2021年6月16日更新

【2021年最新版】おすすめ洋画100選 人気ランキングとジャンル別に名作を紹介

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
© Universal Pictures Photographer: Ralph Nelson, Jr. / Photofest / Zeta Image

毎年数多くの外国映画が日本で公開され、名作と言われる古い映画もたくさん存在します。この記事では500人にアンケートした人気ランキングと、ciatrが厳選したおすすめのジャンル別洋画を合わせて100本紹介。公開されたての最新作も紹介しています!

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目次

おすすめ洋画100選!人気アンケートとジャンル別に傑作を紹介

新作映画を観るのもいいですが、映画通として名作と言われる作品も観ておきたいですよね。しかし何から観ればいいのかわからない!と迷っている人もいるかもしれません。 そこで今回は、500人からとったアンケートをもとに人気作品TOP10を発表!また惜しくも10位以内には入らなかった名作たちも、ジャンルごとに紹介していきます。 気になる作品を見つけて、ぜひ鑑賞してみてください。

500人に聞いた!人気ランキングTOP10

まずは500人へのアンケートのなかで特に人気を獲得した10作品を紹介します。さまざまなジャンルの作品がランクインしていますので、観たことがない作品はぜひ鑑賞してみてください!

1位:『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)

時代が変わっても色褪せない傑作SFアドベンチャー

バック・トゥ・ザ・フューチャー
©T.C.D / VISUAL Press Agency

■ジャンル:SF、アドベンチャー、青春 1985年高校生のマーティは少し変わった科学者のドクと知り合います。彼は愛車デロリアンを基にタイムマシンを開発したというのです。 試運転を開始したところにドクが騙した過激派のメンバーが現れ、マーティはそのまま1955年にタイムスリップ。その時代のドクに協力してもらいなんとか未来に帰ろうとしますが、若い頃の両親に出会うなど騒動を巻き起こします。 1985年に公開され、大ブームとなったロバート・ゼメキス監督のSFアドベンチャー。のちに続編『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989年)と『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990年)も製作され、大人気シリーズとなりました。

2位:『プラダを着た悪魔』(2006年)

ファッション業界に飛び込んだ主人公の成長物語

プラダを着た悪魔
©︎ 20th Century Fox/Photofest/Zeta Image

■ジャンル:コメディー、仕事、ドラマ 新聞社でジャーナリストを夢見る主人公アンドレアは、キャリアを積むために読んだこともないファッション雑誌「ランウェイ」のアシスタント面接を受けることに。そこで業界で知らない人はいない鬼の編集長ミランダから直々に採用された彼女。しかしそれは地獄の日々の始まりでした。 忙殺されながらもファッションに目覚め綺麗になっていくアン・ハサウェイが魅力的。いつ見てもパワーをもらえる、働く女性のバイブルです。

3位:『タイタニック』(1997年)

身分違いの恋の物語

『タイタニック』
©Paramount Pictures/Allstar Picture Library/Zeta Image

■ジャンル:歴史ラブストーリー 1997年に巨匠ジェームス・キャメロンがメガホンをとり、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットがダブル主演を務めた『タイタニック』。 1912年に実際に起きた客船タイタニック号沈没事件を舞台に、ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)とローズ・デウィット・ブケイター(ケイト・ウィンスレット)の身分違いの恋を描いた物語です。 アカデミー賞で11文部門を受賞した不朽の名作である本作は2012年に3D版が放映されるなど、現在もなお人気を博しています。

4位:『ハリーポッターと賢者の石』(2001年)

大ヒットファンタジーシリーズ第1作目

ハリー・ポッターと賢者の石 ヘドウィグ
© 2001 - Warner Bros. - All Rights Reserved

■ジャンル:ファンタジーキッズ・青春、アドベンチャー J.K.ローリングの小説「ハリー・ポッター」シリーズをもとにした映画の世界は、今や「魔法ワールド」という巨大フランチャイズに成長しました。 大人気シリーズの第1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』では、親戚の家で疎まれて育った少年ハリーが実は魔法使いの子どもで、かつて凶悪な魔法使いを倒した赤ん坊であることがわかります。 ホグワーツ魔法魔術学校に入学することになった彼はそこで初めて友達を作り、楽しい学校生活を送るのですが……。

5位:『ショーシャンクの空に』(1994年)

絶望的な環境の中でも希望を失わずに生きる囚人たち

ショーシャンクの空に
©COLUMBIA

■ジャンル:ヒューマンドラマ 妻とその愛人を射殺した罪でショーシャンク刑務所に入れられた銀行員アンディ。そこで彼は長年刑務所で暮らしているレッドをはじめ、囚人仲間とともに腐敗した刑務所の中でも希望を捨てずに生きていきます。 ティム・ロビンスとモーガン・フリーマン主演で、スティーブン・キングの中編小説『刑務所のリタ・ヘイワース』を映画化。フランク・ダラボンの初監督作品で、受賞には至らなかったもののアカデミー賞7部門にノミネートされるなど高く評価されました。

6位:『レオン』(1994年)

家族を殺された少女と殺し屋の間に芽生えた絆

レオン
© 1994, Sony Pictures Home Entertainment.

■ジャンル:アクションクライムラブストーリー ニューヨークでプロの殺し屋として生きるレオンは、隣の部屋に住む少女マチルダとふとしたきっかけで知り合います。 ある日マチルダがレオンのために牛乳を買いに行っている間に、彼女の家族が皆殺しにされてしまいました。幼い弟の復讐のため、レオンに殺しの技術を教えてもらおうとするマチルダ。2人の奇妙な共同生活が始まります。 『ニキータ』(1990年)などで知られるフランスの映画監督リュック・ベッソンのハリウッド初監督作品です。レオンを演じたジャン・レノ、マチルダを演じたナタリー・ポートマンはともにこの作品でブレイクしました。

7位:『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)

アカデミー賞4部門を受賞!忠実に再現されたフレディ・マーキュリーの半生

ボヘミアンラプソディー
© 2018 Twentieth Century Fox

■ジャンル:伝記音楽 イギリスのロックバンド、クィーンの歴史を描いた音楽・伝記映画。1973年のデビュー頃から、1985年に開催された20世紀最大のチャリティー・コンサート「ライブ・エイド」まで、リードボーカルであるフレディ・マーキュリーの半生に焦点を置いてバンドの歴史が描かれます。 本作で最も高く評価されている部分は「再現度」の高さ。メインキャストの役作りに始まり、セットや小道具、衣装など細部へのこだわりが半端ではありません。ラスト20分は目の前に「ライブ・エイド」の会場が再び出現したような気分になります。 主人公であるフレディ・マーキュリーを見事に演じきったラミ・マレック。役作りに1年半をかけたことが報われアカデミー主演男優賞に輝きました。

8位:『ローマの休日』(1954年)

往年の名女優オードリー・ヘップバーンの色褪せることのない魅力

『ローマの休日』オードリー・ヘプバーン
©Paramount Pictures/Photofest/zetaimage

■ジャンル:ラブストーリー 20世紀半ばのハリウッド映画を代表する正統派ロマンス映画です。 主人公はヨーロッパ某国の王女アン(オードリー・ヘップバーン)。女王即位を前にローマを訪問中の彼女は、つかの間の自由を求めてホテルをこっそり抜け出しました。 しかしそこで出会ったアメリカ人新聞記者・ジョー(グレゴリー・ペック)に彼女は正体を見破られてしまいます。スクープを狙ってアンにローマの街を案内するジョー。1日行動を共にするうちに2人の間には、いつしか特別な感情が芽生えていくのでした。 母親がオランダの貴族である女優・オードリー・ヘップバーンは王女役にはまり役。彼女は映画初主演の本作で、アカデミー主演女優賞に輝きました。 監督を務めたのは、正統派のドラマづくりに長けたウィリアム・ワイラー。アカデミー監督賞を3回受賞するなど、ハリウッド黄金期を代表する監督です。

9位:『ラ・ラ・ランド』(2016年)

夢を追う男女の恋を描いたミュージカル作品

ラ・ラ・ランド
© Summit Entertainment"

■ジャンル:ミュージカルラブストーリー 『セッション』(2014年)のデイミアン・チャゼル監督によるミュージカル・ロマンス作品。 ライアン・ゴズリング演じるジャズピアニストのセブとエマ・ストーン演じる女優志望のミア。夢を追う2人が出会い恋に落ちる様子を1年の四季を通して描きます。お互いの夢を叶えるため、2人が最後に取った行動とは……。 2016年のアカデミー主演女優賞に輝いたエマ・ストーンのキュートな演技と軽快な音楽とダンスに注目です。

10位:『きみに読む物語』(2004年)

涙なしでは観れない感動のラブストーリー

きみに読む物語
© New Line Cinema

■ジャンル:ラブストーリー 施設の中で、アルツハイマー症を患う老婆に本を読み聞かせてやる老人がいました。彼の物語は40年代に遡り、1人の青年ノアが裕福な家庭のお嬢様アリーと恋に落ちるというもの。 しかしアリーの両親は身分違いのノアとの交際を認めず、彼らは離れ離れに。アリーを忘れることのできないノアは、彼女とした“ある約束”を果たそうとするのです。 主演をライアン・ゴズリング、ヒロインをレイチェル・マクアダムスが務め、両者とも本作で一気に大ブレイクしました。

ジャンル別に紹介!名作洋画集

アクション 11選

映画の醍醐味の1つといえば、迫力のあるアクションシーン。最新の映像技術を駆使したものから実際に演じたリアルなものまで、それぞれの魅力があります。

1.『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)

マーベル・シネマティック・ユニバーサルの集大成!

『アベンジャーズ/エンドゲーム』
©️Supplied by LMK

2008年に公開された『アイアンマン』から、数々のヒーローの活躍を描いてきたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。その集大成が2019年に公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』です。 サノスによって全宇宙の生命半数が消滅してから5年が経った2023年。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーを中心とするアベンジャーズの生き残りたちは、世界を元通りにする方法を探していました。そこに異次元から戻ってきたアントマンことスコット・ラングが現れ、突破口が見つかります。 終盤の大決戦シーンは圧巻の一言です。

2.『ダークナイト』(2008年)

アメコミ映画の歴史を変えた大傑作

ヒース・レジャー、クリスチャン・ベール『ダークナイト』
©︎Warner Bros Pictures/LMK

バットマンが治安維持に貢献しているゴッサム・シティに、道化師のマスクをした犯罪者ジョーカーが現れます。ジョーカーに翻弄されるバットマン。そんな中、正義の心を持った新任地方検事ハービー・デントがジョーカーの前に立ちふさがり……。 クリストファー・ノーランによる「ダークナイト・トリロジー」第2作。アメコミ映画の常識を変えた大傑作であり、映画史にその名を刻む金字塔です。エンターテインメントとして文句なしに面白く、正義とは何か?というシンプルで深いテーマを描くことにも成功しています。 時間がある人は、第1作『バットマン ビギンズ』、本作、そして第3作『ダークナイト ライジング』と通して観るのがおすすめ。

3.『キングスマン』(2014年)

コリン・ファースがキレッキレッのアクションを披露!

