2024年10月11日更新

「ワンピース」コビーの現在の強さ・階級は?海軍大将を目指す彼の急成長を追う

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「ワンピース」コビー大佐のプロフィール

コビーはルフィが最初に出会ったライバル!

所属 海軍本部 機密特殊部隊「SWORD」隊員
階級 大佐
出身 東の海
年齢 18歳
身長 167cm
覇気 武装色 , 見聞色
声優 土井美加
覚醒技 実直拳骨(オネスティインパクト)

1997年に少年ジャンプで連載開始し、20年以上にわたって多くの読者に愛され続けている、尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE(ワンピース)』。主人公ルフィが海賊王を目指し、仲間と共に偉大なる航路(グランドライン)を制覇していく物語です。 もちろん、物語のメインとなるのはルフィが率いる麦わらの一味の活躍です。しかしその一方、ファンの間で裏の主人公であると言われているのが、海軍に所属するコビーです。彼は物語の要所要所に登場し、その成長ぶりがたびたび話題になるのです。 ルフィに初めて会った頃、コビーは海軍将校になるという夢を持ちつつも、虐げられるだけの弱虫でした。しかしルフィと行動することで成長し、海軍に入り力をつけてルフィのライバルとなります。

【実直拳骨】コビーの覚醒技は覇王色の覇気によるもの!?

アバロ・ピサロの手を打ち砕く

ハチノスで黒ひげ海賊団vsSWORDの激闘が繰り広げられるなか、シマシマの実の能力で巨大な島人間となったアバロ・ピサロが海軍を襲います。 師であるガープからピサロの巨大な腕の破壊を任されたコビーは、武装色の覇気をまとった技「実直拳骨(オネスティインパクト)」で腕を砕き、見事ガープの期待に応えてみせました。軍艦を握りつぶすほど大きな腕を一撃で破壊したので、かなりの威力があることは間違いありません。 自分がこの一撃を決めなければみんなが死んでしまうという窮地と強い思いが、コビーの力を開花させました。

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コビーは覇王色を操っているのか?

コビーが「実直拳骨(オネスティインパクト)」を放った際、黒い稲妻がエフェクトとして描かれていました。このエフェクトがどの覇気を表しているのか、ちょっとした物議を醸しています。 黒い稲妻は覇王色をまとっている証拠ともされていますが、これまでに覇王色に覚醒していないうるティやルッチの攻撃でも黒い稲妻は登場していました。なので、黒い稲妻が出た=覇王色が使えると考えるのは性急かもしれませんね。 コビーはもともと武装色の覇気を会得していました。それがこの窮地で対象を内部破壊する高レベルなものに到達したと考えるのが自然でしょう。

【強さ】現在のコビーはどれくらい強い?

コビーは見聞色の覇気、武装色の覇気、そして六式を短期間でマスターしています。 自分は周りより才能がないと感じているコビーは、それを補うために人の100倍、200倍の努力をしないと立派な海兵になれないと、文字通り血の滲むような鍛錬を重ねてきました。その結果、ガープにも引けを取らない攻撃力を得て、約2年間で10段階以上の出世を成し遂げます。 また、コビーは「ロッキーポート事件」で市民を守った英雄として、有名になっているのだとか。ロッキーポート事件の詳細は明かされていませんが、首謀者はトラファルガー・ローであるとされています。コビーはいつの間にか、世間に名が知れるほど有名な人物になっていたのですね。 クロスギルドの懸賞金では、普通の大佐が1億のところ、コビーは5億。このハチノスの一件で10億に乗る可能性もあり、コビーは次世代の海軍では抜きん出た強さを誇っていると考えられます。

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【海軍の未来】コビーは海軍本部SWORD(ソード)所属

SWORD(ソード)って何?

コビーは海軍本部の大佐で、機密特殊部隊・SWORD(ソード)の隊員。隊長は百獣海賊団にスパイとして潜入していた元海軍少将のX(ディエス)・ドレークです。 「SWORD(ソード)」は、マリンコードを返上している、辞表提出済みの海兵が所属する組織です。SWORDの隊員は海兵でありながら海兵ではなく、上の許可がなくても四皇に攻撃を仕掛けられます。指令に関係なく好きに行動できる遊撃隊であるSWORD。 しかし高い自由度と引き換えに、海軍はSWORDの行動に関して責任を取る必要がなく、いつでも切り捨てられてしまう可能性があるのです。第一線から離れたコビーの師匠・ガープやセンゴク、海軍を辞めた青キジも関係しているかもしれません。

活動内容は?

