったことがジワジワとわかってくるのが本当に面白い。ん?という違和感がそのまま最後の最後のまで尾を引きます。

(20代男性)

3位『死霊館』(2013年)

心霊研究家夫妻と屋敷にとり憑いた悪霊との闘い

死霊館
©Warner Bros. Entertainment Inc.
サブジャンルオカルト
監督ジェームズ・ワン
キャストヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン

実在の心霊研究家&ロレイン・ウォーレン夫妻。彼らが体験した中でもっとも恐ろしいという事件を、「ソウ」シリーズのシェームズ・ワンが映像化しました。 ロードアイランド州ハリスヴィルの田舎にある古い屋敷に引っ越してきたペロン一家。彼らは念願のマイホームを手にしたものの、入居した翌日から次々と起こる奇怪な現象に悩まされます。 愛犬の死、同じ時間で止まってしまった家中の時計、そして不気味な行動を取るようになった娘たち。相談を受けたウォーレン夫妻は屋敷を訪れますが、そこは想像を絶するパワーを持った悪霊の館だったのです。

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超常現象研究家の、実話を元にしたストーリー。話の展開も追いやすく、それでいてやはり心臓を跳ね上がらせてくれる。最後も救われたようでよかった、とは思うのですが。妻のロレインが過去に見てしまったものは何なのか、とても気になります。

(20代女性)

4位『呪餐 悪魔の奴隷』(2023年)

世界の注目を集めるアジア発ホラーに新たな1ページを刻む恐怖

ジャンル オカルト , スリラー
監督 ジョコ・アンワル
キャスト タラ・バスロ , エンディ・アルフィアン

ホラー大国として知られる本国インドネシアで、歴代興行収入3位を記録するメガヒットとなった『呪餐 悪魔の奴隷』。2017年の『悪魔の奴隷』の続編で、同作から4年後を舞台としています。 リニは惨劇の起こった一軒家を離れ、父と2人の弟たちとともに高層アパートに引っ越して4年。しかしある日アパートのエレベーターが落下し、多くの住民が犠牲に。さらに突然の大嵐によって下層階が浸水。停電も発生し、完全に孤立してしまいます。リニたちは暗闇で、数多の遺体と一夜を過ごさなければいけなくなってしまい……。 容赦ないゴア描写も少なからずあるので、苦手な人は注意が必要です。

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ホラー映画を見て全身ザワっと鳥肌が立ったのは久しぶり。前作の『悪魔の奴隷』の予習が必須だけど、前回よりも更に色々とスケールアップしてる。

(20代女性)

5位『パラノーマル・アクティビティ』(2007年)

低予算映画ながら怖すぎると社会現象に

パラノーマル・アクティビティ
© 2009 Oren Peli d.b.a. Solana Films.
サブジャンルオカルト
監督オーレン・ペリ
キャストケイティ・フェザーストン、ミカ・スロート

同棲中のミカとケイティーのカップル。幸せに暮らしていた彼らは、ある日から怪現象に悩まされるようになります。 その原因を探るため、高性能のハンディカメラを家中に設置し昼夜の様子を撮影することに。そこには背筋も凍るようなものが映り込んでいました。 予算100万ドル程度の低予算で製作された本作は、全米興行収入1位を獲得する大ヒットを記録します。スティーヴン・スピルバーグがリメイク権を獲得したものの、オリジナル版を超えることは不可能として製作を断念したほどの衝撃度です。

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ホラーの新たな道を切り開いたね。現実に近い感覚でみれて楽しい! 小さい物事がだんだんと大きくなっていく、緊張が張り詰めていく空気がいい。

(20代女性)

6位 『死霊館のシスター 呪いの秘密』(2023年)

「死霊館」シリーズの始まりを描いた『死霊館のシスター』の続編

ジャンル オカルト
監督 マイケル・チャベス
キャスト タイッサ・ファーミガ , ジョナス・ブロケ

1956年、フランスで起こった神父殺人事件をきっかけに、世界中に悪がはびこり始めます。特殊な能力を持つシスター・アイリーンは教会の要請を受けて事件を調査することに。命の危険をかえりみず、人々を救うために祈りを捧げつづける彼女は、ついに悪の元凶「シスター・ヴァラク」と対峙します。 前作にひきつづき、アイリーン役をタイッサ・ファーミガが続投。「死霊館」シリーズの生みの親であるジェームズ・ワンが製作を担当し、同ユニバースの『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(2021年)のマイケル・チャベスがメガホンをとりました。

