2021年2月16日更新

「スター・ウォーズ」全シリーズを完全解説!これを読めばすべてが分かる【エピソード9まで】

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「スター・ウォーズ」シリーズを徹底解説!【時系列から登場人物まで】

ジョージ・ルーカスによって生み出されたスペースオペラシリーズ「スター・ウォーズ」。1977年の実写映画「エピソード1/新たなる希望」を皮切りに、2021年現在もその世界は広がり続けています。 この記事では、壮大すぎて置いてけぼりになってしまわないよう、「スター・ウォーズ」シリーズを徹底解説!観る順番から登場キャラクター、知っておくと映画がもっと楽しくなる情報まで盛りだくさんでお届けします。

※記事内の赤枠で囲まれた箇所から、それぞれの作品や登場人物についての詳しい記事にスキップすることができます。

まずはシリーズの全体像を把握しよう オススメの観る順番とは?

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
© 2020 & TM Lucasfilm Ltd.

実写映画「スター・ウォーズ」シリーズは大きな流れとして3つの三部作があり、1977年から2019年までに9作品が公開されました。その先に、新たな三部作の製作も発表されています。 さらにメインの実写映画シリーズを補完するように、スピンオフ映画やアニメ、ドラマなどがメディアミックスとして展開されています。 まずはシリーズの全体像を把握しましょう。

実写映画シリーズ

公開年 作品タイトル EP トリロジー
1977年 「スター・ウォーズ/新たなる希望」 4 旧三部作
1980年 「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」 5 旧三部作
1983年 「スター・ウォーズ/ジェダイの帰還」 6 旧三部作
1999年 「スター・ウォーズ/ファントム・メナス」 1 新三部作
2002年 「スター・ウォーズ/クローンの攻撃」 2 新三部作
2005年 「スター・ウォーズ/シスの復讐」 3 新三部作
2015年 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」 7 続三部作
2017年 「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」 8 続三部作
2019年 「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」 9 続三部作

「スター・ウォーズ」シリーズをひとことで簡単に言えば、善を信じる「ジェダイ」と悪を信奉する「シス」の戦いです。そして3つの三部作は、それぞれの主人公をつなぐ「スカイウォーカー家」の継承の物語でもあります。 各三部作はエピソード4〜6を「旧三部作(オリジナル・トリロジー)」、1〜3を「新三部作(プリクエル・トリロジー)」、7〜9を「続三部作(シークエル・トリロジー)」といいます。 この3つの三部作はルークとアナキン・スカイウォーカーの親子、そして新たな継承者レイの3人を主人公としているため、「スカイウォーカー・サーガ」とも呼ばれています。

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スピンオフ実写映画・ドラマシリーズ

公開年 作品タイトル シリーズ
1984年 『イウォーク・アドベンチャー』 イウォーク二部作
1985年 『エンドア/魔空の妖精』 イウォーク二部作
2016年 「ローグ・ワン」 アンソロジー・シリーズ
2018年 「ハン・ソロ」 アンソロジー・シリーズ
2019年 『マンダロリアン』 アンソロジー・シリーズ

メインシリーズのスピンオフ実写映画は、旧三部作公開の流れで製作されたイウォーク二部作と、続三部作公開の流れで製作された本編を補完するアンソロジー・シリーズがあります。 2019年には、人気キャラのボバ・フェットと同じ「マンダロリアン」を主人公としたドラマシリーズ『マンダロリアン』が動画配信サービスのディズニーデラックスで配信スタート。2020年にシーズン2が配信され、2021年12月にはシーズン3もスタートします。 さらに、オビ=ワン・ケノービを主人公としたスピンオフドラマの制作も発表されました。

シリーズの観る順番が知りたい!

スター・ウォーズ/最後のジェダイ
© 2017 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

そして、多くの人がぶつかる「観る順番」問題。劇中の時系列と映画の公開年が異なるため、これから「スター・ウォーズ」の世界に足を踏み入れる人は、1度こちらの記事を読んでおくといいかもしれません。 時系列と公開順どちらが良いのか、ここでざっくりとそれぞれのメリットに触れておきましょう。シリーズをはじめて観るという人には公開順、復習する人には時系列順がおすすめです。 公開順に観れば、当時リアルタイムで観ていたファンと同じ目線で、真っさらな状態でシリーズを体験できます。1度シリーズを制覇した人が、『ハン・ソロ』と『ローグ・ワン』を含めた時系列順に観れば、スカイウォーカー家の物語を改めて追うことができるでしょう。

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シリーズ全作品を分かりやすくおさらい!各エピソードのあらすじ