具体的にどんな活動をする部隊かはまだ明らかではありませんが、おそらくサイファーポールに対抗するための部隊と考えられます。理由としては名前です。サイファポールの最上級組織「イージスゼロ」のイージスの由来はギリシャ神話に登場する盾だと考えられています。 「盾」に対抗するために「SWORD(剣)」と名付けられたのではないでしょうか。海軍もサイファーポールも、世界政府の中の組織ですが、一枚岩ではありません。

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ガープが「海軍の未来」と表現

海賊島にコビーを助けに来たガープは、コビーを「海軍の未来」と表現していました。 ガープはコビーが弱い普通の少年であった頃から知っています。彼の頑張りを間近でみてきました。そんな努力を惜しまず自分の正義に熱いコビーに、ガープは相当期待しているのでしょう。 またガープは多くの大将を育ててきた、一流の教育者でもあります。そんな彼には将来海軍を背負う者の素質がわかり、コビーにそれをみているのかもしれません。

【考察①】コビーの関わるロッキーポート事件とは?

ロッキーポート事件とは、トラファルガー・ローが首謀者とされている事件です。ロッキーポート事件が語られる際は、コビーも関係者として話題に挙げられます。 事件の詳細は不明ですが、作中で多くの人間が言及していることから「ワンピース」世界では広く知れ渡っている様子。コビーはロッキーポート事件で多くの民間人を守って「英雄」と呼ばれるようになりました。 他にも、黒ひげがコビーに対し「ロッキーポート事件では世話になった」と発言しています。海賊と海軍、敵同士の2人ですが、何かしらの利害の一致により一時的に手を組んだのではないでしょうか。 ロッキーポート事件は少なくともロー・黒ひげ・コビーと作中の重要キャラクターが多数関わっている事件と言えますね。

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【考察②】コビーは海軍大将となりルフィと対立する?

作中でめきめきと成長し、今や海軍の中心的存在となっているコビー。このままいけば、最終的に海軍大将の地位を手にするのはほぼ確実と言っていいでしょう。そうなれば、海軍最高戦力の一角として、ルフィたちの前に立ちはだかる展開があるかもしれません。 これまで友情を育んできた2人がひとつなぎの大秘宝をめぐり戦うのだとしたら、本作屈指の超胸アツエピソードになりそうです。ただ、これまでの友人関係を活かし、ルフィとコビーが共闘してイム五老星と戦う可能性も0ではありません。 コビーは「海軍の未来」として、自身が信じる正義のために突き進んできました。その目で真の悪を見極め、ルフィと協力関係を結んでもおかしくはないでしょう。どう転ぶにせよ、コビーが今後描かれる最終章の鍵を握ることは間違いなさそうです。

【最新】コビーが黒ひげによって安否不明に?

コビー大佐の拉致事件発生……

原作1059話にて、コビーが黒ひげに拉致され安否不明となる事件が起きました。七武海制度撤廃によりコビーたち海軍はボア・ハンコック拿捕のため女ヶ島に向かいます。海軍の動きを察知した黒ひげはハンコックのメロメロの実を奪おうと女ヶ島へ上陸し、三つ巴の戦いになりました。 黒ひげはハンコックを追い詰めるも、救援に来たレイリーに分が悪いと見て撤退。味方をすべて石化されていたコビーは黒ひげに連れ去られてしまったのです。 コビーが拉致された理由は、いくつか考えられます。海軍が投入した新兵器「セラフィム」に黒ひげは反応していたので、それについて聞くためか、単純に人質にするためなどです。 黒ひげの元には、海軍を辞めた元海軍大将・青キジ(クザン)がいると考えられます。彼が何かアクションを起こすかもしれません。

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生きていたことが判明!

原作最新話で、コビーの生存が判明しました! コビーを拉致した黒ひげの目的は、自分の国を作ることでした。コビーの命と引き換えに、「黒ひげ王国」を世界政府加盟国にするよう政府と取引をしようとしていたのです。そのためコビーは殺されず、取引の材料として牢獄に閉じ込められていました。 そしてモリアを助けたいペローナと協力して脱獄をしたコビーは、他の捕まった人々を逃すために自らが囮となっていました。そんなコビーを助けに来たのが、SWORDの仲間と師匠であるガープたちです……!