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シリーズお得意のジェットコースターのごとく怖がらせまくる演出だけでなく、ヴァラクがどのように生まれたのかを謎解きのように楽しめる要素もあり。前作『死霊館のシスター』は観ておいたほうがいい。

(30代女性)

7位『エルム街の悪夢』(1984年)

伝説のホラーアイコン誕生!悪夢のなかで殺されると、現実でも死んでしまう。

サブジャンルオカルト
監督ウェス・クレイヴン
キャストジョン・サクソン、ロニー・ブレイクリー

エルム街に住む高校生のナンシーは、毎晩悪夢に悩まされていました。あるとき彼女は、自分の恋人や友人も同じ夢を見ていることを知ります。しかし彼らは次々と夢のなかで殺されてしまい、現実でも命を落としていきました。 ナンシーは悪夢に現れる男の正体が、連続殺人鬼フレディ・クルーガーであると突き止め、彼を現実の世界に引きずり出そうとします。 なんといってもフレディの恐ろしい外見や、強烈なスプラッタ描写に目を奪われます。夢と現実の境界が、次第に曖昧になっていく演出も見どころ。ジョニー・デップの映画デビュー作としても知られています。

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ホラーとしては一級品でしょう。何よりも設定が素晴らしい。避けようのない睡眠を恐怖の対象としたところが最も評価ができるところであると思います。夢で殺されたら死亡だなんて、本当にどうしようもないことです。しかも、夢である以上現実離れするような恐怖の空間を演出できるのです。これ以上にないものでしょう。

(40代男性)

8位『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999年)

世界中でメガヒットを記録した低予算ホラー

サブジャンルオカルト
監督ダニエル・マイリック
キャストヘザー・ドナヒュー/ジョシュア・レナード

伝説の魔女ブレア・ウィッチを題材にしてドキュメンタリー映画を撮影していた3人の若者が、森には入ったきり消息を絶ってから1年。彼らが撮影したと思われるフィルムが発見されました。 そこに映っていたのは、3人が体験した想像を絶する恐怖。この映画は、その発見されたフィルムを編集して公開したものです。 ……という設定になっている疑似ドキュメンタリー作品。「ファウンド・フッテージ」や「POV」と呼ばれるジャンルの先駆けと言われています。 1999年の公開当時には、この設定を本当に信じてしまった人もいたほどリアリティがあり、6万ドルという超低予算で制作された作品ながら、全世界で興行収入2億4050万ドルを記録する大ヒットとなりました。

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学生だった当時は映画もはまりたてで、斬新な手法のこの作品を観た帰り恐怖にかられてチャリを大疾走させたのを覚えてる。今やこの手の作品はあふれんばかりにあるけど、元祖ですよ!!!!!!全てはブレアウィッチから始まってますからね☆何も出てこない恐怖!!!!ただただ主人公と同じく怯えてました。演技も迫真でした!

(40代女性)

9位『エクソシスト 信じる者』(2023年)

ホラー映画の金字塔が新たに生まれ変わる!

ジャンル オカルト
監督 デビッド・ゴードン・グリーン
キャスト レスリー・オドム・Jr. , アン・ダウド

12年前のハイチ地震で身重の妻を亡くして以来、ヴィクターは1人で娘のアンジェラを育ててきました。ある日アンジェラとその友人キャサリンが森の中で姿を消し、3日後になにも覚えていない状態で戻ってきます。その後、2人の少女とその家族はかつてない恐怖に直面することになり……。 2018年公開の「ハロウィン」シリーズで知られるデヴィッド・ゴードン・グリーンがメガホンをとり、ホラー映画の金字塔を現代に蘇らせます。多くの傑作ホラー映画を世に送り出してきた「ブラムハウス・プロダクション」のジェイソン・ブラムが製作に名を連ね、期待の高まる布陣で注目を集めています。

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超名作ホラーがどう現代に蘇るのか。予告編はかなりいい感じだけど、今度は悪魔憑きの少女が2人。オリジナルで母親役を演じたエレン・バースティンも同役で出演してるらしいので、それも楽しみ。