キングスマン
© Twentieth Century Fox Film Corporation/zetaimage

『英国王のスピーチ』でアカデミー主演男優賞を受賞したコリン・ファースが主演したスパイ・アクション映画です。コリン・ファースが扮したのは、最高級の英国スーツに身を固めたスパイ、ハリー。 ハリーの手によって、新しくスカウトされた青年エグジーが、チンピラから本物のスパイへと成長していく姿を描きます。 ロンドンのサヴィル・ロウにある高級テーラースーツの店「キングスマン」の正体は、実はどこの国にも属さない、屈指のエリートスパイ集団だった、という設定がユニークです。 エグジー役に抜擢された新人俳優タロン・エガートンが、本作をきっかけにブレイクした他、マイケル・ケイン、マーク・ストロング、サミュエル・L・ジャクソンら名優が共演しました。

4.『バーフバリ 王の凱旋』(2016年)

社会現象を巻き起こした空前のヒット作

『バーフバリ 王の凱旋』 プレス
©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.

マヒシュマティ王国の王アマレンドラ・バーフバリ。彼はクンタラ王国を救い、王女デーヴァセーナと恋に落ちます。しかし、王位継承に敗れた従兄弟のバラーラデーヴァの画策によって王座を奪われてしまい、生まれたばかりの息子まで命が狙われ……。 一作目『バーフバリ 伝説誕生』(2015年)に続く完結編であり、本作が前日譚となっています。一作目の主人公シヴドゥが、バーフバリの息子であることがわかった後、父の仇をとるためにバラーラデーヴァに立ち向かいます。 インド映画史上歴代最高興収を達成し、日本でも応援上映が相次ぐなど記録的な大ヒットを遂げました

5.『ダイ・ハード』(1988年)

ブルース・ウィリス主演の傑作アクション映画

『ダイ・ハード』ブルース・ウィリス
© 20TH CENTURY FOX/zetaimage

ジョン・マクティアナンがメガホンとりブルース・ウィリスが主演を務めた『ダイ・ハード』。一見よくありがちなアクション映画に見えますが、よく練られた脚本によりそれまで量産されていた激しいだけのアクション映画とは一線を画した作品です。 後の映画へ与えた影響も計り知れません。

6.『ロッキー』(1976年)

アメリカン・ドリームを描いたスタローンの出世作

『ロッキー』
© UNITED ARTISTS/zetaimage

3流のボクサー、ロッキー・バルボアは本業のボクシングだけでは生活していけないため、借金の取り立て人をしながら日銭を稼いでいました。 ある日ヘビー級の世界チャンピオンであるアポロ・クリードが無名選手と対戦することを発表。対戦相手に指名されたことから、ロッキーの戦いが始まります。 モハメド・アリ対チャック・ウェプナーのヘビー級世界タイトルマッチを見た無名時代のシルヴェスター・スタローンが、3日で脚本を書き上げ主演した本作。アカデミー賞で作品賞、監督賞、編集賞の3部門を受賞するなど高い評価を獲得しました。

7.『デッドプール』(2016年)

過激なハイテンション・ヒーロー誕生!

『デッドプール』
© 20TH CENTURY FOX/zetaimage

元特殊部隊の傭兵ウェイド・ウィルソンは、今は気まぐれに悪党を痛めつけて金を稼ぐ日々。恋人との結婚が決まり幸せの絶頂にいた彼でしたが、突然末期ガンを宣告されてしまいます。 ガンを完治させられるという組織にすがって人体実験を受け不死身の体になったものの、醜い容姿に変わってしまった彼は復讐を決意。 『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009年)で、原作コミックとは一味違う立ち位置になってしまったデッドプールを、再びライアン・レイノルズが演じ大ヒットとなったバイオレンス・アクション。 ゴールデングローブ賞では、ミュージカル・コメディ部門で作品賞、主演男優賞にノミネートされるなど賞レースでも高く評価されています。

8.『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)

感動!?のノンストップSFアクション

『マッドマックス 怒りのデスロード』 (Z)
©T.C.D / VISUAL Press Agency

荒廃した近未来を舞台に妻子を殺された男の壮絶な復讐劇を描き­、メル・ギブソンの出世作となった「マッドマックス」シリーズ第4弾。2015年最大の話題作と言っても過言ではないでしょう。 30年ぶりの新作となった本作は、シリーズ最大のスケール&ほぼ全編ノンストップ・アクションという気合の入った“最狂”の出来に仕上がっています。

9.『キック・アス』(2010年)

オタクがヒーローとなって戦うバイオレンス・アクション映画

キック・アス  クロエ・グレース・モレッツ
(C)KA Films LP. All Rights Reserved.

コミックオタクの高校生デイヴは、ある日スーパーヒーローになることを決意。通販で買ったスーツとマスクを着用し、犯罪者に挑むものの、何の訓練もしていない彼はあっさり病院送りに。しかし捨て身で戦う動画がネット上に流され、”キック・アス”として有名になってしまいます。 マーク・ミラーとジョン・ロミータ・Jrによる同名コミックを、マシュー・ヴォーン監督が映画化。主人公を演じたアーロン・ジョンソンのほか、ヒット・ガールを演じたクロエ・グレース・モレッツも絶賛されました。

10.『ベイビー・ドライバー』(2017年)

音楽が秀逸な興奮のカーアクション

ベイビー・ドライバー

天才的なドライビング・テクニックで、犯罪者の逃亡を手助けする「逃がし屋」をしているベイビー。子供の頃の事故の影響で耳鳴りに悩まされている彼は、音楽によって外界を遮断することで驚異の運転能力を発揮するため、こだわりのプレイリストが入ったiPodは仕事の必需品でした。 ある日、運命の女性デボラと出会ったベイビーは、逃がし屋から足を洗おうとしますが……。 主人公ベイビー役を務めたのは、『きっと、星のせいじゃない。』(2014年)で注目を集めたアンセル・エルゴードです。ベイビーが聴く音楽も映像とよくマッチしていて、映画音楽の観点からも評価の高い一作です。

11.『許されざる者』(1992年)

この映画が西部劇を終わらせた

『許されざる者』(1992年)
© WARNER BROS./All Star Picture Library/Zeta Image

名うてのアウトローは今では隠居。慎ましく貧しい生活を送っていました。そこにひとりの男が現れ、賞金稼ぎの仕事を持ちかけます。 監督主演はクリント・イーストウッド。数々の西部劇で活躍してきた名優です。本作はアウトローの老いを正面から描いており、それゆえに「最後の西部劇」と高く評価されています。

キッズ〜青春 8選

大人が観ても楽しめる、子ども主演の名作を紹介。ドタバタのコメディから子供時代や青春時代のノスタルジーに浸れるような映画まで幅広くピックアップしました。

1.『ホーム・アローン』(1990年)

子役マコーレー・カルキン主演のコメディ映画

『ホーム・アローン』ジョー・ペシ、マコーレー・カルキン
© 20TH CENTURY FOX/zetaimage

日本で1991年に公開されたコメディ映画『ホーム・アローン』は子役マコーレー・カルキンの名を全世界に知らしめる映画となりました。 5人兄弟の末っ子であるケビン・マカリスターは、ひょんなことから休暇に出かけた家族に置いてけぼりにされ、クリスマスを1人家で過ごすこととなります。そんな彼のもとに留守を狙った2人組の泥棒が……。家族が帰ってくるまで、ケビンはたった1人で家を守れるのでしょうか。

2.『リトル・ダンサー』(2000年)

バレエに魅せられた少年の葛藤と挑戦

ジェイミー・ベル『リトル・ダンサー』
© USA Films/zetaimage

イギリス北部の炭鉱町で父と兄、そして認知症の祖母と暮らす11歳のビリー。ある日彼が通うボクシング・ジムの隅でバレエ教室が開かれることに。 ふとしたきっかけでレッスンに参加したビリーはバレエに魅せられ、コーチのウィルキンソン夫人も彼の才能を見抜きます。しかしこのことを知った父は激怒。親子の関係に亀裂が入ってしまいました。 スティーブン・ダルドリーの長編監督デビュー作にして、早くもオスカー候補に名を連ねた作品です。大人になったビリー役で世界的バレエダンサーのアダム・クーパーが特別出演したことでも話題になりました。

3.『スタンド・バイ・ミー』(1986年)

80年代に生まれた青春映画の金字塔

スタンド・バイ・ミー
© Columbia Pictures

スティーヴン・キングのホラー以外の短編小説が映画化されたのは、『スタンド・バイ・ミー』が初めてのことでした。本作はロブ・ライナー監督による甘いけれども甘ったるすぎない、少年たちのビターな成長を描いた80年代を代表する映画の1本です。 死体を探す4人の少年にフォーカスし、子供たちが大人のいない場所での会話をリアルに描きだしました。若き日のジョン・キューザック、キーファー・サザーランド、そしてリバー・フェニックスが出演していることでも有名です。

4.『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997年)

人を信じ自分も信じることを学ぶ

『グッド・ウィル・ハンティング』ロビン・ウィリアムズ、マット・デイモン
© Miramax Films/zetaimage

当時ほとんど無名であったマット・デイモンの演技力が光る1997年の映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』。今は亡き名優ロビン・ウィリアムズも出演しています。 天才的な頭脳を持ちながら、悪い仲間とつるんでは暴力に明け暮れるウィル・ハンティング(マット・デイモン)と、妻を亡くし生きる目的を見失った心理学講師ショーン・マグワイア(ロビン・ウィリアムズ)。 最初はお互い反発していた2人でしたが、互いの心の傷を知るうちに揺るぎない関係を築いていきます。 劇場で観て思わず涙してしまった人も少なくないはず!