【変化】コビーの顔が変わりすぎ!?

登場した当初は5頭身ほどの小さな体に黒い丸メガネと、見るからに弱そうな雰囲気を醸し出していたコビー。しかし、再登場した際には身長も急激に伸び、その顔立ちも「イケメン」と呼ぶにふさわしい爽やかなルックスに変化していました。 これを見た読者からは「変わりすぎ!」「ぱっと見じゃコビーってわからない!」と驚きの声が殺到。恐らく年齢的な成長も相まって顔や身体つきが大きく変わったものと思われますが、この変わりようはそれだけでは説明がつきません。 もしかしたら、コビーはガープの下でとんでもない修行を経験し、そこで得た力や覇気などが影響して劇的な変化を遂げたのかもしれません。

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【来歴】アルビダの船にいたころにルフィと出会う

主人公ルフィとの出会い

コビーは幼い頃から「海軍将校になる」という夢を持ちながら、ドジでひ弱な性格がわざわいし、女海賊アルビダの船で雑用をさせられていました。 そんなとき、樽の中に入ったまま遭難していたルフィと出会います。「海賊王になる」という大それた夢を、何の恥ずかしげもなく、声高らかに語るルフィ。コビーはルフィと出会い、自分も変わる決心をするのでした。 そして、アルビダに逆らい船を出ることに。そして海軍のモーガン大佐が海軍を私物化し、やりたい放題やっていたシェルズタウンでルフィと別れ、夢の第一歩として海軍に所属することが出来たのでした。

再登場では精悍な青年に

ルフィと別れて以来、本編には登場していなかったコビー。彼が再登場したのは、ウォーターセブン編が終わった頃です。 エニエス・ロビーで世界政府の諜報機関CP9(サイファーポールNo.9)との死闘を経て、ロビンを助け出した麦わらの一味。戦いを終えた後は街に戻って休養していました。 そこへ、海軍中将ガープが登場。孫であるルフィを捕まえるために訪れたものの、孫だから見逃すという自由っぷりを見せました。 そしてガープが連れていた部下こそ、コビーだったのです。コビーと、モーガン大佐の息子・ヘルメッポは、共にガープのもとで海軍として修行していたのです。 コビーの肉体はルフィが出会った頃とは違い、がっちりとした体型、そして精悍な顔つきのイケメンに変わっていて、ルフィとゾロにも気づかれなかったほどです。その成長度に、読者からも驚きの声が上がりました。 久しぶりに再会したルフィ、ゾロ、コビー、ヘルメッポの4人は海軍と海賊という敵同士の関係ながら、思い出話に花を咲かせるのでした。

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【扉絵】彼の成長日記を整理

コビーとヘルメッポの成長は、「ワンピース」の人気企画の1つである扉絵連載のなかで垣間見ることが出来ます。その経緯をざっくりと概観してみましょう。 コビーの海軍将校への道のりは、モーガン大佐の支配から解放された海軍153支部で、まずは雑用係から始まります。雑用を嫌がる様子のヘルメッポとは対照的に、いつでも前向きに取り組むコビーの様子が描かれました。 そんな中、罪人となったモーガンを引き取るために、海軍本部からガープ中将がやって来ます。しかし油断して眠っていたガープから、モーガンはヘルメッポを人質にして逃亡。結果的にはモーガンを捕らえ、ヘルメッポも無事に救出されたものの、その不甲斐なさに2人は涙。 その様子をみたガープは、コビーとヘルメッポを預かることに。そこから2人の本格的な修行が始まります。厳しい筋トレをする様子、2人で竹刀を使って稽古する様子、海軍の誰かに2人でボコボコにされている様子が描かれ、扉絵連載は幕を閉じました。 扉絵連載がされていた時は、ガープが本編に登場するより大分前のこと。「ワンピース」は壮大に張り巡らされた伏線が魅力の1つですが、この時からすでにコビーの再登場やガープの存在があったのです。そして扉絵連載の中でも、コビーが徐々にムキムキになっていっていることが分かります。

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【名言】コビーの成長を感じる名シーン集

世界で一番いかついクソばばあです!