(40代男性)

10位『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』(2017年)

殺人ピエロの恐怖を描いたリメイク版

『 I T/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
サブジャンルオカルト、ドラマ
監督アンディ・ムスキエティ
キャストジェイデン・マーテル、ジェレミー・レイ・テイラー、フィン・ウルフハード、ソフィア・リリス、ワイアット・オレフ、ビル・スカルスガルド

子どもたちの前にあらわれる殺人ピエロの恐怖を描いた、スティーヴン・キングのホラー小説『IT-イット-』を2度目の映像化。 1989年のデリーの町では子どもたちの失踪が相次いでいました。弟が失踪しているいじめられっ子のビルは、同じく問題を抱えた仲間たちと失踪事件の謎を探ることに。この町で27年おきに凄惨な事件が起きていることに気づいた彼らて彼らの身に、恐ろしい現象が起き始めます。 6億8800万ドル以上もの世界興行収入を記録し、ホラー映画史上もっともヒットした作品となりました。

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ただ怖いだけの映画なんだろうと思って観てたらトンデモナイ!「スタンドバイミー」のホラーシチュエーション版だった!こんなに素敵な青春物だったなんて、驚いた。少年+少女が大人になる為に克服しなければならないトラウマと恐怖を、ペニーワイズというピエロを通して(いい迷惑だが)取り除き、大人に一歩近づく物語。

(40代男性)

11位 『クリスティーン』(1983年)

殺人車に気をつけろ

サブジャンルオカルト、ミステリー
監督ジョン・カーペンター
キャストキース・ゴードン

『ハロウィン』(1978年)や『遊星からの物体X』(1982年)などで知られるジョン・カーペンターの隠れた傑作ホラー。 高校生アーニーの手によって見違えるほど綺麗になり、クリスティーンと名付けられた車は次第にアーニーの心を侵食していきます。愛するアーニーのために手段を厭わないクリスティーンは、夜な夜な不良たちを殺して回るように……。 ジョン・カーペンターによる恐怖映像が冴え渡る本作。車が襲うなんて怖くない、と侮ってはいけません。街ゆく車が恐ろしくなる怪作です。

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スティーブンキング原作。クリスティーンという車に取り憑かれるホラー。車を女性として扱う話とかたくさんありますよね。その車からも愛されちゃうんだから幸せなんじゃないですかね?笑

(30代女性)

12位『ミッドサマー』(2020年)

太陽が沈まない村で起こる狂気の夏至祭

『ミッドサマー』
© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
サブジャンルサスペンス、オカルト
監督アリ・アスター
キャストフローレンス・ピュー

スウェーデンの小さな村を舞台に、夏至祭に参加したアメリカの大学生たちが体験する恐怖を描く新感覚ホラー。長編映画監督デビュー作『ヘレディタリー/継承』で高く評価され、ホラー映画界のホープに躍り出たアリ・アスター監督の2作目です。 ある日突然、家族全員を失ってしまったダニー。1人残された彼女はパニック障害に悩まされるようになり、家族を失ったトラウマに苦しんでいました。 その後、彼女は恋人のクリスチャンとともに参加したパーティーで、留学生の友人に「故郷で90年に1度催される夏至祭に来ないか」と誘われ、友人らと参加することに。しかしその夏至祭はただの祝祭ではなく……。 人間の狂気をえぐり出し、恐怖と美しさとの不協和音が観る者の心を乱します。

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アリ・アスター監督の手法はこれまでと同じ。(おそらく)自分のトラウマをみんなのトラウマにするのがうまい監督なのです。トラウマ、という漠然とした存在を見事に映像化している。次作にも期待が持てる。

(30代男性)

13位『LAMB/ラム』(2022年)

羊から生まれた羊ではない“何か”

『LAMB/ラム』(2022年)
©︎ 2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JÓHANNSSON
サブジャンル ファンタジー、ヒューマンドラマ
監督 ヴァルディミール・ヨハンソン
キャスト ノオミ・ラパス、ヒナミル・スナイル・グヴズナソン