5.『ヴァージン・スーサイズ』(2000年)

謎の自殺を遂げた美しい少女たち

『ヴァージン・スーサイズ』キルスティン・ダンスト
© Paramount Pictures/zetaimage

1970年代のミシガン州。リスボン家の美しい5人姉妹は近所の少年たちの憧れの的でした。ある日末娘のメアリーが手首を切って自殺を図ります。一命は取り留めたものの、数日後ホームパーティの最中に2階から身を投げて命を落とします。 繊細で危うさを秘めた思春期の少女たちを、監督デビューとなったソフィア・コッポラが描いた瑞々しいドラマです。

6.『あの頃、君を追いかけた』(2011年)

台湾青春恋愛映画の代表作

舞台は1990年代の台湾。男子高校生コートンは、授業妨害などをする問題児でした。ある日、コートンは担任教師に、優等生の女子高生チアイーを監視役としてつけられます。問題児と優等生。考え方の違うふたりでしたが、惹かれあっていき……。 青春恋愛映画の良作を多く輩出している台湾。ほかにも観るべき作品はたくさんありますが、本作は台湾映画入門にぴったりの作品と言えるでしょう。少々下ネタがきついところはありますが、そこさえクリアできればおそらく多くの人が楽しめる作品です。ラストは感動必至。

7.『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年)

映画を愛するすべての人に

『ニュー・シネマ・パラダイス』フィリップ・ノワレ、サルバトーレ・カシオ
© CRISTALDIFILM/zetaimege

ローマで映画監督として活躍するサルヴァトーレは、ある日、自身にとって映画の師匠とも言うべきアルフレードが亡くなったことを知らされます。自身の幼少期、青春期の多くの時間をともに過ごしたアルフレードとの思い出をサルヴァトーレが回想するセンチメンタルな物語です。 すべての映画好き必見の、映画愛に溢れた傑作。映画が娯楽の中心であった幸福な時代、甘酸っぱい初恋、そして師匠アルフレードの教え、すべてのエピソードが美しく描かれ、完璧な脚本による完璧なラストに導かれます。

8.『ゴーストワールド』(2001年)

おしゃれでキッチュで切ない新感覚青春ムービー

『ゴースト・ワールド』
©UNITED ARTISTS/zetaimage

ロサンゼルス郊外の町に住む幼馴染のイーニッドとレベッカは、高校を卒業しても進路を決めず、好きなことだけして時間をつぶしていました。ある日2人は退屈しのぎに、新聞の出会い系広告に載っていた中年男をダイナーに呼び出し、待ちぼうけを食らう姿を眺めることにするのですが……。 若者の間でカリスマ的人気を誇るコミックを原作に、『アメリカン・ビューティー』(1999年)のソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソンが共演した異色の青春映画です。

家族愛 10選

多くの人が涙する感動の家族愛。困難な状況下での親から子に対する強い愛や、自立しようとする子ども、すれ違う親子など、家族の物語はさまざまです。 心に響く家族愛や、笑えるデコボコ家族を描く人気作品を紹介します。

1.『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997年)

家族愛を描いた不朽の名作!

『ライフ・イズ・ビューティフル』
© MELAMPO CINEMATOGRAFICA/zetaimage

ユダヤ系イタリア人のグイドは小学校の教師をしていた美しい女性ドーラに恋をします。ドーラには当時婚約者がいましたが、幾度となく現れては笑わせてくれるグイドに心惹かれ、婚約パーティー当日に2人は駆け落ちして結ばれます。 ジョズエという可愛い息子にも恵まれ夢だった書店を営みながら幸せに暮らしていた3人でしたが、ユダヤ人迫害の波が押し寄せたある日、4人は強制収容所へと送られてしまい……。 悲しくも迫りくる迫害のさなか、父親グイドの家族への愛情の深さに涙なしでは見られない名作です。

2.『旅立ちの時』(1988年)

指名手配犯の両親から独立する息子を描くヒューマンドラマ

『旅立ちの時』
© LORIMAR/zetaimage

大好きな両親と弟と暮らす高校生のダニー。指名手配中の両親とともに、名前を変え髪の色を変え、各地を恬淡とする生活を送っていた彼でしたが、ニュージャージーに引っ越した時、音楽教師にピアノの才能を認められ、その娘とも恋に落ちます。 そんななか両親を訪ねてきたかつての同志が、銀行強盗で捕まってしまい……。 69年のベトナム戦争反対運動でテロリストとして指名手配されてしまった両親を持つ少年を、『スタンド・バイ・ミー』などで知られるリバー・フェニックスが好演しています。

3.『ビッグ・フィッシュ』(2003年)

見終わった後に残る余韻が秀逸な父と子の物語

ビッグ・フィッシュ
©COLUMBIA

父エドワードが危篤という知らせを受け、彼のもとに駆けつけたウィル。エドワードは昔から奇想天外な作り話をしては人を喜ばせ、誰からも愛される人でした。 しかしそんな父をウィルは良く思っていません。ウィルの結婚式でもそんな話をした父を見てウィルは完全にエドワードと疎遠になってしまいます。しかし危篤の父を目の前にしたウィルは、父のほら話に隠されていた本当の意味を理解し始めるのでした。 『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)や『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)のティム・バートン監督が手がけたハートフルドラマです。

4.『I am Sam アイ・アム・サム』(2001年)

知的障害を持つ父と 彼を支える幼い娘の感動的な絆

『アイ・アム・サム I am Sam』(2001年)
© NEW LINE CINEMA/All Star Picture Library/Zeta Image

7歳の知能しか持たない主人公のサム。スターバックスに働く彼には、ホームレスの女性との間に生まれたルーシーという娘がいました。しかし7歳になった娘は父親の知的能力を超えてしまいます。それが原因で、ソーシャル・ワーカーから娘を奪われそうになるサムでしたが……。 本作はショーン・ペンが主演を務め、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。またダコタ・ファニングが子役として大ブレイクした1作でもあります。

5.『ギルバート・グレイプ』(1993年)

田舎町で生きる青年の葛藤を描く

ギルバート・グレイプ,ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ
©Paramount Pictures/zetaimage

生まれ育ったアイオワ州の小さな町から1度も出たことがないギルバートは、重い知的障害をもつ弟アーニーと過食症の母、2人の姉妹とともに暮らしていました。スーパーで働きながら家庭を支える彼は、ある日祖母とともにトレーラーハウスで旅をする少女ベッキーに出会います。 『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』(1985年)などで知られるスウェーデン出身の映画監督ラッセ・ハルストレムによる青春映画。 知的障害を抱えるアーニーを演じたレオナルド・ディカプリオは、この作品でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど、その演技が絶賛されました。

6.『ワンダー 君は太陽』(2018年)

いじめを乗り越えて奇跡を起こした少年

ワンダー 君は太陽
©︎Lionsgate/Photofest/zetaimage

10歳の少年オギーは生まれつきの障害で人とは違う顔を持っていました。幼いころからずっと母と自宅学習をつづけてきた彼は、小学5年生になって初めて学校に通うことになります。 最初のうちは同級生たちも彼を好奇の目で見ていましたが、オギーの行動によって彼らは少しずつ変わっていきます。 R・J・パラシオのベストセラー小説『ワンダー』を、『ウォールフラワー』(2013年)のスティーブン・チョボウスキー監督が映画化した作品です。

7.『ルーム』(2015年)

母親の懸命さを描いた感動作

『ルーム』(2015年)
© FILMNATION ENTERTAINMENT/All Star Picture Library/Zeta Image

オーストリアで実際に起きた監禁事件を映画化した2015年製作の話題作『ルーム』。 主人公は7年間小さな部屋に監禁された女性ジョイ。外の世界から閉ざされた監禁生活中に妊娠し、1人息子のジャックを出産しました。 ジョイは1度も外の世界を見たことのない息子のため、ジャックが5歳になったとき決死の脱出を決意します。そして無事脱出するも7年間という年月の中で、外の世界はすっかり変わっており、ジョイは彼との平和に生きるため、必死に道を切り開いていこうとします。 外の世界でのびのびと成長していくジャックと、監禁生活のトラウマに苦しむジョイが対照的に描かれました。

8.『ミセス・ダウト』(1993年)

子供たちと過ごすため女装して家政婦になる元夫

『ミセス・ダウト』
© 20TH CENTURY FOX/zetaimage

売れない役者のダニエルは、離婚により大好きな3人の子供たちと限られた時間しか会えなくなってしまいました。そんなとき元妻ミランダが家政婦を探していると知り、メイクアップ・アーティストの兄に協力してもらい、イギリス人の老婦人”ミセス・ダウトファイア”に変身。 家政婦として子供たちと一緒にいられることになったものの、今まで家事をしてこなかった彼は悪戦苦闘します。 ロビン・ウィリアムズ主演のコメディのなかでも、人気の高い作品。2014年には続編の製作が発表されましたが、ウィリアムズの急逝により中止となってしまいしました。

9.『アダムス・ファミリー』(1991年)

奇妙なおばけ一家を描くホラーコメディ

アダムス・ファミリー
© Paramount Pictures

不気味な屋敷の主人、ゴメズ・アダムスは25年前に自分のせいで兄フェスターが失踪したことに罪悪感を持っていました。その兄が降霊会の儀式で突然屋敷に戻り、喜ぶゴメズ。しかしそれは、借金返済に困ったアダムス家の弁護士が、一家の財産を奪おうと送り込んだ高利貸しの息子でした。 人気コミックを原作とし、アニメ版、ドラマ版ともに好評を博した「アダムス・ファミリー」の初の映画化作品です。当時最新のCGや早回しの技術を使って、活発に動き回るハンドやアクロバットシーンが撮影されました。

10.『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)

練りこまれた脚本 そして母の偉大さ

『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)
© FOX SEARCHLIGHT PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

本作の主人公はとある家族。常に白黒はっきりした夫、自殺未遂の兄、頑固な息子、老人ホームを追放された義父、ちょっぴり太めなのに美少女コンテスト出場を夢見る娘、そして唯一まともな母親という問題だらけの一家です。 そんな家族が娘を美少女コンテスト「リトル・ミスサンシャイン」会場に連れて行くために、車で800マイルも旅する様子を描いた映画です。 問題だらけの家族の旅はもちろん珍道中。それでも母親のおかげでうまくまとまり、何とか会場に到着します。しかしそこでもまた問題勃発!それでも母親は動じず、家族をうまくとりまとめます。 笑あり涙ありの本作は家族における母親の存在の大きさを気づかせてくれる映画です。

歴史・社会・仕事 12選

歴史や実話ともとにした作品も人気ジャンルの1つ。史実にフィクションを混ぜて時代を描く作品も、歴史に隠された知られざる真実を描く作品も観る人の心を捕らえます。 ここでは人気の12作品を紹介しましょう。