ここからは、三部作ごとに各エピソードを振り返っていきます。より詳しく知りたい人は、ciatr内にある記事を参考にしてみてくださいね。

旧三部作

旧三部作は、アナキンの息子ルーク・スカイウォーカーの成長物語。自分の出自を知らずに育ったルークが、ジェダイとしての自分のアイデンティティを確立させていくことが主軸となっています。オリジナル・トリロジーと呼ばれ、シリーズ全体の源流となる三部作です。 双子の妹レイアとの再会、戦友となるハン・ソロとチューバッカとの出会い、そして帝国軍と戦う反乱同盟軍にルークが身を投じる過程が描かれました。 前半はオビ=ワン・ケノービとヨーダを師匠としてジェダイの修行をする様子がメインに描かれ、後半はダース・ベイダーとの対峙がクライマックスとなっています。

新三部作

新三部作は、のちにダース・ベイダーとなるアナキン・スカイウォーカーの物語。才能ある有望なジェダイだったアナキンがなぜダークサイドに堕ちたのかが主軸であり、旧三部作の前日譚となっています。 またアナキンの運命の恋人となるパドメ・アミダラとのラブストーリーが、重要なサブテーマとして展開します。アナキンの闇堕ちは、パドメとの恋が関係しているからです。 もうひとつのサブテーマは、オビ=ワン・ケノービとの愛憎もつれる師弟関係。これもまた、アナキンがダークサイドに引き込まれる原因となりました。

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続三部作

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
© 2020 & TM Lucasfilm Ltd.

続三部作は、シリーズ初の女性主人公レイがフォースを覚醒してジェダイとなり、スカイウォーカーを継承する物語。旧三部作の後日譚であり、ジェダイが伝説の存在と化した世界が舞台となっています。 帝国軍は「ファースト・オーダー」と名を変えて復活し、対抗する反乱同盟軍も「レジスタンス」として新たに組織されてレイア・オーガナ将軍が率いています。 レイがレジスタンスのポー・ダメロンとファースト・オーダーの脱走兵フィンと出会い、最後のジェダイだったルークに師事してジェダイの修行をするのが前半。後半はアナキンの孫カイロ・レンとの対峙と共闘が描かれました。

新たな三部作

「スカイウォーカー・サーガ」が完結したため、これまでと異なる登場人物と場所を設定した「新たな三部作」の実写映画が制作されることが、ディズニーによって発表されています。 脚本と製作は、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのデイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが担当する予定。「スター・ウォーズ」シリーズのある時点に焦点が当てられ、そこから始まる物語になる模様です。 2019年に、タイトル未定の新しい三部作は2022年から1年おきに全米公開されると発表されました。しかし2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、2023年からに延期されることになっています。

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「スター・ウォーズ」には魅力的なキャラクターばかり!登場人物一覧

「スター・ウォーズ」シリーズにおいて、最大の魅力でもある登場キャラクターたち。 40年以上続く長期シリーズのため多くのキャラクターが登場しますが、どのキャラも物語の厚みを出す存在なのでぜひおさえておきましょう!

三部作の主人公

旧三部作の主人公は、ルーク・スカイウォーカー。旧三部作では若い頃のルークが描かれ、エピソード7と8では伝説のジェダイとして登場します。 新三部作の主人公は、アナキン・スカイウォーカー。ダークサイドに堕ちたあと、シス卿ダース・ベイダーとなります。新三部作にはアナキンとして、旧三部作にはダース・ベイダーとして登場。新三部作のヒロインはパドメ・アミダラで、アナキンとの恋が描かれました。 続三部作の主人公は、レイ。彼女は強いフォースの才能を見せました。続三部作でもう1人の主人公といえるのが、フィンです。ストームトルーパーの脱走兵で、レジスタンスの仲間になります。

ジェダイ

シリーズに欠かせない正義の騎士・ジェダイ。宇宙のあらゆる生命をつなぐフォースを司り、ライトセーバーを手にして戦います。

銀河帝国

「シス」はジェダイと相対する存在。彼らはジェダイと同じようにフォース扱いますが、憎しみなどの負の感情がもととなっているダークサイドのフォースを信奉します。シスの活躍は、新三部作で描かれました。 そしてこのダークサイドのフォースを用いて、圧倒的な兵力で銀河を支配しようと目論むのが銀河帝国軍です。ダース・シディアスこと皇帝パルパティーンが治めており、その片腕としてダース・ベイダーが指揮を執っています。