コビーは初登場時、女海賊アルビダの船で雑用係をしていました。本当は海軍に入りたいのに、間違って乗り込んだ船でアルビダに従う日々……そんな時にルフィと出会ったのです。 ルフィは初めて会ったコビーに対して、海賊王になるという途方もないような大きな夢を語りました。コビーはルフィに感化され、気持ちに変化が生まれ始めます。 彼がルフィと話し込んでいるところに、アルビダがやって来ました。サボっているコビーに対し怒るアルビダ。そんな空気をものともせず、ルフィは「誰だこのイカついおばさん」と言い放つのです。 コビーはアルビダの恐怖に震え、「訂正してください、ルフィさん」と言いかけます。しかし彼の口から出た言葉は「この人は、世界で一番イカつい、クソばばあです!」というもの。ルフィに勇気をもらったコビーが1歩前進できた、名シーンです。

ぼくはいつか、海軍の、大将の座についてみせます!

コビーは東の海(イーストブルー)でルフィと別れる際、「ぼくは海軍将校になる男です」と宣言して海軍に入りました。 そしてその後、2人はウォーターセブンで再会を果たします。楽しい思い出話に花を咲かせたのも束の間、再び別れの時。コビーは「僕はいつか、海軍の、大将の座についてみせます!」と改めてルフィに宣言したのです。 大きな夢を語ったコビーは、まだどこか気弱なところが残っていて、すぐに恥ずかしい素振りを見せます。しかしそれを聞いたルフィは、「おれと戦うんだろ?だったらそんくらいなれよ。当然だ」と、あっさりコビーの言葉を受け入れました。 ルフィの存在の大きさに救われて、海軍になってもその背中を追い続けて頑張っています。そんな2人の関係性と、コビーの成長が分かる名シーンです。

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命が、もったいない!

エースの命をかけて、白ひげ海賊団と海軍本部との激闘が描かれた、マリンフォード頂上戦争編。海軍の兵士たちの中には、コビーの姿も。彼は再びルフィと対峙するも、一撃で敗れてしまいました。 その後戦争は、終局へ向かいます。海軍大将サカズキ(赤犬)の手によってエースが死に、突如現れた黒ひげ海賊団によって白ひげの命が奪われます。 しかし、それでもなお戦火はやむどころか、ますます激化していくのです。目的を失っても命を奪い合う戦争を止めようと、コビーが赤犬の前に立ちはだかります。 彼は「もうこれ以上戦うの、やめましょうよ、命がもったいない!」と涙ながらに叫ぶのです。しかし、その言葉を聞いた赤犬は彼を手にかけようとします。死を目前に気を失ったコビー、しかし赤犬の攻撃は、駆け付けたシャンクスによって食い止められました。 シャンクスは「よくやった若い海兵。お前が命を懸けて生み出した“勇気ある数秒”は、良くか悪くか、たった今世界の運命を大きく変えた」と彼を評しました。 コビーの思う「正義」が、世界の運命を変えた名シーンです。

【声優】アニメ版コビーを演じるのは土井美加

土井美加
©オニグンソウ/集英社, もののがたり製作委員会

アニメ版「ワンピース」でコビー役を演じるのは土井美加です。土井は、1954年生まれの女性声優。代表作には1982年アニメ『超時空要塞マクロス』早瀬未沙役や、1996年アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』高荷恵役などがあります。 他にも、多くのディズニー作品でメインキャラクターの吹き替えを担当した経歴のあるベテラン声優です。幼さが残るも、一本筋の通った「正義」を持ち成長し続けるコビーを、そのイメージ通りに演じています。

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「ワンピース」コビーはいつかルフィを追い詰めるかも?

今回は「ワンピース」初期から登場し、急成長を遂げているコビーについて紹介してきました。彼は海軍という立場にありながら、ルフィに憧れその背中を追って、成長を続ける人物です。 見違えるほど強く、そしてイケメンになって再登場した彼は、本作の裏主人公と呼ばれることもあるほどの人気キャラクターになりました。その成長スピードを見るに、ルフィを追い詰める敵となる日もそう遠くはないかも......? 黒ひげに拉致されたしまったコビー。彼の再登場を期待しつつ、「ワンピース」の壮大な世界観を今後も楽しんでいきましょう。