1.『フォレスト・ガンプ 一期一会』(1994年)

アメリカ現代史と重ねて描き出す1人の男の数奇な人生

フォレスト・ガンプ
©︎Paramount Pictures/Photofest/zetaimage

知能指数が人より劣るものの、普通の子供と同じように育てられたフォレスト・ガンプ。 俊足を買われてフットボールのスター選手として活躍する大学時代、ベトナム戦争では仲間を助けて勲章をもらい、除隊後はエビ漁で成功を収めるなど、彼の数奇な人生をアメリカ現代史と重ねて描き出すヒューマンドラマです。 トム・ハンクスの主演男優賞をはじめ、脚本賞、監督賞、作品賞などアカデミー賞主要部門総なめにするほど高評価を得ました。

2.『シンドラーのリスト』(1993年)

歴史の核心にせまるヒューマンドラマ

『シンドラーのリスト』リーアム・ニーソン、ベン・キングズレー
©︎ UNIVERSAL/zetaimage

リーアム・ニーソン主演でスティーヴン・スピルバーグが監督をつとめた1994年の映画『シンドラーのリスト』は、第二次世界大戦中に起きたナチスドイツによるユダヤ人大量虐殺の実話を基に描いています。 1939年第二次世界大戦中のドイツでは、ユダヤ人の迫害に拍車がかかっていました。ナチス党員であるオスカー・シンドラーは、戦時下の状況を利用し安くユダヤ人を雇い潰れた工場で働かせることを考えます。 戦争が進みシンドラーの工場で働くユダヤ人たちにも、迫害の手が迫ってくるのです。お金を稼ぐために始めた事業でしたが、シンドラーの心境は次第に変化していきます。ユダヤ人たちを助けるためにシンドラーはあるリストを作成することに。そのリストとは……。

3.『カッコーの巣の上で』(1975年)

精神病院を舞台とした人間模様

『カッコーの巣の上で』
© UNITED ARTISTS/zetaimage

刑務所から逃れるために精神疾患を装って精神病院に入った男が、院内の過酷な状況に遭遇するという、サスペンス要素を含んだ人間ドラマ。 奔放な主人公役のジャック・ニコルソンと、冷酷な看護婦長役のルイーズ・フレッチャーの演技が高く評価され、揃ってオスカーを受賞したのを含む主要5部門を独占しました。

4.『ミツバチのささやき』(1973年)

象徴的な表現で当時の独裁政権を批判

『ミツバチのささやき』(1973年)
© Janus Films/Photofest/Zeta Image

スペインのカスティーリャ地方にある小さな村に、ホラー映画『フランケンシュタイン』の巡回上映がやって来ます。 6歳の少女であるアナは、映画の怪物が村はずれの一軒家に住んでいると姉のイザベルから聞かされ、信じ込んでしまいました。彼女はあるときその家で、ひとりの負傷兵と出会います。 内戦により分断されたスペイン国内を、主人公の家庭に象徴させた作品で、悲惨な状況下でも純真さを残して成長していく子供を描いています。

5.『プライベート・ライアン』(1998年)

トム・ハンクス主演の戦争映画

『プライベート・ライアン』
© DREAMWORKS/PARAMOUNT PICTURES/zetaimage

ジョン・H・ミラー大尉(トム・ハンクス)率いる第2レンジャー大隊C中隊は、ドーバー海峡を渡りノルマンディー海峡へ向かい、そこでジェームズ・フランシス・ライアン1等兵(マット・デイモン)を探し出し本国へ送還するというミッションを言い渡されます。 実はライアンには3人の兄弟がおり、3人すべてが戦死したことが確認された為、たった1人残ったライアンだけは本国に帰国させるという命が上層部から下ったのでした。 戦火が激しさを増す一方で、ミラー大尉を筆頭に8人の小隊が結成されライアンを探すミッションが遂行されます。 果たして小隊は無事にライアンを見つけ出し、アメリカへと帰国させることができるのでしょうか。

6.『ビューティフル・マインド』(2001年)

実在した天才科学者の半生を描くアカデミー賞受賞作

『ビューティフル・マインド』
© DREAMWORKS/zetaimage

1947年。プリンストン大学院数学科に入学したジョン・ナッシュは、「この世の全てを支配できる理論を見つけ出したい」と研究に没頭していきます。やがて彼は「ゲーム理論」という画期的な理論を発見。 その頭脳を買われMITのウィーラー研究所に採用されたナッシュでしたが、政府からロシアの暗号解読の極秘任務を強要され、次第に追い詰められていきます。 ノーベル経済学賞を受賞した実在の天才科学者、ジョン・ナッシュの半生を描く伝記映画。アカデミー賞作品賞、監督賞、助演女優賞、脚色賞など数多くの賞を受賞しました。

7.『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007年)

石油採掘で富と権力を得た男の壮絶な人生

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
© GHOULARDI FILM COMPANY/zetaimage

20世紀初頭のカリフォルニア。炭鉱労働者として働くプレインビューは石油が湧くという場所の情報を耳にします。この機会を逃すまいと、息子と一緒に石油採掘事業に乗り出すプレインビュー。 石油採掘でアメリカン・ドリームを叶えた男の、欲望と裏切りの人生を描いた社会派ドラマです。ダニエル・デイ=ルイスが、冷徹な石油王が破滅していくまでを熱演し、アカデミー賞主演男優賞に輝きました。

8.『スラムドッグ$ミリオネア』(2008年)

クイズ番組で多額の賞金を手にしたスラム育ちの少年

スラムドッグ・ミリオネア
©︎Warner Bros./Photofest/zetaimage

テレビのクイズ番組に出場し、多額の賞金を獲得したジャマール。スラム街で育った彼は、不正を疑われ逮捕されてしまいます。なぜ彼が番組に出場し、多くの問題に正解できたのか、警察の尋問によって明らかになるのです。 イギリスの鬼才ダニー・ボイル監督によるヒューマンドラマ。インドを舞台に、少年の生い立ちと運命の恋を描く、力強い人間賛歌に仕上がっています。

9.『グラン・トリノ』(2008年)

巨匠クリント・イーストウッドの最高傑作

グラン・トリノ クリント・イーストウッド
©︎Warner Bros. Pictures/Photofest/zetaimage

アメリカを代表する自動車メーカー・フォードで自動車工として50年働いていたウォルト・コワルスキーは、妻を亡くし、デトロイトの町でひとり隠居暮らしをしていました。 息子や孫たちとの仲も良くないウォルトでしたが、自身のグラン・トリノが盗まれそうになる事件を経て、アジア系移民の隣家と交流を持つようになり……。 進化し続ける巨匠クリント・イーストウッドの最高傑作。イーストウッド演じる頑固な年寄りがひたすらかっこいいです。次の世代に何を残せるのか、そして自身の人生にどうケジメをつけるのか。ロールモデルのひとつが描かれています。

10.『英国王のスピーチ』(2010年)

悩める国王と平民の男の友情を描く実話に基づく物語

『英国王のスピーチ』
© 2010 The Weinstein Company

英国王ジョージ5世の次男ヨーク公アルバート王子は、幼い頃から吃音に悩み人前に出ることを恐れる内向的な性格でした。そんな夫を心配する妻エリザベスは、オーストラリア人の言語療法士ライオネルを頼ります。 『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001年)などで知られるコリン・ファースが、国民に愛された英国王の苦悩を体現し絶賛された本作。アカデミー賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞の4部門を受賞しました。

11.『グリーンブック』(2018年)

黒人天才ピアニストと白人の用心棒がアメリカ南部を行く

グリーンブック
© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

アカデミー賞作品賞、脚本賞、助演男優賞の3賞を受賞した、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのアラゴルン役で知られるヴィゴ・モーテンセン主演の作品。 1960年代、人種差別が色濃く残るアメリカを舞台にした黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手のロードムービーです。 人種差別という重いテーマを扱っていますが、『メリーに首ったけ』(1998年)などのコメディ映画を長年撮ってきたピーター・ファレリー監督らしい、笑えて感動できるヒューマンドラマに仕上がっています。

12.『マイ・インターン』(2015年)

2人のオスカー俳優が初共演!NYを舞台にしたハートフル・ストーリー

『マイ・インターン』
©Warner Bros./Photofest/Zeta Image

『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイと、数々の名作で知られる名優ロバート・デ・ニーロが共演した、心温まるヒューマン・ストーリーです。 ニューヨークのアパレル業界を舞台に、オンラインサイトのCEOとして働く若きキャリアウーマンが、40も年の離れたシニア・インターンと出会い、反発しながらも成長していく姿を描きます。 監督・脚本は『ホリデイ』(2006年)『恋愛適齢期』(2003年)『恋するベーカリー』(2009年)など、ラブコメの名手、ナンシー・マイヤーズ。 『セックス・アンド・サ・シティ2』(2010年)の衣装を手がけたスタッフによるNYらしい洗練されたファッション、オフィスや家のインテリアも見どころです。2015年に公開され、世界中でヒットしました。 年齢も、性別も、会社での地位も違う男女がふれあい、心を通わせ、友情を育んでいくプロセスから、元気をもらえることうけ合いです。

恋愛 9選

不器用で切ない恋から幸せな恋愛、輝くような純愛や秘めた愛まで、さまざまなラブストーリーをお届けしましょう。

1.『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013年)

愛や幸せの本当の意味に気づくヒューマンコメディ

『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』
©UNIVERSAL PICTURES/zetaimage

ティムの21歳の誕生日、自分の父から驚くべき事実を知らされます。なんとレイク家に生まれた男はタイムトラベルの能力を持つというのです。 ガールフレンドを作るために張り切ってタイムトラベルを繰り返し、やがてメアリーという女性と恋に落ちたティム。しかしタイムトラベルのトラブルで、メアリーと出会っていなかったことになってしまうのでした……。 『ラブ・アクチュアリー』(2003年)などで知られるリチャード・カーティスの監督3作目。『ハリー・ポッターと死の秘宝』(2010年)でブレイクしたドーナル・グリーソンと、『きみに読む物語』(2004年)のレイチェル・マクアダムス共演です。

2.『プリティ・ウーマン』(1990年)

『プリティ・ウーマン』リチャード・ギア、ジュリア・ロバーツ
© TOUCHSTONE PICTURES/zetaimage

「現代のシンデレラストーリー」として、公開当時大人気となった『プリティ・ウーマン』。『マイ・フェア・レディ』を下敷きにしたストーリーで、天真爛漫なビビアンを演じたジュリア・ロバーツの出世作となりました。 “ウォール街の狼”と呼ばれる実業家のエドワード・ルイスは、あるときコールガールのビビアンと出会い、3,000ドルでロサンゼルス滞在中の1週間をともに過ごす契約を結びます。次第に洗練されていくビビアンと、彼女に惹かれていくエドワードが迎える結末とは……?