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ファースト・オーダー

銀河帝国の崩壊後に台頭した組織です。帝国の繁栄を取り戻すことを目的としており、帝国軍の残党で結成されました。ファースト・オーダーの活躍は、続三部作で描かれています。

反乱同盟軍

反乱同盟軍は、銀河帝国の圧制政治に反対して結成された軍事組織です。数でも力でも帝国軍には及ばない組織ですが、強い闘争心と決意溢れる兵士たちを保持しています。彼らの活躍は、旧三部作で描かれています。

レジスタンス

反乱同盟軍のメンバーとともに、レイアが設立した軍事組織。ファースト・オーダーと戦うことを目的としています。ファースト・オーダーと同じ時期である、続三部作でその活躍が描かれています。 ルークの双子の妹でもあるレイアは、エピソード4〜9と長きにわたり登場。ハン・ソロと恋に落ち、カイロ・レンこと息子ベンをもうけました。

ドロイド

「スター・ウォーズ」シリーズにはさまざまなドロイドが登場します。忠実で勇敢なドロイドたちは、いつも人間を助けてくれる存在です。

押さえておきたい!「スター・ウォーズ」シリーズの重要用語解説

「スター・ウォーズ」シリーズは壮大な世界観で展開されるため、劇中にはさまざまな用語が登場します。なんとなく聞いたことはあるけど、詳しくは分からないという用語も多いのではないでしょうか? 上記の記事を参考に、それぞれの用語の理解を深めてみてください。

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実写映画だけじゃない!「スター・ウォーズ」のアニメシリーズ

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
TM & ©︎ Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved

アニメシリーズ

放送年 作品タイトル 作品
1985年 『ドロイドの冒険』 TVアニメ
1985-1987年 『イウォーク物語』 TVアニメ
2003-2005年 『スター・ウォーズ クローン大戦』 TVアニメ
2008年 『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』 アニメ映画
2008-2019年 『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』 TVアニメ
2014-2018年 『スター・ウォーズ 反乱者たち』 TVアニメ
2017年 『スター・ウォーズ/フォース・オブ・デスティニー』 Webアニメ
2018年 『スター・ウォーズ レジスタンス』 TVアニメ

シリーズのメインとなる流れは実写映画で描かれていますが、「スター・ウォーズ」シリーズには多くのアニメ作品もあるのです。 ドロイドやイウォークなどシリーズの人気キャラクターを主人公にしたアニメから、「クローン大戦」をメインに取り上げたアニメ&シリーズまでさまざま。 またエピソード3と4のあいだを舞台に反乱同盟軍の結成を描いた『スター・ウォーズ 反乱者たち』や、レジスタンスの活躍を描き続三部作を補完する『スターウォーズ レジスタンス』といったアニメシリーズも制作されました。 もっと「スター・ウォーズ」の世界に入り込みたい人は、これらの作品を視聴してみるのもおすすめです!

「スター・ウォーズ」サーガはこれらの人物によってつくられた!

ジョージ・ルーカス
(C) Lucas Film Ltd. & TM. All rights reserved.

「スター・ウォーズ」シリーズの壮大な世界観を生み出したとして、世界中で知られるジョージ・ルーカス。彼は「ルーカスフィルム」を設立し、本シリーズをはじめとするヒット作を世に送り出してきました。 またルーカスとタッグを組んで名曲を生み出した、作曲家ジョン・ウィリアムズのことも知っておくと、より「スター・ウォーズ」が好きになるかもしれません。 そして続三部作のエピソード7・9の監督はJ・J・エイブラムス。さまざまな作品を手掛けてきた彼は、「スター・ウォーズ」に新たな風を吹かせました。

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「スター・ウォーズ」をもっと楽しむためのコンテンツを紹介!

スター・ウォーズ/フォースの覚醒
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そろそろ「スター・ウォーズ」について詳しくなってきましたか?ciatrには、誰かに話したくなるようなコアな情報もたくさん紹介しています。 ファンを語るなら知っておきたいトリビアや、シリーズを網羅しているから楽しく読める名言集、最強キャラランキングまでまとめてチェックしてみましょう!

「スター・ウォーズ」シリーズは奥深い!解説を読んでもっと楽しもう

「スター・ウォーズ」シリーズは、あらゆる角度から私たちを楽しませてくれます。宇宙にロマンを持った人たちが、血の繋がりや信じる心、そして裏切りなどにフォーカスした人間関係を描いてきました。 2021年現在ではCG技術などが発達したことによって、より没頭できる映像でその世界観を楽しむことができます。まだまだ終わらない「スター・ウォーズ」シリーズ。あなたの楽しみ方で、スペースオペラに触れてみてください。