意外と気付かない?長回し映画傑作7選!

2017年7月6日更新

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の日本公開が2015年4月に決まりました。この作品はほぼワンカットで撮影されていることで話題となっています。意識しないと気付かないとも言われる長回し映画を、ciatrが独自に7作品選びました。記事下に行くほどマニアックになっていきます。

冒頭の長回しに煽られる宇宙的孤独感

ringringcallman 予告映像が公開された時から見に行こうと決めていたのにもかかわらず、1ヶ月も見に行くのが遅れてしまった。 ようやく見に行くことが出来た。 勿論IMAX3Dで。

エンドロールに入り、さてどんな映画だったろうかと考え始めると一体どこから言えば伝わるだろうかという程に、このGravityという映画は気づく事が多い。

本編の90分間はあっという間であり、さながら遊園地のアトラクションのようなハラハラ感と助かるのだろうかという緊張感がある。 冒頭の長回しは素晴らしく、恐らく何度でも見れるだろう。 事故が起きてからのジョージ・クルーニー演じるマットの励ましは見ているこちらを安心させる。無重力での無力さ、宇宙の怖さをマットは希望で消してくれる。彼がいなければ見ている僕らはずっと、見ることすら嫌になる絶望感を味わっていただろう。

はっきりとここで書かせてもらうが、これを映画館で見ないことはとてつもなく損することだと知ってもらいたい。DVDのレンタルを待つなんて事はありえない。家のテレビで見ても、この作品の素晴らしさには一切わからないだろうと私は思う。

何故ならこの映画で宇宙体験が出来るからだ。 見終わった後に宇宙に居たんだと感じることが出来るからだ。

騙されたと思って見に行って欲しい。 普段映画を見ない人にも見て欲しい。 映画を映画館で見る事の楽しさが詰まっている。

『ゼロ・グラビティ』監督による長回し映画の代表作

southpumpkin 女性が妊娠しなくなり人口が激減した世界のお話。ディストピアな世界観はかなりのリアリティを持って説明されています。何が起こっているのか、など原因が全く説明されておらず、そういったあたりも含みをもたせて想像させるような優秀なSFだと思います。完全に世紀末。 それを差し置いて圧倒的なのがその長回し。もちろんラスト近くの戦場へ突っ込んでいく長すぎる長回しもそうですが、やはり注目すべきは中盤のドライブシーン。メタ的な楽しみ方になってしまうんですが、全くカメラの存在を感じさせない撮り方は見事としかいいようがありません。アイディアの勝利です。YouTubeにどうやって撮影をしたのかをまとめた動画が載っていたので併せて観るといいと思います。宇宙映画の新機軸となりうる「ゼロ・グラヴィティ」にも通じる映像でした。

長すぎてすごすぎるアクションシーン。

poo_doo_ マッハ!!!!は仏像の首を奪還する話でしたが今度は拐われたペットの象さん奪還話です。 冒頭から、象使いの主人公と象さんの愛溢れる生活が描かれてて象萌えMAX。 アクションも楽しい!相変わらずトニー・ジャーの化物みたいな身体能力に絶句。マッハ!!!!には劣るって意見も分かりますが、今回は敵の白人俳優が凄く良かったので遜色ないかと。正直この人の打点の高い回し蹴りだけでもこの映画を観て損はないと思います。(後で調べたら、スパイダーマンの中の人やってるスタントマンさんだそうです)

そんなに面白い映画じゃない?!なのに尋常じゃない長回し。

Ken_Chang デパルマ先生の長回しからギューンとハイテンションなニコラス兄さんを追いかけて、ボクシングでワーワー

こんなド下手な演技をするニコラス兄さんはこの映画でしか見れないです

ジョン・カサヴェテスの大傑作にも長回しが。

wiggling サロンシネマにて。カサヴェテスの代表作らしい。彼の作品は初めてだから単品でしか語れないけど、もう圧倒されたの一言。どうしようもない状況の中でのたうち回る姿が痛々しいのなんの。ジーナ・ローランズの精神を病んだ演技がとにかく凄まじい。どこまでもマッチョで、不器用にしか愛せない夫を演じるピータ・フォークもお見事。精神疾患への理解が十分ではない時代の不幸だよなぁ。それでもなんとか日常を取り戻そうとするシーンでエンドロールが流れはじめて救われた。

2004年ヨーロッパ映画賞の監督・撮影・音楽の各部門にノミネート

misaki14yama 湿地を歩む憂いを従えた人の群れや、黒く淀んだ海を進む何艘もの船など、粛然とした中にどこかザワザワと胸騒ぎのようものを感じさせる情景が所々あり、その撮り方が素晴らしい。アンゲロプロスの「あるある」の通り、まんまと眠ってしまい中盤がすっぽり抜けてしまったため展開がよくわからなくなってしまったけれど、それでも、作品を通して流れる美しい旋律によって内戦、戦争の醜さが見事に浮き彫りにされていた。次は睡眠をしっかり摂った状態で見たい。 @オーディトリウム渋谷

アッバス・キアロスタミ監督“ジグザグ三部作”の二作目

一九九〇年の大地震に見舞われた「友だちのうちはどこ?」の撮影地を監督アッバス・キアロスタミとその息子が訪ねていった体験を再現した映画。「友だちのうちはどこ?」の後日譚といえる映画で、次回作「オリーブの木の下で」を加えて三部作になる。「そして人生はつづく」は九二年のカンヌ国際映画祭で“ある視点”部門のオープニングをかざり、ロッセリーニ賞を受賞した。監督、脚本、編集はキアロスタミ。製作はアリ・レザ・ザリン。撮影はホマユン・パイヴァール。音楽はヴィヴァルディの「二つの狩猟ホルンの協奏曲」を使用。主演は映画監督である父にフファルハッド・ケラドマン、息子のプーヤにプーヤ・パイヴァール。