3.『シザーハンズ』(1990年)

鬼才ティム・バートンが送るラブファンタジー映画

シザーハンズ
©T.C.D / VISUAL Press Agency

町外れの屋敷に住む発明家は人造人間のエドワードを作り、愛情を持って接しますが、両手がハサミのまま未完成の彼を残して急死してしまいます。 ある日エドワードの住む屋敷にやってきた化粧品のセールスレディ、ペグはエドワードを気の毒に思い、家に連れて帰りました。ペグの娘キムに彼は恋をし、植木の刈り込みなどで町の人気者になっていきましたが……。 のちにティム・バートン監督と度々タッグを組むことになるジョニー・デップが、心優しい人造人間エドワードを演じたファンタジー映画です。10代の頃の孤独だったバートン監督の経験が、色濃く反映された作品になっています。

4.『アメリ』(2001年)

夢想家の女の子による不器用な恋の物語

『アメリ』オドレイ・トトゥ
© Miramax Films/zetaimage

父親とうまく接することができず、周囲ともコミュニケーションが満足にとれないアメリ。 22歳になって、ついに自立しアパートで1人暮らしをした彼女でしたが、ひょんなことから家の中に隠されていた小さな箱を見つけます。少年の宝箱と思われるその箱を持ち主に返そうと奮闘するアメリの冒険が始まります。 独特な色彩とアートが印象的なおしゃれ映画としても親しまれている本作。主演を務めた女優オドレイ・トトゥの出世作でもあります。

5.『ノッティングヒルの恋人』(1999年)

ハリウッド女優と冴えない書店主の恋

『ノッティングヒルの恋人』
© POLYGRAM FILMED ENTERTAINMENT/zetaimage

ウェストロンドンのノッティングヒルで小さな書店を経営するウィリアム。ある日彼の店にハリウッド女優のアナがやってきて驚きます。買い物帰りに彼女にジュースをかけてしまったウィリアムは、自宅で彼女の服を乾かすことに。その時の誠実な態度に、アナは心を動かされます。 華やかなハリウッド女優を演じるジュリア・ロバーツと、冴えない書店主に扮したヒュー・グラントは2人ともハマリ役。エルヴィス・コステロによる主題歌「She」も人気を獲得しました。

6.『ラブ・アクチュアリー』(2004年)

さまざまな愛のかたちを描く“ラブコメディ”

ラブ・アクチュアリー
©T.C.D / VISUAL Press Agency

『ラブ・アクチュアリー』は、総勢19名のキャストが織り成すアンサンブル・ラブストーリーです。 キーラ・ナイトレイやヒュー・グラント、エマ・トンプソンなどの豪華な俳優陣と、今作が初監督となる『ブリジット・ジョーンズの日記』の脚本家リチャード・カーティスが恋愛映画の最高傑作を生み出しました。 登場人物は愛する家族が居るも部下から誘惑されてしまう会社社長や、恋に臆病なOL、秘書へ密かに恋心を抱く英国首相などさまざま。 終盤にかけての点と点が線となっていく様は実に見事で、見終わった後にはかなりの充実感があります。これ以降この年代に恋愛群像劇が多く作られたきっかけの1つと言える作品です。

7.『ポンヌフの恋人』(1991年)

大ヒットを記録した孤独な若者の純愛映画

『ポンヌフの恋人』
© GAUMONT/zetaimage

パリの中央にあるポンヌフ橋で暮らす、天涯孤独の大道芸人の青年アレックス。ある日彼は、失恋の痛手と失明の危機から家を飛び出した画学生ミシェルと出会います。 徐々に愛し合うようになったふたりでしたが、両親の捜索願で目の治療法があると知ったミシェルは、突然アレックスのもとを離れるのでした。 『ボーイ・ミーツ・ガール』(1983年)、『汚れた血』(1986年)に続く、レオス・カラックス監督による「アレックス3部作」の最終章。パリで最も古く美しいと言われるポンヌフ橋を4/5サイズでセットに再現するなど、莫大な予算と長い年月をかけて撮影されました。

8.『うつせみ』(2004年)

ヴェネチア国際映画祭で最優秀監督賞に輝いた韓国映画

『うつせみ』(2004年)
© SONY PICTURE CLASSICS/All Star Picture Library/Zeta Image

留守宅に忍び込み、住人が帰ってくるまでそこで暮らすという奇妙な生活を送るテソク。ある日いつものように大きな邸宅に忍び込んだ彼を、その家の主婦ソナが密かに見つめていました。 傲慢な夫との生活に疲れたソナを連れ出し、ともに空き家に忍び込む生活を始めた2人。しかしやがてテソクは逮捕され、ソナは家に連れ戻されてしまい……。 韓国の鬼才キム・ギドク監督によるファンタジー映画。寂しさを抱えた主人公2人が心を通わせていく様子を、ほとんど台詞なしで描いています。

9.『プライドと偏見』(2005年)

名作恋愛小説をキーラ・ナイトレイ主演で映画化

『プライドと偏見』マシュー・マクファディン、キーラ・ナイトレイ
© WORKING TITLE/zetaimage

18世紀末、女性には相続権がない時代、イギリスの郊外で暮らすベネット家の母親は、娘5人たちの将来を心配していました。 ある日近所の豪邸に、未婚で大金持ちのビングリーが引っ越してきます。舞踏会で美人の長女ジェーンはビングリーにダンスを申し込まれますが、彼の友人ダーシーは彼女たちを見下し、次女のエリザベスは彼の高慢な態度に嫌悪感を募らせていきます。 ジェーン・オースティンの小説『高慢と偏見』を原作としたラブストーリー。ロケで撮影された美しいイギリスの田園風景や由緒ある豪邸の数々も見どころとなっています。

音楽映画 7選

映画に音楽は欠かせないもの。ここではおすすめのミュージカル映画や音楽が物語のキーになる作品を紹介します。 鑑賞後にはサントラを聞きたくなること間違いなし!

1.『グレイテスト・ショーマン』(2017年)

史上最大のミュージカルエンターテイメント

グレイテスト・ショーマン
©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

19世紀のアメリカ。家族の幸せのために成功を掴みたいバーナム(ヒュー・ジャックマン)のもとにビックビジネスのチャンスが訪れます。それはイギリスのオペラ歌手ジェニー・リンドのアメリカツアー。 しかし相棒フィリップ(ザック・エフロン)と協力し成功を目指すバーナムの前には、最大の試練が待ち受けていました。 『レ・ミゼラブル』でミュージカルスターとしての才能を披露したヒュー・ジャックマンが主演。監督にVFX映像のスペシャリストのマイケル・グレイシー、脚本には『美女と野獣』(2017年)のビル・コンドンとミュージカル映画としてこれ以上ないメンバーが集結しました。 ミュージカルの核となる楽曲は『ラ・ラ・ランド』のジャスティン・ポール&ベンジ・パセックが担当しています。

2.『レ・ミゼラブル』(2012年)

ブロードウェイ・ミュージカルをそのまま映画化!

『レ・ミゼラブル』2012 ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ
©Universal Pictures/zetaimage

『英国王のスピーチ』でアカデミー監督賞を受賞したトム・フーパーが監督を務めたミュージカル映画。俳優の演技に後からプロの歌手の声をあてる通常の手法ではなく、全編口パク無しの生歌レコーディングで作り上げた画期的な作品です。 舞台は革命の動乱が冷めやらぬ19世紀前半のフランス。パンを盗んだ罪で投獄されていたジャン・バルジャンは、自分の罪を許してくれた司教の寛大な心に胸を打たれ、人に親切をして生きていく道を選びます。 長い歳月の後、善良な市民としてひとびとから尊敬される存在になったバルジャン。しかし過去を変えることはできず、因縁の相手である警察署長・ジャベールの捜査の手が及んでくるのでした。 ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウといった豪華キャストのなかでも、アン・ハサウェイの「女優人生のすべてをかけた」と言うほど熱意のこもった演技が光っています。彼女は本作でアカデミー助演女優賞を受賞しました。

3.『セッション』(2014年)

監督の実体験に基づく壮絶な音楽ドラマ

『セッション』マイルズ・テラー、J・K・シモンズ
© BLUMHOUSE PRODUCTIONS/zetaimage

世界に通用するジャズ・ドラマーになるため、名門音楽学校に入学したニーマン。彼を待ち受けていたのは鬼教師フレッチャーによる、地獄のようなスパルタ教育でした。 サンダンス映画祭でのグランプリと観客賞をはじめ、様々な映画賞で絶賛された音楽ドラマ。長編第2作目となったダミアン・チャゼル監督の実体験をもとにした作品で、鬼教師フレッチャーを演じたJ・K・シモンズは、アカデミー賞助演男優賞を受賞しました。

4.『コーラス』(2004年)

本国フランスで大ヒットを記録した感動の音楽ドラマ

『コーラス』
© VEGA FILM/zetaimage

1949年、フランスの片田舎にある寄宿舎に赴任してきた音楽教師のマチュー。そこには戦争で取り残された孤児や問題のある子どもが大勢いました。校長は彼らに体罰を繰り返していたのです。そんな中マチューは子どもたちと向き合い、彼らの純粋さを取り戻してもらおうと合唱団の結成を決意。 戦後間もないフランスを舞台に、複雑な背景を持つ子どもたちと1人の教師の交流を描いた感動の音楽ドラマです。

5.『天使にラブ・ソングを…』(1993年)

マフィアのボスの元恋人が聖歌隊に!?