山間に住む羊飼いの夫婦、イングヴァルとマリア。2人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてきます。子どもと亡くしていた2人は、その「何か」をアダと名付け育てることに。アダと夫婦はしあわせな時間を過ごしますが、やがてアダは2人を破滅へと導いて行きます。 「ミレニアム」シリーズなどで知られるノオミ・ラパスが主演と製作総指揮を務めた本作。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などで特殊効果を担当したヴァルディミール・ヨハンソンの長編監督デビュー作です。

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羊ではない何かをわが子のように育てる夫婦がとても幸せそう。でもよく考えてみたらすごく不気味……。そして衝撃のラスト。観客は放り投げられたかのようだと思うが、色々考察してみると身震いするような恐怖に襲われる。

(30代女性)

14位『ジェーン・ドウの解剖』(2017年)

その死体は、見つけてはいけなかった

ジェーン・ドウの解剖
(C)2016 Autopsy Distribution, LLC. All Rights Reserved
サブジャンルオカルト
監督アンドレ・ウーウレダル
キャストエミール・ハーシュ、ブライアン・コックス、オルウェン・ケリー

身元不明の死体、通称「ジェーン・ドウ」を検死する親子を襲った悪夢を描く作品。検死官である父親のトミーと息子のオースティンは、一家3人が惨殺された家の地下から発見された、身元不明の女性の遺体を検死することになります。 死体は舌が切り取られ、膣は傷つけられ、手足の骨に至っては外傷無く複雑骨折していました。さらにメスを入れると大量の出血が。ありえない状況に動揺する2人に、想像を絶する恐怖が歩み寄り……。 前半の生々しい解剖シーンが見どころの本作では、詳細に死体の解剖を映し出しています。皮膚や目、そして内臓から脳まで、人間の内側が徐々にあらわになると同時に、次々と判明する不可解な事実に引き込まれるでしょう。

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王道ホラー感出しながらめちゃめちゃ新しい感、すごい!ストーリー的には完全にあああーアジアにはない感覚ゥゥ!ってなる展開だった。日本の王道ミステリーで時刻表が不可欠なように、海外のミステリーには聖書が不可欠……。

(30代男性)

15位『ローズマリーの赤ちゃん』(1968年)

隣人はただのお節介か?それとも……

サブジャンルオカルト、サスペンス
監督ロマン・ポランスキー
キャストミア・ファロー、ジョン・カサヴェテス

ニューヨークのアパートに引っ越してきた新婚の夫婦。子作りに励む日々の中、妻のローズマリーは徐々に気分が悪くなっていきます。 不気味な夢から目覚め、自分が妊娠したと知って喜ぶローズマリーでしたが、自分のおなかの中にいるのはなにか恐ろしいものであるという考えに支配されるようになりーー。 のちにジョン・レノンとオノ・ヨーコが住むアパート、ダコタ・ハウスでの撮影で話題を呼んだオカルトホラー映画の金字塔です。 主演のミア・ファローの衣装や髪型、新婚夫婦が暮らす部屋のインテリアなどにも注目が集まり、おしゃれ映画としても知られています

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お隣さん夫婦も、ローズマリーの夫も、お医者さんもなんかいやーな感じではあるけど、それでもマタニティブルーでヒステリックになってるだけかと思ってた。ラストで赤ちゃんの真相が分かってからが悲しすぎる……。

(20代女性)

【最新】2024年注目のおすすめホラー映画

『ボーはおそれている』(2024年2月16日)

妄想と現実のはざまを旅する男は実家にたどり着けるのか?

ジャンル スリラー
監督 アリ・アスター
キャスト ホアキン・フェニックス , ネイサン・レイン , パティ・ルポーン

心配性で怖がりのボーは、あるときついさっきまで電話で話していた母が怪死したとの連絡を受け、実家に向かうことに。しかしその道中で、彼はさまざまな不可解な出来事に遭遇し、現実と妄想の境目が曖昧になった世界に足を踏み入れてしまいます。はたしてボーは無事に実家にたどり着くことができるのでしょうか。 『ヘレディタリー 継承』(2018年)、『ミッドサマー』(2019年)で一躍ホラー映画界のスターとなったアリ・アスター監督の長編3作目。『ジョーカー』(2019年)でアカデミー賞主演男優賞をはじめ、数々の賞を受賞したホアキン・フェニックスとの“最恐”コンビで送るスリラーです。 悪夢のような旅路を経て、ボーが知ることになる家族の秘密、母との関係を描きます。

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ボーの住んでる汚れて治安の悪い街中から郊外の平和な住宅街、森の中の劇団とその舞台装置、いろんな背景がコロコロと入れ替わって、目に楽しいと同時に、起こってることは結構ヘビーだしびっくりなので、すごく疲れる(良い意味で)。ボーのママ怖すぎ。

(30代女性)

『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』(2023年12月22日)

SNSで流行中の「90秒憑依チャレンジ」の恐怖!