『天使にラブソングを』
© Buena Vista Pictures /zetaimage

ウーピー・ゴールドバーグが主演を務め、大ヒットを記録したミュージカル/コメディ映画『天使にラブソングを…』。 ネバダ州リノのナイトクラブでシンガーとして働くデロリスは、あるとき恋人でマフィアのボスであるヴィンスが殺人を犯す現場を目撃してしまいます。 警察に保護された彼女は、追っ手から身を隠すため、ある修道院で修道女のふりをして過ごすことに。しかしそこで聖歌隊の指導をすることになります。 人気ぶりを受けて翌1993年には続編『天使にラブソングを2』も公開されました。

6.『ファントム・オブ・パラダイス』(1979年)

古典をもとにしたロック・ミュージカル映画

『ファントム・オブ・パラダイス』ウィリアム・フィンレイ
© BBC/zetaimage

曲を盗まれた上に無実の罪で投獄された音楽家ウィンスロー。刑務所からなんとか脱走した彼は、レコードプレス工場に身を潜めます。しかしそのとき、プレス機で顔半分を押しつぶされてしまうのです。 顔を仮面で隠し、自分の曲と愛する女性を奪ったスワンの所有する劇場「パラダイス」で復讐の機会を伺うウィンスローでしたが、こけら落とし公演を一緒にやろうとスワンに持ちかけられ……。 『オペラ座の怪人』や『ファウスト』、『ノートルダム・ド・パリ』、『ドリアングレイの肖像』などの古典をモチーフにしたロック・オペラ。完成度の高い楽曲でアカデミー賞歌曲・編曲賞にもノミネートし、カルト映画ファンだけでなく、幅広い層に今なお愛され続けています。

7.『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年)

観ているだけで音楽が好きになるミュージカル映画の金字塔

『サウンド・オブ・ミュージック』
© 20TH CENTURY FOX/zetaimage

オーストリアの小さな町の修道院で修道尼の見習いをしていたマリア・ライナーは天真爛漫で歌う事をこよなく愛するおてんば娘。そんな彼女を見兼ねた修道院の院長が外の世界を知るべきだと、元海軍大佐のフォン・トラップ一家の家庭教師として修道院から出しました。 トラップ家は7人の子供がいましたが、大佐が子煩悩ではなかったため子供たちは寂しさを抱え荒れる日々で家庭教師を雇っても続く人がいなかったのです。そんな中、マリアは持ち前の明るさで子供たちを惹き込み、次第にトラップ家の雰囲気も変わり始めます。 そんな姿を見たトラップ大佐にも徐々に変化が見え始めたころ、マリアの中にも淡い恋心が芽生えました。しかしトラップ大佐には既に婚約者が。マリアの恋の行方は、トラップ一家の行方はどうなってしまうのでしょう。

ファンタジー・SF 12選

現実とは全く違う世界に連れて行ってくれるのも映画の魅力の1つ。なかでもファンタジーやSF映画は、ありえない世界観のなかで人間の本質を浮き彫りにする深いテーマを持つ作品が数多くあります。

1.『TENET テネット』(2020年)

深すぎる世界設定を考察したいリピーター続出

テネット
© 2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved

CIAの工作員として謎の組織に潜入していた主人公。ウクライナのオペラハウスの人質事件における「テスト」に合格した彼に与えられた次のミッションは、「TENET(テネット)」というキーワードを頼りに、「未来から来た敵と戦い、世界を救う」という使命でした。 IMAXカメラの性能を極限まで引き出した迫力の映像と、伏線が張り巡らされたストーリーに引き込まれる本作。2020年最高の作品の1つとして長く記憶に残ることは間違いないでしょう。

2.『レディ・プレイヤー1』(2018年)

スピルバーグ監督による奇跡のクロスオーバー

『レディ・プレイヤー1』タイ・シェリダン
©︎WARNER BROS./zetaimage

時は2045年。荒廃した世界で、人々は現実から逃避するかの如く「オアシス」と呼ばれるVRの仮想現実に浸っていました。 オアシス内では、創始者のジェームズ・ハリデーが遺したオアシスの所有権と多額の財産を巡りゲームが開催されていました。主人公ウェイド・ワッツは、ゲームの攻略を目指しますが……。 スティーブン・スピルバーグが監督を務めた本作。マーベルやDCコミック、サンリオキャラクターや機動戦士ガンダム、ゴジラなど、数々の人気キャラクターがクロスオーバーし、まさに夢と奇跡が詰まった1作となりました。

3.『バタフライ・エフェクト』(2004年)

タイムスリップ映画の最高傑作

バタフライエフェクト
© New Line Cinema/zetaimege

時折ブラックアウト(一時的な記憶喪失)する症状に悩まされていたエヴァン。ある日、エヴァンは日記を読み返すことでブラックアウト中の記憶を変更することができる能力を得ます。「過去を修正できる」その能力を利用して、自身や周囲の人たちの人生を良いものにしようと決意しますが……。 いわゆるタイムスリップ映画にカテゴライズされる映画。数多くの作品が作られた来たジャンルですが、今作はその中でも群を抜く質の高さを誇ります。 斬新な設定、タイムパラドックスを回避する構成の妙、そして練りに練りこまれた脚本。SFとしても、サスペンスとしても、ラブストーリーとしても1級品の名作です。

4.『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』(2001年)

ファンタジー映画の金字塔

ロード・オブ・ザ・リング
© New Line Cinema

「中つ国(ミドル・アース)」は、かつてサウロンとひとつの指輪の力によって支配されていました。勇者イシルドゥアはサウロンを破ることに成功。中つ国に平和が訪れるかと思われましたが、イシルドゥアはサウロンの指輪を自身のものにしてしまいます。 時は流れ、指輪はホビット庄のフロドの元に流れ着いていました。魔法使いガンダルフは、指輪を葬らなければならないと言い……。 実写不可能と言われたファンタジー小説の名作を完璧に実写化し、ファンタジー映画のレベルを引き上げた名作です。3部作あわせて9時間を超える超大作ですが、ストーリーが面白すぎるためまったく長いと感じません。興奮しかない幸福な9時間を過ごすことができるでしょう。

5.『マトリックス』(1999年)

革新的SFアクション映画

『マトリックス』
© Warner Bros. /zetaimage

キアヌ・リーブス主演で製作された1999年のSF映画『マトリックス』は、物語の中に宗教や哲学そして神話などが描かれています。 ネオはプログラマーであり天才ハッカー。そんな彼はある日、不思議なメールを受け取ると共に今自分が生きている世界は仮想のものであると知ります。現実の世界で生きることを選択したネオでしたが、目が覚めるとそこはコンピューターが人間を支配している世界でした。 天才ハッカーとしての才能を見出された彼は、人類をコンピューターから守るために戦うことを決意します。

6.『ターミネーター2』(1994年)

何度観ても飽きないパーフェクトな映画

ターミネーター2
©TriStar Pictures

ジェームス・キャメロン監督がメガホンをとり、前作同様アーノルド・シュワルツェネッガー主演で制作された本作は日本でも興行収入100億円を突破した大ヒット作。 未来の人類生存のカギを握るサラ・コナーとその息子ジョン・コナーを守るため、未来から送り込まれてきたターミネーター。 しかし未来から送り込まれてきたのは1体だけではありませんでした。T-1000と呼ばれる未来の最新技術を駆使して作られたターミネーターがサラとジョンの命を狙って未来からやってきます。2人は生き残り、未来へ希望をつなげるのでしょうか?

7.『トゥルーマン・ショー』(1998年)

自分の人生が生放送されていたら……?

『トゥルーマン・ショー』
© 1998 Paramount Pictures. All rights reserved.

離島のシーヘブンで平凡な毎日を送る保険のセールスマン、トゥルーマン。しかし彼の生活は24時間テレビで放映されていました。家族や友人を含む、これまでの人生が全てフィクションだったと気づいた彼は、現実世界への脱出を決意します。 『ガタカ』(1997年)のアンドリュー・ニコルが脚本を担当したSFドラマ。ゴールデングローブ賞ではジム・キャリーが主演男優賞、エド・ハリスが助演男優賞を獲得し、SF作品を扱うヒューゴー賞でも最優秀映像作品賞を受賞するなど、高い評価を受けました。

8.『トイ・ストーリー』(1995年)

世界初のフルCG長編アニメ映画!色あせないピクサーの名作

『トイ・ストーリー』
©DISNEY / PIXAR/zetaimage

カウボーイのおもちゃであるウッディーは持ち主アンディー・デイビス(ジョン・モリス)の1番のお気に入りのおもちゃであり、おもちゃたちのリーダー的存在でした。 そんなウッディたちのもとへ新しいおもちゃバズがやってきます。バズは自分がおもちゃだとは思っておらず、自分がスペース・レンジャーだと信じて疑いません。 アンディーはバズに夢中になり、ウッディーはアンディーに再び遊んでもらおうとバズを追い出す計画を立てるのです。しかし計画は失敗。ウッディーとバズはアンディの家の隣に住むおもちゃ壊しのシド・フィリップスの手の中に。2人は無事にアンディーの元へと帰れるのでしょうか? 主役のカウボーイのおもちゃウッディーの声をトム・ハンクスが、そして最新のおもちゃであるバズ・ライトイヤーをティム・アレンが担当したことでも話題となりました。

9.『ジュラシック・パーク』(1993年)

アニマトロニクスで大迫力の恐竜が蘇る

ジュラシック・パーク
© Universal Pictures

大富豪ジョン・ハモンドの招待でコスタリカの島を訪れた考古学者のグラントとサトラー、そして数学者のマルコム。そこは遺伝工学によって蘇った恐竜が闊歩する究極のテーマパークでした。しかし嵐の中、檻から放たれた恐竜たちは次々と人間を襲い始めます。 マイケル・クライトンによる小説をスティーヴン・スピルバーグが映画化した本作は、当時の最新技術によってリアルに恐竜たちを蘇らせ、世界中で大ヒットを記録しました。

10.『エイリアン2』(1986年)

ジェームズ・キャメロンがメガホンをとった『エイリアン』の続編

『エイリアン2』(1986年)
© 20TH CENTURY FOX/All Star Picture Library/Zeta Image

前作でエイリアンとの戦いを乗り越え地球に帰還したエレン・リプリーが、小惑星の植民地調査へ向かうスペースマリーンズの護衛を命じられ、再びエイリアンの大群と遭遇する『エイリアン2』。 ジェームズ・キャメロン監督は1997年公開の映画『タイタニック』と2009年公開の映画『アバター』という、最も興業収入の高い2つの映画を制作していますが、彼の転機となったのがこの映画です。 1979年に公開されたリドリー・スコット監督によるSF映画の金字塔『エイリアン』の続編を作り、さらに独自の色を加えるという難しい課題に挑戦し、キャメロンは見事成功しました。 またシガニー・ウィーバー演じるリプリーは、本作で映画における最もクールなヒロインの地位を確立しています。

11.『ブレードランナー』(1982年)

現代SF映画の全てに影響を与えた金字塔

ブレードランナー(1982)
© Warner Bros./Photofest

社会に溶け込こむ人造人間レプリカントを追う専任捜査官のデッカード。レプリカントの開発者である男の元で働く秘書をレプリカントだと指摘したデッカードは、レプリカントの人間らしさに惹かれていきます。 フィリップ・K・ディックの原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』をリドリー・スコットが映画化したSF映画。アジア圏の文化が融合し、手垢のついたSFの世界観は後の作品に多くの影響を与えました。

12.『スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲』(1980年)

大人気スペース・オペラ旧3部作の2作目

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』ダース・ベイダー、ストームトルーパー
©LUCASFILM/Zeta Image

デス・スター壊滅に痛手から回復した帝国軍。反乱軍は雪の惑星ホスで機会をうかがっていました。 ルーク・スカイウォーカーは、ひとり惑星ダゴバに住む伝説のジェダイ・マスター、ヨーダのもとで訓練を積むことに。 レイア姫とハン・ソロたちは、雲の惑星ベスピンでソロの友人ランド・カルリシアン男爵の歓迎を受けますが、それはダース・ベイダーが仕組んだ罠でした。 大人気スペース・オペラ「スターウォーズ」旧3部作の第2作目。1980年にオリジナル版が公開された後、1997年に《特別篇》の公開、2004年のDVD発売、2011年のブルーレイ発売など、時代に合わせて最新のCG技術などを用いて、内容の一部が変更・修正されています。

クライム・ギャング 10選

治安の悪い世界観の中で男のかっこよさが滲むギャング映画や、派手なトリックにあっと驚くクライム映画。裏社会を描いているからこそ社会の歪みが浮き彫りになる、犯罪映画を紹介します。

1.『ゴッドファーザー PART II』(1972年)

シリーズ2度目のアカデミー賞作品賞を受賞した傑作

『ゴッドファーザー PartⅡ』(1974年)
© PARAMOUNT PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

1972年に公開されたフランシス・フォード・コッポラによる『ゴッドファーザー』の続編。1作のうちで前作の後日談と前日譚が入り混じり、複雑な時系列となっています。 前作からコルレオーネ・ファミリーを引き継ぎ、裏社会で絶大な権力を得たマイケル・コルレオーネ。ファミリーを守ろうと奮闘する彼と、その父ヴィトー・コルレオーネが幼いころにニューヨークに渡り、ファミリーを築いていくまでの姿が描かれます。 同年度のアカデミー賞では9部門にノミネートし、そのうち作品賞、監督賞を含む6部門を受賞。またアカデミー賞作品賞を受賞した作品の続編が、再び作品賞を受賞したのは、2021年現在も史上唯一の快挙です。

2.『スティング』(1973年)

詐欺師たちの壮大なイカサマ劇

『スティング』(1973年)
© UNIVERSAL/All Star Picture Library/Zeta Image

1930年代のシカゴが舞台。若い詐欺師のジョニー・フッカーは、ギャングのボスの怒りを買い、師匠を殺されてしまいます。フッカーは伝説の詐欺師であり師匠の親友、ヘンリー・ゴンドーフに弔い合戦を持ち掛け……。 ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの名コンビが魅せる「コン・ゲーム」の傑作。21世紀になった今観ても楽しめます。軽妙なやり取りと話術でテンポ良く見せてくれるチームワーク物としても1級の出来映えで、アカデミー賞7部門に輝きました。

3.『はなればなれに』(1964年)

ゴダールによるコメディタッチの犯罪ミステリー

『はなればなれに』(1964年)
© Pathé Contemporary Films/Photofest/Zeta Image

推理マニアで親友同士のフランツとアルチュール。性格が正反対の2人は、無垢な女性オディールに一目惚れしてしまいます。ある日オディールの叔母の愛人が大金を隠していることを知った3人は強奪計画を立てますが、予期せぬハプニングで事態は思わぬ展開へ。 フランスの巨匠、ジャン=リュック・ゴダールがアメリカの犯罪小説をもとに製作した型破りな3人の恋と犯罪のメロドラマ。ミュージカルシーンや実際にルーブル美術館でゲリラ撮影されたシーンなど、映画ファンの間で現在も語り継がれる名シーンも満載です。

4.『ファイト・クラブ』(1999年)

エドワード・ノートンとブラッド・ピットのダブル主演

『ファイトクラブ』
© Twentieth Century Fox/zetaimage

ノートン演じる主人公「僕」は、物欲には満たされているごく普通の会社員です。ただ1つの悩みは不眠症であること。そんな僕が出張帰りの飛行機の中でタイラー・ダーデンと出会うことで、僕の人生は一変します。 僕とタイラーはファイトクラブと呼ばれる1対1での本気の殴り合いをする場を作り、クラブは次第に多くの男たちを引き付ける場となっていくのです。 僕は不眠から解放されますが、次第にタイラーの行動に不信感を覚えます。そして物語は思わぬ方向へ。誰も想像もしなかったような結末は圧巻です。

5.『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2003年)

本当に実話!?FBI捜査官との痛快な追跡劇

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2003年)
© DREAMWORKS SKG/All Star Picture Library/Zeta Image

フランク・W・アバグネイル・Jr.の自伝小説『世界をだました男』を原作に、レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクスが主演を務めた本作。監督はスティーブン・スピルバーグです。 1960年代。16歳から21歳までの間に、世界26カ国で約400万ドルを稼いだ実在の詐欺師フランク・アバグネイルと、彼を追うFBI捜査官カール・ハンラティの姿を痛快に描いた娯楽大作。 飛行機のパイロット、医師、弁護士などに次々と偽装し、詐欺を働いていくアバグネイルと父の関係も人間味豊かに表現されました。

6.『パルプ・フィクション』(1994年)

1回では分からない!?単純じゃないようで単純な大ヒット群像劇

『パルプ・フィクション』サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・トラボルタ
©︎Miramax/Photofest/zetaimage

アカデミー賞では7部門にノミネートされ、カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞した有名な作品です。キャストにはジョン・トラボルタ、ユマ・サーマンにブルース・ウィリス、おまけにサミュエル・L・ジャクソンというビッグネームが名を連ねています。 同時進行で進まず時系列がバラバラになっています。さらに着地点が定まっていない作品のため、初見の人、または目標が明確な映画が好きな人は意味がなかなか分からないかもしれません。 ですが何度か視聴すると監督の意思、テーマなるものが見えて来てこれ以上の群像劇はない、と感じるでしょう。

7.『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984年)

セルジオ・レオーネとデ・ニーロが組んだ傑作巨編

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』
© WARNER BROS./zetaimage

1975年公開『ゴッドファーザー PARTII』でイタリアンマフィアのドンを演じアカデミー賞助演男優賞を獲得したロバート・デ・ニーロ。彼が主演を務めて話題になったのが『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』です。 1965年公開『荒野の用心棒』や1967年公開『夕陽のガンマン』などのマカロニ・ウェスタンを制作したセルジオ・レオーネ監督とタッグを組みました。 本作はニューヨークの犯罪社会における2人のユダヤ人ギャングの生涯を50年にわたって描いた大巨編映画です。 『ゴッドファーザー』(1972年)と並び称される名作ですが、本作には独自の詩情があり、イタリア系移民のアメリカへの移住の記憶を美しく描いています。

8.『グッドフェローズ』(1990年)

巨匠スコセッシによる傑作マフィア映画

『グッドフェローズ』
© WARNER BROS. / BARRY WETCHER/zetaimage

マフィアになるという幼い頃からの夢を叶えたヘンリーが、様々な仕事をこなして1人前になっていく過程を描いた作品。 結婚もし、生活も安定してきた最中、とある事件をきっかけに雲行きが怪しくなっていきます。憧れで入った社会に浸り、ぐずぐずの馴れ合いと崩壊する倫理観はやがて大きなしっぺ返しを……。 数々の名作を生み出してきたマーティン・スコセッシ監督によるマフィア映画。盟友ロバート・デニーロも出演し脇を固めています。

9.『オーシャンズ11』(2001年)

超豪華キャストで現代に蘇ったクライム・アクション映画

オーシャンズ11
©Warner Bros./Photofest/zetaimage

ニュージャージーの刑務所から仮釈放されたダニー・オーシャンは、凄腕の泥棒で詐欺師。刑務所にいた4年間でラスベガスの3大カジノから現金を盗み出す計画を練り上げた彼は、旧友のラスティに話を持ちかけ、各分野のスペシャリストたちと犯罪ドリーム・チームを結成します。 フランク・シナトラ主演の『オーシャンと11人の仲間』(1960年)を、ジョージ・クルーニーやブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツなど豪華キャストでリメイクした本作。 2005年には『オーシャンズ12』、2007年には『オーシャンズ13』、2017年には女性版の『オーシャンズ8』が公開されました。

10.『時計じかけのオレンジ』(1971年)

鬼才キューブリックによる傑作SF映画

『時計じかけのオレンジ』
©Warner Bros./Photofest/zetaimage

近未来のロンドン。セックスや暴力行為に明け暮れる不良グループのリーダー、アレックスはある日殺人事件をきっかけに仲間に裏切られ、ひとりだけ警察に捕まってしまいます。刑務所で彼はある実験の被験者に志願するのですが……。 鬼才スタンリー・キューブリックが映像化したディストピア映画で、人間の非人間性を描いた問題作です。数多くの残酷描写とともに、スタイリッシュな映像、痛烈なメッセージが見どころとなっています。

サスペンス・ホラー 11選

恐ろしい猟奇殺人事件から心霊ホラー、緊張感のある展開から目が離せないサスペンスやホラー映画を紹介します。

1.『セブン』(1995年)

“七つの大罪”になぞらえた連続猟奇殺人事件

セブン
©︎NEW LINE CINEMA

聖書に記された”七つの大罪”になぞらえた連続猟奇殺人事件が発生。退職まで残り1週間のベテラン刑事サマセットと、血気盛んな新人刑事ミルズが捜査に当たることになります。 ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンが主演したデヴィッド・フィンチャー監督のサイコサスペンス。先鋭的な映像と後味の悪いエンディングが非常に話題となりました。

2.『羊たちの沈黙』(1991年)

映画史に名を刻んだ サイコキラーサスペンス

『羊たちの沈黙』アンソニー・ホプキンス、ジョディ・フォスター
© ORION PICTURES/zetaimge

カンザスで発生した、若い女性が狙われる猟奇殺人事件。犯人は“バッファロー・ビル”と呼ばれました。本件を追うクロフォード主任捜査官は、FBIアカデミーの実習生クラリスに協力を頼みます。 彼の頼みとは、同じような猟奇殺人鬼ハンニバル・レクターから事件に関する助言を求めることでした。 ジョディ・フォスター主演の本作。アンソニー・ホプキンス演じたハンニバル・レクターは、後世まで語り継がれる映画史上最も恐ろしい悪役と言われます。