ジャンル オカルト
監督 ダニー・フィリッポウ , マイケル・フィリッポウ
キャスト ソフィー・ワイルド , アレクサンドラ・ジェンセン , ジョー・バード

2年前の母の死に向き合えずにいる高校生のミアは、ある日友人からSNSで話題の「90秒憑依チャレンジ」に誘われ、気晴らしに参加してみることに。それは呪われた手の形をした置物を握り、「トーク・トゥ・ミー」と唱えると霊が憑依するというものでした。しかし1つだけルールがあり、必ず90秒以内にその手を離さなければいけません。 スリルと快感にのめり込むミアたちでしたが、メンバーの1人にミアの母の霊が取り憑いてしまい……。 双子の人気YouTuber、ダニー&マイケル・フェリッポウの長編監督デビュー作。残酷描写も容赦のない本作は、SNSで人とのつながりを強要される若者たちの孤独に迫ります。

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憑依が気持ちいいっていう設定が斬新。まるでドラッグにハマるかのように降霊術にハマっていく若者たち。普通に怖いし、難解なところはなくわかりやすいストーリーも良い。95分という短い時間でしっかりまとまってる。

(20代女性)

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(2024年2月9日)

大人気ホラーゲームをブラムハウスが映画化!

ジャンル オカルト , サスペンス
監督 エマ・タミ
キャスト ジョシュ・ハッチャーソン , エリザベス・レイル

全世界で一大ブームを巻き起こしたホラーゲームを、『M3GAN/ミーガン』(2022年)、『ブラック・フォン』(2022年)、『透明人間』(2020年)など、数多くのホラー映画をヒットに導いてきたブラムハウスが映画化。 弟の謎の失踪事件から立ち直れずにいるマイク。妹のアビーの親代わりとして生計を立てるため必死に働く彼は、あるときある廃業したレストランの夜間警備の仕事にありつきます。「モニターを監視するだけ」の簡単な仕事だったはずが、アビーを職場に連れて行ったことから、マイクは店のマスコットたちの恐ろしい本性を知ることになります。 主演を務めるのは「ハンガー・ゲーム」シリーズでも知られるジョシュ・ハッチャーソン。物語の鍵を握る警察官を『カウントダウン』(2020年)のエリザベス・レイルが演じます。

吹き出し アイコン

アニマトロニクスのマスコットたちはちゃんと不気味だし、なにか起こりそうな雰囲気もいい。ストーリーはシンプルで見やすい。グロ描写は全然ないので、そういうの苦手な人でも大丈夫そう。

(30代女性)

ナイトスイム(2024年夏)

ジャンル オカルト
監督 ブライス・マクガイア
キャスト ワイアット・ラッセル , ケリー・コンドン

『透明人間』(2020年)や『M3GAN/ミーガン』(2023年)など、数多くの名作ホラーを夜に送り出してきたブラムハウス・プロダクションのジェイソン・ブラムと「ソウ」シリーズや「死霊館」シリーズなどで知られるジェームズ・ワンの最恐タッグで放つ『ナイトスイム』。 プール付きの邸宅に引っ越してきた4人家族。ある夜、娘のイジーがプールを楽しんでいると、何者かによって水の中に引きずり込まれてしまい……。 2014年にYouTubeにアップされた約4分のショートフィルムをもとにしています。

【2024年】最新おすすめホラー映画でトラウマ級の恐怖を味わおう!

この記事ではオカルトからサイコホラー、SFまでさまざまなジャンルのおすすめホラー映画を65本紹介しました。 ひとくちに「怖い」といってもさまざまな観点があります。どんな「怖さ」が強く表現されているかは、作品によって違いますね。 評価の高いおすすめのホラー映画を観て、あなたのお気に入りの1本を見つけましょう!