3.『ユージュアル・サスペクツ』(1995年)

最後まで展開がわからない

『ユージュアル・サスペクツ』
© SPELLING FILMS INTERNATIONAL/zetaimage

元刑事のディーン・キートン、詐欺師のヴァーバル・キントら5人は強盗事件の参考人として連行されます。釈放された5人でしたが、その後宝石強盗を成功。しかし盗みだしたものはなぜか宝石ではなく麻薬だったのです。 真相を探る5人はこの事件に伝説的ギャングであるカイザー・ソゼという人物が関わっていることを知ります。 一体カイザー・ソゼとは何者なのか?目的は何だったのか?1秒たりとも見逃せないサスペンス映画です。

4.『インファナル・アフェア 無間道』(2002年)

香港ノワールの代表的作品

『インファナル・アフェア』(2002年)
© MEDIA ASIA FILMS / WANG-FAI WONG /All Star Picture Library/Zeta Image

1991年、主人公の青年・ラウは香港のマフィアに入り、すぐに優秀さを評価され警察学校に送り込まれます。その一方で、ヤンは優秀な成績を残していたにも関わらず警察学校を退学させられてしまいます。ヤンはなんとマフィアの潜入捜査を命じられたのです。 それから約10年後、大きな麻薬事件の追跡で、警察とマフィアにそれぞれスパイが潜んでいることが明るみになってしまいました。 アジアを代表するスーパースターであるアンディ・ラウとトニー・レオンが主演し、香港映画賞を総なめにしたサスペンス・ドラマです。

5.『シックス・センス』(1999年)

衝撃のラストが待つ90年代を代表するホラー映画

シックス・センス
©Buena Vista/Photofest

小児精神科医であるマルコム・クロウ(ブルース・ウィリス)は、これまでに多くの子どもたちを心の病から救ってきました。そんな彼は昔の患者であるビンセント・グレイ(ドニー・ウォルバーグ)に、自分の小児精神科医としての限界を突き付けられてしまいます。 自分の力不足を感じたマルコムは、コール・シアー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)という第6感がある男の子と出会うのです。そして死者が見えてしまうコールを助けようと、行動を共にするようになったマルコム。衝撃のラストシーンでは、誰も想像していなかった結末が……。

6.『パラサイト 半地下の家族』(2019年)

多ジャンルの要素を盛り込んで怒涛の展開を見せる新感覚コメディサスペンス

『パラサイト 半地下の家族』
© NETFLIX, INC. AND IT'S AFFILIATES, 2020. ALL RIGHTS RESERVED.

カンヌ国際映画祭とアカデミー賞の両方で最高賞を受賞するという歴史的快挙を成し遂げた、韓国の鬼才・ポン・ジュノ監督によるダーク・コメディ。アカデミー賞では作品賞を始め監督・脚本・国際長編映画賞の4部門を制すなど、非英語圏の作品として異例の栄冠を手にしました。 半地下に住むキム一家は、低賃金の内職で食いつなぐ貧しい日々を送っています。そんな中、長男ギウが友人の紹介でIT長者パク一家の家庭教師を引き受けることに。続いて妹ギジョンも美術教師としてパク一家の豪邸に潜り込むことに成功します。 豪邸と半地下を舞台に正反対の家族を対照的に描き、韓国の社会格差をブラック・ユーモアたっぷりに描写した本作は、全世界で絶賛を受けました。サスペンス、恋愛、ブラック・コメディといった多ジャンルなエンタメ映画としても完成度の高い作品です。

7.『殺人の追憶』(2003年)

重厚な韓国ノワール

『殺人の追憶』ソン・ガンホ、キム・サンギョン
© Palm Pictures/Photofest/Zeta Image

田舎町で連続殺人事件が発生。暴力的で感情的な刑事と都会からやってきた冷静な刑事の2人組が事件の謎を追います。 派手ではなくずっしりと重い、容赦ない展開に目が離せません。後味の悪さも韓国映画らしいと言えます。 監督はポン・ジュノ。韓国ノワールを代表する映画監督であり、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)ではカンヌ国際映画祭で韓国映画初となる最高賞、パルムドールの受賞を果たしました。

8.『ゾンビ』(1978年)

ゾンビ映画の金字塔

『ゾンビの』
© DAWN ASSOCIATES/zetaimage

全米各地で死体が蘇り、蘇った死体に噛まれた者もゾンビと化してしまう大混乱が広がって3週間。テレビ局に勤めるフランと、ボーイフレンドのスティーブンは、フィラデルフィア脱出を決意します。 友人のSWAT隊員たちとヘリで到着したショッピングモールには、手付かずの物資が。事態が落ち着くまでモールに留まることにした一行ですが、バイクギャングの襲撃を受けてしまいます。 ゾンビの生みの親、ジョージ・A・ロメロ監督によるホラー映画です。この作品でロメロ監督は一躍世界中で有名になりました。

9.『メメント』(2000年)

あなたの頭脳に挑戦 この映画についてこられるか

メメント、ガイ・ピアース
©IFC Films/zetaimage

記憶が10分しかもたない男。彼は健忘症の原因となった妻殺しの犯人を追います。果たして真実とは……。 時系列的に物語を逆転させることで、健忘症の状態を疑似体験させる衝撃的な映画体験。 『ダークナイト』(2008年)、『インセプション』(2010年)、『TENET テネット』(2020年)などで映画界を牽引するクリストファー・ノーラン監督による初期の傑作です。低予算ならではのアイディアには目を見張るものがあります。

10.『哭声 コクソン』(2016年)

田舎町コクソンに棲み憑いた「悪魔」の正体は?

『哭声/コクソン』國村隼
©︎ 20TH CENTURY FOX/zetaimage

韓国の田舎町コクソンで、住民が家族全員を殺害するという凄惨な事件が多発。当初は植物の毒による幻覚が原因とされてたものの、最近山中に引っ越してきた日本人の男が関与しているとの噂が住民の間で広がります。 男の家を訪問し、その異様な立ち振る舞いに疑念を抱いた刑事のジョングでしたが、その日からジョングの娘の身に何者かが取り憑いたかのような異変が起こるのでした。娘を心配するあまり憔悴感にかられ、謎の男を追求するジョングでしたが……。 『チェイサー』(2009年)『哀しき獣』(2012年)のナ・ホンジン監督が、シャーマニズムやキリスト教を題材に人間の本質に迫るサスペンス作品。誰を信じ誰を疑うべきかわからない状況の中、衝撃的なラストをお楽しみください。 謎の男を怪演した國村隼は、外国人として初めて青龍映画賞の男優助演賞を獲得するという快挙を果たしました。

11.『地獄の黙示録』(1979年)

ベトナム戦争映画の集大成

『地獄の黙示録』(1979年)
© UNITED ARTISTS/All Star Picture Library/Zeta Image

ベトナム戦争後期。要人の暗殺経験豊富なウィラード大尉は、アメリカ軍上層部から元グリーンベレー隊長のカーツ大佐暗殺命令を受けます。カーツは軍の命令を無視し、カンボジアの奥地に独立王国を築いていたのでした。 ジョセフ・コンラッドの小説『闇の奥』を原作に、フランシス・フォード・コッポラが私財を投げ打ってまで製作した作品です。カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得し、アカデミー賞では8部門にノミネートするなど、数多くの映画賞を受賞しました。

好みの映画の見つけ方を伝授!

「映画を観たいけれど、たくさんありすぎてどの映画から観ればいいのかわからない」という悩みは誰にでもつきもの。特に海外映画は言語も役者もなじみがないので、好みの作品を見つけるのは一苦労ですよね。 ここからはそんな悩みを解決して、もっとあなたを映画好きにする、好みの映画の見つけ方を伝授します。

著名な賞の受賞作品から選ぶ

ひとつめに紹介するのは、映画作品に贈られる有名な賞を受賞した作品を観ていく選び方です。この方法ではさまざまなジャンルや監督などバリエーション豊かな作品に出会うことができるため、自分の好みの幅を広げることができます。 賞によって趣向が違うため、各賞の特徴を把握しておくことがポイントです。

第92回アカデミー賞授賞式
©A.M.P.A.S.

アカデミー賞は世界で最も有名な映画賞。受賞作にはアメリカの大手スタジオが製作する上質のエンターテイメント作品が多いです。なかでも最高賞である作品賞の受賞作やノミネート作は必見。 さらにフランスで毎年開催されるカンヌ国際映画祭もおすすめ。最高賞はパルム・ドールと呼ばれ、アカデミー作品賞にあたります。ヨーロッパをはじめ世界中から出品され、受賞作はアカデミーよりアート色の強い作品が多いようです。 さらに映画通を目指すならベネチアやベルリン映画祭、インディーズ系のサンダンス映画祭の受賞作品も見逃せません。

好きな監督の作品を選ぶ

今までに観て好きな作品があったら、その監督の作品を掘り下げていくというのも映画鑑賞の幅を広げるのに良い方法です。 作品の雰囲気を決定するのは監督ですから、同じ監督の作品から選んでいけば、「期待していたものとは違った」ということは少ないでしょう。

スティーブン・スピルバーグ
Brian To/WENN.com

※画像はスティーブン・スピルバーグ監督 たとえば『シンドラーのリスト』(1993年)などで有名なスティーブン・スピルバーグ監督は、SFから歴史物まで、娯楽と芸術のバランスの取れた作品を誰よりも数多く手がけてきました。 『セブン』(1995年)や『ファイト・クラブ』(1999年)で知られるデビッド・フィンチャー監督は、練り上げられた脚本と、色調を抑えた暗い画面づくりが独特の世界を作り出しています。 コメディが好きな人ならば、『マイ・インターン』(2015年)で有名なラブコメの名手ナンシー・マイヤーズ監督の作品が、男女を問わずおすすめです。

リュック・ベッソン
©︎FayesVision/WENN.com

※画像はリュック・ベッソン監督 ヨーロッパの監督では、『レオン』(1994年)で有名なフランスのリュック・ベッソンがヨーロッパのアクション映画の魅力を世界に広めています。ちなみに同監督がプロデュースしたり脚本を書いたりした作品にも隠れた傑作が多いのでお見逃しなく!

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